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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

阿蘇外輪山一周

走ってきました・・・が途中の黒岩峠までで終了。

今回は,悪い予兆があったので,完全走行は延期です。
悔しいですが,今回の戦術では無理だったいうことでしょう。

今回はJR立野駅~黒岩峠までのレポをお送りします。

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左:起点のJR立野駅。9時過ぎに出発。既に18度,暖かい。

右:まずは北向山(きたむきやま)へ。赤線を辿ります。主尾根上(横に伸びる尾根)に出るまでは激しい急登が続きます。傾斜はなんと59,6%。

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左:北向山の森は暖帯性の照葉樹林。南国ムードに満ちています。
右:小径の道は清清しい。

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左:北向山は外輪山の端にあるので,ここからがいよいよ本格的なスタート。次は俵山峠を経て俵山まで。

右:山桜は今が旬。

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左:俵山最後の登り。

右:熊本や長野の県花:リンドウ。ロゼット状の形と色彩が美しい。かつて清少納言は「リンドウは,枝ざしなどもむつかしいけど,こと花どものみ霜枯れたるにいとはなやかなる色あひにてさし出たる」と詠んでいることからも古来から日本人に愛され続けてきた花の一つ。花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」など。

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左:俵山の東端からの眺め。尾根上をアップダウンを繰り返しながら走ります。

右:護王峠までの下りの途中では,石の中にこのような黒い鉱石を見ることが出来ます。これは「角閃石」と言って,ここは大きめのものが採取できることで全国的に有名です。写真は石中にありますが,目をもらすとそこら辺に転がっています。

と,ここでアクシデント発生!
下りの途中で左足首をグキッと捻ってしましました。10分ほどで痛みは引いたのですが,嫌な予感1。

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左:グリーンロードまでは快適な尾根道で,気持ちよく走れます。
右:地蔵峠までも快適な道です。

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左:キスミレ。大陸系遺存種。寒い時に大陸から南下し,野焼きや草原の維持で生き残っている花。3月の野焼き後に一斉に咲く様は圧巻です。

右:駒返峠までも結構,気持ちよく走れる。

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左:高千穂野(たかじょうや)の登りからの展望。俵山があんなに遠くに。
右:今回の行程表。まだ半分しか埋まっていない。

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左:激しい下りの階段。
右:清水峠先から振り返る。ここからは大きなアップダウンはなくなるが,小さいのが連続する。

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左:快適快適。次第に風が強まってくる。
右:高森の町に灯がともりだす。

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左:高森峠手前で真っ暗に。ここからはヘッドランプでのラン。
右:黒岩峠からの高森の夜景。

ここに来る頃には,強く湿った風とガスに巻かれ始める。嫌な予感2。
森の中はガスってても走れるが,草原状の所は目印がないので,10m先が見通せないといくら歩いたことがあっても道迷いする可能性が残る。予報では深夜から雨だと言っていたし・・・。

出だしの左足首の捻挫と天候悪化。悪い要因が2つ以上出たら撤退の自己ルールに従い,今回はここまでとする。沢でもランでも,悪い要因は連鎖しやすいし,内的,外的原因に関わらず,全体の流れのどこかが歪んでいる証拠なので,仕方ないが,完走は今後の課題として残すことに。

今,20:32。JR立野駅まで帰るために,高森駅まで急行する。21時台に最終があるだろうとたかをくくり町へ下る。

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左:そして高森駅へ。21:04分着。時刻表チェック。最終はと・・・えっ?21:03分?それじゃ・・・。なんと1分遅れで最終を逃すハメに。「時は金なり」これは本当ですね,この時ほど痛感したことはありません。

駅の外ではタクシーが妖しく誘惑してくるが,列車に乗れなかったのはきっと,「まだ余裕があるんやから,最後まで走って帰らんかい」という思し召しととらえ,夜道を走って帰ることにする。

右:旧道は交通量・アップダウンともに少ないので,こんな感じの道を,所どころで犬に吠えられながら,ひたすら走る。ひたすら,ただひたすらに。

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左:白川に架かる橋。もう少しだ。
右:そして懐かしの立野駅へ。23:43着。高森から18,6km,2時間20程のナイトラン。

今日は,トータルで距離62,43km / 14時間25分 / 累積高度3,101m

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阿蘇外輪山全図。赤線が今回走った立野~黒岩峠,39,7km。青線が残りの区間,72,4km。出発時間,水分・栄養補給(これが最重要),走る時期など,今回のことを教訓に,次に向けてまた準備の始まりです。

阿蘇外輪山一周は甘くはありませんでした。


★次は沢の予定です。GWの屋久島遡行に向けた最終調整です。

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2011年 沢始

今年初めての沢は,西内谷:馬子コル沢。
名もなき一枝沢ですが,先日のフルマラソンの疲れをとる意味で
身近な一本を遡行してきました。

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左:入渓点から見た西内谷。下部は取水されていて哀れな渓相。沢はやっぱり水がないと・・・。

右:深みを越えるため,ちょうどいい具合にかかっていた流木を馬乗りで。

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左:やはり水の流れは最高。原点回帰。
右:下部でお気に入りのポイントの一つ。ここは秋がベスト。

出だしの渓相       連結画像-17,18
左:取水堤下の6m滝。

右:西内谷下部で最大の見せ場。20m斜滝。ここは固い岩盤に阻まれ,西内の水流が屈曲させられている箇所で,水と岩という自然界のせめぎあいが垣間見れる。

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左:上述の20m滝下,左岸から出合うのが馬子コル沢。等高線の込み具合から10~20m滝の一本でもあれば・・・と思ってましたが,実際はこれ。

右:いい物を見つけちゃいました。明日の食事に。

P1010029.jpg       最後のトラック
左:林道終点まで上がり,そこからはトレラン。機動力を活かした下山。山桜と馬子岳。
右:洛陽。今日も一日,幸せをありがとう!

とまあ,まずは今年の一本でした。

やっぱり沢はいいですね。沢に入ること,下山後の温泉,そして食事ももちろん良いですが,
それ以上に,沢での経験をフィルターとして,日常にたくさんある何気ないことの大切さや,
それを享受できることの幸せ感。これらを感じられることが何より素晴らしい。

幸せに気づくこと・・・・
それは決して沢にどれだけ入ったかでなく,そこでの経験を通して,
日常の,ありふれた行為や存在の中に,幸せを見出しそれを大事にしていくこと・・・

生死が肌感覚で身近に存在する分だけ,沢から無事に帰って来たときの生還感は,
また格別です。遡行した沢が悪渓ほど,そこでの体験は脳細胞の奥深くに刻み込まれ,
生きている限り絶対に忘れることはありません。一概に比較はできませんが,
この生還感はセックスで得る幸福感を超越すると私的に感じています。

ここで過去の体験を一つ。
沢とは関係なくロッククライミングの話ですが,前に宮崎の比叡山のTAカンテという初心者用のルートをフリーソロした時のことです。あそこは全部で6ピッチくらいなんですが,出だしの2ピッチ(核心あり)までは精神が不安定でしきりに墜ちて死ぬ恐怖を感じているので,一つ一つのムーブがぎこちない。まさに精神的恐怖が肉体を支配している状態。

ところが3ピッチ目あたりからは精神が恐怖から徐々に解放され,いつしか墜ちる恐怖を打ち払い,上へ上へと登ることだけに意識が集中しきっており,3,4,5,6ピッチは,それまで相克しあっていた精神と肉体とが,まったく同じ物となっていました。精神と肉体の完璧に近い一致。動きには一点も迷いがなく全てが自分でも驚くほどスムーズ。あれこそフリーソロの醍醐味であり,一度味わうと間違いなくハマってしまう感覚だと感じました。今でもあの時のムーブの一つ一つを思い出すことができます。

後に山野井さんの著書の中で,同じような事が書いてあるのを見つけ,「やっぱり・・・」と思ったのと同時に,彼はあの感覚を何度となく味わってきているのかと思うと,羨ましくさえ思えました。あの絶頂感は人間が持つ感覚の中でも間違いなく,最高度の刺激を与えてくれるものであるし,また心の底から「生きているって素晴らしいな」と思わせてくれるものなのです。「あの素晴らしい感覚をもう一度・・・」とよく思いますが,非常に危険を伴うので,自分の全てを信じきることができる場合にのみ,実行に移しています。

人間,楽しかったことはすぐに忘れるようにできていますが,
生死という名のゴルジュで体験したことは,生存本能がその危険や恐怖をインプットし,
生存を脅かすものの一つとして,将来の危険に備えるために蓄えておくのでしょう。


★次回はいよいよ阿蘇外輪山一周です。JR立野駅起点(終点)で走る予定です。
約105km,23時間,そして前人未走。


沢(九州) | コメント:2 | トラックバック:0 |

第四回 フルチャレ倶楽部 フルマラソン練習会

他のランナーの走りを参考にすべく,また会独特の雰囲気を楽しむべく
近所である練習会に初参加。

コースはパークドーム発着で,西原の俵山展望所折り返しの43kmちょっと。

ベストを出すつもりで臨みましたが,
気温上昇(~21度)と昨日の15kmスピード練習の疲れがしっかりと残っており,
中盤から失速。結局,3時間53分でゴール。前半-1時間54分 後半-1時間59分
の流しランになってしまいました・・・。

でも速いランナーの走りはやはり凄く,参考にさせてもらいました。
やっぱり暑さは苦手なわけで・・・。これもまた良い経験になることでしょう。
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