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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

鯛の川 in 屋久島

最近は天気や休みの都合がなかなかつかず不発。

わざわざ訪問してくださる方に申し訳ない気持ちです。
そこで,過去の遡行記録の中から,2006年の【鯛の川遡行】
を紹介させてもらいます。

6.鯛の川側道橋から上流を眺める       16.jpg
左:橋上から行く手を遠謀。遠くにV字状の大ゴルジュが見える。
右:下流の渓相。大岩の乗越し。これくらいの岩が一番処理に時間がかかる。
18.ゴルジュ入口②6m二段       24.ゴルジュは続く
左:単調な渓から一転,ゴルジュ入口。
右:ゴルジュ内には数々の課題が待ち構える。
26.千尋橋からの龍神の滝20m       CIMG4201.jpg
左:20m龍神の滝。ここから左岸(右手)の樹林の大巻が始まる。
右:巻終わり復渓してしばらく進むと,【千尋の滝60m】が出迎えてくれる。壮大&爽快。
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左:千尋の滝は右手の樹林を登る。唯一無二のルート。周りを見るとこっちまで壮大な気持ちになってくる。
右:千尋の滝の上流にある「小千尋の滝10m」。花崗岩の岩盤がスッキリしているのが良い。
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左:小千尋の滝上流を眺める。濡れたスラブのトラバースはいやらしい。
右:「羽衣の滝15m」。白線を引く流れが魅力的。
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左:中流域のゴーロ帯。グングン高度を上げていく。
右:二条の滝。左10m,右15m。スケールが大きい。
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左:よくできたポットホール。中の石がこれを造り上げるのに,一体,どのくらいかかったのだろうか?
右:上流域ではやさしい沢に変身。癒されます。
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左:往事を忍ばせる朽ちた橋。夢の跡。
右:美しい水面。これはレイリー散乱といって太陽光の反射によるもの。

《マニア向け》 「レイリー散乱」

花崗岩の谷の水の色はなぜ鮮やかな緑色なのか?
ポイント①:水中で散乱して戻ってくる光の影響
ポイント②:短波長の光(青・緑など)ほど水中物質の影響を受け散乱され,その色が出る。
屋久島の谷の水中に含まれる物質が光を散乱した結果,緑が多く散乱され,水中は緑色に見える。外洋・氷河湖などのように不純物が少なければ青色が散乱され,水は青に見える。

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左:どんどん癒し系になってきた。
右:ここまでくると滝もサイズダウン。
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左:水紋。
右:明鏡止水トロ。鯛の川の最上部。

鯛の川は,千尋の滝とその右岸の大スラブで,屋久島の一大観光地となっています。
写真などで目にしてご存じの方も多いと思います。

屋久島の河川には通常,下流の集落名などが採用されています。宮之浦川・永田川・安房川など。ここはそれらとは一切関係のない名前となっています。そこには山幸彦・海幸彦の物語があるようです。海幸彦から借りた釣り針で釣りをしていたら,ある魚が掛かった。しかし格闘している間に釣糸が切れてしまった。必死に探しているとその針をくわえた魚が見つかる。もうおわかりでしょう。その魚こそ「鯛」だったのです。そこからここを「鯛の川」と呼ぶようになったようです。

屋久島へはかなり通いこんでますが,訪れる度に新たな発見があるのが嬉しい限りです。


★次回こそは,【 石並川 】 をお送りします。


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沢(屋久島) | コメント:2 | トラックバック:0 |

角割谷 in 椎葉

ようやく実現の運びとなった。
どういう沢なのかワクワク。

《データ》
●水平距離:3,025m ●高度差:610m ●遡行(広瀬橋→ラン→入渓点→林道):5時間08分 ●下山(林道→雷坂→広瀬橋):1時間24分 ●地域:耳川上流域 ●1:25000図:国見岳 ●地質:砂岩・粘板岩・チャート(一部) ●備考:ゴルジュ状地形が多い上,斜面は非常にザレていて滑りやすいので,できるだけ水線通しで遡行するのがよい。滝の突破はクライミングに慣れていれば普通に登れる。

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左:ネムの木。昼間は開いているが夜間は閉じてしまう不思議な花。盛夏の象徴。

右:3ヶ月ぶりの角割谷出合。林道からここに降りてくる時,ヘビの集団に遭遇。シマヘビやマムシもいたので警戒レベル上昇。雨天後の晴天でウロコ干しでもしていたのだろう。

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左:少しくらい増水しているほうが面白い。
右:渓を照らすスポットライト。

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左:平流には癒される。弛緩のひととき。
右:力強い水の流れ。

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左:2m三連スダレ滝。巻くと大変なので全て直登で突破。
右:角割谷は2m~6mの滝がほとんどで,登れるのが多いのが良い。

《マニア向け》
角割谷の砂岩・粘板岩(泥岩の変成岩)という地質は,全谷を通してほぼ均質なので,水が及ぼす開析(下方への浸食)もまた均一の傾向にある。ということは20mクラスのような大きな滝を懸けることは稀であり,似たような滝が続くことになる。滝は水の浸食に耐えている部分に懸かるので,そこだけ周りより堅固な部分か層理・節理を持っていることになる。よって,秘滝(大滝)を発見する際の指標の一つに,「地質の変化」が挙げられる。地質が変化する=地形が変化する,ことに繋がるのである。なので,この手の,差別浸食(浸食差が顕著)に乏しい谷では,滝より廊下・ゴルジュ・ナメなどの地形的な変化に期待がかかるわけである。特に開析・下刻の影響を最も受けやすい中・下流域に。お粗末。

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左:落水の瞬間。目では捉えられないひとコマ。
右:増水していても透明度は高い。

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左:6m収束滝は頭から水をかぶりながらシャワークライム。最高の水遊び。
右:コケもいい味出している。

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左:夏の青空を背景にした森。夏の一枚。
右:思わず水をすくって飲みたくなる自然物。

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左:林道は近い。
右:絶妙な配置の木々と斜光線。

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左:門割林道をしゃくなげ峠まで歩き,そこから雷坂へ。ここは快適に下れる。
右:夏の夕暮れ。夜峰山。

町では今日は30℃オーバーだったようですが,沢では水をかぶったり腰まで浸かったりして,暑さとは無縁の世界でした。下山中は走るので汗びっしょりになりますが,下山後は耳川で「ドボン」。そのままの格好で川に飛び込み,全身アイシング。これ最高。この良さを味わうと,酷暑の時には,沢へ足が向くこと間違いなし。

まあ,今回も無事に遡行でき感謝です。


★次回は,泳ぎの沢を捜索中です。おそらく石並川かな。
入渓から出渓まで泳ぎまくりの沢,というか「川」です。

☆悪天のため石並川は延期しました。以前泳いだときは雨天だったので,今回はどうしても晴天の日に泳ぎたい!ためです。ぽんぽこさん,例のものは近いうちに必ず回収させてもらいます。


沢(九州) | コメント:5 | トラックバック:0 |

トレイルラン in 俵山

さて,今回はいつものトレーニング場である俵山。
その未走コースを走ってきました。

コースは萌里→山頂→護王峠→出ノ口集落→萌里。
涼しくなるのを待っての夕ラン。

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左:出だしから坂。心拍数が一気に上がる。
右:尾根上。走れる所は走るようにする。
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左:高度差300m上がるとこんな景色が見れる。
右:山頂はまだまだ遠い。
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左:蒸し暑さで汗が噴出してくる。一気に山頂へ。
右:夕暮れの南郷谷。奥行きのある素晴らしい眺め。
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左:中央火口群も美しい。

《マニア向け》
山頂から護王峠へ下る途中では,【角閃石(かくせんせき)】という長柱状の黒色鉱物が採集できる。
これは,酸性火成岩や変成岩の主要造岩鉱物で,ここ俵山のものは大きいものが取れることで有名。今回はこの採集も目的で,無事に採集できニンマリ。

右:そして下山する頃には街の灯火が。ちょっとしたサプライズ。夜景を見ながらのランもいいものです。泉力温泉をスタート/ゴールにするとちょうどいいかも。

今回のコースは植林帯を通り小沢を横切るので水に困らず,夏の時期でもいける。
距離は約14km程度。もっと色々なコースをつなげてみたい気になる。
こういう時,山歩きの経験があると大いに役に立つ。


★次回は,ようやく【角割谷 in 椎葉】をお送りします。

      
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トレイルラン in 九重

本来なら,角割谷の予定でしたが,都合がつかず延期。
短時間で済む沢を探していたが,ほぼ行き尽くしているので断念。

代案のトレイルに変更。久しぶりに九重を走ってきました。

《データ》
●コース:牧ノ戸峠→←久住山往復 ●時間:往路59分14秒 復路42分18秒
●距離:往復9,11km ●天気:曇り時々晴れ ●山頂気温:20℃

左:沓掛山までは短いが急登。この手の坂は走って登れない。まだまだ脚筋力不足。
右:沓掛山頂から。中央奥は星生山(ほっしょうざん)。九重山系の山名は修験道関連のものがある。
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左:時期遅れのミヤマキリシマ。ここ九重は登山愛好家にとってはパラダイス。特にミヤマキリシマの花期には人で溢れかえるほどの盛況ぶり。ツアー客なども多いので,並みのスーパーより混雑する。

右:星生分かれ手前にて。こんな感じで走っています。
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左:西千里の広い平坦地。右奥のガスが巻いているのが,久住山。
右:もうすぐ山頂。ルートはここから左手にぐるーっと回り込むようにある。
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左:山頂の気温。かなり涼しく,汗もすぐ引く。

右:イタズラ好きのカラス。かなり以前,九重山系を歩き回っていたころ,カラスにザックを荒らされたことがある。近くのピークを往復していたちょっとした隙を狙われ,ザックの中身は見事に散乱。最初は,山泥棒と思ったほどだった。その後,犯人,いや犯鳥はカラスだと判明。彼らは高度な学習能力を備えるのだ。
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左:西千里を駆け抜ける。九重は最高。
右:そして牧ノ戸峠帰着。扇が鼻分かれ~沓掛山手前までは非常に快適なトレランだった。
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のんびり走れてファンランには最適なコースでした。

家から1時間も行けばこういう環境があることに感謝。
九重は,これからのトレランフィールドの一つになりました。


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