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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

峠谷左俣 in 綱の瀬川 〔宮崎県延岡市〕

さて今回は3月に沢開をした峠谷の左俣を遡行してみます。

遡行前夜,人参・大根クラスの水晶がえらくリアルにザクザク採れる夢を見ていたので,もしかすると・・・という期待の下,遡行してきました。

ではどうぞ。

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左:入渓地点。今日もよろしくお願いします。
右:出だしにある17m直瀑。すっきりしていて見ごたえあり。

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左:アケボノツツジ。GWが近いことを知らせてくれる花。

右:たおやかな渓。今日はGWの屋久島の沢のための装備チェックも兼ねています。

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左:下部は緩やかで,
右:この6m滝から傾斜が一気にせりあがっていく。

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左:岩場でない場所も急登。
右:満開のミツバツツジ。

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左:なんと日陰ツツジも咲いている。見れて良かった。
右:これこそ自然のミニ盆栽。可愛く収まっています。

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左:アケボノツツジは今がちょうど見頃のようですね。

右:岩壁にはイワタケがびっしりと。大きくなるのに時間がかかる珍味の一つです。

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左:とある岩壁のテラスにて。
右:行く手を屏風みたいな岩壁に遮られる。

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左:20mチョロ滝。

右:今日のガマ開け。凄いものを見つけてしまいました。掘れば掘るほどザクザクと10cmクラスの水晶がわんさか出てきて,夢で見た通りでした。あまりのお宝にそれこそ夢中でホジホジホジホジ・・・。

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左:今日の主だった収穫。どれも頭付きの水晶です。これで全体の3分の1程度です。

右:念願の大根水晶。長さ18cm重さ1.4kg。夢は正夢でした。

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左:岩場を彩るアケボノツツジ。
右:森を彩るミツバツツジ。

という感じでした。今日は特に山の神様に感謝です。このような巡り合わせをしてもらい有難かったです。それにしてもあのガマは見たことないほどの規模で,一生に一度かもしれないくらいに大きい水晶が採集できました。行きは1kgほどだったザックですが,帰りには何と25kgにもなり,休まないと下れない下山となりました。まあ,GWの屋久島に向けた良いトレーニングですね。

★次回は天候次第ですが,GW恒例の屋久島沢登りとトレランをお送りします。

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下小積谷〔遡行〕&七日廻谷〔下降〕 in 祝子川 〔宮崎県北川町〕

さて,今回は久々の大崩の沢。下小積谷を遡行して,山頂を踏んで,七日廻谷の下降というコースです。

天気は上々,期待が高まります。

ではどうぞ。

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左:行きしなの南阿蘇の風景。射し込む光芒が今日の好天を予感させてくれる。
右:長い運転を経て,祝子橋から入渓。今日もよろしく。

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左:すっかり真夏の沢。既に暑いので,積極的に水に浸かって遡行。
右:水の美しさは相変わらず。こんなにきれいな水は他では見られない。

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左:屋久島を思い出させてくれる渓相。

右:本流を少し遡行したら,左から流入する下小積谷へ。さて,どんな遡行になるかな・・・。

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左:下部は森の中を緩やかに流れる感じ。コケの具合も良い。
右:徐々に傾斜が出てくると滝も登場。6m滝。

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左:さらにはゴルジュも出てくる。
右:13m三段滝。面白くなりそう。

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左:ゴルジュ後の巨岩帯を越えると,登山道が横切る。昔,和久塚方面へ観光道路を延ばそうとしていた頃の跡。今思うと,あの時,有志の方々が,工事を中止に追い込んで本当に良かったと思う。

右:登山道から上は地形図からでも核心部とわかる。出だしの4m滝。いいね~。

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左:3mCS滝。頭らか水をかぶりシャワークライム。夏には最高です。
右:時には巨岩の中を潜ることも。

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左:地形は緩むことなく,どんどん高度を上げていく。

右:青い空がよく映えて気分も高揚。ここは滝以外の場所でもクライム要素が強いので,足元はステルス必須。片足だけでスラブに乗り込んでそのまま登るような場所もあり,気が抜けない。

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左:身体が火照ってくると,ふとこんなオアシスも用意されている。泳いでクールダウン。よく分かってるね~。

右:上部には小積尾根の岩壁が立ちはだかる。ここは甲斐駒か?九州にもこんな場所があったとは。

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左:振り返るとこの眺め。ここは実に素晴らしい沢。なぜ今までほとんど遡行されてなかったのか疑問。

右:7m二段滝。急傾斜帯の滝場は途切れることなく続く。

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左:そして締めは25mスダレ滝。シルクのようなさらさらとした上質の水流。いや~極上。

右:左の滝上からは地質が変わり,地形が緩む。ここからは大崩花崗岩に押し上げられた四万十層になり,砂岩や泥岩中心。このような地形は,ルーフペンダントと呼ばれる。

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左:大崩らしい,千古斧を知らない極上の原生林。

右:3m滝。あえて全身をずぶ濡れにして登ることで,暑さしらず。今日,延岡は34.5度まで上がったよう。

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左:わずかな沢型を詰めると登山道へ。

右:登山道を数分歩いて山頂。久しぶり。下小積谷は,山頂に直接突き上げられる点でも良い沢でした。

山頂で少し休んで,今度は下降。まずは七日廻谷源流まで登山道を下って行く。

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左:山頂(左奥)を振り返る。
右:スズタケの枯れた広々とした森の中をテクテクと下って行く。

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左:七日廻岩の岩塔を左手に見る。
右:谷が右カーブする辺りから水流が現れる。

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左:水質は最高級。これこそ大崩の水。
右:特に険しい場所もない穏やかな渓相。

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左:いや~実に良い。
右:3m滝。こんな滝が時々出てくる。

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左:光が射し込んできたので,すかさずシャッターを切る。

右:この谷に入ってから,心身は良い具合に弛緩しているので,思考や動作に無駄がないのがよくわかる。

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左:岩に張り付くコケの量が増えてくると本流は近い。
右:そして祝子川本流と合流。この巨丸岩が目印です。

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左:帰りは登山道をトレラン。沢着は暑いので,小沢を横切る度に,水浴びしながら走り続ける。

右:そして今日最大の収穫と言っても過言ではないブツ。煙水晶(スモーキークオーツ)の巨晶。こんなサイズは初めてなので,非常に興奮しました。今回の行程で,ある場所を通った時に,花崗岩中の電気石の含有量が異常に多い地帯があったので,電気石のきれいな標本が採集できればと思い,足元を少し注意して見ていました。そしてたまたま立ち止まった時に,何気に目に入った棒状の電気石(親指の所のもの)が地面から少し出ていたので,掘り出してみると,なんと煙水晶に包括されていたものだった・・・という訳です。この手のブツは,偶然に見つかる話をよく聞いていたので(休憩で座った場所の石を見ていたらたまたま化石が入っていたなど),わが身に起こって初めて,『やっぱりそうなんだな・・・』と思った次第です。因みにこれ以降,今まで以上に注意して,意識して探しましたが,何も見つかりませんでした・・・。偶然の贈り物は,生涯の宝物となりました。

という感じで,今日も無事に下山でき感謝です。

素晴らしい沢の発見や煙水晶の採集など,出来過ぎの山行に少し怖いくらいですが,ありがたく受け入れたいと思います。大崩は,やはり九州随一の山域であることを痛感した一日でした。これからもこの自然が末永く残り,未来の人たちもこの自然を享受できることを祈るばかりです。

★次回も沢ですが,遡行先は探しています・・・。

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祝子川② in 宮崎

さて2日目になります。

快適なテン場を後にして,中瀬松谷から大崩山頂を目指します。

ではどうぞ。

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左:昨夜は濡れ物が多く,ここでも遡行人さんのお世話になりました。乾いた寝袋は快適でした。ありがとうございます。

右:テン場から5秒で河原へ。このロケーションは素晴らしい。

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左:平流を遡行していく。

右:モチダ谷〔左〕との出合い。写真なんかでよく紹介されるポイントです。

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左:こんな所を朝一で歩けるのは,きっと幸せなことに違いない。
右:う~ん,やっぱりここは別天地。

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左:似たような渓相だが,なぜか魅力的。
右:もうすぐ金山谷との出合い。

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左:金山谷との出合いから左の中瀬松谷に入る。出だしはゴーロ基調。
右:次第に岩盤が露出して,ナメになっていく。

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権七小屋谷との出合い周辺は見事なナメ帯が広がり,歓声が上がる。さしずめ三里河原「奥之院」といった趣き。

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左:権七小屋谷を過ぎてもナメは続く。
右:時にはこんな小滝も現れる。ここから先は初遡行となり,期待が高まる。

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左:平ら谷を右に見ていくと,谷は平坦な森の中を流れるようになる。

右:今まで遡行しなかったのが悔やまれるほどに素晴らしい渓相。流水量,雰囲気,面積等含めて,ここは水上越を凌駕している。自分の中では間違いなく九州一。これほどの森は見たことがありません。

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左:しかし素晴らしい森だ・・・。
右:まだまだ平流部は続く。中瀬松谷にこんな場所があったなんて・・・。

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左:徐々に傾斜がついてくると,いよいよ最後の登り。
右:谷はガレ場となり,傾斜がきつくなってくる。

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左:詰めの最後の部分。ヤブがないのが助かる。
右:そして尾根へ上がり込む。鹿納山からの縦走路の少し上に出る。

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左:山頂までは明瞭な踏み跡を辿る。山頂で少し休み下山開始。

右:石塚にはリンドウが咲いていた。今年は久しぶりに秋らしい秋になり,嬉しく思います。花や紅葉の楽しみもそうですが,やっぱりキノコ!沢筋でもこの時期のキノコを結構みかけたので,今年は期待が持てます。キノコ鍋,キノコごはん,キノコ汁・・・むふふ,ニヤけが止まりません。

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左:坊主尾根から湧塚尾根を眺める。スッキリとした岩稜で見応えもそうですが,登りごたえもある。

右:登山道は岩稜の向う側を巻いているが,ロープを出していけば岩稜沿いにいけそうですね・・・と遡行人さんと話す。それができれば面白いアルパインルートになりそう。

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左:そして坊主尾根の名物,象岩下のトラバース。左側がスッパリ切れ落ちており,スリル感満点です。構図的にもここは遠近法の良い被写体になります。

右:象岩トラバースの現場。

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左:鮮やかなリンドウを撮らせてもらう。深みのあるラピスラズリブルーで何とも言えず魅力的。

右:難所の一つ,ハシゴ+ロープ場。こんな場所が一般登山道になっている大崩って・・・。他では絶対ありえません。

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左:難所の一つ,岩上橋。この橋は巨岩の間に架けられていて,地面からの高さは10mほどで,橋下は虚空です。平坦ですが,絶対に落ちられない個所。もしここが破損でもすれば,坊主尾根は不通になるような個所です。

右:この岩が見えると坊主尾根の下りもほぼ終わり。ハシゴが20~30個,ロープ場は10~20カ所,登山道というにはあまりにも過酷な坊主尾根でした。

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左:林道へのルートを右に分け,細い尾根を祝子川向けて,ぐんぐん下っていきます。ここにもハシゴやロープ場があります。

右:そして祝子川へ降り立つ。渡渉すれば大崩山荘。

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左:登山口までは踏み固められた道をのんびり歩く。
右:そしてゴール。無事下山。お疲れ様でした!

という感じでした。今回もケガなく遡行を終えることができ,感謝です。

今回初めて祝子川を山頂まで詰めましたが,この方がより沢を楽しめる感じがしました。ゴルジュ部分はあくまで大崩の魅力の一つでしかなんですよね。大崩を多少なりとも知った気でいた,自分の視野の狭さに汗顔の至りです。

祝子川の美しさと険しさ,三里河原の桃源郷のようなたたずまい,そして坊主尾根からの絶景を味わいながらの下山・・・大崩の魅力がふんだんに詰まった,一生忘れえぬ会心の山行となりました。大崩に対し,新たな開眼を手にできました。

これもひとえに,沢での行動中も,それ以外でも,常に刺激を与えてくれる遡行人さんのおかげです。ゴルジュでの,あの荷揚げは本当に骨が折れたことだと思います。常日頃,ウェイト等で上半身を鍛えている人でないとできないことです。お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。これに懲りず,次回は別の沢を案内させ下さい。

★次回は,第8回九州脊梁トレラン大会〔山都町〕です。第一回大会以来,7年ぶりに参加します。前回が5時間05分で5時間が切れなかったので,今回は何とか切れるように頑張りたいと思います。
      
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崘出谷:右俣 in 小八重川 (宮崎)

さて今回は崘出(ろんで)谷右俣を遡行してきました。

崘出とは珍しい地名ですが,崘(論)とは古語で,「泥」を意味し,それらがよく出ることからの地名だったのでしょう。実際,地質は剪断泥質岩が主部を占めており,元々は泥でできた地形だと言えます。

距離は短いですが,等高線が密になっているので,何かはあると思います。

ではどうぞ。

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左:まずはこんな感じから始まる。夏は沢に限る。
右:小滝が出始めた。スダレ状で見心地がいい。

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左:いよいよ核心の急傾斜帯に突入。
右:出だしの6m滝。

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左:15m滝。滝下で水に打たれ身体を冷やす。
右:ラストの7m直滝。

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左:滝場を越えると溪はおとなしくなる。結局,滝場は,標高560mから630mの区間で,下から6m,7m,6m,15m,15m,7mと6本の滝が連続していました。大滝はありませんでしたが,そこそこ滝が連続していたので良しとしましょう。

右:作業道が谷を横切る地点で脱渓し,道を辿ると車道に出る。ここからは着替えてランモード。

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左:崘出谷:右俣を眺める。
右:下り一辺倒のロードを5.5kmで帰着。今日も無事に帰ってこれて感謝。

という感じでした。規模は小振りでしたが,滝場では滝が連続してそれなりに見応えはありました。今の遡行範囲の沢はほぼ行き尽くした感があるので,今後はもっと遡行範囲を外に広げて行きたいと考えています。そういう意味で,今回の崘出谷はその橋頭堡としての位置づけで遡行しました。

★次回も沢になります。場所は検討中です・・・。
    
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捜索山行

今回は雪中トレランを変更して,中岳で遭難したと思われる方の捜索に出向いてきました。

 朝方,警察で打ち合わせに加わり,中岳南峰南面を探しましたが,気象条件が悪く,思うような捜索はできませんでした。中岳南峰辺りは特に強風が吹き抜け,身体を傾けないと対面して立っていられないくらいでしたので,風速は20m前後だったと思われます。視界も15m程で,気温はー5℃前後,見通しが利かず,条件が悪すぎました。久々にまつげに「まつげ氷」ができました。

 もし本当に砂千里ルートを下山中に迷ったのであれば,標高950~1200m辺りの,倶利伽羅谷かヤカタ谷の枝沢(または沢のような凹地)にいるような気がしているので,今後も気に留めておき,機会があれば捜索していきたいと思っています。

 山での遭難やそれに伴う悲劇は,決して他人事ではないので,一日も早く発見され,遺族の元へ戻ってくれることを祈り続けたいと思います。
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