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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

阿蘇北面 & 外輪山ラン

高気圧にすっぽり覆われた今日。
久しぶりに阿蘇北面へ足を伸ばしてきました。

【午前の部】 阿蘇北面
コースは,仙酔峡~赤ガレ谷~境界尾根~赤谷右俣~右俣奥壁偵察~中間尾根~赤谷上部~頂上台地~仙酔峡。
時間は,全部で4時間かからない程度。快晴&3月の陽気の中での素晴らしい山行になった。

【午後の部】 外輪山ラン
コースは,宮地駅~滝室坂~坂ノ上~広域農道~城山展望所~古城~宮地駅。
距離は約25km,時間は3時間かからない程度。今以上にスタミナと粘りを身につけるためのトレーニング。

今回は,【午前の部】 阿蘇北面をお送りします。

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左:仙酔峡の滝。ここの氷結具合で,北面の様子がある程度は判断できる。これは良いサイン。
右:九重連山もバッチリ。天気も良し。

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左:鷲見平からの北面。久しぶりに足を運ぶ。

右:30分ほどで関門到着。通常はここでクランポン(靴につけるトゲトゲ具)とアックス・バイル(かまきりの鎌みたいな手道具)を装着。

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左:赤谷と赤ガレ谷の二俣。これは赤谷の10m斜滝。完全氷結とまではいかない。
右:赤谷上部の4mスラブ滝。ここは氷がないと結構渋い登りになる。

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左:赤谷大滝。かつては3段25mだったのだが,毎年埋没しており,いまでは2段15mほどに。さらに,一昨年には垂直だった最後の6m滝が埋まっており,4mほどに縮小。これにはガッカリ。

右:6m滝にはこのような氷が発達する。通称「エイリアンの手」。

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左:麓の俯瞰。
右:北尾根のスカイライン。左端のピークが鷲ヶ峰。

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左:そして今回の目的。赤ガレ谷右俣奥壁。北面最後の課題。ラインが引けるか?
右:奥壁取り付きから振り返った風景。

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左:奥壁をじっくり偵察した後は,左の中間尾根を越えて赤ガレ本谷上部に出て,頂上台地へ。鷲ヶ峰を見下ろす。

右:今日は最高。素晴らしいパノラマビュー。

この後は仙酔尾根を駆け下り,【午後の部】外輪山ランへ。
久々の阿蘇は好天の中での満足のいくクライミングでした。


つづく。


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大山南壁二の沢左俣 ダイレクトルンゼ 《 Ⅳ 515m(二俣~頂稜) 》

今回は大山南壁のルートです。

多くのクライマーは北壁に集中しますが,
期間限定で,南壁にも素晴らしいルートが
出現します。

今回狙いを定めたのは,二の沢左俣から一直線に
頂稜へ延びるダイレクトルンゼです。

ブッシュなしの爽快雪壁ですが,日光で落石が頻発する
前に抜けなければ危険になるルートです。

赤線が登攀ライン,青線は縦走ライン,緑線は下降ラインを
それぞれ示しています。この角度からだと全体が俯瞰できます。 
大山南壁全体図と今回のルート

九州から約6時間かけて奥大山スキー場へ。4:05am,そのまま登山開始。
アンタレスが赤く輝きを放つ満点の星空の下,二の沢へ向けて前進。 鍵掛峠の100m先,除雪際にて       白む二の沢
 
二の沢へ入り約30分ほどして空が白みだす。放射冷却で冷え込みはOK。
目指すラインは,頂稜へまっすぐ,そして美しく延びている。
1170m 二の沢二俣       ダイレクトルンゼ

登高ラインを見下ろす。あっという間に高度を稼ぐ。上部の幅7mの積岩関門を抜けると
上部雪壁が広がる。斜度は55°。ロブソンの山頂直下の斜面とほぼ同じ。
ここもグイグイ登る。このスピードはまさにアルパイン。 
ルート俯瞰       上部雪壁55°

このクライミングの充実度を物語っているパートナー。
フィナーレは深い青空へ。
充実クライミング       青空へトップアウト


ここでダイレクトルンゼを抜け,無事に頂稜に立つことができました。7:22。
駐車場から3時間17分。落石を意識しての速攻登攀でした。

この後は頂稜縦走です。朝日を浴びながらの快適な高地散歩。
ラクダの背

そして槍尾根を途中まで下降して,槍の付け根から三の沢方面へ
滑落制動で落ちていきます。高度差350mを20分で滑り落ちます。
槍ヶ峰直下にて

その後は落石の危険もなく,春の日を浴びながら下山していきます。
のんびり下降       環状道路にてツーショット

そして今日の締めは,毎年恒例の除雪作業風景です。
2台の除雪機が瞬く間に雪壁を削り崩し,雪片が水のように舞っていきます。
地元のテレビ局も来ており,辺りは賑やかでした。
除雪作業


今日もまた素晴らしいパートナー,天候,条件に恵まれて,
非常に満足のいく登攀ができました。

カナダで山岳ガイドがよく口にしていた言葉を,ふと思い出しました。
「Speed is safety.」。

今日の山行はまさにそれを体現したものになりました。

【笑顔】が自然にこぼれ,すべてのものに【感謝】し,そしてお互いを【賞賛】しあう。
日常生活の中では意識してもなかなできるものではないことが,
ここではごく自然にできる。

幸せにつながる【かえしの法則】です。

今日もこんなに素晴らしい一日を送ることができたことに
感謝です。Kさん,ありがとうございました!

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アソパイン⑥

またまた懲りずにやってきた阿蘇。
今年は予想以上に通うことができ,満足。
特に昨年が寡雪だっただけに,その分も含め
登りまくっている感じです。

今日は2本のルートを開拓できました。
《データ》
登高:仙酔峡7:23→関門8:18→境界尾根11:23→赤紫壁取付12:08→ダイレクト尾根14:00→14:47頂上台地
下降:頂上台地14:57→16:06仙酔峡

関門を行く 5m氷瀑を乗っ越すKさん 境界尾根ケボゲ岩ルート取付

ケホゲ岩 紫壁左ルート左ルンゼルート

25m懸垂と少しの登りでルート取付へ 紫壁核心部

左ルンゼ核心後 最後,頂上台地へのトラバース


開拓したルートは,
①境界尾根:けほげ岩ルート (Ⅳ,4P,180m)
②赤紫壁:左ルート左ルンゼ (Ⅴ,4P,155m)

いずれも好奇心をかき立てられたり,
濃密な緊張を強いられたりと,
非常に充実したものになりました。

これもKさんのお陰です。
ありがとうございました。

今年はおそらくこれで終わりだと思いますが,
来年はさらにルート開拓をしていこうとう思います,
期待を込めて。








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アソパイン⑤

先週に引き続き今週も再び阿蘇。我ながら飽きもせずよく通います。
今回はガリーコネクションルートよりさらに奥にルートを拓く予定です。
2月とは思えぬ陽気の中,さあ,出発だ。


解氷が進んでいるものの,               
まだいける。ここは岩が完全露出                    
すると厳しくなる。       
赤谷出だしの10m斜滝
              

ここもまだOK.表面テカテカの
純粋なアイスクライミング可能。
赤谷最後の10m二段滝


今日のルートを眺める。前回とラインはほぼ同じだが,
残雪がクラストしているので,歩きやすかった。
最奥左ルンゼルート


最奥左ルンゼを見上げる。
35m,Ⅲ級といったところ。
ダイレクト尾根のエスカルゴルートと
似たようなつくりをしている。
最奥左ルンゼ内部


天狗の舞台西端からルートを俯瞰。
達成感が湧く瞬間。
北尾根上部ルート


今日もケガなく阿蘇を楽しむことができ感謝です。
帰りは地獄温泉に行く予定でしたが,時間切れで×。
また次回にでも。

PS.もうすぐ3月なので,そろそろ沢を再開します。
このブログのメインテーマなので,今年もあちこち
の沢を楽しみたいと思います。
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アソパインスタイル④

今日も先週に引き続き阿蘇入り。
今週は冷え込みがきつかったので期待大!

今日は舗装道終点~関門までの伐採作業と
新ルートの開拓で入りました。

《データ》
登:仙酔峡9:02-11:31関門11:50-境界尾根12:40-北尾根合流1:50-2:09頂上台地
下:頂上台地2:38-3:24仙酔峡

赤谷最後の滝はギンギンに
氷結しており最高でした。
赤谷最後の10m二段滝


境界尾根から見た今日のルート。
上部の岩壁が核心になりそう。
ガリーコネクションルート


いよいよ近づいた上部ガリー核心部。
突破できるか?不安と期待の入り交じった
不思議な感覚。
核心部ガリー


ダブルアックスで右の痩尾根に
上がり込んだ所でのショット。
登攀中の影


北尾根に上がり込んだ場所から
登攀ルートを見下ろす
北尾根からルートを見下ろす


北尾根をたどり,最後はスカッとした
雪面で終了。暗い日陰から明るい
日向への脱出。最高です。
フィナーレ


今日は好天に恵まれ,充実した一日になりました。
充足感をもらいまた1週間,仕事に頑張ります。
今日もすべてに感謝です。

PS.このあと名湯である山鹿の平山温泉に入りに行きました。
近日中にアップします。噂に違わず素晴らしい泉質でした。




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