九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

高千穂峰バーティカルラン&湯めぐり

さて今回は高千穂峰バーティカルランと湯めぐりをお送りします。

バーティカルランとは,ある程度の標高差のある道を一気に駆け上がるものです。今回は4月の『べっぷ鶴見岳一気登山』専用の練習なので,距離や標高差をほぼ揃えたこのコースで追い込みます。

距離は11.6km,標高差は1,347m。2時間切りを目標に走りましょう。

ではどうぞ。

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左:スタートは,狭野交差点から。高千穂峰1,579mを望む。
右:登山口まではロードで登っていく。

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左:車はほとんど通らない道を登っていく。
右:少し傾斜が緩むと快適。

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左:登山口手前の坂では高千穂峰が見える。

右:そして登山口。距離7.6km,標高差463m。べっぷ・・・ではロープウェイ駅までの道のりとほぼ同程度。50分。ここからの山道が,本番でも勝負どころ。

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左:緩傾斜では少しでも走りを交える。
右:斜面はジグを切ってあるので走りやすい箇所もある。

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左:高度が上がると疎林になってくる。

右:心拍数は160前後で,それを維持しつつ登っていく。きついがこれも本番のため。何より快晴の日に山で遊べること自体,感謝すべきこと。

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左:もう少しで主尾根に出る。
右:主尾根からは最後の登り。あと200m少し登れば山頂。

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左:山頂直下の鳥居と最後の坂。

右:そして高千穂峰山頂。1時間57分。何とか2時間は切れたのと,最後まで折れずに追い込めた練習ができ良かった。山頂は登山客で一杯で,そのほとんどが反対側の高千穂河原から登って来ていた。

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左:南方には桜島が見えたり・・・
右:北方に目を転じると,韓国岳も見える。

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左:スタート地点の狭野交差点ははるか眼下に見える。走って来た場所を俯瞰できるのが,バーティカルランの醍醐味。

右:下りはのんびりと走る。

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左:登りで苦しんだ坂も,下りは軽快に走れる。
右:樹林帯も快走で,心も弾む。

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左:同じ道を戻るのも面白くないので,下山は右手の瀧駒道に入る。ここは昔の登山道で今はあまり利用されていない。

右:まずはなだらかな尾根筋を行く。

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左:小涸沢を2つ横切り,二俣へ降り立つ。右俣の上流には,往路で通った登山道が横切る。

右:霧島は歴史と縁が深い山域。

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左:舗装道まで下ると後は速い。
右:ここで往路と合流。右が往路で,左が下ってきた道。

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左:高千穂峰を振り返る。この山はやっぱり恰幅が良い山。流行とは無縁の,不易さを強く感じる。

右:狭野神社の境内を通らせてもらう。

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左:午後の森。沢に行きたくなったな~。
右:神社の水を利用した水路脇には,大寒桜が咲いていた。春ですね~。

これにてランは終了。往復約21km,3時間45分のランでしたが,中身の濃い,実りあるものになり満足です。さて,この後はお決まりの湯めぐりをお送りします。

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左:まずは近場の湯之元温泉から。

右:もう見ただけでわかる炭酸水素塩泉。実測水温22.3℃ですが,何とか入れる。ジワーッと温まります。これとは別に鉄イオンの色が出ている茶色の内湯もありますので,そちらも楽しめます。

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左:都城から見る高千穂峰。三角形の美しい山容。やはりこの山は,他の山とは格が違う。

右:お次は青井岳荘。露天は塩気の効いた濃厚な塩化物泉で,総成分量は13,420mgもあります。人が多過ぎるのが難点ですが,大分市のキャセイの湯と同じく,湯上り後の疲労感が凄い湯です。また成分表では炭酸水素イオンが6,110mgも含まれており,この数値はこれまで見た中で最高の値。惜しむらくは源泉の加温と加水により,それが薄まってしまっていることです。

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左:夕暮れ時の高千穂峰。ここから見ると両肩が張った逞しい山容。本当にいい山です。

右:お次は湯穴(つあな)温泉。知る人ぞ知る秘湯です。湯穴と書いて『つあな』と読むのは珍しいですが,「つ」とは「水のある所」を意味するので,『水の湧き出る穴』⇒『つあな』⇒『湯穴(読みは「つあな」のまま)』へと変遷したのだと思われます。

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左:何ですか!この褐色コーティングは!まるで長湯じゃないですか。左が冷鉱泉(18.3℃)の浴槽,右が加温された浴槽(42.0℃)。18度ならまだ何とか入れる温度です。

右:表面にはカルシウム成分による薄膜が浮遊している・・・これも長湯そっくり。同湯した地元の人が,『ここの湯は皮膚病によく効く。都城市の医者もここを勧めている。』と言っていました。なるほど,カルシウム分がこれだけ多いと,炎症の鎮静作用により皮膚の疾患には効くはずです。ここは霧島の長湯温泉ですね。

写真はありませんが,この後は新燃荘に入湯。体の内外,硫化水素まみれになりましたが,やはりここの湯は極上でした。湯の効きが持続します。

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左:そして新燃荘の硫黄泉でやられた体を,人吉の新温泉で回復させる。
右:夜も風情があり,おまけに貸し切りで堪能できました。

そして今日はおしまい。翌日は,運動は控えて佐賀と福岡の湯めぐりをしてきました。まずは佐賀から。

ではどうぞ。

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左:まずはここ。古湯温泉・鶴冷泉。

右:ここはその歴史の古さと,この砂湯が名物です。しかし,流布している噂とは違い,この湯はなんだ?加温・加水・塩素系薬剤を使用している隣の湯船から湯がオーバーフローしており,こちらにどんどん流れ込んでいるではないか。これではせっかくの砂湯も台無し・・・期待が高かっただけに,落胆も大きかった湯でした。

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左:お次は熊の川温泉・熊ノ川浴場。昔ながらの共同浴場のようです。

右:ここは加温されてはいるものの,足元湧出型の非常にクリアな弱放射能泉です。どんな泉質にしろ,湯はやっぱり新鮮さが一番。ここはまた訪れたくなる湯でした。

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左:お次は福岡へ移動して花立山温泉。小高い丘の上にあります。

右:近隣の湯場になっているのか,かつてないほどの人の多さでした。人が多すぎると落ち着いて湯に浸かれない。

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左:そしてお次は幸楽の湯。ホテルの3Fにある湯です。

右:ここの炭酸イオン純度は何と約59%もあります。本来なら強烈なヌルヌル感が出るはずですが,源泉の加温と貯湯槽の使用により,残念ながら成分表ほどのヌル感はありません。

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左:そして原鶴温泉へ移動して延命館へ。

右:ここは当たりの湯でした。単純泉ですが,炭酸水素イオン純度は約85%と極めて高く,強いヌルヌル感を感じながら湯に浸れます。

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左:そして近くの筑後川温泉に移動して『清乃屋』。
右:源泉かけ流しの湯で,貸し切り状態で堪能できました。

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左:そして本日の締めは,みのう山荘。山の中腹にある湯です。ここに来る坂は,別府のいちのいで会館のそれを彷彿とさせるような坂で,傾斜は15%を超えています。

右:ここは内湯と露天が備えてあり,筑後平野を眺めながら入浴できる良い造りです。湯は新鮮で,ここでも貸し切り状態で楽しめました。

という感じでした。今回も各地を湯めぐりでき感謝です。沢登りと同じで,まだ見ぬ秘境(秘湯)を求めて,さすらいの旅を続けていきたいと思います。

★次回は,2017年度の沢開きをお送りします。場所は探しています。

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第30回 たねがしまロケットマラソン(ラストラン)

さて今回は,たねがしまロケットマラソンをお送りします。

いつかは出走したいと思いながら延び延びになっていて,今回が最後だと聞いたので,走ってきました。仕事の都合で当日朝に島に渡ることになり,受付では遡行人さんや関係者に大変お世話になりました。まずは,走らせてもらえるだけで感謝です。

天気は上々,ではどうぞ。

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左:鹿児島南埠頭から見る桜島。お馴染みの光景。
右:種子島の西之表港着。予約していたタクシーでスタート地点へ急行。

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左:スタート地点手前で規制がかかっていたが,交渉して何とかスタート地点まで送ってもらえた。感謝。

右:既に撤去が始まっているスタート地点にて。準備を整え,予定通り約30分遅れのスタート。

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左:まずは最後尾に追いつくことを目的に快走。
右:誰もいないロードだが,ここは種子島。南国情緒あふれる中を楽しんで走る。

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左:やっぱり海もいい。

右:そして7.5km地点で最後尾に追いつく。その人は既に歩いていたが,ゴールまで大丈夫だろうか?

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左:もう10km地点。47分。先月の熊本城マラソンの時よりも速いペース。ここはロケーションが良いので走っていて非常に気持ちがいい。こんなことなら,もっと前から参加しておくべきだった,とこの後何度も痛感することになる。

右:珍しい応援風景もありがたい。

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左:この辺りから海沿いを離れ内陸の方へ向かう。
右:内陸の方もなだらかで遠くまで見通せるので,飽きずに走れる。

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左:中種子町の中を抜けていく。
右:そしてハーフ地点。早い。あと半分しかない。

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左:島ならではの長い直線路。サトウキビ畑を横目に走れるのが良かった。
右:そして再び海辺へ。

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左:千座(ちくら)の岩屋付近にて。ここに来るのは13年ぶりで懐かしかった。

右:30km通過。あと12km。なんかゴールするのがもったいなく思う。マラソンでこんな感じになるのは初めて。ここは本当に素晴らしいコース取りだと思います。街中をただ走らされるだけのマラソンより何倍も面白い。走る楽しみを純粋に感じることができます。

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左:あと10kmくらいかな。今日は天気も良くて18℃くらいまで上がるようなので,エイドではかぶり水がかかせません。

右:西表島を連想させるマングローブの森。

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左:そして35km地点のダッチェの坂。ダッチェとは「駄竹宇都(ダチクウト)」という地名から。駄竹は,島に自生する竹で,宇都とは,ゆるやかな丘陵を意味するので,駄竹のたくさんある丘陵なのでしょう。約2kmで高度差65mを登ります。

右:あと3kmしかない。走り終わりたくない心境。

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左:島らしい風景。平屋に砂岩の岩壁。今度はクライミングシューズとチョークを持ってきて,ああいう道路脇の壁を登るのもいいかも。

右:そして最後の切り通しを越えて,

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左:ロケットセンターに入る。
右:海はやはり南国のものに限る。栄養分は少ないが,見た目が良い。

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左:ゴールが近いのを感じる。

右:そしてゴールとその周辺の大パノラマ。この風景には本当に感動しました。何ですかこれは!こんな素晴らしい景色は滅多にあるものではないでしょう!!

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左:あ~ゴールしたくない。この瞬間をいつまでも楽しんでいたい。

右:いつまでも記憶に刻まれるゴールでした。本当にありがとうございました。最後の大会で走れて本当に感謝しかありません。

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左:ハーフにはなんと川内優輝選手が出走してたようで,驚き。初めて間近で拝見。彼もこのコースは全国でベスト10に入ると言っていました。

右:地図を見ると島を一周できそうなので,次回は『種子島一周155km』を計画して走りましょう。24時間くらいかけてじっくり走れば面白い走りになりそうです。

肝心のタイムは,先月の熊本城マラソンの時とあまり変わらず3時間50分程度でした。が,タイム以上に,走る喜びを感じさせてくれたレースに感謝です。「走るっていいな~」,「また走りたいな~」,と思えるようなコースを知り得たのが,何よりでした。

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左:さてレース後のお楽しみの温泉。遡行人さんたちと浜田温泉へ。

右:看板ネコの「シャム」ちゃん。人見知りが少なくてすぐに打ち解けました。甘えん坊さんのようです。

この後は,屋久島へ渡り,遡行人さんのお宅へお邪魔します。いつもいつもありがとうございます。そして翌日は雨。昨日の大会の時に降らずに本当に良かったです。

ここからは疲れをとるための湯めぐりをお送りします。

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左:まずは尾之間温泉。

右:外にいた看板ネコ。エサを欲しているのか,しきりに鳴いていました。

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左:女湯の浴槽下から湧出している,足元湧出型の貴重な温泉です。
右:室内にいた子猫。警戒心があるようですが,写真OKでした。『君のニャは?』

今回,初めて気づきましたが,尾之間温泉の成分は山鹿の平山温泉とほぼ同じなんですね。pH9.5前後,硫化水素イオンによるほんのりと香る硫化水素臭,そして純度約40%の炭酸イオンによるヌルヌル感・・・湯温以外は,どれも成分構成がほぼ同じで,意外な発見となりました。次回からここを,『屋久島の平山温泉』と呼ぶことにします。

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左:そして鹿児島市内へ戻り,城山長寿泉へ。
右:典型的なナトリウム‐塩化物泉で,入りやすい湯でした。

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左:お次は大黒温泉。
右:低刺激でヌル感のある共同浴場でした。

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左:お次は薩摩川内市まで移動して市比野(いちひの)温泉・みどり屋へ。
右:ここも単純温泉で入りやすく,貸し切り状態で楽しめました。

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左:そしてお次は湯川内温泉・かじか荘へ。ここは上湯がおすすめ。

右:足元湧出型の湯で,尾之間温泉,平山温泉と同系の湯です。いずれも硫化水素イオンによる微硫化水素臭,pH9.5前後,炭酸イオンによるヌルヌル感と三拍子そろった名泉です。

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左:そして今回の締めは,かじか荘の近くにある白木川内温泉・旭屋旅館へ。

右:ここは奥の自然岩の下から湯が湧いています。泉質はかじか荘と同じで,非常にクリアでヌルヌル感を感じる名湯でした。今日は,尾之間(45.1℃),湯川内(38.5℃),白木川内(41.5℃)と似たような湯を巡りましたが,湯場の造り,湯質,湯の使い方,いずれも甲乙つけがたい名湯揃いで,とても楽しめました。湯温の違いこそありましたが,どれも素晴らしいと感じた次第です。

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左:そして締めは,プリンターの音が気になって仕方のないメイちゃん(10か月)。『ニャンだあの音は?』

右:以前は痩せていて心配していましたが,最近ではすっかり逞しくなってひと安心。イタズラして怒られたら,おもちゃのネズミを何度も何度もぶん投げ蹴り蹴りしながら悪態ついて去っていく姿や,人の真似をしてドアの取っ手に飛びかかり,そのままドアを押して開ける頭の良さなど,しぐさがなんともほほえましい。

という感じでした。

今回のたねがしまマラソンには本当に感謝しかありません。どうせ走るのならああいう場所で走りたいと思わせられた大会でした。ゴールすることよりも,最近,忘れかけていた『走る喜び』を感じさせてくれ,ありがとうございました。また次へ向けて,走り続けていきたいと思います。

★次回は,高千穂峰バーチカルをお送りします。4月に控えているべっぷ鶴見岳一気登山の練習の一環です。

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湯めぐり in 大分

さて翌日に引き続き,湯めぐりをお送りします。

今日は別府→由布院→湯平→長湯の各地を回ります。

ではどうぞ。

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左:まずはここ。鉄輪の丘の湯。今日の目覚めの一湯です。
右:こじんまりとした脱衣所と浴場一体型の共同浴場です。

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左:お次は砂原温泉。道路の脇にあり,背後には登校中の小学生の集団がいます。こんな場所に温泉がある別府は本当に凄いと思います。

右:共同浴場にしては珍しく,脱衣場と浴場に仕切りがある造り。でもこれはこれで新鮮な感じがしました。地元の人との会話で,すし用語で米のことをシャリ(銀シャリ)というのは,仏舎利の舎利からきており,非常に貴重なものだったことが由来だと教わりました。生まれた時から当たり前のように食している世代では実感が薄いですが,宝(田から)と言われていたように,昔,米は今でいう宝物に相当するものだったようです。街中では言葉を交わすことのないような方との一期一会を楽しめるのも湯めぐりならではです。

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左:そしてお次は市の原共同浴場。キタッーって感じです。何ですかこの風格漂う佇まいは。

右:中もまた素晴らしい。名湯には混浴の名残りを留める場所が多いですが,ここも昔はそうだったようですね。

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左:そして亀川に移動して筋湯。商店街の中にある湯場です。

右:なかはこじんまりとしています。この浴槽,実は車道から3mほどしか離れていないので,車が通るたびに,その近さを実感します。他では見られない,人々の生活の中にとけ込んだ湯でした。ありがたや。

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左:お次は長泉寺の境内にある薬師の湯。お寺の中にまで湯場があるとは・・・まったく別府というところは,計り知れません。

右:明確な酸味を感じれる酸性泉です。近くの地獄からの引き湯だと思われます。湯めぐりでは,その場所の泉質も大切ですが,一番は,どのような状況で湯に浸かれるか,だと思っています。そういう意味でも,貸し切り状態で,のんびり浸かれた薬師の湯は忘れえぬ一湯となりました。

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左:お次は浜脇に移動して八幡(やはた)温泉。住宅街にあります。
右:別府の典型的な共同浴場のスタイルです。新鮮なお湯でした。

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左:そして歩いて探し回った茶房たかさきの湯。

右:ここは個人宅の湯を開放されています。茶房で飲食物を注文したら入れる仕組みで,湯上り後のご主人や地元の方との語らいで得るものがたくさんありました。伊万里焼,マイセン,白萩釉の萩焼など,何気なく飾られている調度品に格調の高さが伺え,ジャズの流れる中,ゆっくりとした時間を堪能でき,感謝です。

これで別府はおしまい。お次は湯布院へ移動します。

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左:まずは庄屋の館。

右:露天の青湯は見て楽しめますが,入浴客があまりに多いので,色んなものが浮かんでおり,時間帯を選ばないといけない湯でした。594.0mgのメタケイ酸を含むので,湯上り後の保湿感は良かったです。

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左:そして近くの泰葉へ。

右:ここの湯は庄屋の館と同じ泉質ですが,湯が新鮮でシリカ成分のレイリ―散乱がまだないので透明ですが,カルシウムイオンがほとんどない状態で炭酸イオン成分が99.6mgも含まれているので,ツルツル感を越えたヌルヌル感をかなり感じることができます。隣の女湯から「キャー,なにこれ!ハンパない。ローションみたい!」って誰かが絶叫していました。ヌルヌル感で有名な山鹿温泉の湯の蔵でも42.1mgですので,素晴らしいとしか言いようがありません。また,ここでも貸し切り状態で湯に浸かれ,泉質以上に湯を楽しむことができました。

お次は湯平温泉へ移動です。

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左:駐車場にあった紅梅。春ですね~。
右:歴史を感じさせてくれる石畳。

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左:探し回ってようやく見つけた砂湯温泉。地元では中央温泉と言われているようです。

右:脱衣場と浴場一体型。お馴染みの作りですね。湯はナトリウム‐塩化物泉でありきたりの湯ですが,カルシウム成分が鉄成分と混ざって形成される茶色の湯の花がゆらゆらと浮遊しており,川のせせらぎを聴きながら入浴できました。

締めは長湯温泉です。

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左:まずはラムネ温泉館。5回目くらいの来訪。
右:一目散に露天へ。

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左:水中にある気泡は炭酸ガスです。

右:湯が新鮮なので,炭酸ガスがパチパチと弾ける音を聴きながら入浴できます。入って30秒くらいで体中泡だらけになります。

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左:露天の炭酸ガス効果で冷えた身体を内湯で温める。
右:ここは建築デザインも洗練されています。

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左:本日最後の湯は,2008年にJA跡地に開業した万象の湯。

右:長湯独特の茶色の浴槽。炭酸カルシウムの析出物やカルシウム成分による湯面の薄膜など,こってり感が凄い湯です。総成分量5805.8mgの濃厚な湯は,土類金属を多く含むので飲泉も効果があります。身体の中と外,両方に効果の高い湯でした。ちなみに手前の湯船の縁幅が本来のサイズだそうで,奥の湯船の縁幅が分厚くなっているのは,すべて析出物によるものだそうです・・・なんとも凄まじい限りです。

という感じでした。今日もたっぷりと湯めぐりができ感謝です。健康で活動できることは本当にありがたいことだと思います。まだまだ巡りたい湯は何百とありますので,これからも末永く楽しんでいけたらと願うばかりです。

★次回は,第30回たねがしまロケットマラソンの実況をお送りします。今回が最後の大会になるので,良き思い出となるように走れたらと思います。

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べっぷ鶴見岳一気登山・試走

さて今回は,4月のレースの試走をしてきました。

本来なら似たようなコース設定ができる高千穂峰で試走する予定でしたが,南九州は天気が悪そうなので,本番のコースで試走してきました。走ったあとは,もちろん湯めぐり。今回も楽しみにしてやって来ました。

ではどうぞ。

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左:約1年ぶりのSPAビーチ(的ヶ浜)。ここがスタート地点。

右:陸橋からゴールの鶴見岳を眺める。あそこまで距離12kmで高度差で1,350mくらい登ります。

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左:出だしは境川の左岸や右岸を交互に走ります。

右:傾斜もありますが,まだまだ序の口。この辺りはペースを作りながら余力をもって走ることが大切。

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左:古戦場橋から南立石緑化植物園内を走る。

右:板地町中は迷路のようで,人一人分の細道を走る箇所もあり,コース取りが面白い。

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左:雲海寺を過ぎると天満天神宮へ。境内を抜けて走る。走っていると去年の記憶がよみがえってくる。そうそう,ここを走ったんだよな。

右:本村橋で高速道路を渡る。

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左:震災で損壊した個所も復旧され通れるようになっている。関係者に感謝です。
右:ここからはいよいよ山間部のトレイルへ突入。

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左:ロープウェイ駅手前の広場は快適。

右:そしてロープウェイ高原駅。ここは,距離的にはコースの3分の2の地点で,時間的には中間地点にあたる。ここからの登りが勝負どころ。

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左:コースが少し変わっていた砂防工事現場。
右:ひと登りで御岳権現社。

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左:走れるところはたとえ数mでも走らないと記録更新は狙えない。

右:コース案内の看板。励みになります。残り高度差で350mくらい。

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左:道が右上にトラバースするようになると山頂は近い。
右:そして山頂部の一角に飛び出す。

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左:ひと登りでゴール地点。2時間14分。試走の割にはよく走れた感じです。レースまであと1か月,これに特化したトレーニングを積んで,本番では昨年のタイムを更新したいと思っています。

右:レースのゴール地点からひと登りで鶴見岳山頂。

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左:スタートしたSPAビーチがはるか眼下に。
右:小雪の舞うなか,下りを快走。

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左:どんどん下って行く。
右:下りを走るのは初めてなので新鮮。

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左:朝見川の源流域は気持ちの良い場所。
右:ここで山道は終了。ここからは住宅街を抜けて下って行く。

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左:面白いコースを発見。今度はこれも走ってみたい。
右:梅の花を見ると,春が近いことを感じる。

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左:こんな感じで境川沿いを下って行く。
右:そしてゴールの的ヶ浜。

これで試走は終了。往復22.07km / 累積高度1,392m / 4時間03分でした。これからは湯めぐりになります。

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左:まずは堀田温泉・夢幻の里。

右:単純硫黄泉ですが,加水されているので成分が薄くなっていました。露天の造りはいい感じ。硫黄泉にしては刺激を抑えてあるので,万人向けと言えます。

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左:お次は市営の堀田温泉。

右:内湯は人が多いせいか,この時間帯(夕方)には汚れていたので,湯の質が良い露天を楽しむ。ここも低刺激の湯なので,入りやすい湯です。

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左:そして締めは明礬温泉のさわやかハートピア。まず内湯ですが,成分がかなり薄まっており,汗を流す程度の質の湯なので,そそくさと脱湯。露天へ向かいます。

右:露天の湯は上質。先の夢幻の里と同じ単純硫黄泉ですが,掛け流しなので,硫化水素臭プンプンの,刺激の強い湯となっています。夢幻の里より数倍強い刺激を受けることができます。

という感じでした。結局,別府でも天気が悪くなり,雪(雨)がちらつきましたが,問題となるほどではなかったので良かったです。今日も無事に山行を終えることができ感謝。明日も湯めぐりを楽しみましょう。

★次も湯めぐりです。別府,湯布院,湯平,長湯と湯巡礼してきます。

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雲仙トレラン&湯めぐり

さて今回は,雲仙のトレランと湯めぐりをお送りします。

トレランは,仁田峠~妙見岳~国見岳~普賢岳~薊谷~仁田峠の周遊コース,湯めぐりは雲仙,小浜,島原の各温泉を回る形になります。

天気は上々,ではどうぞ。

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左:フェリーで島原に渡り,まずは仁田峠へ。
右:ロープウェイの横を登る。

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左:徐々に視界が良くなってくる。中央に雲仙の温泉街が見下ろせます。
右:登ってくるロープウェイと仁田峠。

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左:諫早湾を見ながら山の上を走るのは最高。
右:目指す山々を眺める。天気がいいのが何より。

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左:国見岳の登りでは息を切らして追い込み一気に駆け上がる。

右:お次は普賢岳へ。

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左:来し方を振り返る。

右:普賢岳への登りでも息を切らして追い込む。山頂では絶景を楽しむ。

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左:平成新山がまじかに見える。噴火するまでは何もなかった所に,あんな巨大なものが噴出するとは・・・自然のパワーは計り知れません。自分も含めて人間の矮小さを思い知らされる。資産,技術,知識・・・どれだけのものを得たとしても,やはり人は人でしかない。

右:帰りは薊谷を経由。よく整備された気持ち良い道が続く。

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左:ルンルンで走れるトレイル。
右:そして再び仁田峠へ。約5km,2時間のランでした。

さて,お次はいよいよ湯めぐり。この為に走って疲労を溜めたと言っても過言ではありません。

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左:まずは雲仙「いわき旅館」。

右:ちょうど湯の入れ始めに入湯。何という幸運。含硫黄・アルミニウム-硫酸塩泉の酸性泉で,表皮の強力洗浄と擦り傷の回復に努めます。別府の明礬温泉より酸性度を強めた感じの良いお湯でした。ありがたや。

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左:お次は雲仙「小地獄温泉」。かの吉田松陰も訪れたという湯です。

右:こちらは白濁した単純硫黄泉。熱湯(43度)と温湯(40度)があります。硫黄成分は素早く,そして深く体内へ浸透しますので,血行促進(血圧降下)の効果が持続します。私の場合,最高血圧平均値は112ですが,硫化水素成分を多く含んだ湯に入ったあと2日程は,最高血圧が95位まで下降します。炭酸ガスより硫化水素の方が降圧効果は3倍ほどあり,入浴効果が持続するようです。まあ,そのせいであの独特の硫化水素臭も数日は残りますが・・・。地元の人が多い湯でした。

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左:そして今回の白眉,小浜「脇浜共同浴場」。この外観からしてどストライク!

右:総成分量が8,673mgもある濃厚なナトリウム-塩化物泉です。地元では有名なようです。指宿の湯と,人吉の新温泉のレトロ感が混じった名湯でした。ここは三ツ星。

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左:おつぎは小浜「雲仙荘」。瀟洒な外観です。

右:湯はナトリウム-塩化物泉で,源泉を別府発祥の湯雨竹(ゆめたけ)で一気に冷却し,給湯しています。湯口では炭酸が弾けていましたので,鮮度は良し。貸し切りでのんびりできました。

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左:お次は小浜「春陽館」。まずはこの目を引く唐破風(からはふ)造りの門構え。別府の竹瓦温泉と同じ造りで,趣きがあります。

右:湯場は広々としています。泉質は前述の湯と同じですが,源泉の温度を下げるために加水した湯が注がれていました。

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左:そして再び雲仙へ舞い戻り「有明ホテル」へ。てっきり「ありあけ」ホテルと思い込んでいましたが,「ゆうめい」ホテルと言うそうです。

右:湯は酸性・含鉄-硫酸塩泉。鉄(Ⅱ,Ⅲ)イオンが多く湯が新鮮なので,薄緑色をしています。pHも2.4と酸性で,塚原温泉・火口乃泉と同系と見ました。肌がキシキシになるのは,酸性泉ならではです。

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左:せっかくのなの地獄めぐりをしていく。
右:ここを歩くのは修学旅行以来かな。

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左:温泉地なんだな~と実感。

右:この煙は暖かく,硫化水素臭に満ちているのでたまりません。なんとかぐわしい香りなのでしょう。好き嫌いはあるでしょうが,鼻孔の奥深く,脳の最も古い部分を,強烈に刺激するこの臭いはたまりません!はあ~いい匂い。

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左:そして締めは「シーサイドホテル島原」。4月末に本館はリニューアルされて建て替わるようです。

右:湯は普通の湯(手前)と奥の湯。むむっ,あの赤茶けた浴槽や,少しトロ濁りのある湯の色は,七里田や山里の湯と同じだ,ということは・・・ビンゴ,炭酸水素塩泉でした。ここは内湯より露天(26℃)の方が泡付きが良く,山里の湯と同程度の泡付きで,脱湯後の手先の冷涼感が凄かったです。温泉に入る前より冷たくなりますが,その後にジワーッと温まってきます。まぎれもない炭酸水素塩泉です。

という感じでした。今日も無事に終えることができ感謝。良い山と湯を楽しませてもらいました。

雲仙での登山は実は初めてでしたが,山上からの眺めは素晴らしいものがありました。さすがに国内で初めて国立公園に指定されただけのことはあると思います。また,雲仙や小浜も噂に違わない名湯でした。また機会を見つけて訪問したいと思わせられました。

★次回は,高千穂峰のトレラン,巣之浦川左俣の沢登り,それと湯めぐりをお送りします。4月に開催される『べっぷ鶴見岳一気登山』の抽選に当選したので,その練習と今期の沢開きです。霧島も名湯揃いなので,楽しみです。

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