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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

鹿川周遊ラン 2020

さて今回は 『 鹿川(ししがわ)周遊ラン 』 をお送りします。

コースは宮崎県北の鹿川という天上の楽園ともいえる盆地を取り囲む峰々を辿るもので,コースは中川橋→竹の畑山→だき山→国見山→雄鉾→雌鉾→鬼の目山→鹿川越→大崩山→鹿納山→鹿納の野→日隠山→鹿川峠→釣鐘山→山師峠→中川集落→中川橋。約1か月前から未踏区間の確認,夜間走に備えた整備を行ってきました。

総距離41,09km 累積高度4,368m 17時間48分

PC上ではありますが,ぜひご一緒に走ってもらえたら・・・と思います。

ではどうぞ。

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左:夜明け。いつもの場所から竹の畑山を眺める。今日も一日よろしくお願いします。

右:中川集落ではちょうどチューリップ祭りが開催中。ほんの1か月前までは何もなかったんですが,色とりどりのチューリップで一杯になっていました。

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左:そしてここが出発点の中川橋。準備を整え出発。6:52。

右:出だしは車道を200mほど登り尾根へ取り付く。竹の畑山までは標高差約1,000mの登り。

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左:スタート直後は気持ちが高揚しているので,徐々に落ち着かせてペースをつくっていく。長距離ランでは全体的に一定ペースでまとめた方が結果的にタイムは速くなるので,元気があるからといって飛ばし過ぎるのは禁物。長距離になればなるほど,自制心と精神調整力の方が,体力よりも重要な要素になってきます。

右:振り返るとコース終盤の場所が確認できる。釣鐘山から山師峠へ下って,中川集落へつながる尾根を下る予定です。あそこにいるのは深夜の1時くらいかな・・・。

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左:竹の畑山の山頂が近づいてきた。

右:そしてひと登りで山頂。1時間57分。予定では2時間だったので上出来。飛ばし過ぎでもなく遅過ぎでもない丁度いい塩梅。順調な出だしとなりました。

ここからは尾根上を巡る楽しいコースになります。

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左:次なる目的地のだき山。

右:だき山の西展望台から振り返る竹の畑山。いいがたいをしています。

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左:左手にはこれから辿るコースが見える。鹿納山の突峰があんなに小さい。まだまだです。

右:尾根上の岩場をこなしつつだき山。

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左:お次は国見山。いったん下り,そこから緩やかに登っていきます。
右:国見山手前の斜面から大崩山方面を眺める。

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左:そして国見山。また来たよと山の神様に挨拶。
右:振り返るとだき山と釣鐘山が見える。

ここから尾根伝いではなくいったん鬼の目林道に下り,雄鉾と雌鉾にも立ち寄っていきます。今コース中,最高の景観を誇る場所なので外すことはできません。

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左:斜面を下り,
右:林道へ。鬼の目山を見上げます。

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左:沢を渡り,

右:雄鉾山頂へ。そして岩壁上からの大展望。今回のコースがズラーっと見渡せます。これを見ないとこのコースの醍醐味は半減してしまうと言っても過言ではありません。

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左:ミツバツツジを愛でながら,
右:雌鉾を目指します。

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左:梯子を伝い山頂へ。素晴らしい高度感です。よくぞここに登山道を作ってくれました。ありがとうございますって感じです。

右:前回も紹介した『風の谷』。垂直と水平が織りなす壮大な自然の芸術です。

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左:林道を少し戻り,尾根に取り付き鬼の目山を目指します。
右:振り返るとこんなご褒美が。

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左:そして山頂。ここで距離,累積高度,時間ともに全体の3分の1程度です。

右:さてお次はコース中最大の登りがある大崩山。あそこまで行けば完走が見えてきます。また,鬼の目山から大崩山までの区間が全コース中,最も危険度が高い区間でもあります。

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左:近づかないと先が見えないほどの激しい下りが始まります。

右:下り切るとこの梯子。ここから鋸尾根の核心部です。ちなみにこのコルから左に下れば5分ほどで林道です。

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左:ミツバツツジが美しい。
右:険しさを表す山の斜線と白骨樹。実に絵になります。

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左:こんな感じの場所では息抜き。

右:そしてなんとアケボノツツジ発見!今年は暖冬だったのでもう咲き始めているんだね。今年も会えて嬉しいけど,2週間は速いね。俗世では遠美近醜という言葉があるけれど,君にはまったく関係のない言葉だね。

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左:核心部を越えても急な下りをこなすと鹿川越。ここから大崩山に向けた登りが始まります。

右:ここの特徴はとにかく激しく急なことで,花崗岩のスラブもよく出てくるところです。もう脚が重くなっていますが一歩一歩登っていくだけです。

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左:峠谷右俣で水分を補給し,さらに急登をこなす。
右:途中,眺めの良い岩場で来し方を振り返る。

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左:尾根まで上がり込むと大崩山が眼前に。最初はあんなに遠かったのに,いつの間にかこんなに近くまで。積み重ねと続けることの大切さを感じますね。

右:左手を眺める。

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左:祝子川(ほうりがわ)方面を俯瞰する。

右:そして大崩山山頂。全コース中の最高点1643,3m。16:13。この地点で総距離の48,1%,累積高度の65,8%,総時間の52,5%。累積高度以外は半分って感じです。まだまだ先は長いですが,これで心理的に完走がぐっと近づきました。

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左:眺めの良い石塚から祖母傾山群や,
右:これから辿る方面を眺める。

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左:しばらく登山道を駆け下り,ここから右折。縦走路に入ります。
右:そして目指すは鹿納山。よく目立つ突峰です。

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左:日隠山や釣鐘山がこの角度で見えるようになったことに達成感を感じます。
右:疲れた体には手ごわいアップダウンをこなしながら徐々に近づく。

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左:そしていよいよ鹿納山への取り付き。

右:ひと登りで山頂。1か月前にはなかった新しい山頂標識がある。どなたか知りませんがご苦労様です。

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左:斜陽と大崩が誇る広大な自然林の海。そこに影鹿納山ができていました。
右:まだライトなしで進めるのでひと安心。

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左:そして鹿納の野。ここにも新しい標識あり。日が落ちるまでにここまで来られたことと,予定では20時間と見ていた時間より早く帰れそうなことで,二重に安心。実は明日は仕事なので,なるべく早く帰宅して少しでも睡眠時間を確保したかったんです。

右:行程表。いよいよ大詰め,最後まで油断なく進もう。

ここからは夜間走になりますので写真が極端に少なくなります。その分,行程が捗るかと思われそうですが,疲労により登りではカメの歩みですのでプラマイゼロって感じです。

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右:夜間ではこの蛍光テープが威力を発揮します。

右:日隠山の最後のシルエット。ここからは完全な日没ですが、今日は月が出ているので月とともに走れます。左下には鹿川キャンプ場の灯りがひと際輝いていました。

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左:2時間くらい進んでいきなり日隠山。ここまでの登りも精神的な難所でした。

右:写真にちょうど良かった標識。

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左:夜間の一コマ。拡大すると中央右寄りに蛍光テープ。夜間走では本当に救いの神です。コースを覚えているとはいえ,蛍光テープがあればコースを探す労力が大幅に削減されます。

右:坂で腰を下ろして休む時にはライトを消すようにしています。そうすると辺りが闇に包まれ夜空の月や星々が一面に広がっているのが見えます。昼間と違い景色は見えませんが,夜空という素晴らしいものを感じながら静かに走れる所が夜間走の抗いがたい魅力です。

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左:そして鹿川峠。栄養補給して最後の大きな登りである釣鐘山を目指します。

右:そして山頂。山頂手前には標高差240m位の坂があるんですが,脚が重くて思うようにはいきません。しかし,苦悶の先には必ず希望と達成感があるので,それを目指してたとえ10歩ずつでも歩を進めるのみ。どんなに苦しい時でも決して諦めてはいけない。

釣鐘山から下り始めると右手に高千穂の町の灯りが,左手には青雲橋のオレンジの外灯が見える。へえ~こんな風に見えるんだ~と一人で感動していたのも今では良き思い出です。

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左:コース整備の時のテープ。しっかりと下る道筋を示してくれています。テープを木に巻き付ける時,きっちりと巻き付けるより,端をなびかせて巻く方が,視界が極端に制限される夜間では効果的です(視界に入った時,不自然なもの,人工物として認識しやすいため)。

右:夜の山道。

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左:テープに導かれるまま駆け下り,中川集落へ。昨日の早朝に見たチューリップが出迎えてくれました。

右:あとはロードを1,2km下れば中川橋です。0:40。

この後は車中でターミネーターニューフェイトのDVDを見ながら3:00帰宅。少し寝て仕事へと。体は倦怠感で,心は爽快感で一杯という相反するものを抱えながら日常へと戻っていきます。DVD中にあったサラのセリフ,「The future's not set.There's no fate but what we make for ourselves.」(決まった未来や運命などはない。自ら積み上げるものがあるだけだ)。

これは印象に残る良いセリフでした。自分の内なる熱情を大切にして,準備と計画と実行でそれを形にしていき,これからも様々な挑戦を続けていきたいと強く思わせられました。

という感じで鹿川周遊コースは終了。また一つオリジナルのコースを辿ることができ良かったと思います。このコースは祖母傾縦走と距離は約40kmと同程度ですが,アップダウンが激しく(累積高度は370m程こちらが多い),登山道ではない区間がありますので余計に時間がかかります。しかし,コース中の景色やコース上の変化は間違いなくこちらに軍配が上がるでしょう。改めて鹿川の可能性を感じさせられた活動となりました。

最後まで一緒に走って頂きありがとうございました。

★次回は2020年度の沢開きをお送りします。


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鹿川周遊ラン

無事に走り終えました。

総距離 41,09km  累積高度 4,368m  17時間48分

走れる尾根,激しい登り下り,大展望,夜の山から見下ろす街の灯り等々,実に面白いコースでした。準備ができ次第,なるべく早めにアップします。


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鹿川コース調査 ❸

さて今回も鹿川(ししがわ)のコース調査をお送りします。

今日のコースは,中川橋~竹の畑山~だき山~国見山~鬼の目山~鹿川越~中川橋になります。晴れの予報を信じて朝一から出発です。

ではどうぞ。

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左:ここがスタート地点の中川橋。まずは竹の畑山まで標高差約1,000mの登り。

右:車道から尾根に取り付くと作業道あり。

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左:尾根筋は道はないものの十分歩けるので安心。
右:振り返ると山師峠やひはろ越(丹助の肩を車道が越える地点)などが見える。

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左:ここから本来の登山道に合流。
右:樹間から山頂を見上げる。

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左:今日は晴れの予報ですが日があまり射さず,冷たい北風に小雪が舞ってくる始末。今日は長い耐寒ランになりそうです。

右:約2時間で山頂へ。ここには沢登りでしか来たことがないだけに登山で訪れると新鮮です。

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左:お次はだき山へ。 ※だき(たき)・・・九州の山言葉で「岩壁」を意味します。

右:山上の楽園・鹿川盆地を左手に見下ろす。寒風が稜線を吹きすさびすべてを凍えあがらせる。気温0度に北西風10m程なので訓練にはちょうどよい。

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左:岩場を左手から回り込み展望所へ。竹の畑山は肩の張った格好の良い山容で惚れ惚れします。

右:ひとっ走りでだき山。

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左:お次は国見山へ。
右:尾根から南へ少し離れたピークを登り返し国見山。

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左:そしてお次は鬼の目山・・・と言いたいところですが,せっかくなので雄鉾(おんぽこ)と雌鉾(めんぽこ)にも寄っていく。

右:鬼の目林道を走り,

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左:沢を渡渉していく。尾根だけでなく沢も歩けるので変化があっていい。

右:ひと登りで雄鉾山頂。少し北に行った場所からは実に素晴らしい光景が展開しています。鹿川盆地とそれを障壁のごとく取り囲む峰々が一望の元です。今日のコース調査はこれらの峰々を一気に走り通すためのものでもあります。

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左:雌鉾から見る雄鉾山頂。

右:雌鉾は南面にスラブを抱えており,これまではスラブ上のルートを登りきってここに上がってくる方法でこの場に立っていましたが,登山道経由で訪れるのも真新しさがあり刺激を受けます。

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左:どこかでみたような・・・そうだオーストラリアのオルガで見た「風の谷」だ。または屋久島の神様のクボ。垂直と水平の織りなす絶景です。いや~このコースは景色が実に素晴らしいですね。

右:林道へ戻り鬼の目山に取り付く。途中で振り返るとこんな感じです。

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左:そして鬼の目山。初登頂です。

右:南方を眺めると延岡市と日向灘が見えます。鬼の目山の名前の由来は,麓から見た時に目のように光るものが見えたことからのようですが,おそらく花崗岩の白いダキが反射してそのように見えたのでしょう。岩壁中の巨大な水晶が反射して・・・との見解もあるようですが,水晶採りからするとロマンのある話ではありますが,大崩花崗岩帯で水晶が見つかるのはペグマタイトか晶洞中でしかないことを考えると,現実には伝説の域を出ないものだと思います。

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左:さていよいよ核心の鋸尾根に入ります。

右:激坂を下り,登り返しの地点の梯子。なんて事はない感じですが,梯子上の数歩のスタンスやホールドが細かいです。

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左:小コブを上り下りして行くので時間だけが過ぎていく。一般登山道としては非常にテクニカルで,距離は短いですが,夏木山の鋸尾根と同レベルの技術が要求されると思います。

右:下りもフィックスロープが張られたりしておりなかなかのものです。下りきると鹿川越。

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左:緩斜面を快適に走り,

右:10分ほどで林道へ。ここからは安心して走れるので気が楽になります。中川橋まで13kmほど。

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左:旧今村集落周辺は見事なまでに皆伐されて,今ではシカの溜まり場と化しています。

右:だき山を見上げる。今年は鉱物採集も兼ねてこの界隈の沢を攻めてみようと考えています。

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左:今村橋横の駐車場にあったハナモモ。艶やかな桃色です。イザナギが黄泉の国から逃げる途中,追手の冥界軍団に投げつけたことで有名です。そこから来ているのか,この花は災いを除き,福を呼び込むと信じられています。春先に咲くのにもそういう意味があるのかなあ。

右:先週走ったコースを見上げる。午後になり雪は止み,結果的に快晴となりました。午前中の寒さを耐えた後のこの快晴にはぬくもりが感じられ幸福感が増長されます。

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左:再びだき山。
右:いつもは車でしか走らない道をランニングするのも趣があります。

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左:ミツバツツジは最盛期。アケボノツツジやヒカゲツツジも今年は早まりそうです。

右:帰りしな,今朝のルートを視認する。竹の畑山は見た目もそうですが,登っても登りごたえのあるいい山でした。

という感じで今日も無事下山。耐寒訓練からの極楽ランと今日も一日ありがとう。

さて,これで鹿川を取り巻くコースの調査は終了。あとは天候の良い時に一気に走り抜ける予定です。このコースは尾根筋,沢歩き,岩峰からの展望,テクニカルな尾根などなど好奇心を刺激するものが満載ですので,楽しい縦走になりそうです。推定ですが総距離42,5km / 累積標高4,599m / 20時間 ってところでしょうか。

★次回は丹助岳周辺のコースを確認します。鹿川周遊コースの次に考えている日之影川周遊コースの下見になります。こちらは鹿川コースよりさらにハードなコースになりそうです。

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鹿川コース調査 ❷

さて今回は先週に引き続き,鹿川(ししがわ)と取り巻く尾根のコース調査をお送りします。

コースは,今村橋~鹿納山~鹿納の野~日隠山~鹿川峠~今村橋。調査の中心は鹿納の野から鹿川峠までで,以前はヤブヤブで歩くのも困難だった尾根が今はどうなっているのかを確かめることです。ここが走れれば鹿川周遊コースの目途が立ちます。

ではどうぞ。

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左:行きしなの戸川岳。やっぱり格好いい。これこそザ・マウンテンでしょう。

右:今日の起点はここ,今村橋脇の駐車場。奥に烏帽子岳(釣鐘山の南東峰)が見えています。この角度から見るとまさに烏帽子そのものに見えます。

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左:早朝の林道をジョグで走る。
右:次第に高度が上がってくる。

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左:宇土内登山道を過ぎてから,適当に枝尾根を拾って主尾根に上がり込む。アップダウンを数個越えると鹿納山の岩塔が近づいてくる。

右:大崩の七日廻岩を小さくしたような岩塔です。

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左:北側から回り込んで頂上へ。そこには360度のパノラマが広がっています。鹿川周遊コース全体を眺める。いや~これを走るのを想像するとワクワクしてきます。

右:祝子川源流の原生林と大崩山群。昨年の祖母・傾・大崩ランが思い出されます。

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左:今年初のマンサク。春を知らせる花です。しかし例年より2週間は早い。今年は暖冬だったからなあ。

右:鹿納の野から左折して日隠山を目指す。尾根筋はスカスカでヤブがないどころかピンクテープまである。いい意味で拍子抜け。

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左:いや~快適快適。ここは旧二十丁峠(百曲り)跡。藩政下,大吹鉱山と外部とを結んだ重要な交通路の一つだった場所。

右:所々にこのような昔の道の痕跡が残っています。大吹鉱山の鉱物は,二十丁峠から日隠山,丹助岳を経て運搬されていたようです。このような道型は日隠山の山頂までは追跡できましたが,それ以降は痕跡が見当たりませんでした。当時は鈴をつけた牛の背で運んだとありますので,思いを馳せたりしてみます。

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左:辿ってきた尾根を眺める。今日は午後からはガスも取れていい天気になりました。
右:いつしか日隠山が指呼の間に。

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左:急登をこなし北日隠山へ。ここからの眺めは最高です。鹿川盆地とそれを取り巻く魅力的な峰々。

右:反対側に目を向けると傾山と由布・鶴見岳も見えました。

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左:そして日隠山。初めての山頂です。
右:ここからは下り基調で鹿川峠を目指します。

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左:頂上台地は素晴らしい森が広がる。

右:台地から下る個所は岩場が連続し主尾根を外しやすいので,夜間走に備えた蛍光テープを多めに固定していく。

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左:立派な赤松。
右:1320mのテーブル岩は展望地となっています。釣鐘山が近づいてきました。

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左:そして1週間ぶりの鹿川峠。
右:日が傾く中,峠を下っていく。

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左:麓ではミツマタの花も咲いている。この時期の花に黄色が多いのは,この時期に活動でき花粉を運ぶことのできるハエ類が視認できる色だからです。自然の摂理というのは本当に奥が深く,学びがたくさんあります。

右:残照の尾根。懸案だった尾根を無事に辿れて言うことはありません。

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左:今日の収穫。水晶のクラスター。

右:帰途,竹の畑山の上に浮かぶ月。竹の畑山も肩の張った惚れ惚れする山容をしています。

という感じで,ようやく鹿納の野~鹿川峠間を歩けて長年の課題が解決しました。以前は入口からしてヤブヤブだったので論外でしたが,他の山域同様,近年,急速にスズタケが枯れているのでしょう。これで西畑を起点とした鹿川周遊コースができました。

概要は,西畑~竹の畑山~だき山~国見山~鬼の目山~鹿川越~大崩山~鹿納山~鹿納の野~日隠山~鹿川峠~釣鐘山~中川集落~西畑というコース取りになります。まともに歩けば2泊3日程でしょうが走れば24時間は切れると思っています。西畑~鹿川越までに未踏区間があるので,そこを調査した後に,一気に走りたいと考えています。やっぱりレースで整備されたコースを走るより,自分でコースを調査して地形図に書き込みながら,自分が走りたいコースに挑戦する方が,私には合っているのだと思います。

★次回も鹿川コース調査をお送りします。

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鹿川コース調査 ➊

さて今回は,宮崎県は日之影町の鹿川(ししがわ)のトレランをお送りします。

コースは釣鐘谷橋~釣鐘山南西尾根~釣鐘山~鹿川峠~釣鐘谷橋になります。将来の計画へ向けてのコース調査も兼ねています。

ではどうぞ。

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左:まずはウォーミングアップ。林道を走って登る。

右:おっ,ミツバツツジじゃないの。まだ3月頭だというのに。例年より2週間ほど早いなあ。

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左:赤線を登っていきます。
右:花崗岩(下)と泥岩(上)の境界をもつ石ころ。この付近の地質を物語っています。

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左:林道を終点まで詰めると,
右:右手の谷へ向けてトラバース。

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左:斜面に付けられた杣道を,

右:急登していきます。結構激しい登りでピンクテープは最小限しかありませんので,山慣れた人向けです。

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左:植林帯の頭は窪地になっており,自然林との境界でもあります。
右:振り返るとずいぶんと登ってきました。

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左:そして南西尾根上へ。右手には釣鐘山と烏帽子岳の尖峰が見えます。この尾根からの下り口にはテープ類は一切ありませんので,初見で釣鐘山から下るのは,コースを知っていないとまず無理だと思います。

右:そしてひとっ走りで釣鐘山山頂。出発地の釣鐘谷橋から標高差で約1,000mの急登でした。あんなに生い茂っていたスズタケがほぼ枯れているのには驚きました。7年位前までは山頂周辺はビッシリとスズタケに囲まれた場所だったんですが・・・。今ではスッカスカ。

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左:下りは鹿川峠経由で。
右:走ればあっという間に登山口へ。

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左:冬ばれの里山ランは,風が通り抜け快適です。
右:山上の楽園・鹿川。この地は本当に魅力に溢れています。

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左:帰途,新畑集落と戸川岳を眺める。新畑集落は尾根上の高台にあり,どことなく天空の集落感が出ている。いつ見ても戸川岳は格好良いなあ。

右:日の名残り。

と,天気に恵まれた一日でした。が,最後にもう一つ,今日は忘れられない出来事が起こりました。

それは朝方,快適に林道を登っているときのことでした。

林道脇のネットがしきりに揺れているので近づくと,首にネットが絡まったメスジカが暴れていました。すかさず駆け寄りネットを外そうとしますが複雑に絡まっているので素手では無理だと判断。今登ってきた道を下って車まで道具を取りに帰る。『帰って来るまでどうか生きていてくれよ。』

そして再び現場へ。シカはぐったりとしているがまだ息はある。『もう少しだから,辛抱してくれ。』と祈るような気持ちで一本一本ネットを切っていく。するとシカが声にならない声を出したかと思うと,ぐったりしてしまいました。シカを抱え焦る気持ちを落ち着け網を一つ一つ切っていく。そしてようやく首が網から解放されたと思ったらシカはその場に力なく倒れ込んでしまいました。

最後の望みをかけて心臓マッサージを続けますが,呼吸は戻らず瞳孔は開いて舌が口外へ垂れてしまっている。そのまま数分間一縷の望みをかけて蘇生し続けるが反応が起こることはありませんでした。

やるだけのことはやったとはいえ,最初の段階で解放させられていたら,間違いなく命は助かっていたと思います。自分の備えの拙さにただただ慚愧の念に堪えません。15~20年の短い生を,あんなに苦しみながら終えなければならなかったシカに思いを馳せると,今でも胸が締め付けられる思いです。自分は目の前の助けられる命を助けることができなかったと。

山を始めた頃,先達に散々聞かされた言葉,「備えよ常に」。経験を積むにつれて軽量化の山行になり過ぎ,万が一の時に必要なものすら削っている現状だったのかもしれません。今一度初心に帰りこの言葉の意味を噛みしめ,二度とこのような思いをしなくて済むようにしなければならないと思います。

★次も鹿川でのコース調査をお送りします。

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