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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

XXX谷

今回は訳あって実名はあかせませんが,
遡行記録は皆無の谷に足を運んできました。

終わってみると一生忘れ得ない谷となりました。
今でも興奮冷めやらぬ状態です。
さて事の顛末はいかに?

《データ》
●水平距離:3,900m●高度差:630m●遡行:4時間07分●下山:1時間21分●地質:下部は砂岩・頁岩・多色粘板岩,上部は頁岩●備考:下部と上部とでは渓相が異なり,スパイスが効いていてOK。下山も荒れた林道があるので気楽

左:前日の雨で増水。水が攪拌され,白泡が目立つ。
右:走れるくらい平らな流れ。癒される。
水の躍動       平流の二俣
左:たまにはこんな場所も。今日は絶好の青空。
右:灰色の頁岩と白の水流のコントラストが映える。
開豁な渓       水の流麗
左:この谷一番の大滝15m。水量を収束して一気に吐き出す。飛沫が凄かった。
右:横からのショット。滝は谷の"動"の象徴。
15m豪瀑       弾ける滝の飛沫

そして,この谷が一生忘れられないものになったキノコ。
何のキノコかかわってもらえると思います。
キノコ採りにとって,この天然モノを探し出すのは大きな目標の一つです。

毎年,随兵寒合の頃,あちこちの山(というか崖地)を探し回り,今日まで見つけることができなかっただけに,見つけたときの喜びは喩えようがありませんでした。自然の恵みに感謝です。
念願のキノコ       今日の収穫
左:源流近くなっても水量は豊富でした。
右:最後は疎林の急登で終了。
15m斜滝       源流域
左:初おろしのトレイルシューズ。モントレイルの中で最軽量で,ランニングシューズを履いて走っているような感覚。靴底は独自のパターンで,不整地でのブレが少ない。衝撃吸収もOK。砂利林道走りや比較的整地されているトレイルを走るのにもってこい。
右:下山はこんな感じの林道を7.17km下る。荒れていて車は入れない。
ストリーク       下山林道

今回は普段より,行動時間が短く,終わってみても疲労感が少なく,運動量的には物足りないものでしたが,かけがいえのない宝物のありかを教えてもらい,それだけで十分でした。

過ぎゆく夏と訪れる秋の狭間の遡行となりました。
今秋は沢+キノコ+トレランの組み合わせで,秋を満喫したいものです。









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沢(九州) | コメント:4 | トラックバック:0 |

緑川源流:三方山谷

雲一つない快晴の下,今回は緑川源流を遡行してきました。

今まで足を踏み入れたことのない山域でしたが,
魅力溢れる場所でした。

《データ》
●水平距離:5,075m ●高度差:877m ●遡行:6時間53分(清流館から) ●下山:2時間23分
●地域:緑仙峡一帯 ●1:25000図:国見岳・緑川 ●地質:凝灰岩・砂岩・粘板岩
●備考:下山は三方山→稲積山→湯鶴葉集落が最短。谷はモミ谷先のゴルジュ帯以外は初級・中級向け。ゴルジュ帯の突破は巻道の崩壊や斜面崩壊があるので,厳しい。時間がなければ途中の廃林道から下山可。

左:清流館スタート。まずは内ノ口集落下の大カーブまで3.29kmの車道歩きから。
右:カーブから左下の谷へ降りる。日差しが差し込む谷は素晴らしい。
清流館       入渓07
左:自然が織りなす一瞬は見事。
右:黒々としたゴルジュ。左壁をトラバース。水面下のスタンスを拾っていく。
渓谷美10       ゴルジュ16
左:やはり本流は水量が違う。水流の迫力がある。
右:時にはたおやかな流れも。透き通る水面。
5m滝19       美しい水面29
左:シャワークライミングで登ったあとに見下ろす。スライダーのように滑ったら面白そう。
右:モミ谷出合にて。これは本流の流れ。やっぱり暑い日は沢に限る。
15m斜滝を上から32       輝く水流35
左:ゴルジュ内の滝の一つ。
右:幅狭ゴルジュ。左を大巻。厳しかった。
3m滝と滝壺40       ゴルジュ帯46
左:林道手前の渓相。おだやかである。
右:気が早い紅葉と6mスダレ滝。
たおやかな渓相60       早い紅葉と6m滝68
左:地質が同じせいか,西内谷と似たような渓相が続く。平流で非常に落ち着く。
右:手づかみした雌ヤマメ。厳しい環境の中,よく生きていてくれた。これからも元気で。
林道上の平流69       手づかみヤマメ73
左:最後のシャワークライミング。気持ちいい~。
右:三方山への登りはこんな感じで滝が続く。
5mスダレ滝80       源流の連瀑88
左:山頂直下,15分ほど夕立が来た。その後には素晴らしい光景が。
右:久しぶりの山頂。8年振りくらい。
夕立後の森96       三方山山頂97

さっ,これからが下山トレラン。
コースは10月の脊梁トレランと同一コースで走る。

左:三方山から右方面へ下ると旧林道に出る。
右:今はもう使われない林道は天然の芝生が生えたような佇まい。走るには最高の路面だ。
旧林道101       切剥先の広場104
左:道は明瞭で,眺めも良く爽快ラン。
右:稲積山から先は尾根上も植林となる。味気ないが林道に近づいた証拠。
気持ちの良い道111       遠見山先の下り119
左:ようやく場貫林道へ。ここまで三方山から6.79km/1時間24分
右:右手へ地図上にない新しい道を走る。振り返ると最後の陽光が背中を照らしていた
場貫林道へ122       落陽127
左:左:川ノ口集落,右:栗林集落。ここは右をとり栗林集落へ下っていく。道はすべて舗装。
右:最後の名残。このあと急速に暗くなり,日も沈んだ中,清流館へ。
三叉路134       残照135

日も暮れた6:53,清流館ゴール!
林道に合流してから8.44km/59分。

前回の時のように,また日暮れのゴールになってしまった。

遡行+トレランで10時間の良い運動ができ,
今日という日に感謝です。

緑川源流には他にも面白そうな谷があるので,
これからの課題がまた一つ増えました。

帰途,通潤山荘で汚れをしっかりと落とし
サッパリして帰りました。











 
沢(九州) | コメント:5 | トラックバック:0 |

九州脊梁 そごう谷:ポロ沢

今回は渓谷美で有名なそごう谷の支流,【ポロ沢】のレポートです。

お手軽なことと下山に長いランが組めることから,遡行してきました。

《データ》
●水平距離:2,275m ●高度差:651m ●遡行:3時間06分 ●下山:2時間43分
●地域:扇山北面   ●1:25000図:国見岳・胡摩山      ●地質:砂岩・頁岩・チャート・石灰岩などの混在岩相    ●備考:緊急の際のエスケープルートとして登下降可。ただし下降の場合は,上部二俣下のミニゴルジュ帯とそごう谷出合手前の滝群の下降に,パーティーの技量に応じロープ必要。木浦谷出合から遡行:2.5~3.5時間,下降:3~3.5時間。コケむした岩が多いのでスリップ注意。

左:木浦谷と分かれそごう谷を見る。8年振りだが,相変わらずのたおやかさのようだ。
右:これが優れもので,ステルスより性能は上。特にヌメリコケへの対応力が素晴らしい。次世代の沢靴。
そごう谷入渓点       今日の足下
左:いいね~,この感じ。これがそごう谷の魅力の一つ。
右:ちょっぴり増水している所なんかも良い。
たおやかな渓相       下流域の渓相
左:ポロ沢は普段より増水しており,なかなか迫力あり。やはり支流・枝谷は雨天後の増水期を狙っていくといいかも。意外な大滝が出現したりもするしね。
右:ポロ沢はこのようにV字型の地形。横幅が狭いぶん,水による下方への下刻・開析が進んだ結果だろう。尾鈴の矢櫃谷も似たような造り。もっともあっちは水量の多さによるものだが。
ポロ沢の10m二条斜滝       ポロ沢の渓相
左:ありました,天然もの。今年は晩夏の降水があるので期待できるかも。
右:きれいな滝。見た目とは裏腹に右壁を越えるのは渋かった。落口では右手でマントルを返し,左足を胸高まで引き上げての乗り越しムーブを強いられた。痺れたが濃密な緊張の一コマだった。
天然シイタケ       3m直滝
左:これもきれいなスダレ滝。人工的な印象さえ受けてしまう。傾の芥神の滝の縮小版って感じかな。
右:フィニッシュはひどい藪をこぎ,縦走路に出る。西南戦争時の薩軍の敗走路でもある。
3m美滝       馬つなぎ場

遡行はここで終了。

ここからトレラン姿に変身し,→水呑の頭→東尾根→国見峠→木浦橋まで
17.49kmのランで締めくくりました。

残念な曇天の,ある休日の遡行でした。

木浦谷・そごう谷といった主流には枝沢が4~5本あるので,
今後はこれらの枝沢開拓を行っていきたいと思います。







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