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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

落水谷 in 椎葉村

本当なら九州脊梁トレランコースの予定でしたが,
出だしの坂を走っていると,ふと「暑い中,なんでこんな坂を走らんといかんとや・・・」
という思いが湧き出し,中止。坂を走るのはやめて,近くの平坦なトレランに変更。
地蔵峠→←冠岳を往復。これだけはブログのネタに不足なので,今年の春先に出向いた谷をアップします。ちょうどこの時,PCが壊れてたので,文字のみのレポートはアップしています。こちら

P1010054.jpg       P1010058.jpg
左:道路から見上げる【落ち水の滝】。60m三段滝。
右:最上段の25m直瀑。

P1010062.jpg       P1010066.jpg
左:ゴルジュ内の6m。
右:この谷最大の40m。

3m二段滝       P1010075.jpg
左:おだやかな流れ。ここまでは滝滝滝・・・のオンパレード。
右:優雅なスダレ流。サラサラという音が聞こえてきそう。

P1010078.jpg       P1010110.jpg
左:春先のみずみずしいコケ。
右:帰りは「佐礼」集落から尾根道を辿り,椎葉村中心部へ。

短い谷ではありますが,滝が詰まった良い谷です。
椎葉でこれだけ滝の連続する谷を私は知りません。


★次回は天候次第ですが,遡行&トレラン&キノコ山行にしたいものです。


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沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

マツタケ遡行

1年振りとなるマツタケ遡行。
今年はあるのか?

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左:今年の水量。右(昨年)に比べ明らかに減水している。
右:去年の水量。雨後で増水。

P9210004.jpg       連結画像-11・12
左:水の透明度は非常に高い。
右:開けた渓。秋空が心地よい。

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左:躍動する流れ。
右:黒い岩盤に白い水流曲線。

P9210026.jpg       連結画像-34・35・36
左:今日二回目のスズメバチの巣。偵察バチに警戒して静かに通過。
右:この谷最大の15m滝。

P9210039.jpg       P9210051.jpg
左:そしてマツタケ平へ。今の時期,一本もなかった。
右:遡行後は登山道を走るトレイルラン。

今回は,ある程度予想はしていたものの,現実に痛感。
8月後半~9月前半にかけて,ある程度のまとまった降水がなければ,
キノコは全般的に悪い状況になる。

2007年が今年と同じような状況で不作,2008年は降水があったのでキノコは豊作。
今年はこれからの降水に期待したい。キノコはまとまった降水があれば雨後,1週間ほどで状況が変わっていることもよくあるので。

マツタケは残念でしたが,1年ぶりの渓は懐かしい思いに浸ることができ,それなりに満足。

下山は,尾根の反対側に下り,遠回りして入渓地まで25kmのラン。
最近は走りこみ不足だったので,良いトレーニングになった。


★次もどこかの沢に出かけます。


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祝子川 2002年/2009年 比較

先日遡行した祝子(ほうり)川。
渓相が激変したことを書きましたが,
今日は過去の写真と見比べて
その比較をしたいと思います。

左が2002年6月,右が2009年9月のものです。

①横長釜
釜       釜②
基本的な構造は変わりませんが,落水地点の岩がなくなっています。

②5m滝
5m滝       5m滝②
これは劇的。釜が埋まっているのが一目瞭然。

③10mトロ
10mトロ①       10mトロ②
これも劇的でしょう。釜が埋まってしまい,2002年時にはあった奥の1.5m滝が,30cm滝に変化しています。

過去の写真と見比べて,改めて変化の激しさに驚くばかりです。

最後に,最近遡行した2つのゴルジュの比較を。
左が祝子川の核心部,
右が由布川の渓谷橋部。

好みの問題もあるかと思いますが,全く対照的なゴルジュでした。

連結画像-4(98・99・100)       連結画像-2(53・54・55)


★次はマツタケ遡行で,アップは9/21(月)の予定です。


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祝子川(ほうりがわ)本流

残暑厳しい中,7年ぶりに祝子川にいってきました。

あの頃のまだ沢屋として駆け出しだった頃,
ここでの遡行は,今でも強烈な印象として残っています。

あれからどうなっているのか・・・。

《データ》
●水平距離:925m(喜平谷出合~吐野) ●高度差:380m ●遡行:2時間54分 ●下降:56分 ●地域:大崩(おおくえ)山系 ●1:25000図:大崩山 ●地質:花崗岩 ●備考:岩,渕,側壁,渓相どれをとってもミニ屋久島という感じ。核心は5m滝から始まるゴルジュ帯。狭い中にトロ,滝,CSと様々な自然アトラクションが用意されており,遡行者には様々な工夫をこらしてそれらを乗り越えていく楽しみがある。屋久島デビューの前にここで経験を積んでおくと,屋久島の四大険谷(宮之浦川,小楊子川左俣,瀬切川,安房川全流)以外の沢に関して,技術的な問題はないと思われる。九州本土で屈指の秀渓。

                          連結画像-4(98・99・100)
                             今日の一枚
                            祝子川ゴルジュ


P9130001.jpg       P9130004.jpg
左:久々の大崩山系。今日もいい天気。
右:まずは登山道歩き。山荘を経由して喜平谷出合いまで。約50分。朝の登山道は清清しい。

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左:喜平谷を下っていく。
右:下ること6分,7年ぶりの地点に降り立つ。しっかり記憶に残っていた。


                       連結画像-1(18・19)
                            祝子(ほうり)川の渓相


P9130028.jpg       P9130031.jpg
左:釣師に出会う。足固めからして熟練者。ヒョウタン渕の所。
右:水量は少ない。

                        連結画像-2(35・36)
                             九州屈指の渓相
                               広々&爽快


【マニア向け】 祝子(ほうり)川の由来
 ここは,ホオリ(彦火火出見命(尊)・ひこほほでみのみこと)が生まれた時にその産湯として使った川なので,ホオリ川と言うようになったそうです。ちなみにホオリは一般には山幸彦と知られ,兄の海幸彦とともに神話の神として有名なのは論を待ちません。さすがは神話の故郷:日向の国。この類の話題には事欠きません。

P9130053.jpg       P9130070.jpg
左:狭まっていく渓。ゴルジュが近い。
右:そしてこれが核心5m滝。この辺りは渓相が激変。

                         連結画像-6566
                    濃緑釜が埋没。歩いて滝近くまで行けるとは・・・
                    「なんだこれは・・・」。以前ここは滝から20m下
                    まで渕があり,泳がないとこの滝を目にする
                    ことはできなかったのだが。美人の湯のご主人
                    によると2年前の大水でこうなったとか。残念。

P9130076.jpg       P9130083.jpg
左:下流を振り返る。

右:懸垂システム。5.5mmケブラーロープにピラナ。懸垂のみであればこれでOK。12m懸垂で谷へ。システム設置から完全撤去まで12分。遅い。カナダ時代,ガイドからは懸垂は10分以内で全て済ませるように言われていた。まだまだ,です。

                          P9130089.jpg
写真なんかでもよく登場する一枚。ここからが自然アトラクションの始まりです。まずは目の前の巨石を乗り越えて行く。さあ,どうやって突破しようか?

                          連結画像-4(98・99・100)
                     そして今日の一枚へ。祝子川ゴルジュ核心。
                     二連トロに極狭部。ここの釜も埋まってる・・・。
                     以前は,手前の釜もしっかり泳いでいたんですが。


P9130108.jpg       P9130111.jpg
左:ここが最狭部。今日は減水しているので簡単。
右:こんなに狭い。幅は30cm程度。

P9130121.jpg       P9130122.jpg

左:来し方を振り返る。

右:次のアトラクションは4m滝。ここには以前なかった倒木が・・・。これを伝えば楽勝で岩右から越えられる。以前は倒木なんてなかったから,この滝の突破こそが核心でした。手順は,①右岩下の溝にヘッドジャム(頭を隙間に突っ込むこと)をかませる。②体を左に振り岩隙間にねじ込む。ここでフレンズ1番でプロテクション取り。③右半身を岩隙間にはめ込み,水中ほふく前進。④落ち口の倒木にしがみつき乗り越し。という今でも全てを覚えているほど,インパクトあるムーブを強いられ,とても楽しかったことを思い出します。今回と比べると,「あんなに苦労したのに・・・」という感じです。

P9130126.jpg       P9130129.jpg
左:そして最後のアトラクションはこの二条滝。以前は左の水流をシャワーで越えていましたが,今回は水流が強化されており苦戦。右手を越えました。

右:岩間から下流を振り替える。距離的には短いが非常に濃密な時間。

P9130133.jpg       P9130138.jpg
左:全てのアトラクションが終了。振り返るとこんな渓相が展開していました。
右:ゴルジュを抜けると平流になり,ホッと安堵。しかし,更なるサプライズが・・・。

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左:「なんだこれは?」ここには40mトロがあり,最後に体の汚れを落とすスイムがあったはずなのに・・・。ここも激変。とにかく埋まってしまっている。

右:そしてゴールの吐野。ここも在りし日の姿は,もうなかった。

                        P9130152.jpg
              帰りは,吐野~登山口まで3,020mのトレラン。万感の思いで走る。

懐かしい思いに浸れた一日に感謝です。

渓相の基本は変わっていませんが,釜がことごとく埋まっているのには,正直驚きました。自然ですらやはり日々変化していっているのですね。それを改めて感じさせられました。ただそれを差し引いても,祝子川の渓相は絶品だと痛感。自然物の造形,配置,渓相,どれをとっても九州では最高級だと確信します。未来へ残したい100名渓の一つです。

まだまだ沢シーズンは終わりません。さすがに泳ぎは控えますが,秋は沢&キノコ&トレランという贅沢な山行が中心になると思いますので,皆様の訪問をお待ちしています!


★次回は,「マツタケ遡行」です。今年も取れるかな?

                         
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由布川地底ゴルジュ② 【堰→渓谷橋上の1m岩裏滝】

                        またまた懲りずに行ってきました。
                           由布川地底ゴルジュ②
                    今日は前回より更にハマッた遡行になりました。
                           久々の全力投球です。


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                                今日の一枚
                               これは通過できん

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左:前回知りえた道を使い,峡谷,いや地底へ降りていく。
右:前回より減水している感じ。この何でもないような所が案外難しいことが多い。

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左:これはまだまだ序の口。由布川の真の迫力は渓谷橋の直下にあった!
右:宗津川出合いの20m二段滝。数少ない現在地を把握するポイント。

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左:徐々に狭まってくるこの感じが,おどろおどろしい。

右:そして,前回の到達点。2m倒木滝。今回は倒木を利用して滝上に抜ける。ハーケン&カウボーイ(輪投げ)で無事登攀。釘打はあまり有効ではなかった。これで朴の木までいけると思ったが・・・
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左:次の1mCS(チョックストーン,ひっかかり岩)滝の右壁,高さ3m,幅80cmの狭チムニーをボルト打ちの人工で突破。その先にとうとう渓谷橋が頭上に見えた!

右:橋先に進みすぐにハマる。これは突破できそうにない。この辺りは幅1m,高さ50m,谷底には激流が流れている。この岩裏滝は,ボルトを20本ほど使えば突破できないこともないが。引き返そう。これは無理。
P9070065.jpg       P9070066.jpg
左:ちょうど橋の下あたり。
右:谷底。おそらくこの辺りが由布川の最狭部ではなかろうか。

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左:帰路。光芒が芸術的。
右:2m倒木滝先の長さ200m,幅3~4mトロ。
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左:谷が開けると気分が楽になってくる。

右:そして地上へ。さっきまでの地底でのもがきは一体何だったのか?と思わずにはいられないギャップ。

時間があったので近くの由布川神社へ立ち寄る。そこで聞いた話によると,渓谷橋~由布川神社裏手あたりまでが,由布川峡谷で唯一人跡未踏区間で,これまで沢登りでやってきた人たちは,渓谷橋手前から地上に抜け,ここの神社の裏手から再度地底へ降りていき,上流へ遡行をしていたようだ。

確かに,橋手前の2m倒木滝,1mCS,橋先の1m岩裏滝,いずれの左右壁にもハーケン・ボルト,またはそれらが抜けた痕跡を認められなかった。ここを通過した先人はどのような方法で通過したのだろうか。今回行き詰った箇所は,今の自分の力量では突破できないと感じさせられた。あと1mくらい水量が少ないならば,おそらく行けるだろう。由布川峡谷の完全遡行は,宮之浦川を凌ぐこと間違いなし。宮之浦はルート取りに応じて技術や道具でどうにかなるが,ここはどうにもならない。

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左:帰りは,憧渓さんお勧めの温泉へ立ち寄るが休館日。また後日ってことで,長湯温泉へ。目指すは日本一のラムネ泉。

右:入湯そうそうこの泡ブク。32度とぬるめでウトウトしてしまう。この炭酸ガスは体内へ取り込まれ,保温効果を発揮するようだ。


★次回も,どこかのゴルジュ突破をしたいと思います。今回ので何か火がついた予感。



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