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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

アソパインスタイル① 【赤ガレ谷~ダイレクト尾根】

今期初の阿蘇北面,アソパインスタイル。
ルートの状況調査と速攻登山で登ってきました。

ちなみにアソパインスタイルとは・・・登山形態の一つアルパインスタイル(速攻,簡素,少人数)を,私的にもじったもので,今流行の3Dです。すなわち,DoroWall(泥壁),Dirty(汚れる),DamasiDamasi(確実性に乏しくだましだまし登る)。ではどうぞ。

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左:仙酔峡の氷。ここの氷結具合で北面の氷結状態が予測できる。これはOK範囲。
右:阿蘇谷と久住連山を臨む。今日は寒気が少し緩んでいる。

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左:関門。昔は地獄門と呼ばれていた。ここは北面入口。

右:赤ガレ谷の中ほどにある小三連滝。氷があればサクサクいけるところだが,今日のベルグラ状態では慎重なクライミングとなる。★ベルグラ・・・氷の厚さが薄い状態。薄い分壊れやすいので優しく丁寧な扱いが必要。


いよいよクライミングのスタートです。

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左:上部にいくにつれ高度感が出てくる。
右:そして赤ガレ谷大滝。以前は三段,今は二段。積雪と岩石の堆積がないぶん,すっきりしている。


積雪が増えるとこれらの滝も埋もれ,高さがなくなってくる。

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左:仙酔峡を見下ろす。
右:ダイレクトの頭(かしら)から尾根のルート上部を見上げる。あともう少し。


そして山頂へ。この視界に入ってくるものの変化は,いつでも感動を与えてくれる。

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左:山頂台地は荒涼としている。南郷谷を脊梁の峰々を眺める。
右:冬の芸術。不純物の極めて少ない氷柱。

とまあ,無事終了。

この時期は,氷結は進んでいますが,積雪量の少なさ,泥壁の不凍,などででハイシーズンの1~2月よりシビアなクライミングとなります。まあ,その分だけ技術が磨けるので良いトレーニングになります。

今年の活動はこれにて終了。
ブログ更新は来年2012年になります。

皆様,良いお年をお迎え下さい。

★年末は予定では大山の弥山(みせん)尾根・右を登り山頂でご来光,の予定。

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アルパイン(日本) | コメント:2 | トラックバック:0 |

第九とダイハード(映画)

年の瀬も迫りつつある今日この頃。
今年は仕事の休みが取れ,実に24年振りに第九演奏会に行ってきました。

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あの頃は学生の身分で自由席でしたが,現在は大人買い,ならぬ大人席ということで指定席で鑑賞してきました。

曲目は①フィンランディア ②交響曲第九番(合唱付)で1.5時間ほどです。
偶然にも,両曲とも映画「ダイハード」で使用されていた曲でした。

①フィンランディアはダイハード2のラスト,燃料切れに近い飛行機が続々と着陸するシーンで,
②交響曲第九番(第九)はダイハード1の社内パーティーで,それぞれ使われています。

フィンランディアの方はクラシックを意識して聞かないと巡り合わない曲の一つです。名前の通りフィンランドの曲(シベリウス作曲)で帝政ロシアからの独立の気持ちが込められた爽快な曲です。ダイハード2での切羽詰った状況から,一気に打開策が見つかり,希望が広がっていくシーンととてもマッチしています。

一方,第九の方は何百回も聞いてメロディが全て入っているのですが,CDではなくコンサートホールで聞くと,耳より,身体全体で音を受け止めるので,何度聞いても鳥肌が立ち,感動に包まれます。特にラスト4楽章の合唱と勢いを保ったままの締めは,「ブラボー!」とスタンディングオベーションは避けられません。

年を重ねても受け止める感動は,あの頃と同じようなものでした。
この種の感動には時間なんて関係ないんですよね,きっと。

あの頃にタイムスリップしたような感覚で楽しめました。

第九の合唱団員は市民から募集しているので,来年の仕事の休みの状況を見て,
できそうなら来年は,歌ってみようかな。


★次回は,今期初のアソパイン(阿蘇北面)です。状況の視察とスピードアッセントで登ってきます。腰掛岩から上ではいつも第九が頭の中で演奏されます。感動のフィナーレとなるか?


音楽 | コメント:0 | トラックバック:0 |

ある休日の雑感

本来なら沢納めのはずでしたが,目的地手前で通行止め。
すっかりやる気を削がれ,帰宅している途中でのことです。

行きにも見かけた猟犬と思しき迷い犬が2匹。
道路にへたりこんでいたので近寄ってみると,
首輪に飼い主の電話番号がついた首輪が。
早速連絡してみることに。

犬を見つけた場所から山を3つくらい越えた場所に住んでいる方だったのですが,
2匹のうち一匹は確認が取れ,もう一匹は野良のようでした。

どうするかを伺うと「放しておいて下さい」と。
聞くところによると,先日鹿を追いかけていてはぐれたトボケ犬だそう。

車から降ろす前に持っている食料を全て与え,
後は二匹でどこかへ行ってしまいました。

あとはあの犬たちが生き延びてくれることを祈るばかりです。

色々な事を考えさせられた,ある休日のちょっとした出来事。



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またまたトレイルラン in 駒返峠周辺【南外輪山】

さて今回は沢の予定だったので,南面の沢を頭の中であちこち検索・・・が,ほとんど遡行済なので行くところがない!これにはショック。まあ,来週こそは2011年の沢納めをすることにして,今日はのんびりトレラン。最近は走ってばっかりです。

コースは,
グリーンピア南阿蘇~駒返(こまがえり)峠~九州自然歩道~東大矢~駒返峠~多津山(たづやま)峠~林道・車道~グリーンピア南阿蘇。峠道の散策です。

ではどうぞ。

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左:車道から牧野道を登り始める。中央火口丘群が素晴らしい。
右:いったん植林帯に入り,再び牧野道へ。そこから駒返峠への登りが始まる。

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左:峠にはかつて目印として植えられた杉が直立している。常緑,直立,視認性と色々な樹木から杉を選定した先人の英知に感服。英知は時代を超えるものですね。

右:峠上の様子。外輪山には27越48峠があると言われていますが,ここはその中でも5指に入る場所。往時を偲ぶことができる赴き深い峠道です。

【コラム】 駒返峠 (こまがえりとうげ)
かつて南郷谷(阿蘇の南の谷)と山都町(旧矢部町)の浜町とを結んだ道。車道として整備されていない峠道では現存する数少ないところです。名前の由来は諸説ありますが,いずれも説も駒(こま,馬のこと)でさえ登れずに引き返せざるを得なかったくらい峻険な道であったというのがポイントです。それで駒・返・峠という訳です。山都町からの道はともかく,南郷谷からの道は言ってみれば外輪壁を登ってゆくわけですから,峠の最後の部分は急登になっています。

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左:峠から東へ100mも行くと分岐。ここから尾根をはずれ南へ下っていきます。
右:自然歩道だけあって切り分けされており,また緩傾斜で快適。

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左:いや~トレランにはもってこい。足元をサクサク言わせながら走りを楽しむ。
右:峠から3.5km,尾根筋を下るとここに着く。山都町側の入口。ここからは林道を登り返す。

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左:林道もほどよい感じで上りが続き,トレーニングのつもりで上り続ける。途中,意外なことに登山者に遭遇。まさかこんな所で人に会うとはお互いに思っていなかったので,しばし話し込む。彼は南面から林道を辿り,ウソ峠付近へ出て,高千穂野(たかじょうや)~多津山峠~山都町と周遊しているようだ。彼もまたこの付近を探索しているようで,情報交換をする。

右:分岐からは多津山峠を目指す。

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左:多津山峠。ここから北の南郷谷へ向けて下っていく。
右:作業道を下山途中から見た阿蘇。光線に赤みがかかっており色々なことを感じさせてくれる。

とまあ,時間:3時間 / 距離:16km / 累高:880mという感じで午後からのお気楽トレランでした。

南外輪山の南斜面は傾斜が緩いので林道・作業道が尾根近くまで延びており,トレランの可能性を秘めていると感じました。また今後は尾根筋では得られない水場を見つけることも一つの課題です。

今度は今日聞いた高千穂野(たかじょうや)方面の林道を辿ってみたい。


★次回は2011年の沢納めの予定。脊梁の五勇山南面のヤゴロウ谷を遡行します。     

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