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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

トレイルラン in 宮崎県五ヶ瀬

さて今回はトレラン。
変な起き方をしたため,沢は諦めトレラン一本にする。

コースは波帰~小川岳~向坂山~白岩~カシバル峠~波帰。

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左:波帰集落から林道をグイグイ登っていく。
右:集落横の谷のちょうど上に登山口がある。

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左:スキー場の施設を遠望。
右:尾根筋に沿って小川岳までの登山道が伸びる。

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左:そして小川岳。今年は山都町と五ヶ瀬町で,9月にトレラン大会が同日開催予定。

右:おっ,トンビマイタケじゃないの。ラッキー。九州では貴重なキノコ。マイタケはミズナラ,このトンビマイタケはブナになり,猛暑の夏ほど収穫が見込めるキノコ。東北などではマツタケよりも珍重される。これをキノコごはんにすれば絶品!。しかし,見た目は白っぽく清潔感溢れますが,収穫後は黒ずんで腐った感じに見えるので,見た目はお世辞にも良いとは言えない。でも味はバツグン。

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左:道標の準備は完了している模様。

右:向坂山への道を走っているとふいに消防関係の人々に追いつく。どうやら山都町のトレラン道標を設置しているようだ。こんな山奥でご苦労様です。

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左:スキー場はもう指呼の間。
右:向坂山からのトレイル。

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左:霧立越の尾根筋は,昭和初期までは駄賃付けの道だったので,快適に走れる。
右:白岩からの眺め。向霧立越の国見岳(右),小国見岳(中央)を遠望。

予定では扇山まで足を伸ばし,折り返してくることにしていたが,不調なので白岩で睡眠をとって休む。これでかなり回復できた。やっぱり,睡眠がうまくいかないとダメだな~。

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左:さあ,あとは下るのみ。杉越まで戻り林道~カシバル峠~波帰まで一気に下りきる。
右:波帰橋がスタート/ゴールになっているようだ。

とまあ,沢にいけなかったので今ひとつスッキリしない休日でした。でもトンビマイタケを収穫できたので,よしとしよう。10月のハセツネも近づいているので,沢&トレランの最低12時間運動や60km以上の走りこみをしていかなければレースはひどいものになりそう・・・。


★次は沢の予定です。


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トレイルラン | コメント:9 | トラックバック:0 |

由布川地底ゴルジュ 2010

今年も由布川ゴルジュ。
昨年敗退した3mCS滝を越えることができるか?

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左:長閑な田園風景から始まる。由布岳(左)と鶴見岳(右)。大分の名峰。

右:15分も歩くと地底ゴルジュへ降り立つ。1年ぶりで懐かしい。この辺はゴルジュと言うより,廊下に近い。

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左:朝日が差し込むと優しい渓相に見える。
右:右岸から落ちてくる40mソーメン滝。岩壁をなめるように滑ってくる様は優雅。

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左:ここは写真を撮りにくるだけでも価値があるかも。他にはない光線具合が最高。
右:周囲の威圧感は昨年ほどではなく,必死に写真を撮りながらいく。

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左:うっすらと水蒸気が漂う様は妖魔界の入り口か。
右:徐々に狭化してくるゴルジュ。上下左右のこの圧迫&閉塞感は由布川ならでは。

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左:左右の岩壁からは滝がミスト状になって降り注いでくる。

右:そして昨年のリベンジ3mCS滝。今回は昨年より-20cm減水していたため,ブリッジングで滝下まで到達。そこから岩の右手をボルト連打で突破。「よしっ,これで朴の木探勝路まで行けるかも!」

※CS・・・チョックストーン。隙間に挟まった岩のこと。

※ブリッジング・・・体を橋のように横にして足先と手先だけで,岩壁に突っ張って前進する沢技。ゴルジュの激流帯で使用。

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左:探勝路の階段かな。

右:まだまだ滝は続く。一本一本が手強く,ほぼフルパワーでないと突破できない。この1m滝も簡単そうでそうはいかない難滝。奥に見えている5m斜滝ではなんと掘削作業までさせられる。滝横の岩をバイルで破砕し穴を拡張。ずり上がりで突破。所要1.5時間。沢でこんなことするのは初めてのこと。ソロの場合,あらゆる技術を動員しなければ先には進めない。

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左:これも簡単そうな1mCS滝。が,手持ちのギアが底を突いてしまい,ハンマー投げでのロープ登高やへつりなどを試みるが時間切れ。またしてもたどり着けず。ここを越えれば朴の木探勝路はすぐなのに。最後の最後で跳ね返されてしまいました。

右:峡谷橋下の景観。夕暮れの谷は陰鬱さを増し始めている。

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左:ここも峡谷橋下の景観。ここは右岸から滝が豪快に降り注ぐ中を泳ぐ箇所。
右:谷底から20分も歩けば地上へ生還。このギャップもまた凄い。


とまあ,今回も最後の最後で涙をのまされました。飲まず食わずの激闘8時間で,本当に集中しきっていた感じです。この感覚は久しく忘れていました。今回,水量の情報などでは九州の渓流釣りで有名な憧渓さんにお世話になりました。いつもありがとうございます!

しかし由布川はありとあらゆることをさせられる分,遡れるゴルジュでは九州最高のゴルジュではないでしょうか。泳ぎ(長トロ&激流),へつり(ノーマル&ハーケン),ブリッジング,CSずり上がり,ステミング,ダイブ,ドリリング(掘削),カウボーイ(ロープ投げ),ハンマー投げ,ボルト・ハーケン連打などなど。ここは3人くらいの超強力パーティーで突破すればショルダーなどでもっと楽に越えられると思います。

今はまだ満身創痍なので,回復のため少し間を置いてから再び,挑みたいと思います。もちろん減水していることが絶対条件で。


★次は沢&トレランの予定です。10月のハセツネに備えて長めの距離を走ろうかと考えています。

 
沢(九州) | コメント:4 | トラックバック:0 |

木浦谷 【木浦橋~木浦林道】

さて今回は,【 木浦谷 in 宮崎県椎葉村 】の遡行です。

ここは2001年に初入渓して以来,9年ぶりの再訪。
薄れていく記憶を鮮明にするために,再び!

時間の関係で午後からの遡行なので林道で打ち止め予定。
では,どうぞ。

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左:橋横の雰囲気がガラッと変わってしまっている。以前は鬱蒼とした中を歩いて出発していたはずだが・・・。

右:ソマ道を辿り,そごう谷との二俣まで。左が女性的なそごう谷,右が男性的な木浦谷。水量は少なめ。

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左:やっぱり猛暑は沢で解消!今日みたいに暑い日は積極的に水に浸かっていくと面白みも増加。

右:ほどなく現れる10m滝。ここは記憶に残っていた。でも確かここにはR10mの大釜があったはずだが・・・。釜は埋まってしまい,半分ほどに縮小。深くて神秘的な釜だったのに。

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左:平凡な渓相でも視線を変えれば,それなりに表現できる。
右:白黒のコントラストが絶妙。自然から学ぶことは多い。

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左:中流ではのどかなシーンも用意されている。ホッと一息。極楽極楽。
右:いよいよ核心の大滝下へ。これは前衛滝の18m二段の下部。

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左:そして木浦大滝へ。久々の対面。やっぱりでかい。高さは実測で75mらしい。以前,幻の大滝として脚光を浴び,上部の林道から歩道が作られたが,林道の状況が悪いのと歩道が急峻なので,訪問者は稀。でも今年奉納された榊が岩の上の置かれていた。こういう所では滝からの瀑風がアブ・ブヨなどのムカ虫を追い払ってくれるので,非常に快適なのです。

右:滝を巻く途中,南の扇山を遠望する。9年前にも同じ場所で写真を撮っているようで,同じような巻きをしたことに,嬉しいような悲しいような,複雑な気分。

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左:木浦大滝の滝頭。前方にぽっかり空いた空間がなんとも言えない。
右:渓の陰影。

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左:水量が減り,まろやかな流れに。
右:滝上の最初の右沢を詰める。林道まではすぐ。

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左:下りは久々のラン。8月は多忙で全然走れていない。少しでも走って10月のハセツネに備えねば!木浦橋までは約15km。100分ほどのランで帰着。しっかし,荷物を唐っていると放り出したくなるよな~。

右:夕日に感謝。

久々の遡行で懐かしい木浦谷でした。ここはやはりあの大滝が魅力的な谷です。

最近は沢での事故が例年より多いような気がします。亡くなられた方の中には沢界で大御所の方もいらっしゃるようで,他人事とは思えません。ご冥福をお祈りいたします。

沢はあくまで自然の一部なので,自分も含め人がつけた記録・記憶はアテにならないと思っています。その時,その場の状況に応じて判断・行動していかないと,と感じます。自然は常に変化しているものですから。

これらの事故に至るまでの経緯,事故当時の現場の状況などの情報を可能な限り入手し,一つ一つ自分なりに検証し,事故対策にしていきたいと考えています。自然相手に「以前はこうだったから・・・」は通用せず,「目の前の現状はどうなのか」から始めないとと思います。慣れや自信に変わってくる経験を戒め,常に初心で対峙する。ザックの中に常に入れておきたいと思う,マストアイテムの一つです。

自己回復をしに行く場所での事故だけは避けたいものです。


★次回は,水量次第ですが,武平谷の残置ロープ回収 or 由布川地底ゴルジュを考えています。ダメな場合は,未踏の沢にします。


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保土野谷 【愛媛県別子山村】

面河川本流遡行から6年。
あの日から思い続けてきた保土野谷に足を運べるチャンスがやってきました。

ここは80年代にルビーが発見されて,一躍その名を知られることになった谷であり,
また,地質学的にも非常に興味深い山域です。久々の四国の谷に胸が高まります。

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左:久々の臼杵港。今回は初めての昼間渡航。夜間とは雰囲気が異なる。あっ,しまった~車検証忘れた!

右:約2時間の航海で八幡浜港へ。西種子川以来,4年ぶりの四国上陸。

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左:翌日。ここが一般的な保土野谷入渓点。

右:いったん谷に入ると,ここが九州か四国かなんかはどうでもよくなる。純粋に自然の造形を楽しむのみ。

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左:夏の早朝の森は適度にひんやりしており過ごしやすい。
右:いよいよ黒滝の登場か。

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左:そしてついに黒滝へ。ここだけなら落差20m。「これが黒滝か~」ようやくここに来れたな。
右:フェルトも歯が立たないツルリン壁を,全身フリクションでズリ上がり,正面へ。豪快。

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左:滝の右手を巻き,上段15m斜滝の下を横断。ここの巻きこそ,巻きとはこうあってほしい,と思わずにはいられない巻きだった。会心の一本。頭上には殿ヶ関を呼ばれる岩壁が屹立する。この岩壁はカンラン岩といって地中深部で生まれる岩石で,赤茶けた色をしている。沢では珍しい岩石。もし見かけたら欠片を持ってみてください。その大きさ以上の重みがズシッときますよ。それだけ高密度なんです。

右:上段滝を巻いて滝頭から見下ろす。中央やや左奥に入渓点の橋が見える。この高度感は素晴らしい。

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左:さて,ここからは地形も緩み,青空ものぞき,真夏の遡行に突入。最高の水遊びの始まり。
右:コオニユリ。日当たりの良い岩場などで見られる花。真夏の青空に生える花の一つ。

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左:躍動の一瞬。一瞬の積み重ねの上に,流れる連続ができあがる。
右:ゴーロの沢をいくと現れる15m滝。清清しさ満点。中段から右を巻き上がる。

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左:落ち口と青空。
右:この赤いのがザクロ石(ガーネット)。タイプは変成岩中に見られるので,鉄礬ザクロ石。

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左:15m滝の上で水は急速に枯れ,早々と源流の詰めが始まる。しかしヤブはほとんどなく,このようなアルペン的な景観の中を詰めていくので,爽快この上なし。

右:タカネオトギリ。これも盛夏の花の一つ。オトギリソウはその清楚,可憐さとは裏腹に,花の秘密をばらした弟を切った(オトギリ)ことに由来する。

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左:黒岳山頂からこれから歩く権現岳方面を望む。
右:先ほどのザクロ石(ガーネット)を含む角閃岩。黒岳西のガレ場にたくさん落ちている。

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左:シコクフウロ。これも今が最盛期。

右:保土野谷の詰めのガリーと黒岳。最後にちょこっとヤブになっただけで快適に谷から抜けることができた。

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左:黒岳(左)とエビラ山(右)。ここは縦走路といっても腰までのヤブに道が覆い隠されている。踏跡をきちんと追えば問題はないが,一般登山道とは言いがたい。

右:権現山か権現峠と東赤石山方面を望む。鉄塔左下にある岩は権現岩。その周囲では,非常に貴重なエクロジャイト(りゅうき岩)が出る。地表ではめったにお目にかかれない岩で,緑とピンクの色合いが美しい岩です。

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左:権現峠からは床鍋(とこなべ)への道を下る。最初は沢伝いで歩きづらいが,次第に快適になってくる。四国電力(よんでん)の鉄塔関連の道がきれいに整備されている。鉄塔もそうだが,道を作るもの大変だったでしょう。

右:ゆっくり下り約2時間で登山口。ここから保土野へは車道をテクテク歩いて帰る。


ようやく懸案だった保土野谷へ行けて満足。
詰めの爽快さ,尾根上の草原,地質構造など四国の沢もまたいいものです。
予定ではこの後,石鎚の番匠谷でしたが,これは次回の楽しみとしてとっておきたいと思います。


★次回も沢を予定しています。

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お盆の沢

今夏は中津川の予定でしたが,どうも天候が良くないので
キャンセルして,また来年に持ち越しします。

お盆中には沢には出かける予定です。

行き先は,四国,赤石山系の保土野谷と石鎚山系の番匠谷。

西種子川以来4年ぶりの四国。
楽しみです♪

アップは,8/17以降になります。


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お盆の沢

いよいよお盆休み。

今夏は,昨年流れた福島の中津川の遡行です。
増水と天気が気になりますが,行かないことには進まないので,
あとは天任せです。吾妻一の名渓らしいので,期待が膨らみます。

よって次回のアップは8/16以降となります。

皆様も良い休みを過ごされて下さい。
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武平谷下降 その③

残すはあとわずか。最後まで気を抜かずに下っていこう!

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左:2mほどの飛び出し滝。
右:まだゴルジュっぽい渓相が見られる。左岸は広タキスラブの末端。

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左:10mほどのトユ滝。
右:そして前方に空間を感じると,次の滝の頭が見えてくる。

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左:滝上にある岩。これは随分前からここにある。
右:次は,40m三段滝。これは最上段の20m。

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左:滝水のしずく。
右:滝しぶき。

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左:中~最上段を見上げる。美しいスラブ滝。
右:全体はこんな感じ。

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左:ゴーロの谷を少し下ると,次の滝の頭。
右:イワタバコ。盛夏の花で谷に色沿いを添えてくれる。

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左:ラストの大滝。高さは40~50mくらいでしょうか。次回,計測してみます。
右:もう普通になった沢を下ると,ゴールの橋が見えてくる。無事生還。

とまあ,3部構成でしたが,武平谷の下降終了。
こんな造形を作り出すとは,自然はやはり偉大です。

今回の下降で,反省点,良かった点,ともに得るものがあったことが何よりです。
また,帰りに祝子川(ほうりがわ)温泉に立ち寄った時に,ご主人から谷名の由来を聞けたのも収穫でした。

武平の方は不明ですが(恐らく武平さんが見つけた谷,武平さんが猟場にしていた谷,などでしょうか),クロスケオテの方は,クロスケ(=カモシカの別称)もオチルほどの岩壁が連なる谷ということでクロスケオテ谷と呼ぶようです。納得。

美人の湯で湯船と余韻に浸りながら,今日を回想。そして思考は未来へ。
「次は由布の地底ゴルジュだな」

おしまい。

      
沢(九州) | コメント:7 | トラックバック:0 |

武平谷下降 その②

さて,前回の続き。
今回は2番滝の下降から,ゴルジュ脱出まで。

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この2番滝の懸垂からです。

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左:流芯に入り,下を見下ろす。
右:今回のベストショット。写真のためならどんな体勢でも必ず撮りますよ!

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左:下降後,全体像を眺める。と冷静に写真なぞ撮っていますが,この時,実はロープが引っかかって回収不能の事態に!何度引いてもびくともしません。恐らく引抜ロープが上になったか,残置に引っかかったんだと思われます。嘆いてもしょうがないので,できる限り長くロープを回収するために降りた滝を少し登りロープをカット。63m分は確保。ただ,残りは滝水に打たれてプラプラむなしく揺れている状態・・・。これはいかん,近いうちに回収しに,また下りに来ます。

右:下流の深釜にはCSがすっぽり挟まっている。

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左:切り裂かれるソラ。
右:深い釜が下流へ続いている。その先にはなにやら空間の予感・・・。

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左:釜から溢れた水が一気に流下。
右:ここは下流から遡行した時に出会う関門滝15m(下降の場合は3番滝)。

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左:滝頭にサヨナラして,懸垂開始。ここが一番手間取った。直径1m程度の円形斜スペースにザックを置き,支点工作と,切断して短くなった63m,9mmダブルロープ(2本連結)の処理をしないといけない。おまけに釜の縁からそのまま水が滝となって落ちているので,常に流水に浸かったままでの作業。足は側壁にステミング状態。この感覚は由布川地底ゴルジュ以来。これには痺れた。あと10cmでも増水していればアウトだっただろう。

右:滝水は左岸の大ハング下に抉りこむように流れている。

この滝を滝頭から見下ろした時,「果たして手持ちのロープで長さが足りるだろうか」という不安がよぎった。実際の高さよりもはるかに高く見えてしまいました。「でもまあ,足りないとしても数mだろうし,下は深釜なので末端を滑らせそのままダイブできるし,その場合は引抜ロープを握って釜へダイブや」と考える。実際にロープを投下し,ドボンッという音が聞こえたので安心して下れたのでした。滝頭から下の水面が見えない場合には,ロープの末端の抜け防止コブを大きめに作り,その着水音を聞くことでロープが届いたかを判断できます。

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左:ここをドンブラコされるとかつて知ったるゴルジュ入口へ。ホッと一安心。無事生還。
右:二段釜の途中にある非常に緻密で堅牢な岩から,先ほどの滝を振り返る。久々の眺め。

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左:4年前のルート。あの時の奮闘はいまでも脳裏に焼きついている。生涯忘れえぬルート。

右:ゴルジュ入口のミニ河原から。ここで武平ゴルジュの核心部は終了。結局,距離的には直線で70m程度の中に,上から14m,23m,15mの滝があり,その間を釜,トユ流,CS3m,CS1m滝が繋いでいる状況。非常に密度の濃い時間と空間を過ごさせてもらいました。


さあ,残りも気を引き締めて下っていこう!

To be continued


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武平谷下降 その①

今回は,三部構成でいきたいと思います。
それでは第一部,出だしから中間部(2番滝)までのレポです。

まずは下からゴルジュ出口まで上ります。

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左:武平谷を望む。左が硯岩,右が広タキスラブ。その間を穿って谷が刻まれている。
右:伐採跡地を登っていく。ここに来るのは4年ぶり。前回も武平だったな~と回想。

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左:重荷+急登で喘ぎつつようやくコルに到着。汗がしたたり落ちる。
右:そしてゴルジュ出口へ。ここから,未知への探求が始まる。

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左:心配していた鉛色の空に青が映える。「よしっ,これでいける!」
右:始めの4m滝の右岸を懸垂し,次の1番滝頭へ。ここからが武平ゴルジュ,本格始動。

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左:美しいスダレの14m滝(1番滝)。ここでロープを抜けば退路は,もうない。ここでは釜に懸垂入水,立ち泳ぎのまま解除,ロープ回収。滝の高さを正確に測るにはこれしかない。

右:谷底から見上げると両岸凄まじい切れ込み具合。でも花崗岩のせいか陰鬱さは微塵もない。由布川の地底ゴルジュに比べたら遥かにマシ。珍しいCB(チョック枝)。増水時の水線を示している。

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左:谷底。幅は30cmあるだろうか。
右:さっきのCB。しかし,見事なバランスとその位置には笑える。自然は最高のアート。

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左:ここは2番滝(23m)の滝頭。右に折れた水は一気に下へ走り下る。
右:対岸へは簡単に手が届くほどの狭さ。いいね~この狭さ加減。

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左:2番滝の先を見下ろす。中央奥に白く輝いているのは広タキスラブ。早く広々とした場所に脱出したいという気持ちの一方で,今いるこの場所も最高だと思う気持ちもある。

右:支点工作したら,さあ,下降開始。流水に突っ込んでの懸垂。

この下降のあと,ちょっとしたハプニングが・・・。

つづく。


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武平谷下降

今年の課題,The 5 Hardsの一つ達成。
記事はまた後ほどアップ予定。
良い経験を積ませてもらいました。
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                          武平ゴルジュの2番滝,23m直トユ


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