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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

大野川上流 in 祖母山西面

さて今回は 『 大野川上流 』 をお送りします。

GWの大峯奥駈も無事に終わり,これからは本業の沢になります。気温も20度を超えるようになり,本格的な沢シーズンの到来です。

ではどうぞ。

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左:祖母山の北谷登山口への道は,しばらく通行止めになるようです。

右:支度して大野川へと下降していきます。

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左:いや~いい渓相です。

右:やっぱり沢は最高ですね。何もしなくてもこの場にいるだけでウキウキしてきます。

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左:ナメや,
右:甘~い香りの藤の花を愛でながら遡行していきます。

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左:川幅があるので,
右:快適に歩いて行けます。

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左:岩間の0.5m滝。
右:森の中の流れ。

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左:いや~素晴らしい。
右:木々の天幕が日差しと黄砂から守ってくれます。

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左:そして登山道と交差する1060m二俣。距離の割にはあっと言う間でした。ここから脱渓。

右:1年ぶりの四阿。昨年のGW以来です。懐かしい。

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左:一の鳥居からの旧登山道は完全に復活したみたいですね。今度,沢の帰りにでも通ってみたいと思います。祖母山へは,今の北谷登山口からではなく,元々ここから登っていました。

右:艶やかなツツジ。目が覚めるような深紅です。

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左:南阿蘇温泉・伊織で疲れをとり,
右:帰路につきます。

今日も一日に感謝です。

大野川は全体的に傾斜が緩いので,軽く歩きたい時にはうってつけの谷です。西を向いているので寒い初冬や初春の時期でも歩けるので,今後は梅雨の増水時に,支流を遡行してみたいと思っています。

★次も沢をお送りします。

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上ノ岡川 in 床木川 〔大分県佐伯市 〕

さて今回は 『 上(かみ)ノ岡川 』 をお送りします。

この辺りはチャートの岩脈が北東ー南西方向に走っており,気になる等高線を見つけたので,確かめるために遡行してきました。天気は雲ひとつないピーカン,カシの花も咲いて山の斜面はすっかり春模様。気持ちもウキウキしてきます。

ではどうぞ。

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左:久保集落にある尺間神社の一の鳥居。昔は参拝のため,こちらからも登られていたのだろう。

右:見事だったツツジ。今日の空気感はまさに春。

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左:出だしはゴーロ主体。
右:3m程の小滝がたまに現れる。

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左:いったん傾斜は落ち着いてきた。
右:甘い芳香の藤の花。春ですね~。

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左:標高225m辺りで右の支谷に入る。急登をこなすと15m斜滝のお出まし。やっぱりあったな。

右:15m斜滝を巻いていくとここに導かれる。不動明王と白装束・・・修験場?

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左:そこにはチャート壁に懸かる15m直滝の『 御鶴滝 』がありました。予想もしない行場との出会いに,『これは大峯に呼ばれているな・・・』と感じます。きっと今年が大峯に足を踏み入れる時なのでしょう。

右:滝下の虹。

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左:ヤマツツジなんかを愛でながらチャート壁を攀じ登ると,

右:眺めの良い露岩に立つ。後で向こうに見える尺間山からこちらを見下ろします。

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左:15mの滝頭にて。まさかこんな場所に出くわすなんて・・・修験道との縁を感じずにはいられません。

右:3m滝を越え,

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左:斜面をせっせと登ると,

右:尾根に出る。よっしゃトゥリー(ジョシュアツリー),あっざすロレーヌ(アルザス・ロレーヌ)。←終わった時に口をつくフレーズです。どっこい正一みたいな。

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左:尾根の展望台から来し方を見下ろす。山から海が見えるあたりは,熊本の天草のようです。

右:廃屋のところで登山道と出合います。

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左:そして尺間神社への階段。暇なので数えて見みると,天見ヶ平まで374段ありました。5分ほどで一気に登り切る。

右:その天見ヶ平からの眺望。さっきいた露岩が見えます。奥には彦岳も。

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左:山頂部にお店があるのは九州では非常に珍しい。

右:社務所の中を通って尺間神社へ。実に立派な社殿です。信仰の歴史が伺い知れます。

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左:今度は急降下。こんなに急な階段は初めてです。
右:右手には祖母傾や阿蘇も見えました。

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左:正面からだとわからない階段の斜度。見上げんばかりの急さです。
右:向かいのピークから山頂部を振り返る。

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左:美しい海を見ながらそう思う。

右:昨年のGWに縦走した山々。ここからだと全部見えるんですね。しかし,よく走り繋ぎました。そして今年は大峯。あと3日ですが待ち遠しい。

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左:神眺杉のところから,右下の車道へ下る道と分かれて尾根を進む。
右:標識類はないが十分走れる。

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左:地形図に残る床木へ下る破線を探してみましたが見当たりません。しょうがないので適当なところからヤブ漕ぎで作業道に降り立ち走る。

右:麓の久保集落から見上げる尺間山。鯉のぼりとカシの薄黄色の花が春の到来を告げています。

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左:そして下山後は,佐伯と言えば・・・の塩湯。
右:山で遊んだ後は海を楽しみます。佐伯最高。

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左:海を見ながら塩湯につかります。傷口がピリピリしますが,身体にはよく効きます。

右:ここの名物・海鮮丼とアサリのバター炒め。いや~いつ来ても鮮度が高いので美味しく頂けます。

今日も一日に感謝です。

今回の一番の印象は,やはり御鶴滝との出会いでしょう。全く予期せぬ運命的な出会いとでもいうのでしょうか。あの場に着いた瞬間,すぐに大峯が頭に浮かびました。ああ,呼ばれているな,と。

遡行的に見ると,この辺りのチャートの断崖には滝が懸かっていることへの確信を深めました。沢自体は小粒なものが多いですが,今後も開拓を進めていきましょう。

これでGW前の計画は終了。29日からはいよいよ大峯奥駆道&三山巡礼の旅へ行ってきます。予報だと初日がいきなりの大雨ですが,これも修験の一つなのでしょう。

★次回は 『 大峯奥駆道&三山巡礼 』 をお送りします。ブログのアップは5月6日以降となります。

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地蔵谷・西谷(仮称) in 鹿川

さて今回は 『 地蔵谷・西谷(仮称) 』 をお送りします。

今日は午後からの遡行ですので,のんびりと徘徊します。

ではどうぞ。

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左:今日はここから。西ノ内川本流のづめの滝6m。花崗岩ならではの造形とスケール感を味わうことができます。

右:さっそく晶洞で煙水晶発見。

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左:谷は平凡。
右:見上げるような巨樹もあります。

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左:テン場によさげな平地。
右:急登をこなすと,

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左:林道に出る。
右:対岸に日隠山を眺める。

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左:少し歩いて西ノ内川の右俣上部へ降り立つ。
右:ここは開けていて爽快な谷です。

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左:ミツバツツジがまだ咲いていました。

右:そして足元にギンリョウソウ(銀竜草)。菌類から栄養素をもらっている腐生植物の一種です。葉緑素をもたないために,このような白色をしています。別名はユウレイタケ。

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左:いや~ここはいつ来ても素晴らしいと感じます。鹿納谷との二俣までの道も整備されていましたので,鹿川の良い観光資源になるのではないでしょうか。

右:藤の花は辺りにかぐわしい香りを漂わせています。

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左:春もみじ。まだ葉緑素を持たない若葉は,有害な紫外線から身を守るためにアントシアニンの赤を使って身を守っています。

右:ここにきて一気に新緑が進んでいます。いい季節になりました。

という感じで3時間ほどのゆったりとした徘徊でした。ここ10日くらいで一気に新緑が進み,森がいい感じになってきました。今年もまた沢の時期の到来です。

徐々に慣らしながら,今年もあちこち開拓にいそしみたいと考えています。

★次回は佐伯市の尺間山の 『 上ノ岡川 』 をお送りします。

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小谷・右岸支流 in 大崩山系

さて今回は 『 小谷・右岸支流 』 をお送りします。

大崩山系にある谷で,宇土内登山口の駐車場近くの小谷橋から入渓します。遡行と鉱物採集を兼ねた山行になります。

ではどうぞ。

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左:ここから入渓。

右:少し登ると滝の登場。岩場にミツバツツジとヒカゲツツジが共生していました。君たちはいい組み合わせですね~。

ミツバツツジやヒカゲツツジなど野生のツツジは岩場を好んで生育しています。おそらく岩場は他の植物が入り込めないので,そこに適応することで生育場所を独占するために進化したのだと思われます。

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左:10m滝。この上に43mの斜滝部があり,全部で53m滝でした。名もなき沢にこんな滝があるなんて,さすがは大崩です。

右:滝頭から振り返る。大崩の谷の良さの一つは,その爽快さにあります。

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左:水の流れは流線状に岩を穿つ。実に滑らかです。
右:晶洞で水晶発見。キラキラしていてかわいいチビちゃんたちです。

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左:岩場の最上部に懸かる15m滝。この上に19m斜滝が隠れています。

右:ミツバツツジとアケボノツツジの共演。アケボノツツジは今季初。やっぱり今年は花が早いですね~,主観で10日ほど早い感じです。

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左:これから渡ろうとする岩場の右手にはイワタケがびっしり。イワタケは生長が非常に遅いので,このサイズになるには30年くらいかかっているはずです。基本的に茹でて食べますが,味がないので酢などで味付けします。

右:滝頭にて。アケボノツツジが風に揺れていました。アケボノが咲くと,山にも本格的な春の到来です。

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左:上部は植林帯になるのでこの辺りで打ち切り。
右:鉱物を求めて山中をうろつきます。

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左:鹿川盆地を見下ろす。良い眺めでした。
右:風にそよぐアケボノツツジ。

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左:夕暮れの林道散策。晴れた日の散策は心地よい。

右:見上げる尾根。誰の目にも映る景色ですが,『 透き通る世界 』 に入ってからこれを見ると,

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左:このように映ります。あの境界辺りではペグマタイトや晶洞ができやすいので,水晶等の鉱物が見つかりやすいです。同じ景色でも人によって見えているものが違うというのはよくあることです。

右:最近,縁あって我が家に来てくれたリサちゃん。まだ8か月くらいの女の子ですが,やんちゃで先住ネコを追いかけて遊ぼうとしています。シャーシャー言われてもめげずに近寄っていくので,慣れるのにそう時間はかからないでしょう。

という感じの半日の山行でした。

大崩山系は沢,岩,植生,地質と本当に多種多様で,何十年と通い続けても飽きるということがありません。来るたびに新しい発見や気づきがあります。

まだまだ知らないことばかりであまりの奥の深さに呆然とすることもしばしばですが,一つの発見や気づきがあるたびに,新たな自由を手に入れたような感があり,それがたまりません。今後もたくさんのことを学ばせてもらいたいと思っています。自然って本当によくできています。

★次回は 『 祖母傾ワンデイ 』 をお送りします。GWの大峯奥駈に向けた練習も最終段階です。マラソン練習と同じく,残りの期間は距離を落として質を上げた練習をしていきます。目標は念願の11時間切りです。

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2021年沢開き 楓谷・左俣 in 祖母山系

さて今回は 『 楓谷・左俣 』 をお送りします。

今年もいよいよ沢開きの時期がやってきました。今年も一年,沢を楽しんでいきたいと思います。最近は走ってばかりでしたが,本業は沢登りです。

楓谷・左俣は古祖母山南西面にある沢で小ぶりですが,断層が走っているめ,下部の滝場と上部の緩傾斜とメリハリの付いた渓相が展開します。シーズン一本目ですので,日当たりがよく,お手頃な沢として遡行してきました。2008年以来,13年振りとなります。

ではどうぞ。

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左:道中で見かけた見事なサクラ。

右:まずは沢沿いの道を確認しながら登っていきます。ここは祖母傾大崩外周(UTSKO)160kmコースの一部ですので,その整備も兼ねています。

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左:ミツバツツジ。山では今年初。
右:ここから入渓します。

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左:乗っけから滝のオンパレード。これは24m二段滝。
右:そして22m滝。見ごたえ十分。

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左:さらに6mスダレ滝。
右:滝頭から振り返る。

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左:44m多段滝の最下段10m滝。
右:7mトユ滝。

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左:標高差で約240m程を越えると滝場は終了。一転して穏やかな渓相になります。

右:右岸の障子みたいな岩を穿つ10m滝。

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左:バイケイソウの新芽。春ですね~。
右:来し方を振り返ると親父山の南尾根が見える。

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左:スズタケが枯れてしまった源流域を歩いていくとほどなく登山道に出ます。足元を替えて下山ラン。

右:尾平方面を俯瞰する。4月中に祖母傾ワンデイをおこなう予定です。目標は念願の11時間切り。

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左:土呂久への分岐。
右:尾根道を快適に駆け下る。

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左:沢を渡り,
右:栂谷の15m滝の前を横切ると林道はすぐそこ。

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左:人はいなくなっても民家の跡地に咲くサクラ。
右:今日の落陽は見事でした。

という感じで無事に下山。山の神様に一礼。

いや~やっぱり沢は最高です。何十年やっていようがいつも新鮮な気持ちになれます。今年も開拓をどんどん進めていきたいと思っています。

★次は天候次第ですので,日之影川流域周遊か沢をお送りします。

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