FC2ブログ

九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

白岩谷:右俣 in 脊梁山地

さて,今回は予定通り白岩谷:右俣を遡行。

五ヶ瀬のスキー場から尾根を越えて椎葉村に降り,耳川との二俣から入渓。
いつもは遡行後走りますが,今日は走った後から遡行。

天気が持つことを信じて遡行します。
ではどうぞ。

P7290001.jpg       P7290003.jpg
左:まずは登山口から杉越まで登る。
右:霧立越の道から耳川方面の尾根へ入る。

P7290005.jpg       P7290006.jpg
左:この尾根では赤道周辺の海に住んでいた貝類の化石が見つかる。通称「化石尾根」。
右:人が入らない白岩林道は自然回帰中・・・。

P7290010.jpg       P7290013.jpg
左:耳川(左)と白岩谷(右)の二俣。登山口からここまで約14kmを走り下る。
右:白岩谷はおだやかな渓相。雨脚が強まってきた。

P7290021.jpg       P7290024.jpg
左:頁岩の黒色と水流の白色の対比が美しい。
右:ちょっとした子ども騙し的V字ゴルジュも出てくる。

P7290031.jpg       P7290034.jpg
左:崩壊している白岩林道を越えると,いよいよ核心部。前回は2006年秋に白岩へ突き上げる白岩沢を遡行。

右:谷が左に屈曲した所にある7m滝。左壁を登る。

P7290035.jpg       P7290040.jpg
左:続く15m二段滝の下段。ここも左壁を登る。上段の10mも左壁から水線沿いに直登。
右:15m滝上はゴルジュで2m,4m,そしてこの6m二条滝が懸かる。これは左巻き。

P7290042.jpg       P7290044.jpg
左:濁り気味の水中。
右:最後の二俣。左が白岩に突き上げる白岩沢で,右が水呑に突き上げる水呑沢。今回は右を取る。

P7290050.jpg       P7290051.jpg
左:ガスに包まれた幻想的な尾根。
右:中央奥に警戒しているシカ。

という感じでした。午前中は走って入渓地まで,そして午後から遡行という感じでした。

技術的には難しくなかったので,なるべく止まらずに,速いペースで動き続けるトレーニングとして遡行しました。最後の高度差350mの登りでは大腿部がきつくて上がらなくなるまで追い込めたので,良い刺激となりました。昼頃から入り,4時前には登山道に上がったので,そこそこいいペースでした。

昼ごろからは雨が断続的に降り続きましたが,ガスに包まれた谷間や尾根筋は幻想的で,こんな日の山歩きもいいな~と思いを新たにした次第です。

★次の遡行は,大保下(おおほげ)谷です。延岡近郊の沢になります。

スポンサーサイト



沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

栗の木平谷(遡行) / 榎木谷(下降) in 熊本県人吉市

さて,今回は予定通り遡行してきました。

熊本県人吉市の山江村にある「栗の木平谷」の遡行と「榎木谷」の下降になります。
場所的には,九州自動車道の肥後トンネルのあたりです。

まずは栗の木平谷からです。ではどうぞ。

P7210001.jpg       P7210003.jpg
左:出だしは平坦な河原から。
右:3m滝。

P7210004.jpg       P7210009.jpg
左:釜と小滝。今日は暑いので何の抵抗もなく釜へ突入。胸まで浸かっていく。
右:ミニゴルジュ奥に懸かる6m滝。

P7210011.jpg       P7210016.jpg
左:水中の様子。
右:7m斜滝。ここはシャワークライムで登る。中段の乗り越しがポイント。



P7210024.jpg       連結画像-26,27
左:滑らかな水流。
右:そしてこれが地図記号のある,20m二段滝の下部10m直滝。

連結画像-32,33       P7210037.jpg
左:これは上段10m滝。
右:滝頭から見下ろす。こんな狭い所をよく流れていくな~。

P7210036.jpg       P7210043.jpg
左:前述の滝上は平坦になり,ホッと一息つける。
右:前回ので味をしめた二ショット分割。

P7210048.jpg       P7210049.jpg
左:落水点の水中の様子。
右:源流は疎林的でいい味を出している。鹿がそここをうろついていた。

P7210066.jpg       P7210069.jpg
左:栗の木平谷と榎木谷を分ける境界尾根。人が歩いた跡がある。

ここからは,尾根を越えて,榎木谷の下降に入ります。

右:最初に出てきた5m滝を懸垂で下る。ロープは5.5mmケブラー。細いが強度は抜群。



P7210072.jpg       P7210077.jpg
左:この4m滝は左壁をクライムダウン。
右:肥後トンネルの人吉側にある看板。

榎木谷には4~5m滝は数本ある程度で,あっという間に車道まで下ってきた。帰りは車道を約6.5km走り,尾根を回り込むと出発地の水無集落へ。

今日も怪我なく遡行でき感謝です。

沢の下降は武平谷以来,久々でしたが,遡行とは違った面白さがあり満足でした。道が全くない山からの下りでは,尾根を汗だくで下るより,時には水の中に飛び込んで下る方が良い。

★次も沢です。行き先は椎葉村の「白岩谷:右俣」です。最初にトレランで入渓地まで下り,そこから遡行となります。一刻も早く釜に飛び込みたい心境です。

沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

「旅愁」 (Dreaming of Home and Mother)

ブログにメリハリをつける意味で,今回は音楽ネタです。
紹介するナンバーは「旅愁」。日本で教育を受けてきたなら一度は耳にしたことがあると思います。

アメリカ人のジョン・P・オードウェイ作曲。日本では熊本県人吉市出身の犬童球渓(いんどうきゅうけい)により作詞された名曲で,日本の歌100選にも選ばれています。




音楽 | コメント:0 | トラックバック:0 |

鹿納(かのう)谷 in 宮崎

さて,2週間ぶりの沢は予定通りの鹿納谷。花崗岩のゴルジュが発達した谷です。
2004年以来,9年ぶりとなる遡行に,往時を偲びながら溯ります。

まずは本流筋を遡行して,右岸から出合う鹿納谷に入る。

ではどうぞ。

P7140001.jpg       P7140002.jpg
左:辺りはすっかり夏模様。バックは釣鐘山。

右:「づめの滝」というナメ滝。造りの大きさを実感。しかし,前より両岸が抉れて,川幅がかなり広くなっている。

P7140007.jpg       P7140013.jpg
左:水中ショット。空気がたくさん泳いでいる。

右:白眉の瓢箪釜と6m滝を上から見下ろす。釜が浅くなっていたのは残念だが,この付近の景観は相変わらず素晴らしい。当時の遡行記録には「九州一だ!」と書いている。

P7140018.jpg       P7140019.jpg
左:ここから鹿納谷。ここは第一ゴルジュの先細りトロ・・・のはずが増水により急流となっている。
右:今日は増水しているので,水の迫力が増す。

P7140022.jpg       P7140025.jpg
左:夏の渓の一コマ。バックは地蔵岳。快晴,ありがとう!
右:第二ゴルジュの入口にかかる8mく字。

P7140035.jpg       P7140041.jpg
左:美しい透明度。花崗岩ならではの水質。
右:7m滝の滝頭から下流を見下ろす。

P7140043.jpg       P7140044.jpg
左:5m滝。水中と陸上との二分割ショット。
右:周囲の森と合わさって,平流には癒される。



P7140050.jpg       P7140059.jpg
左:アカハライモリ。こんなかわいい顔して,その皮膚にはテトロドトキシンというフグと同じ毒を持っている。地域によって毒を含む率が異なるので,場所によっては要注意。九州のものは非常に微少なので触っても問題はない。

右:しかし何という美しいグリーンだろうか。花崗岩の谷はその造形もさることながら,水の色もまた素晴らしい。

P7140076.jpg       P7140082.jpg
左:上部の渓相もまだ荒々しさが残っている。
右:ヒョングリ状の水流。

P7140091.jpg       P7140095.jpg
左:花崗岩帯が終わると地形は,一気に平坦になる。
右:水中は不純物が少なく,どこまでも透き通っている。

P7140101.jpg       P7140103.jpg
左:帰途,宇土内谷にある大滝を眺める。

右:これまた帰途にたまたま見つけた場所。足元の白いものは石英の砕片。探すと水晶がたくさん出てきました。といっても,欠片や不揃いのものが大半ですが,鉱物マニアにはちょっとしたお宝スポット。

下りは詰めの作業小屋から林道を経由,約13km走って帰着。阿蘇山上の高地トレーニングのせいか,いつもと違って,この暑さの中でも息切れを起こすことが少なかったように感じました。

という感じの懐かしの遡行になりました。しかし9年か~,光陰ロケットの如し・・・ですね。
改めて,鹿納谷の良さを痛感した次第です。登って良し,見て良し,泳いで良し,ここはやはり,秀渓ですね。


★次も沢です。遡行先は九州山地。栗の木平谷の遡行と榎木谷の下降をお送りします。あんまりやらないので,たまには下降もいいでしょう。
沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

阿蘇山上トレラン

先週末は遠出ができなかったので,近場の阿蘇山上でトレーニング。

標高1100~1500m間を走るトレランは,平地より息が上がるのが早く,良い高地トレーニングになることを改めて実感。もう少しこの環境を活用したいと思ったトレーニングでした。

特に,中岳の南尾根上は,程良いアップダウンのある尾根が,中岳~南峰間に800m程続いているので,今度はここでインターバルをしようと決意。

後日,400mでインターバルをやってみました。確かに平地でするより息の上がり方が激しいしアップダウンがあるので,心肺と脚力の両方を鍛えられると確信。今夏はどんどん走りに来ようと考えています。登山者からは変な目で見られますが,平地より風が冷たく気持ちいいので,病みつきになりそうです。

またまた後日,今度はヤッソ800にちなんで,アッソ800と銘打って走りましたが,この高度と,起伏と,平地並みのスピードでは400m走るのが精一杯でした・・・。でも息がゼイハア切れるこの感覚が,なんだか爽快に思えるようになってきました。今度はここより100m高い高岳の先でインターバルしようかな。

★次回は,鹿納谷になります。2004年以来,9年振りの沢です。梅雨明けしたので,思いっきり泳いで避暑を楽しみたいと思います。
トレーニング | コメント:2 | トラックバック:0 |

平谷(橋谷)川 in 熊本県水上村

さて今回は,天候が変わる中,何とか曇りの間をついて,遡行してきた平谷(橋谷)川。
図中表記では平谷川,橋名では橋谷川となっているので併記しています。

ここは市房山を中心とする花崗閃緑岩帯の縁にあたるので,水晶採掘などの地質的な楽しみもあります。

現地に着いた時には雨が降っていたので,小康状態になるまで車中で睡眠。雨の中を外に出て行く気にはなれません。遡行途中で降り出す分には大丈夫なので,雨が止んだ隙を狙って遡行開始です。

ではどうぞ。

P6300002.jpg       P6300003.jpg
左:出だしは橋谷橋から。乗っけから石英晶洞を発見。これがもう少し時間をかけて成長していたら,水晶となります。期待が高まる(が,結局はなりかけ水晶ばかりで,主だった採集はできませんでした)。

右:5m末広滝。増水しているので平水時より面白くなっている。

P6300005.jpg       P6300007.jpg
左:標高で100m程登ると再び車道が横切る。その地点から見上げる。上が10m二段,下が15m二段斜滝。一気に傾斜が強くなり突き上げている。

右:そこを登っていると下から「お~い,気をつけろよ~」と手を振る人がいて,励ましてくれる。もしかしてブログ上での知り合いかな?これは3mカーテン滝。

さて,ここからが平谷(橋谷)川の本領発揮区間です。

P6300014.jpg       P6300017.jpg
左:長く,そして広いナメを,幅一杯の水が流れる。うほ~!
右:6mナメ滝。



P6300019.jpg       P6300020.jpg
左:素晴らしい~。
右:思わず何度も振り返ってしまう。北海道のクワウンナイみたい。

P6300024.jpg       P6300025.jpg
左:時にはこんな斜滝状になったりする。
右:一枚岩の上を這うように流れる水の膜。

P6300029.jpg       P6300036.jpg
左:そして,足元に次から次へと迫ってくる美しい水紋。
右:岩盤はまだまだ続いている。

P6300038.jpg       P6300042.jpg
左:ようやくゴーロ状になり落ち着く。今度はすぐ傍まで迫る森との絶妙なマッチング。

右:スギの植林帯が現れたので,爽快な気持ちを少しでも保つために作業道の所で終了。帰途は作業道+車道を約11km走る。

【植林とスギについて】
※一般的に,沢筋では水分を好み栄養の豊富な土壌を求めるスギが植林され,山の中腹のやや乾燥している所ではヒノキ・サワラが,そして尾根筋の乾燥して栄養分が少ない所ではマツが分植されています。

※スギのような針葉樹は,雪圧に耐えるため枝がよくしなるようにできていますが,あまりしなり過ぎると生長に影響を与えてしまうので,ある程度の力がかかると枝元は折れるようになっています。沢をしているとスギの倒木帯で枝がビシバシはねて痛い思いをした人も多いかと思いますが,枝元に,枝の上側(立っている時の上方)から下側に,一撃かましてやると容易に折れてくれます(逆方向はダメ)。

とこんな感じの遡行で,短い遡行でしたが,新たな良き発見と無事に生還できたことに,今日も感謝です。個人的に花崗岩は,岩として,または,それが造り出す渓相も大好きなので,小雨降る中での遡行だったにもかかわらず,とても充実した遡行となりました。花崗岩バンザイ!

★次も沢です。行き先は検討中・・・。

沢(九州) | コメント:2 | トラックバック:0 |
| HOME |