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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

2018 利根川本谷 DAY➊

さて,まずはDAY➊からお送りします。

2016年(ケガのため現場で中止),2017年(悪天転進)に引き続き三度目の挑戦となります。コースは十字峡~内膳落合(本谷山登山口)~小穂口の頭。2016年の時も同じコースを辿っていますので,気は楽です。

ではどうぞ。

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左:幸先の良い天気。
右:空の青さが濃い。

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左:4年連続の新潟空港。

右:おっ,トッキッキじゃないですか。新潟県の宣伝課長のお迎え。

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左:必要なものを揃え六日町へ。IC降りて十字峡を目指す。現在,ダムの左岸道路(233号線)は通行止めになっています。よって,ダム本体下から右岸の道を走り十字峡へ行く。

右:2年ぶり。支度を済ませたら,挑戦の始まり。

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左:三国川(さぐりがわ)沿いの林道を走る。

右:27分/2,5kmで丹後山登山口。数日後に無事にここへ降りてこられるだろうか。

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左:さらに27分/2,3kmで内膳落合ないぜんおちあい)へ。ここが本谷山の登山口。ここから小穂口の頭まで標高差で約1,100mの中尾ツルネと呼ばれる尾根を登っていきます。中尾とは本谷山の別名,ツルネとはこの地方で「尾根」を意味します。

右:ブナの森は豊饒さに満ちている。

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左:上部に行くに連れて,
右:ガスってくる。

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左:雨量観測所。この先が三十倉のピーク。
右:こんな痩尾根も出てくる。

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左:ガスがとれて天空の景色を楽しむ。
右:笹原に出て左のコブ(小穂口の頭)へ一登り。

何とかヘッドランプを出さずに登り切れました。前回2016年時はこの登りで3時間45分かかりましたが,今回は3時間2分。由布岳のボッカが効いたせいか,最後までグイグイ登ることができました。

明日は山越えで群馬県側に降り,矢木沢ダムのバックウォーターから,いよいよ利根川本谷遡行の始まりです。

★次回は山越えからブナ沢と小穂口沢を下降して矢木沢ダム,そしてそこから利根川遡行をお送りします。

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2018 利根川本谷

無事に下山できました。予報とは違う天気や予想以上の雪渓にもまれながらの遡行となりました。

とりあえず概要ですが・・・

DAY ➊ 十字峡~内膳落合~小穂口の頭 3時間56分
DAY ❷ 小穂口の頭~本谷山~小穂口尾根~ブナ沢~小穂口沢~バックウォーター~越後沢出合 11時間35分
DAY ❸ 越後沢出合~佐市平 7時間56分
DAY ❹ 佐市平~大水上山 3時間06分 / 大水上山~十字峡 3時間02分

という感じで予定より早く終わりました。

詳細は順次アップしていきます。

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緑川本流・枝沢

さて今回は,予定していた樅木本谷を変更して,緑川本流のとある枝沢を遡行してきました。

お盆前の最後の調整ということで午後の7時間を使ってきました。

ではどうぞ。

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左:まずはキャンプ場に駐車して,大曲まで約3kmのロードから。
右:そして入渓。水量は少なめ。

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左:緑が実によく映える。
右:出だしの関門。泳いで左側から登る。

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左:5m釜付き滝。このすぐ上で黒岩谷が左から出合う。
右:日が射すといい感じ。

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左:8m斜滝。この後,モミ谷を左に見送ると,いよいよ核心部。

右:3m滝。左壁を登る。スタンスやホールドを上手に拾って登る。ここがⅢ~Ⅲ+級くらいなので,お盆の利根川の滝登攀を意識する。

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左:5m滝。
右:右の側壁が高いミニゴルジュ。

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左:8mスライダー滝。右手を登る。

右:ここは右の岩場を敢えて登る。スタンス,ホールドともに細かいので,確かな動きが必要。右手のトラロープに頼ってはいけません。

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左:躍動感溢れる一コマ。
右:ゴルジュを振り返る。

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左:4m二条滝。この辺りで核心部は終了。全部で10本くらいの2~8mの滝場が連続し,難しすぎず易しすぎず,面白い遡行ができます。

右:夏はためらわずにまっすぐ突破。

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左:核心部の後のこのような河原は実に癒されます。
右:緑川本流は遡行しがいのある渓だと思います。

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左:水と森の絶妙なマッチ。
右:優雅なスダレ滝。

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左:こんな8m滝も。
右:下草のない疎林は清々しい。

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左:この谷一番の15m二段滝。上段13m,下段2m。緑川のこの流域ではトップクラスの高さです。

右:上段13mの拡大。

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左:なんと,キレンゲショウマ発見!シカの食害や環境の変化で激減した花の一つ。まさかこんなところに自生地があるとは・・・。

右:源流域はミニゴルジュ地形に緑がよく映えている。

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左:最後の急登をこなし,
右:尾根へ飛び出す。

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左:青々しい下草の中を快適に走る。

右:むおっ,トンビマイタケ発見。マイタケはミズナラに,このトンビマイタケはブナの木の根元に出てくるキノコ。出汁をとるにはいいキノコです。

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左:三方岳。
右:昔の作業道はすっかり草に覆われている。

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左:ぬおっ,今度はサルナシ発見。自然のキウイフルーツです。この蔓には飲用できる水分がたっぷりと含まれているので,味わっていく。

右:山並みの向こうには阿蘇高岳などが見えた。

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左:蛇紋岩の露頭。ここのは磁鉄鉱が多いせいか,黒っぽくなっている。
右:傾き始めた太陽。

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左:最後はロード3kmで締め。何とかランプをつけずに帰着できそう。

右:今日の夕焼け。人間が生み出すどんな芸術作品も,自然の絶景の前では色褪せてしまうと感じさせられた一コマでした。

という感じでした。

やっぱり緑川本流は魅力的な場所ですね。行くたびにその思いを強くしています。難しくもなく,かと言って易しくもない適度な難易度で,遡行のエッセンスが詰まった名渓だと感じます。ここは本流筋もそうですが,それ以外の支流にも良い谷があるので,何度も足を運びたくなる場所です。特に今日は珍しいものをたくさん見ることができたので,満足度も高い遡行となりました。

さて,いよいよ利根川本谷です。心配していた台風の影響も少なく天気予報も問題ない感じです。明々後日には,彼の地にいるのかと想像すると夢みたいですが,沢登りを充分に楽しんできたいと思っています。

★次回は利根川本谷をお送りします。

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杉の内谷・1324m右谷(仮称) in 曽木川 〔宮崎県北方町〕

さて今回は予定通り,杉の内谷の支流を途中まで遡行してきました。予想通りというか,予想を遥かに上回る大滝があり,興奮の一本となりました。

用事を済ませてから午後からの入渓となりました。

ではどうぞ。

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左:入渓はおだやかな感じから。
右:あちこちで水が躍動している。水量はやや多め。

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左:黒色の電気石と金色の雲母。どちらも花崗岩帯でよく見られる。

右:出た!大滝だ。左もでかいが,右のはもっと大きそう。今回は左の大滝の調査をしよう。

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左:花崗岩帯らしい渓相。明るくていい。
右:徐々に傾斜が出てくる。

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左:ナメっぽいところも出てくる。
右:晶洞。中には不完全な水晶と長石あり。

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左:小滝と白いアプライト(有色鉱物をほとんど含まない岩)。自然のデザイン。
右:花崗岩ならではの4m滝。

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左:倒木の中に土砂が溜まり,そこから芽吹いている若木。自然が織りなす妙。
右:出た。なんじゃこりゃ・・・。でかすぎる。100mは優に超えている大物。

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左:う~ん,言葉にならない。
右:せっかくなので滝頭まで登ってみることにしよう。

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左:陽光が輪郭を際立たせる夏の雲。
右:上段の滝。しかし巨大。

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左:滝頭にて。先には何とも形容しがたい虚空が広がる。

右:下段の滝頭から。

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左:本流の5m滝。

右:今日の谷の右手の谷に懸かる大滝。こっちも優に100mは超えている感じ。今度はこっちを探ってみよう。

結局,この大滝は下段45m+上段70m=115m二段滝で,大当たりの発見となりました。今回はやや多めの水量でしたので,大雨や台風などの後にもっと増水している時ならば,さぞかし見ものだろうと思います。ここと東隣りの細見川流域はほとんど手付かずだったので,今後の有力な開拓地としたいと思います。

★次回はお盆前の最後の一本である「樅木本谷」をお送りします。八八重から国見岳山頂まで一気に遡行して,山頂からはいつものように走って帰る計画です。

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由布岳ボッカ

さて今回は由布岳ボッカをお送りします。

ボッカ(歩荷)とは・・・山用語で重い荷物を背負って歩くトレーニング,またはそれに近い山行を意味します。お盆の利根川遡行に備えた訓練の一環として歩いてきました。

利根川では十字峡先の登山口から本谷山までの約1,200mの登りがありますので,それに近い標高差を持つ由布岳西登山口での実施です。荷重は水とロープで25kg,標高差約1,100m,距離5km。ボッカ自体,まったくと言っていいほどしませんが,今回は右太腿の筋断裂があったので,その回復具合と今の脚の状態を見る上で,特別に敢行してきました。

台風の影響で荒天ですが,こんな日こそ,ボッカ向きです。

ではどうぞ。

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左:ここから出発。
右:まずは植林帯の登りから。焦らずじっくり歩き始める。

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左:自然林に変わり,ひと登りで,
右:台地状地形になる。森を抜けた爽快感あり。

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左:右下から上がってくる作業道に合流。開けた草原を登っていく。ペースは予想以上に順調。

右:ほどなく合野越(ごうやごし)。正面登山道との合流点。標高的,時間的にここがちょうど中間地点。ここからの登りが後半戦。

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左:ジグザグに付けられた道をたどる。
右:このジグザグは10回以上も続く。

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左:植生が乏しくなってくると,
右:マタエ直下の最後の急登。

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左:ガスと風雨の中,マタエ着。ここは由布岳東峰と西峰の鞍部。

右:ひと喘ぎで東峰着。2時間43分。25kgからってる割にはいいタイムで登り切れた。まあ,降雨と風で涼しかったので条件が良かった。心配していた脚の方も問題なく安心。これで利根川へは心置きなく向かうことができる。

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左:水を捨てた荷は10kg。行きの半分以下で,何もからっていないのと同じ。グングン下っていく。

右:風が吹き抜ける草原は最高。由布岳の登山者の90%以上は正面登山口からですが,西登山口の方が景色の展開は良く変化に富んでいる。

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左:雨雲が過ぎ去り,天気は回復傾向。とうとう日が射してきた。
右:そして下山。1時間42分。荷が軽いと歩行が捗る。

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左:締めは金鱗湖湖畔にある「下ん湯」(共同湯)。茅葺の造りが実にいい雰囲気を醸し出している。

右:泉質は単純泉ですが非常に透明感があり,眺めも良く,汗をさっぱり流したいときにはお勧めです。湯温は実測36.7℃,不体感温度なので,とても寛げます。実に心地よい湯でした。

という感じでした。

不安が残っていた脚の状態が確認でき,ホッとしたというのが正直なところです。由布岳は麓の町から一気に1,100m近くもの標高差を持つ,九州では極めて珍しいアルプス的な山岳です。登って楽し,見て美しの名峰だと改めて実感しました。

さて,沢であと2本調整していよいよ利根川です。2016年は負傷により現地中止,2017年は悪天のため魚野川転進,そして2018年は3年目の挑戦。残雪,水量とコンディションは良い感じなので,後は天気次第。完登に向けて最後の調整を慎重におこなっていきたいと思います。

★次は沢をお送りします。場所はダキ山~国見山南面を流れる「杉の内谷」です。上流部に花崗岩帯が貫入し急傾斜地を形成していますので,大滝と水晶探しを兼ねて遡行してきたいと思います。

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