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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

化石クルージング in 御所浦

さて今回は天草の御所浦(ごしょうら)で化石クルージングに参加してきました。

御所浦は1997年に恐竜の化石が発見されてから一躍有名になった島です。

ではどうぞ。

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左:行きしなの虹。今日は良い日になりそう。

右:棚底(たなそこ)港からフェリーで。自分にとって海は,山のように心躍る存在ではなくて,なつかしい感覚。

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左:30分ほどで御所浦港へ。
右:さっそくのお出迎え。

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左:別の船に乗り換えて島一周と化石採集のクルージングへ。反時計回りです。

右:弁天島。案内板のあるところからは恐竜の足跡が見つかっています。昔はもっと南の,アジア大陸の東端にあったであろうこの地には確かに恐竜がいた証拠です。骨化石などは流されたりして生存場所から離れた場所で見つかる可能性がありますが,足跡のような化石はそれがないので学術的に貴重です。

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左:京泊。1997年,この地で初めて恐竜の化石が見つかったことで,恐竜の島・御所浦があるといっても過言ではありません。

右:珍しい赤白の灯台。島の南端を回り込みます。

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左:そしていよいよ化石採集場所へ。

右:崩れた石を集めて採集場にしてあります。ほとんど砂岩なので浅海性の貝中心の採集になります。貝は今でも砂地が好きですからね。

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左:そして次なる目的地「白亜紀の壁」。
右:詳しい解説。

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左:島の北側を回り込みます。

右:そして2時間のクルージング終了。まずは白亜紀資料館へ。

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左:お昼はここ「松苑(しょうえん)」。新鮮な海産物が豊富で美味でした。

右:資料館から徒歩5分の化石採集場で採集。二枚貝のトリゴニアです。今度は3kgのハンマーを持ってきて本格的に割ってみたいと思いました。

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左:そして締めはここ。熊本が誇る全国レベルの名湯・湯楽亭。

右:泉質(大分の長湯温泉と鹿児島の指宿温泉を合わせたようなもの)も申し分ありませんが,この洞窟風呂こそ,ここの一番の売りでしょう。こんな温泉は全国的にも希少です。阿蘇という火山がありながら名湯に乏しい熊本ですが,ここ湯楽亭と地獄温泉・青風荘は全国でもトップクラスの名湯だと断言できます。

という感じの初御所浦でした。また近いうちにハンマー持参でワリワリしにいこうと思っています。

★次回は,来月のレースに備えて高千穂峰でバーティカルランの予定です。

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化石採集

さて今回も天候不順のため,化石採集をお送りします。天草に分布する姫浦層群(白亜紀)の地層を攻めてみます。

ではどうぞ。

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左:いつも山ばっかりなので,海辺はいいリフレッシュになる。

右:生痕化石。何かが砂地を這った時にできた行動跡が化石として残っているものです。

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左:今日の収穫。アンモナイトや二枚貝類。

右:そして今日一番の収穫はこれ。雌雄そろったアンモナイト(ポリプチコセラス)の化石。残念ながら欠けていますが,これまで採集した中では最も形が残っています。アンモナイトは白亜紀後期になるほど渦巻きが解けたものが見られるようになり,これらは「異常巻き」と呼ばれています。遺伝的に異常なのではなく,一般的な螺旋状に巻いているものを「正常巻き」と呼ぶのに対する呼称です。

という感じでした。悪天の時には採集関係ですね。雨でも十分リフレッシュできます。

★次回も天候次第です。良ければ沢,だめなら化石採集をお送りします。
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化石採集

さて今回は沢ではなく化石採集をお送りします。

台風10号一過から天候が思わしくなく,また遡行先もなかなか見つからないので,雨でもできる化石採集をしてきました。たまには沢を離れて別の活動に力を注ぐのもいいものです。

ではどうぞ。

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左:まずはここから。八代市坂本町にある深水層という古生代・シルル紀ラドロウ世前期(4億2740万年~4億2300万年前)の石灰岩を探します。

右:石灰岩を目当てに歩くとビンゴ!運よく発見できました。オレンジ~ピンク色の部分に楕円形のような模様が入っています。これがクサリサンゴ(ハシリテス・ベルルス)でシルル紀の化石の代表格です。宮崎県の五ヶ瀬町の祇園山で産出するものと同時代のものになります。古生代・シルル紀は恐竜などが繁栄した中生代より一つ前の時代で,当時の地球は大部分が海だったので,このようなサンゴ系や初期の海生生物の化石が産出します。この深水層は熊本県内で最古の地層で,周囲の変成岩が隆起するときにその岩体の一部がたまたま一緒に持ち上げられてきたものなので分布が非常に狭い上に,4か所しか確認されていません。また分布はレンズ状なので探すのにもひと苦労です。そんな訳で奇跡的に目にすることができる貴重な地層なのです。

今度は日を改めて,天草の姫浦層群・樋の島層を探してみます。こちらは中生代・白亜紀後期のサントニアン(8630万年~8360万年前)の地層なので恐竜,サメ,貝,植物など当時,浅海や沿岸で繁栄していたであろう化石が含まれています。

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左:黒色頁岩をガンっと一撃すると表層の岩がガラガラーっと崩れて出てきたイノセラムス。でかい。これまで採集した中で最大のもの。左のハンマーが33cmあるので20cmくらいかな。

●後日談・・・博物館で鑑定してもらった結果,イノセラムスではなくアンモナイト(ゴードリセラス)の外殻の一部だと判明。残念ながら化石化中に崩れてしまっていますが,これが全身化石で産出していれば直径60cmくらいの巨大なものだったようです。この姫浦層群から出るアンモナイトは北海道のようにノジュール中に立体的にあるわけではなく,化石化中に堆積した堆積物で押しつぶされたり,砕けたりしているものが多いようです。

右:今日の収穫。イノセラムスやアンモナイト(中央/ポリプチコセラス)などなど色々と出てきてポテンシャルが高い場所でした。沢に行けない日にはこっちに来よう。山の方がいいが,海もまたいいことに気づき始めました。

★次回は東京出張でスポーツ・サイエンス・ラボという所で現状のラン測定をしてもらいます。現状を科学的に把握し,これからのトレーニングの指針にできればと思っています。

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鉱物採集

マラソン練習だけだと息が詰まるので,休足日に鉱物採集に出かけてきました。

天気は上々,一日たっぷりと山を歩き巡りたいと思います。

ではどうぞ。

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左:今日はスーパームーン。あやしい輝き。
右:寒風が吹き抜ける冬の森。日差しがありがたい。

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左:寒い時期をじっと耐える姿に色々と教えられてきました。

右:岩と一体化している木。根から岩を溶かす酵素を出して,岩に食い込むようですね。どんな環境でも生き抜いていく様を感じる光景でした。

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左:収穫➊。鉄電気石(ショール)の結晶。電気石の中では最も多く産出します。鉱物としての価値は低いですが,結晶体が美しいので気に入っています。電気石の宝石名はトルマリンといい,一般にはこちらの方が馴染みがあると思います。

右:そして煙水晶(スモーキークォーツ)。形状はいびつですが,21cmサイズです。こんなのが採集でき今日はもう満足です。熱水中に含まれる成分は軽いので母岩体の上部に集まりやすく,その付近の接触岩体に貫入したり,そのまま露出したりします。そういう地質の仕組みを元に,山を歩き回り読み通りに採集できた時は最高です。

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左:ほぼ無音の世界で何もないようですが,必要なものは全てあるんですよね。
右:今日も一日無事に過ごせ,ありがとうございました。

最後に,鹿児島で採集してきた大隅石(オースミライト)を紹介します。

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左:黒く見える粒粒が,国内で6番目に発見された,大隅半島の名を冠する新鉱物です。

右:直径1mm程度の結晶でかわいらしい感じです。

という感じで今日もたっぷりと歩き回り,山を楽しませてもらいました。

やっぱり山はいいですね。既に人生の半分以上関わってきていますが,飽きることがないどころか,益々その深さと広大さに引き込まれていく日々です。人間は土なしでは生きられない・・・どこかで聞いた言葉がふっと頭をよぎります。

★次回は第4回高隈山ピークハントトレイルのレースをお送りします。初めて参加する大会なので楽しみで仕方がありません。

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日之影採集 and トレラン

さて今回も鉱物採集とトレランをお送りします。

まずは日之影で採集した翌日にトレランという具合です。

天気は両日とも快晴で,もうそれだけで幸せです。

ではどうぞ。

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左:今年初めてのミツバツツジ。寒波の多かった冬にしては,暖かくなるのが早い感じがする。

右:満開の梅の花。よくあの寒い冬を乗り越えてくれました。花も顔もこの暖かさにほころぶ。

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左:ザクロ石の露頭。
右:石灰岩の岩壁。この付近は宝の山。今回の収集物は,あとで紹介します。

翌日はトレラン。杉ヶ越~要山の往復のみに短縮。用事ができたので杉ヶ越~傾山間はカット。

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左:久々の県境トンネル。現在は土砂崩れで通行止め。
右:まずは杉ヶ越までひと登り。

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左:朝日を浴びながら尾根筋を走る。
右:ヒメシャラの木がよく目立つ。

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左:桧山から大崩の峰々を眺める。
右:犬流越付近にて桧山を振り返る。

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左:小鋸を下った先のここから本格的な鋸尾根が始まる。
右:折鋸から夏木山を眺める。すぐそこに見えるが岩場のアップダウンが激しい。

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左:そして鋸尾根の核心部の「鹿の背」。このナイフリッジを右から左に跨いで進みます。特に左手は30m程の岩壁で落ちたら確実にさよならなので,慎重に足場を確かめながら進みますが,下り気味の岩場を伝うので危険度は高い。ロープが新品に交換してあり,鉄製の足場もあるが,ルート自体を変えないと,いつかは大変なことが起きる気がします。

右:来し方を振り返る。

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左:最後の大鋸から振り返る。
右:大崩山が見える。

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左:そして夏木山山頂。ここから200m程で要山。すぐに折り返す。
右:大鋸を下った先の二段梯子。ここも慎重さが必要。

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左:そして先ほどの鹿の背。右手を登り,頂点部で左手に越えていきます。危険を感じたら,左の岩場の下まで下ってから登り返すのもいいと思います。

右:折鋸から。鹿の背の岩場が切れているのがよくわかります。

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左:桧山まで登ればもう登り返しは小さくなる。

右:新百姓山の少し下にはヒメシャラの美林が広がる。ここはいつ見ても美しい。特に紅葉の時期はお勧めです。

という感じで距離12.7km,累積高度1,714m,5時間20分のトレランは終了。来週の天草観海アルプストレランの距離だけを半分に圧縮したコース設定でした。このコースの標高差は450mほどなので,道中のアップダウンがいかに激しいかがわかります。

そして採集物を酸処理したものの紹介です。ほとんどは採集中にお会いしたKさんからの頂き物です。

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左:見事なクラスター。
右:頂き物+採集物。ここはやっぱり凄い場所だ。

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左:はあ~
右:美しい・・・。

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左:斜めの水晶が他のものを突っ切っている。
右:透明度といい大きさといい,いいんじゃないでしょうか。

いや~日之影は最高ですね。沢,トレラン,おまけに鉱物採集までできるときてる。これからも足しげく通いこもうと決めた一日となりました。

採集中にお会いしたKさんは,見るからに掘りのプロという感じで,採集物をわけてもらったり,また,色々と教えてもらい,非常に充実した時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございました。今後もぜひよろしくお願いいたします。

★次回は,第6回天草観海トレラン大会をお送りします。その後は,天草の温泉,湯島のニャンコ,宇土の馬門石採集,松橋のコランダム調査・・・と駆け回ってきます。

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