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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

12分間走(クーパー走)

トレーニングの一環として月1で行っている12分間走(クーパー走)。

12分間でどれだけ走れるか,を測定するものです。
走っている時は今にも倒れそうなくらいきつく地獄の12分間なんですが,
終わったあとの爽快感がたまらず,ついつい走ってしまいます。

昨日の結果は・・・3,210m。自己ベストでした。
ラップは1km-3'34 2km-3'46 3km-3'55。
規則正しくバテているのがわかります。

経験者からすればたいしたことはないタイムですが,
陸上競技どころか走ったことさえなかった自分からしてみると,
この一年でえらい変わりようです。
ちなみに走り始めた昨秋の距離は,2,650m。

登山の体力増強の一環として始めたランニングですが,
本を読みあさり,トレーニング法を組み立て,大会に出場したりと
今ではしっかりと両足を突っ込んではまっています。

これで目標①のクリアですので,次は目標②3,400mをめざしたいと思います。
もっとスピードをつけなければ・・・。


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西の内谷川:アンドウゴヤノ谷

先週の西内谷に引き続き,名前が似ている「西の内谷川」の遡行レポです。

西の内谷川を遡行して水上越に上がり,東へ白鳥山へ縦走。そして峰越峠まで北走。
最後は車道を入渓点までラン,というコース取りで走ってきました。

天気は回復傾向にはありましたが,北風が強く,晩秋~冬の訪れを感じさせる一日でした。

《データ》
●水平距離:5,550m ●高度差:700m ●遡行:4時間02分 ●下山:4時間17分
●地域:八代市泉村樅木南部 ●1:25000図:椎原・不土野 ●地質:砂岩・石灰岩・頁岩
●備考:西の内谷川は約90%がゴーロ,約70%が伏流。2カ所石灰岩のプチゴルジュがある程度でさしたる難はない。

行きがけに通るので一枚。11月は紅葉祭りでにぎわうことだろう。
梅の木轟の吊橋

【西の内橋745m~水上越1445m】 ★距離:5,550m 高度差:700m

★西の内谷川は歩いて登る感じ。林道歩きよりスリルがあるが,水に濡れることはない。台風の後なんかで増水したときに遡行すると,違った感じの渓になるだろう。

★水上越までは素晴らしい原生林。現在は林道川口線の崩壊により,アクセスは久連子方面,球磨川源流,白鳥山方面から,上福根山方面から来るか。いずれもかなりの距離を歩かざるをえないので,訪問者は僅少。それだけに,ここは脊梁のパラダイス。

入渓地       基本的な渓相

ムキタケ       別天地

ヌメリスギタケ       ブナシメジ

水上越への登路       水上越手前の平地

真っ赤な紅葉       水上越

【水上越1,445m~白鳥山1638.8m~峰越峠1.490m】 ★距離:7.890m

★水上越からは尾根上を忠実に東へ辿る。所々テープあり。スズタケは総じて枯れており,問題なし。一部ルートがわかりにくい箇所があるが,基本的に尾根をはずさなければOK。緊急時には左下の緩い谷を下れば林道に出ることができるので気は楽。尾根筋は倒木だらけだったが,吹きさらしで乾燥しやすいせいかキノコは少ない。距離は5.110m。平家山~国見岳のような道で,もっと枯スズタケがある感じ。

★白鳥山~峰越峠までは比較的新しいルート。道は明瞭でキノコあり。白鳥山から唐谷(カラタニ)方面へ下り,それを右に分けすぐに平家の屋敷跡,ドリーネが出てくるので,ドリーネを右に回り込んでいくと防鹿ネットがあり,左へ続く尾根を辿る。距離は2.780m

※左下のツキヨタケは毒キノコです。毎秋,全国で誤食による中毒が発生します。食べるとしばらくして激しい胃腸障害に襲われます。クサウラベニタケ・カキシメジなどとともに徳川御三家,もとい,中毒御三家と呼ばれているほどです。
 
 右下のトリカブトも毒花ですが,ドクツルタケ・シロタマゴテングタケ・タマゴテングタケの三大猛毒キノコに比べれば,毒性は軽いもんです。因みに(だんだんマニアックになっていく・・・)三大猛毒キノコは摂取すると細胞破壊・肝腎臓障害を引き起こし,致死率は70%にも達する毒性を持ちます。自然のメカニズムには深遠なるものを感じずにはいられません。

ツキヨタケ       トリカブト

白鳥山方面の展望       峰越峠への尾根道

峰越峠

【峰越峠~西の内橋】 ★距離:10.65km

★最後は車道ラン。2004年に大崩壊をおこしていたが,現在は修復も進み,峠まで2t以下の車は通行可。これで椎葉まで行けるようになった。日暮れと共にぐんぐん下っていく。万感の思いと共に走り,今日を締めくくる。

車道ランの途中から樅木方面を鳥瞰

遡行+キノコ+トレランを満喫できた一日に感謝です。


沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

俵山トレーニング

日頃,トレーニング場として走っている俵山。

萌の里(標高285m)→山頂(1094.9m)まで高度差:810m/距離:4,610mのコースです。

今年の3月に初めて1時間を切り,次の目標を55分切りだとしていました。

そして,先日出したタイムは,54分46秒。
とうとう切れました!

最初はきついかな?と思ってましたが,諦めずに走り続けてきました。

これでまた一つ,自分の限界を押し広げることができました。
自分を信じて頑張れたことが大きいと感じます。

これからも限界をつくらずに,『今は無理でも,必ずできるようになる』
と強く信じて,次は50分切りを狙います。


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西内谷:右俣上部

今回は以前7月に転進したルートに挑むべく
今年度2回目の西内谷です。

ここは新緑の時期も良いですが,紅葉の時期もオススメの一本です。

ルートは,チッソ取水堤→西内林道→西内谷第3号橋(入渓)→京丈山→平家山→国見岳→杉の木登山口→チッソ取水堤の約33kmの周遊コースです。

《データ》
●水平距離:3,425m ●高度差:541m ●遡行:2時間35分 ●下山:6時間10分
●地域:緑川支流:内大臣川源流域 ●1:25000図:緑川・国見岳・畝野・葉木
●地質:泥岩・頁岩・砂岩・石灰岩 ●備考:晴天下では素晴らしい周遊ルートになること間違いなし。今秋は予想通りキノコは豊作。今後も期待大。

1.馬子岳       2.月 

3.話題のBMZ       4.左岸の軌道跡

5.小滝       6.平流

7.水流の紋       8.小滝

9.上流部       10.二俣広場

11.源流部       12.ヌメリスギタケ

13.ブナハリタケ       14.クリタケ

15.ムキタケ       16.ナメコ

18.オレンジ紅葉       19.レッド紅葉

20.京丈~平家間の縦走路       21.紅葉

22.平家山       23.平家~国見間の縦走路

24.縦走路の紅葉       25.国見岳への最後の登り

26.国見岳       27.ブナ広場

28.登山口


【遡行】
西内谷は脊梁の至宝。改めてその良さを痛感。どこまでも続くたおやかな渓とあたりの疎林の共生は九州屈指。白神の追良瀬川に通じる自然が,ここには,ある。

【京丈山~平家山】 距離:4,930m/時間:1時間15分
かつての猛烈藪はサッパリ。今ではきれいに切り払われ,全く問題なし。美しい紅葉や秋のキノコ狩りに最適なルートに変身。トレランもOK。平家山への最後の170mの登りは堪える。

【平家山~国見岳】 距離:4,880m/時間:1時間41分
ルートは少々荒れ気味。京丈~平家間より悪い。鈍頂をいくつも越えるので実際より距離が長く感じられるが,疎林が多いので爽快感あり。

※国見岳に近づくにつれてヘリがホバリングしながらさかんに3名の名前をコールしているのが見える。後日の新聞によると19日に15名で登山して遭難した3名だったようだ。この時期は落ち葉で登山道が隠れたり藪が薄くなる分,道迷いもおきやすい。無事で何よりでした。

【国見岳~杉の木登山口】 距離:3,200m/時間:57分
椎矢林道が決壊してから登山者はほとんど訪れていない状況。下り中心だがルートは屈曲しているので,わかりづらくなっている。初見で下るのは至難。

【杉の木登山口~チッソ取水堤】 距離:10,510m/時間:1時間43分
ヘッドランプでの林道ラン。鹿に多数遭遇。路面が見えづらいが下り主体なので快適。
今日の締めとして快適なペースで走る。

※今日は話題のBMZというインソールを履いてみました。これは足のアーチをサポートしてバランスの崩れを防いでくれるもので,試した効果は◎。特に最後までアーチが崩れることなく,走りのバランスが走り出しと同じような感じでいけたのは,BMZのお陰です。約1万円と値は張りますが,不整地のロングランや重登山をしている人には,持っていて損はないアイテムの一つだと思います。

次回も遡行+キノコ狩り+トレランで山々を駆け回りたいと思います。


沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

第一回 九州脊梁トレイルラン in 山都町

ようやくやって来ました,脊梁トレイルラン。

本格的な大会には,これが初参戦。
自分の実力がどの程度なのか,を計るには絶好の機会。
終わってみて,寂寥トレランにならないことを期待して,臨む。
ちなみに参加者は204名(完走者198名 完走率97.05%)

●《 当初の予定 》 8時間制限だったので,
清流館(8:00am出発)→小川岳(2時間)→向坂山3(時間)→三方山5(時間)→清流館(7時間) を予定。

●《 レース展開 》 写真を撮りながら,楽ランをしたかったので,後半ペースアップを計画。

●《 食事・休憩 》 水分は適宜,40分毎にジェル,各山頂毎にパワーバー,エイドで水分補給

というおおまかな計画を立て,臨んだんですが。
さて,どうなることやら・・・

左:今回の装備。結果的には少々多すぎた。
右:この日が来るのを待ち続けてたんだよ。
装備       会場①
左:会場はランナーの熱気が溢れる。トレランの静かな人気熱がうかがい知れる。
右:そして,午前8:00,パーン!!
会場②       スタート!

いよいよスタート。

【区間 A】
まずは,8.44km(GPS測定 SiRF STARⅢ)上の小川岳まで。

4.14kmまでは,舞岳集落経由で車道,そこから先は林道+登山道。
出だしは写真撮影のため出遅れ,170位前後。周りの速さに圧倒される。
こりゃイカン!とばかりにロードでペースアップしていく。

小川岳への登りは抜ける箇所が限られており,ピンポイントで抜いていく。
心拍数は160前後でほどよい感じ。まだ上げられるが,後半のためセーブ。

出だしの上り坂       ロード

小川岳への登り       小川岳山頂

小川岳着 1時間32分20秒 (76位)

予定を30分近く上回る好ペース。順位を大きく上げたが,それでもこの順位。
やはり,ペースが速い。目標を〈 50位以内 〉と定め,あと26人抜きを目標にガンバル!

次は,第一エイドを経て,向坂山まで3.97km。

向坂山を遠望する       第一エイドにて

向坂山頂

向坂山着 2時間30分23秒 (60位)

これで区間A終了。目標まであと10人。

【区間 B】
これからは向坂山~三方山までの,5.64km
多少のアップダウンはあるものの尾根伝いに西へ向かう。
日頃の遡行に比べたら楽々コース。全コース中,最もトレランを楽しめた区間。
キノコ・紅葉・景色・青空・・・ということなし!!

三方山を遠望する       ツタの紅葉が青空に映える

気持ちのいいトレイル       三方山頂

三方山着 3時間35分15秒 (50位)

予定は2時間としていたが,それを大幅に上回ることができ,満足。
ここまで来ると激しい追い越し(抜き)は少なくなる。それぞれほぼ同じくらいのペースで走っているのだろう。まだ余裕があるので,少しずつペースアップして,落ちてくる前者を抜いていく。
登りでペースダウンする前者を捉え順位を上げていく。

そしてなんとか目標順位にたどり着きました!

ゆっくり山頂で写真を撮ったりスタッフと話していると,後続のランナーに次々と抜かれていき,
"気にしまい"と思っていても,やっぱり焦ってしまうもので,急いでしまいます。

ここで8人くらいに抜かれましたが,その表情を見ていると疲労の色が濃く,後から抜けることを
確信。スタッフの人からトップが10分前にゴールしたことを聞かされ,唖然。後日の新聞によるとフルを2時間23分で走れる人のようです。レベルが違いすぎます。


【区間 C】
最後は,尾根を北走し,遠見山先で場貫林道へ出て(第二エイド),あとは清流館まで下るという,下り主体のコースです。林道まで6.80km,そこから清流館まで7.07kmの,合計13.87kmラン。
最後まで楽しむ心を忘れずに,走ろう!

切剥先の広場       熊本平野を望む

第二エイド

林道へ出ると第二エイドが待っています(4時間26分48秒)
ここでアクエリアス2杯+みかん2個を補給し,最後の下りにかかります。
この時点で51位,目標まであと少し。

小川岳~向坂山の稜線を望む       栗林集落手前のロード

和太鼓の音が響き渡る,もう少し       あと150m

ゴール!!

下りでは,5~6人は抜けるだろうとたかをくくっていましたが,みな最後のスパートをかけているのか,4分00~30秒ペースで走っても3人しか抜けませんでした。心拍数は145前後で楽走。走っていることが爽快に感じられる最適ペース。

そして清和小の子どもたちの和太鼓の音が大きくなると,ゴールの清流館はもうすぐそこです。

緑川本流を渡って,館内にはいると,『ゼッケン○番,○選手のゴールです』とアナウンス,
そしてゴールのテープを切る。最高の瞬間でした・・・。

記録は,5時間05分50秒で総合49位。

順位・タイムとも目標達成で,満足のレースでした。
(※写真のゴールシーンは他ランナーのもの)

あとは次々にゴールするランナーを眺めながら知り合いの人たちや近くの人と話をしていきます。みなさん,全国レベルの人,国体選手,サブスリー走者など,上位の人たちは凄い。
上には上がいることを痛感し,今後のトレーニングの励みになりました。

秋桜       清流

また来年!

15位の人が4時間25分なので,40分の間に34人がひしめき合うことがわかります。
上位を目指すには最初から先頭に出なければ無理ですね。
後から抜けるものではないことを痛感。

今回,好天の下,充実した大会になった裏では,
地元の方々やスタッフの準備は大変だったことと思われます。

道中の暖かい励ましや,エイドでの差し入れなど
個人的には成功だったと思います。
準備に携わった方々には,感謝の気持ちで一杯です。


~総括~
●《 当初の予定 》 7時間に対して5時間05分 大満足
●《 レース展開 》 後半ペースアップは成功。順位を上げるには最初から先頭集団へ
●《 食事・休憩 》 小川岳までは予定通り。そこから先は走りながら摂取。タイミングはバラバラになる。予定より少ない分量で問題なし。アミノバイタルは効く

エイドでの余計なダベリング・写真撮影(65枚)・各ポイントでのメモ・キノコ探しなどの時間を省いたタイムは4時間40分23秒だったので,このタイムだと28位。

登りをもっと強化して,レースに集中して最初からハイペースで走れば4時間は切れるという感触を持ちました。せっかく出るのであればラン以外にも楽しみたいという思いもあるわけで・・・難しい所です。

次の目標は4時間切りで臨みたいと思います。


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桑水流(クワズル)谷:左俣

今回は,遡行希な谷の紹介です。

この谷は規模こそ小さいですが,
側壁の発達は尋常ならざる,という感じです。

これまでに遡行した祝子川本流,藤河内,石並川,宮之浦川,小楊子川,
の各ゴルジュにひけをとらない,強烈な印象を残すゴルジュです。

《データ》
●水平距離:1,625m ●高度差:570m ●遡行:3時間21分 ●下山:1時間08分(奥村林道9.2km走下) ●地域:傾山南西面 ●1:25000図:見立 ●地質:祖母山火山岩(斑状・無斑晶流紋岩) 
●備考:760m15m二段滝~945m上部二俣までが核心ゴルジュ。15m~20mクラスの滝5本の処理は慎重に。特に2本目の滝の巻きが厳しい。

左:奥村林道支線からクワズル左右俣を望む。
右:最初はゴーロや赤ナメなど癒しの渓相。
左右の二俣の切れ込み       15m赤ナメ
左:1番目の15m二段滝が行く手を阻むと,谷は激変。左右から凄まじい形相のナイフエッジが切れ込む。
右:手も足も出ない,見るだけの2番目の滝。巻は右ガリーを利用するが,これまた厳しい~。阿蘇の赤谷出だしの10m斜滝が30m続く感じ。滑ったらおしまい。
出だしの15m二段滝の落口       15mスダレ滝
左:3番目の迫力ある15m直滝。ここは右も左も見上げるばかりの側壁に囲まれた鍋底のような地形。
右:さらに遡行すると4番目の15m滝。これもお手上げ。巻くしかない。
15m直滝       15mスダレ滝
左:もう一本15m斜滝を巻くと,ようやく二俣着。1番目の滝からここまでは450m程度の距離なのに1時間30分もかかった。
右:稜線へ登り上がる途中で見つけた。手は加えていません。
滝で出合う二俣       秋の気配
左:源流域はガレガレ。
右:九折越から林道へ下り,最後は林道ラン9.2km。来週の脊梁トレランの調整も兼ねて下る。足下は噂のバスク。右脹ら脛が痛むので,ぎこちない走りになってしまう。今週は大事の前なので走るのを控えよう。
源流域       バスク ヴェロシティ

ガイド本では右俣を中心に紹介してあり,左俣は軽く扱われているのですが,
なんのなんの,右俣より遙かに凄い谷でした。

2004年に最初に入ったときは時間切れで撤退したくらいですから。

断層や地質構造をよく押さえておくと,よい谷に巡り会う可能性が高まることを
痛感させられた一本でした。




       




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