FC2ブログ

九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

田沢湖ハーフ・観光

さて最終日。今日も天気はいいが夕方頃から崩れる模様。今日も朝から慌ただしく駆け回る予定です。

ではどうぞ。

PA110447g.jpg     PA110456g.jpg
左:まずは春山起点の田沢湖一周ジョグから。予定では昨日走る予定でしたが悪天でずれ込み今日になりました。明後日には霧島のレースがありますが,今回はおそらく疲労が抜けきれないので自己ベストは出せないと思います。霧島での自己ベストより田沢湖を走る方を優先しました。

右:徐々に空が明るくなってくる。

PA110457g.jpg     PA110460g.jpg
左:コース最大の坂。ここだけで累積高度の半分以上を稼ぎます。
右:湖畔の道路はほぼ平坦なので走りやすい。

PA110467g.jpg     PA110470g.jpg
左:道路脇の紅葉。

右:ほぼ中間地点にある辰子像。田沢湖のシンボル。美しい娘が「もっと美しくなりたい」と欲を出した結果,龍になったという伝説です。生きていく上で様々な欲が必要ですが,ほどほどにしたいものです。

PA110471g.jpg     PA110478g.jpg
左:昨日の八幡平もそうでしたが,日常とは異なる土地での朝ランは気持ちがいいものですね。目に入ってくるもの,その全てが新しく新鮮に映ります。

右:朝日を受けながら,

PA110479g.jpg     PA110484g.jpg
左:湖畔を走ります。
右:いや~いい道。ずっと走っていたい。

PA110487g.jpg     PA110489g.jpg
左:蓬莱の松。印象的な立ち姿でした。
右:そしてゴール。距離21.5km,2時間14分の朝ジョグでした。

PA110496g.jpg     PA110501g.jpg
左:大釜温泉に戻り朝食と朝風呂。名残を惜しみます。

右:さっき走った田沢湖を眺める。ここを走ったことは一生の思い出になるだろう。

PA110503g.jpg     PA110508g.jpg
左:お次は岩手県に移動して国見温泉・石塚旅館へ。

右:名物の緑湯。バスクリンを入れたかのような色合いですが天然ものです。このタイプの湯は硫黄泉になります。硫黄泉には硫化水素型(硫化水素ガス主体)と硫黄型(硫化水素イオン主体)とがあり,一般には硫化水素型の方が多く存在します。青白い白濁した湯,硫化水素の独特の匂い,のあれです。ここ国見温泉は全国でも珍しい硫黄型で,新潟の月岡温泉,長野の熊の湯温泉,青森の新屋温泉などと同じ泉質になります。このような温泉は中性~アルカリ性であることが多く,酸性だと硫化水素イオンは水中に溶存できずガスとして空気中へ排出されます。

PA110514g.jpg     PA110518g.jpg
左:しかし入るのをためらうほどの美しい色合いです。
右:内湯も美しい。今度はここに宿泊してみよう。

PA110521g.jpg     PA110532g.jpg
左:お次は角館。みちのくの小京都を歩きます。
右:武家屋敷通り。江戸時代の区割りがそのまま残っています。道幅は11m。

PA110533g.jpg     PA110534g.jpg
左:屋敷内の木々が凄い。まるで森の中のよう。
右:建物が道路から離れているのも特徴的です。

PA110536g.jpg     PA110544g.jpg
左:いかにも昔の造りですね。天井が低い。
右:門構えにも趣がある。

PA110545g.jpg     PA110546g.jpg
左:ここはサクラの時期が特に人気があるようです。
右:初めて見た秋田犬。

PA110554g.jpg     PA110558g.jpg
左:この区域を歩いていると時の迷路に迷い込んだ感覚になります。

右:新しいとか古いとかという概念を超越した,無駄が一切ない完成美がここには存在しています。

PA110561g.jpg     PA110565g.jpg
左:最後は空港近くにある強首(こわくび)温泉・樅峰苑(しょうほうえん)。周囲に案内はなく外観からは全く温泉っぽくないですが,ここも秋田の秘湯なんです。

右:含よう素-ナトリウム‐カルシウム塩化物強塩泉。総成分は驚きの22,330mg。大分県の山香温泉と似たような泉質です。よう素は非火山性の温泉に含まれる場合が多く,飲泉するとコレステロールの抑制に効果があるとされています。ちょっと入っただけでもズシーンとくる疲労感・・・ここも紛れのない本物湯です。今度来るときにはここにも泊まってみたいな。

PA110568g.jpg     PA110572g.jpg
左:なまはげに別れをつげ,
右:秋田の地を離れる。ここにはまた戻ってきたいと思っています。

という感じでほぼ予定通りに終えることができました。知らない土地へ足を運び,五感でその土地を感じて学ぶ。これからもそういう旅を続けていきたいと思わせられた秋田でした。

★次回は第18回霧島登山マラソンをお送りします。

スポンサーサイト



沢(本州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

八幡平トレラン・観光

さて今回は八幡平のトレランと観光をお送りします。

2日振りの晴天ですので一日中動き回れればと思います。

ではどうぞ。

PA100655g.jpg     PA100657g.jpg
左:岩手山と夜明け。

右:昨日はガスで何にも見えなかった登山道入り口。奥の山が畚(もっこ)岳です。まずはここからの往復トレランからです。

PA100664g.jpg     PA100665g.jpg
左:昨日の畚岳山頂。

右:そして今日の山頂。昨日はわかりませんでしたが,確かに八幡平をぐるりと見渡せる展望地です。

PA100667g.jpg     PA100673g.jpg  
左:岩手山の横から昇陽を眺める。
右:大深沢の切れ込みと秋田駒ヶ岳(中央)。

PA100696g.jpg     PA100706g.jpg
左:次はここから八幡平の頂上周辺を走ります。
右:ドラゴンアイで有名な鏡沼。

PA100708g.jpg     PA100715g.jpg
左:対照的なオオシラビソ。

右:石畳の歩道を進むとあっと言う間に八幡平頂上。ここにもやっと来ることができました。

PA100723g.jpg     PA100724g.jpg
左:山頂を後にする頃には太陽もすっかり昇ってきた。
右:そしてガマ沼。運よく陽光が虹色になりました。

PA100725g.jpg     PA100738g.jpg
左:展望台から見下ろす八幡沼。今度はこの周囲を時計回りで走ります。
右:湿原の中の木道。いや~実に爽快で快適な朝ジョグです。

PA100742g.jpg     PA100743g.jpg
左:木道の一部は御覧の凍結していました。
右:対岸から凌雲荘(山小屋)を眺める。

PA100746g.jpg     PA100751g.jpg
左:見返り峠から畚岳(右手のコブ)から大深岳への尾根筋を眺める。

右:帰途,大深谷展望台からの眺め。昨日とは打って変わって素晴らしい眺め。中央に切れ込んでいるのが遡行した大深谷になります。こうやって見ても奥深い谷であることがわかります。

PA100755g.jpg     PA100765g.jpg
左:蒸ノ湯に戻り,
右:朝風呂に向かいます。

PA100773g.jpg     PA100777g.jpg
左:そして入浴。何という贅沢。
右:今日は雲一つない晴天で何も言うことはありません。

PA100782g.jpg     PA100784g.jpg
左:やっぱり晴れるとそれだけで幸せな気持ちになります。

右:アスピーテラインから蒸ノ湯を見下ろす。蒸ノ湯は八幡平最古の湯で,泉質の良さはもちろんのこと,その食事も最高のものでした。阿部さんという女将さんはかなりの料理人のようで,一皿一皿にこだわりがあり,また旬な食材を使っているのでどれも美味。秋田が全国に誇る名湯です。

PA100786g.jpg     PA100788g.jpg
左:横手市に移動し,有名なメロンパンを購入。普通のメロンパンとは違い,柔らかくてケーキみたいなお味でした。

右:お次は湯沢市にて本場の稲庭うどん。細麺ですがツルツルののど越しとこしのかたさ。さすがのお味でした。

PA100792g.jpg     PA100796g.jpg
左:そしてお次は,川原毛大湯滝。
右:ここにもようやく来ることができました。

PA100799g.jpg     PA100802g.jpg
左:温泉沢を渡り,
右:ブナの森を快適に歩いていきます。

PA100811g.jpg     PA100814g.jpg
左:そして10分ほどで到着。これが温泉通の間で高名な川原毛大湯滝。15mほどの滝から落ちるのは酸性のお湯というものです。

右:滝壺は丁度良い深さで流れもあるのでジャグジーみたいな感覚で天然の酸性泉に入れます。

PA100817g.jpg     PA100822g.jpg
左:何枚も写真を撮りしっかりと目に焼き付けておきます。

右:滝の横顔。これも秋田が全国にほこる野湯の一つでしょう。ふと霧島の石坂川を思い出しました。

PA100832g.jpg     PA100834g.jpg
左:ああ,やっぱり馬刺しを食べるんだ。これまで馬刺しは熊本と長野しか知りませんでしたが,秋田もなんですね。勉強になります。

右:今宵は大釜温泉に投宿。乳頭温泉の一角にある温泉で,小学校の建材を利用して建てられています。

という感じでした。何か慌ただしい一日でしたが,行きたかった所を全て回れて満足です。最終日の明日も夜明け前から動いていく予定です。

★次は田沢湖ハーフジョグと秘湯巡りになります。

沢(本州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

2019 大深沢❸ 下山 〔 八瀬森山荘~大深山荘~見返峠 〕

さて今回は大深沢❸の下山をお送りします。

楽しかった八瀬森山荘での一夜が過ぎ翌日の朝,外は激しい風雨にさらされており,「こんな時に沢に行ってもただ消化するだけの沢になってしまい面白くないな」と思い転進。このコースは次回にとっておいて,今日は大深山荘まで,そして翌日に下界へ降りることに決定。というわけで2日分をまとめてお送りします。

ではどうぞ。

PA080448g.jpg     PA080453g.jpg
左:八瀬森山荘には何と布団や毛布が備えてあるので家で寝るのと変わらない夜が過ごせます。この晩は一回も起きずに朝までぐっすり快眠でした。(ちなみに昨夜は寒さで何回も目が覚める)

右:刈払いの人たちを見送って昼前に出発。今日は大深山荘までなので3時間ほどだろう。ありがとうございました,また来ますね!

PA080456g.jpg     PA080457g.jpg
左:風速は20m程,雨は10mmくらい。気温は4℃。冬のコンディションの中,のんびり歩く。

右:濡れた森はそれなりに艶やかで思いがけず雨の八幡平を楽しむ機会となりました。

PA080459g.jpg     PA080461g.jpg
左:関東森の標識。関東沢は次の機会に・・・八幡平の山神様が「また来なさい」と言っているのでしょう。

右:クマっこの痕跡。今回はまだ会えていないのが残念。山中のクマは警戒心が非常に強いので私が気づいていないだけで,おそらく何回かはそばのササヤブの中で息を殺して私が通り過ぎるのを見送っているはず。人里近くで育ったクマは人間が出す音,匂い,光などに慣れているので鈴音などの人工音は効きませんが,山中で,人との距離感がある環境で育ったクマは,人の出す音や匂いにとても敏感で人間が気づく前に人の存在を察知します。

よくニュースなどでクマに襲われたりする出来事がありますが,そのほとんどはタケノコやキノコ採集時などに発生しており,クマにしてみれば美味しく貴重なエサを無心で食べている時に,いきなり人が近くに寄ったときなどは仰天するのと同時に自分のエサ場を脅かす存在としてやむを得ず攻撃に移ります。人が立っていればまず押し倒されマウント噛み噛みと掻き掻き攻撃,屈んでいればそのまま噛みつくか引っ掻くかです。そうやって一度でも人との直接的な接触をもったクマはそれをしっかりと学習し,人への警戒心が以前より薄まり,人もエサになりうると認識したクマは人の匂いや音に自ら寄っていくようになるそうです。

人間も環境によって形成される個性があるように,クマも一括りにせず生育環境によっては,大人しい,攻撃的,臆病,好奇心旺盛・・・などなど個性がある生き物としてみたいものです。アラスカのイヌイットの神話では地上をわが物顔でやりたい放題の人間に対して,恐怖を抱かせるもの(または人を餌として食べるもの)としてシロクマを創生されたという言い伝えがあります。クマという生き物は自然界において創造主の代弁者のような存在であるのかもしれません。

PA080462g.jpg     PA080468g.jpg
左:これはスギヒラタケ。2004年までは普通に食用とされていましたが,その年に腎機能が低下している人が食用すると急性脳症を発症することが判明。それ以来,食用としては勧められていません。健康な人が食べる分には問題ないようですが。

右:ガスに霞むオオシラビソ(アオモリトドマツ)の木々。シラビソのような針葉樹からはフィトンチッド成分が放出され,これが脳をツ~ンと刺激するいい匂いなんです。カナダに行った時に初めて嗅いで以来,この独特の芳香の虜になってしまいました。北国を連想させる香りです。

PA080475g.jpg     PA080479g.jpg
左:緩やかに登っていくと岩手県側からの登山道と合流して左折。
右:こんな日には特に目を引く真っ赤な紅葉。

PA080482g.jpg     PA080489g.jpg
左:そしてひと登りで大深岳山頂。ここまで来れば山荘までは下りなので気が楽になります。

右:しかしその登山道は昨夜から降りしきる雨でこんな状態に。まるで沢の源流部かのようです。

PA080497g.jpg     PA090506g.jpg
左:そして到着。予想通り約3時間で到着。あとはすることが少ないのでまったりと過ごす。当然のことながら山荘は貸し切りでした。

右:そして翌日。室内で気温3℃。地面にはうっすらと雪が積もっている場所がありました。雨は収まりましたが昨日より強い寒風が吹き荒れています。昨日からの雨は寒冷前線の通過に伴うもののようですね。今日は3日振りに人里へ降りる日です。

PA090511g.jpg     PA090514g.jpg
左:登山道脇の池塘。

右:ガスが晴れて岩手県側が見える。徐々に空が明るくなっていたので気持ちも上向きになってきます。

PA090529g.jpg     PA090530g.jpg
左:そして最初のピーク・嶮岨(けんそ)森。嶮,岨,ともに険しいという意味を持つ言葉で,岩場のある険しい山容からの命名になります。しかし風が強い。ザックを担いでいても横風を受けると体が簡単にもっていかれ,まともに前へ進めません。

右:来し方を眺める。中央奥の鈍頂が曲崎山。その手前のたおやかな谷筋が大深沢になります。

PA090542g.jpg     PA090548g.jpg
左:そして次のピーク・前諸桧(まえもろび)から来し方を振り返る。諸桧とはオオシラビソ(アオモリトドマツ)の方言で,この付近には特に密集していることからの命名です。

右:石沼。名前の通り,たくさんの石がちりばめられています。

PA090554g.jpg     PA090558g.jpg
左:再びガスが濃くなってきました。
右:落ちかけの黄葉。今日の烈風でさらに葉が落ちているようです。

PA090561g.jpg     PA090566g.jpg
左:そして最後のピーク・畚(もっこ)岳。畚とは土砂を運ぶ道具のことで,それに似ている山容からの命名です。茶臼岳,源太森と並び八幡平三大展望地のようですが,今日のガスでな~んにも見えません。

右:平坦な道を歩いていくと,

PA090568g.jpg     PA090571g.jpg
左:ついに登山道入り口に到着。

右:ここからは見返峠まで950mの車道歩き。あ~あ,とうとう終わってしまったな。

PA090575g.jpg     PA090578g.jpg
左:そして8年ぶりの八幡平頂上。前回もガスで今回も。
右:室内に移動してバスの時間まで体を温める。

PA090582g.jpg     PA090583g.jpg
左:快適なバスに揺られていく。

右:3日振りの五十曲。下は青空がのぞいていた。大深沢,無事に終了しました。今回も無事に下山できありがとうございました。

PA090587g.jpg     PA090588g.jpg
左:今晩は蒸ノ湯に泊まるので,その前にここに立ち寄る。
右:そう,秋田が世界に誇る玉川温泉。

PA090592g.jpg     PA090603g.jpg
左:源泉から伸びる木樋で浴室に新鮮な湯が供給されています。

右:これが源泉元の大噴(おおぶけ)。国内最大,毎分8,000~9,000Lもの塩酸性の酸性湯がブクブクとたぎっています。浴場には濃度100%と50%の浴槽がありますが浴槽はヒバ造り,供給口や手摺は塩ビのパイプ,と酸の腐食に耐えうる構造となっています。100%の強酸泉は入った瞬間に電気が走る感じで傷口や粘膜が弱い箇所がビリビリしてきます。さすがは日本最強の酸性泉です。

PA090628g.jpg     PA090634g.jpg
左:玉川温泉の後は蒸ノ湯です。やっとここまで来ることができました。

右:そしてすぐに露天風呂へ。ここのも酸性泉で泥湯になっており,よく効きます。

明日からは天気が回復するようなので期待が高まります。本来なら今日する予定だった八幡平のトレランを明日の早朝におこなうことにしました。いわゆる朝駆けっていうやつです。

★次回はトレラン,観光,秘湯巡りをお送りします。

沢(本州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

2019 大深沢❷ 〔大堰堤~八瀬森山荘〕

さて大深沢遡行の2日目です。

明け方は5℃まで冷え込み九州の冬と同じ感覚。2か月ほど先をいっている感じです。そそくさと支度をして出発します。

PA070133g.jpg     PA070137g.jpg 
左:早朝から怪しげな雲行き。稜線まで何とかもってほしい。
右:テン場脇の紅葉。色鮮やかでした。

PA070154g.jpg     PA070163g.jpg
左:出発してしばらく河原を進むと狭くなってくる。
右:抜けるとまた元の広さに戻る。側壁が凄い。

PA070165g.jpg     PA070174g.jpg
左:綺麗な扇型の渕。

右:見上げるほどの立派な側壁。縦横に入る直線紋様が規律ある美しさを醸し出している。

PA070176g.jpg     PA070187g.jpg
左:たおやかな流れ。

右:そしてヤセノ谷出会い。右がヤセノ谷で,左が大深沢。このヤセノ沢も将来の溯下降の候補の一つ。

PA070198g.jpg     PA070206g.jpg
左:大深沢に入るとクランク地形になり,右カーブの所にある『ダルマ岩』。

右:2つある滝の地図記号のうち,下流の方の小滝。ここからちょっとしたゴルジュになる。

PA070213g.jpg     PA070214g.jpg
左:今回の遡行の核心部。

右:切れかかったトラロープの末端辺りにある横クラックをハンドトラバースして横断する。スタンスはスメアしかできないので足さばきがポイント。三級。

PA070219g.jpg     PA070227g.jpg
左:15m斜滝。左壁を快適にクライム。
右:すると再び河原に。核心部を抜けたようでひと安心。

PA070228g.jpg     PA070231g.jpg
左:前述の15m斜滝の落口にあった紅葉。
右:少し上流に懸かる4m滝。

PA070237g.jpg     PA070244g.jpg
左:すると右岸側が崩壊した地形が約1kmに渡って続いていく。
右:その途中,左岸から支流が入り,15m程の美しい滝が懸かっている。

PA070248g.jpg     PA070249g.jpg
左:河原歩きは退屈になってきたので石探し。これはリソダイト。流紋岩に鉄分が混じってこのような文様ができます。混じり方によっては樹木の年輪にも見えることから木目石とも言われます。

右:そして左から障子倉沢が入ってくる。この沢には大滝があるようなので,滝ノ又沢源流の湿原の横断と組み合わせでいつか下降してみたいと思っています。

PA070261g.jpg     PA070265g.jpg
左:ヒラタケ。食べる分だけ頂きます。
右:岩盤に懸かる2m滝。

PA070275g.jpg     PA070283g.jpg
左:目を引く美しい紅葉。
右:ブナの渓畔林にたおやかな流れ。これこそ東北の沢。

PA070285g.jpg     PA070290g.jpg
左:そして関東沢との出合着。右が関東沢,左が大深沢。今日の行程の半分が終了。

右:大深沢の渓相は相変わらず。本当にどこまでもゆっくりと,そして奥深くまで流れています。

PA070295g.jpg     PA070298g.jpg
左:こんな浅瀬にもイワナが一杯潜んでいます。

右:10m斜滝。右側に垂れ下がっていたトラロープは怪しかったので,左側から越える。

PA070305g.jpg     PA070315g.jpg
左:滝上はナメとなり,
右:少し進むと前方に何やら滝が見えてくる。

PA070319g.jpg     PA070326g.jpg
左:視界一杯にでーんと広がる通称『ナイアガラの滝』。高さ10m,幅40mほどでしょうか。沢幅一杯に広がっており見応えは十分です。

右:一番左側の流れと紅葉。

PA070327g.jpg     PA070330g.jpg
左:滝の中央やや左寄りをクライムして滝上へ。滝上から下流を眺めます。
右:滝上はナメになっている。

PA070335g.jpg     PA070336g.jpg
左:滝上の全景はこんな感じです。思わず嘆息がもれてしまうほどの絶景です。

右:上流を向くと,これまた素晴らしいナメが続いている。いや~間違いなくここが大深沢の核心ですね。実に素晴らしい造形です。

PA070340g.jpg     PA070343g.jpg
左:今までの長~い河原歩きがあったからこそ,ここのナメはよく映えます。
右:う~ん,言葉にならない。

PA070354g.jpg     PA070357g.jpg
左:そして300m程歩き,三俣へ。右が東ノ又沢,左が北ノ又沢,北ノ又沢の少し左から仮戸(けと)沢が出合っています。地図で見るとナイアガラの滝はここに記載してありますが間違いでしょう。実際には少し下流の,沢が左にちょっと鋭角に曲がっている所に懸かっています。

右:北ノ又沢を10mほど登ると右側に良さげなテン場が。薪も用意してあり素晴らしい。機会があればここにも泊まってみたいものです。

PA070361g.jpg     PA070365g.jpg
左:東ノ又沢はナメで始まり,
右:楽しく,そしてとても快適に歩いていけます。いや~極上極上。

PA070377g.jpg     PA070395g.jpg
左:徐々に源流っぽくなり出し,

右:1160m辺りで谷が右曲すると,ちょっとしたゴルジュになります。これは4m斜滝。この頃からガスがかかり始めてきました。

PA070410g.jpg     PA070412g.jpg
左:地図上1252mの二俣。左俣に懸かるこの2m滝が目印となります。
右:本流最後の2m二条滝。稜線まであと500m程です。

PA070416g.jpg     PA070418g.jpg
左:1300m二俣は右に入ると,
右:一気に細ってきます。

PA070421g.jpg     PA070423g.jpg
左:露に濡れた紅葉は艶やかです。

右:直径1m,深さ20cm。こんな最源流の溜まりにもイワナが住んでいるのが大深沢です。それも20cmサイズが2匹もいました。

PA070426g.jpg     PA070427g.jpg
左:覚悟を決めて藪に突入。

右:豪雪に鍛えられた根曲がり竹は九州のスズタケと違い,弾力があるので手ごわいですが10分ほどで登山道に出る。最後は草原に出て締めたかったんですが,50m程ずれて抜けたようです。

これで東ノ又沢は遡行終了。本来ならここから八瀬森山荘の方へ歩いて1283m標識の先から関東沢左俣に降りていく予定でしたが,明日は間違いなく荒れると思うので,いったん八瀬森山荘まで行って様子を見ることにする。

PA070435g.jpg     PA070442g.jpg
左:1283m標識。草原のまっただ中にあります。

右:関東森から先は刈払いされていない個所が多いが,まれに払ったばかりの跡も見受けられる。切断面からみてここ2日以内に払われた模様。

PA070444g.jpg     PA070446g.jpg
左:どんどん暗くなっていく中,ようやく大場谷地に出る。8年振り。ここを少し登れば,

右:今日の宿・八瀬森山荘です。

今日は平日,それもこんな場所なので今晩は一人だろうと思っていると小屋には何と8人もの先客が。こっちも驚いたが,向こうもまさかこんな時間に人がやってこようとは思っても見なかったらしく,お互いにビックリ。お話を伺うと刈払いのために入山している秋田の方々で夜は酒宴に加えて頂き,楽しいひと時を過ごさせてもらいました。秋田県は日本酒消費率も高いが,焼酎の消費率も同様に高いこと,馬刺しを食べる習慣が残っていること・・・などなど興味深い話を色々と聞かせてもらい,実に楽しい夜となりました。

という感じで何とか八瀬森山荘まで到着できひと安心。明日は一日中雨のようですので,様子見です。行ければ関東沢左俣下降~三俣~北ノ又沢遡行~大深山荘という行程になります。

★次回は大深沢❸をお送りします。

沢(本州) | コメント:2 | トラックバック:0 |

2019 大深沢➊ in 八幡平 〔秋田県仙北市〕

さて今回は 『 大深(おおぶか)沢 』 お送りします。

大深沢は秋田県と岩手県の県境にまたがる八幡平(はちまんたい)の西部を流れる玉川上流部で,二俣である五十曲(ごじゅうまがり)から東ノ又沢を詰めると距離約18.8kmの沢です。

★五十曲・・・県道341号線が開通する前までは玉川温泉へは左岸の山道を使っており,クネクネと蛇行を繰り返しながら登っていくことからの命名です。

★八幡平・・・アイヌ語の「パツ(尾根筋の)・オマン(上にある)・ル(神秘の)・タイ(森)」に由来。その名の通り,どこまでもたおやかに続く平原状の峰々と点在する池塘,それらを刻む谷と各地で湧く温泉群は火山活動と地震活動によってつくられた,まさに日本を象徴するかのような場所です。

2011年に東側の葛根田川・北ノ又沢を遡行して以来,いつかは・・・と思い焦がれていた沢をついに遡行する時機を得ました。昨年は台風の直撃でキャンセルしたので,1年待ってようやく念願叶ったりです。せっかくなので下部の五十曲から入渓しました。

ではどうぞ。

PA060016g.jpg     PA060028g.jpg
左:富士山。ひときわ高いのでよく目立っている。
右:羽田経由で秋田空港着。晴れていてくれてよかった。

PA060031g.jpg     PA060032g.jpg
左:レンガ色の外壁が目立つ秋田空港には初めてやってきました。秋田美人に金萬。どちらも定番ですね。しかし,秋田の女性はどこで見かけてもみな肌が白い。決して錯覚ではなく見入るほどの白肌で,秋田美人というのがよ~くわかります。水・米・酒が美味しいのは熊本も同じなので,そういう土地には美人が多いのでしょう。

右:車で1時間40分,入渓地点の五十曲へ。徐々にテンションアップ。

PA060041g.jpg     PA060046g.jpg
左:さっ,ここからです。右手が玉川(大深沢)になります。

右:東北らしい開豁で緩やかな流れ。これこれ,これを求めてはるばる東北まで遡行しに来たんだよ。

PA060059g.jpg     PA060061g.jpg
左:下部は河原歩きなので写真を撮りつつも飛ばしていく。
右:まだ夢見心地で歩いています。「ここは,あの大深沢だよな~」。

PA060081g.jpg     PA060088g.jpg
左:黒石沢出合にかかる5m滝。
右:地図上のクランク。左岸の側壁がお見事。玉川溶結凝灰岩の壁。

PA060089g.jpg     PA060097g.jpg
左:おっ,グリーンタフ(緑色凝灰岩)じゃないですか。西日本ではお目にかかれない石で思わずニンマリ。

右:あっと言う間に日が傾いてきた。

PA060098g.jpg     PA060105g.jpg
左:クマさんの足跡。これも貴重なので一枚。今回は会えるかな~。そう言えば初めて野生のクマと遭遇したのは葛根田川の源流部ででした。こちらが気づく前に目の前の崖をよじ登っていった後ろ姿は目に焼き付いています。

右:導水管。これが見えると大堰堤は近いはず。

PA060111g.jpg     PA060114g.jpg
左:湯ノ沢出合の下では河原に湯が湧いていた。さすが東北です。時間があればここに泊まりたいくらい。こういう場所の地面は天然オンドルとなっているので今の時期でも寒さ知らずで就寝できます。

右:右岸上部にある黒石林道から降りてきた作業道。左が上流になります。

PA060117g.jpg     PA060121g.jpg
左:見張りの湯。残念ながら使用不可でした。
右:17時を回るともう暗くなり出す。九州より1時間程日暮れが早い感じ。

PA060125g.jpg     PA060127g.jpg
左:せっかくのキノコですがニガクリタケで食用に適せず。

右:3時間程歩いてようやく大堰堤着。五十曲からここまで河原と作業道を9.5kmも歩いてきてもう飽き飽き。全行程の約半分が終了。

PA060130g.jpg     PA060132g.jpg
左:今日のテン場。やっぱり砂地が最高です。

右:そして入山祝はイワナの骨酒。日本酒にはこれでしょう。秋田の銘酒・雪の茅舎(ぼうしゃ)とともに八幡平の夜を堪能する。ちなみにこの骨酒用の入れ物とイワナの燻製は持参しました。

移動に遡行という感じの慌ただしい初日でした。まずは予定通りにこなせ一安心です。天気は明日までは何とかもちそうなので明日には源流まで詰め上げたいと思います。

★次は大深沢❷(大堰堤~八瀬森山荘)をお送りします。

沢(本州) | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME | NEXT