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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

そごう谷 in 宮崎

さて沢遠征第二弾は,「そごう」谷,扇山北面を流れる自然豊かな渓です。
ここには2001年に本流筋を扇山まで詰めたことがありますので,実に12年振りとなります。

あの時は自然豊かな渓だった印象を持ちました。今回はどんな印象を持つのか,楽しみです。

ではどうぞ。

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左:今日もピーカン。良い一日にするぞ~。
右:木浦谷(右)との出合い。そごう谷は左手。まだ谷間に日は届かない。

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左:ランドマークの12m二条滝。左手の岩場を越えていく。
右:印象深い大釜。この時期は泳ぎに最適。



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左:この谷の水質は最高レベル。水面に顔を突っ込んで,躊躇せずに,ガブガブ水を飲むことができます。
右:次第に日が射し込んできた。これからだ。

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左:図上993m二俣上のゴルジュに掛かる4m滝。
右:谷に日が射すと,光線具合で,良い被写体が現れる。

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左:水中はある意味,陸上の縮図。底=地面,水中=空中,水面=空といった具合。水中写真も非常に魅力的だと感じ始めています。

右:いいな~この自然溢れる雰囲気。やはりここは自然の原生が素晴らしい。

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左:上流になる程,渓は広がりを見せ始める。
右:倒木付の4m滝。

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左:これまた水中ショット。水の質感が出ていない透明度が素晴らしい。
右:水は森の中をたおやかに流れる。こういう場所では,時間の流れもゆっくりしている。

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左:そして,これが今回最大の発見,15m滝。下部の12m二条滝を凌ぐ高さ。今回は,源流の二俣(1,305m)を扇山に突き上げる左俣ではなく,右俣を取りました。その上の1380m地点の俣に懸かる滝です。私の知る限り,そごう谷で最も高い滝です。眼前にこれが見えた時には,思わず興奮してしまいました。

右:源流部の様子。徐々に傾斜がきつくなってくる。

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左:詰めは左右とも石灰岩の岩壁に挟まれた隘路を登ります。この景観もなかなかのもの。
右:そして,ヤブ漕ぎなしで,登山道へ。ここは扇山の西方にある小コブ付近。

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左:東へ一投足で扇山山頂,1661,3m。眺めは360°でぐるーっと見渡せます。
右:さてこれからラン開始。まずは,奥に見える向坂山まで,約10kmのトレラン。



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左:夏の日差しも樹木が遮ってくれて快適に走れる。

右:馬つなぎ場。ここから右手の尾根には木浦古道といって昔の踏跡が残っているが,テープ類はなく,上部の緩斜帯ではルーファイが渋い。うまく尾根筋を辿ることができると,木浦谷とそごう谷の二俣にピンポイントで降り立つことができます。いつもはここから下りますが,今回はその誘惑を断って,先へ進む。

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左:杉越から向坂山への最後の登り。脚が重い~。8月の走り込みが全くできていないせいだろう。
右:ようやく向坂山。扇山から約10km,2時間以内で来れたので,一応はOK,だが,脚筋力に課題が残る。

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左:五ヶ瀬スキー場から国見峠を眺める。あそこまで山腹の林道と車道を走って,あの峠からは,向こう側に約6,5km下れば,木浦橋に着く。さっ,ここからがラン後半戦。あと15kmくらい。

右:林道と車道を繋いで,国見峠着。この道は,以前は倒木や雑草等で荒れていたが,整備された模様。よく見渡すと峠から西の尾根沿いに木浦山への登山道が新しく付けられている。これはありがたい。次回はぜひここを辿らせてもらおう。地元の人の尽力に感謝です。

峠からキロ6分のイーブンで下り,37分で帰着。走行距離は27km,4時間越えるランはさすがに長かった~。昨日の瀬江川に引き続き,今日もまた思いっきり活動でき,また,無事に帰ってこれて何よりでした。

そごう谷は,やはり自然が素晴らしい谷だということを再認識しました。前回より遡行数が大幅に増えて,比較対象が広くなっていますが,ここの原生状態は,脊梁の最高峰だと認識しました。いや,脊梁どころか,九州を見渡しても,これほどの良好な原生が残っている谷は,3つもないでしょう。これからも林道など決して造成せずに,このままで未来に引き継いでいきたい,そう思わせる秀渓の一つです。

★次回も沢になります。台風が近づいているので,増水を期待しての遡行にしたいと思います。

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沢(九州) | コメント:4 | トラックバック:0 |

瀬江(せご)川 in 宮崎

さて,今回は不定期連休が取れたので,沢遠征と銘打って遠くまで足を伸ばしてきました。

その第一弾は尾鈴山の西方を流れる瀬江川。「せえ」川ではなく,「せご」川と読むそうです。何やら大滝があるようなので,出会いを楽しみにいそいそと出かける。

ではどうぞ。

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左:樫林道から尾根を越えて下降。瀬江川に降り立つ。
右:水は平水のよう。宮崎の低山の照葉樹林の中を流れる。

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左:登れないゴルジュ。ここからが面白くなり始める。
右:釜付きの滝。泳いで取り付く。ここではこのパターンが多かった。

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左:水質は透明感あふれ美しい。
右:7m滝。

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左:同じく7m斜滝。左手の岩場をクライム。快適。ほどなく図上380m二俣。ここからが核心部。
右:屈曲した谷の先にはまずこれ。20m滝。右壁の中を登る。



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左:次の滝は,右手にヘアピンした先にある。
右:正面から見ると11mスダレ滝。井戸底のような所に流れ込む。

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左:その先にはおおとりの25m滝(白水観音滝)。これは見事。左手から巻くとちょうど落口へ。
右:落口からの眺め(この滝は上部だけ林道から見えます)。



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左:滝上からはゴルジュ帯が始まる。この手のCS滝は取り付くまでが勝負。
右:光が差し込むと水中は輝きを増す。



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左:6m二条滝。右の水線をクライム。
右:8m逆くの字滝。

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左:一連のゴルジュ帯は610mの俣まで続き,釜+小滝のセットを20箇所くらい,泳いで突破することができる。いや~面白かった。もうお腹一杯って感じ。

右:すっかり味をしめた水中と空中の二分割ショット。

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左:右手の斜面を少し登るとかつての森林軌道跡に出てそこを辿る。すると下の方に林道が見え隠れする。
右:岩場交じりの崖を下ると林道終点へ出る。あとは,これを辿って約5kmで帰着。

という感じで無事終了。いや~ここは大当たりの沢でした。

下流部は河原歩きで退屈ですが,滝場から上のゴルジュ帯は釜を泳いで滝を登る繰り返しで,夏場の遡行にはもってこい。全身ずぶ濡れで思いっきり涼を満喫できます。下山用の林道もありがたい。

さて,帰着したら移動開始。南郷経由で椎葉へ。
途中,お気に入りの南郷温泉に入っていく。ここは雰囲気といい,浴槽の造りといい,いい湯場だと思います。

南郷から中山トンネルへの道に入る所で,「終日通行止」,「2t車以上通行不可」」の立看があったが,行けるど・・・と思って走り,後は間柏原橋を渡れば・・・という所で,完全通行不可・・・人しか通れなかった。結局,再び南郷まで戻り,西郷経由で間柏原橋の対岸に行くに1.5時間を費やす。何とも間抜けな出来事でした。

※間柏原橋は橋梁工事のため,~9/20までは完全通行止めのようです。参考までに。

★次回は,そごう谷です。本流の初遡行から12年。新たな気持ちで遡行してみたいと思います。そして下山は,向坂山を回ってのラン。25kmは走れるでしょう。

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飯干川 in 宮崎

さて今回は,予定を変えて,日之影川支流の飯干川を遡行してきました。
旧白滝温泉で日之影川に出合う,左岸支流です。

時間の関係で,午後からの遡行となりました。以前,名女石(なめし)川を遡行した時に,対岸から滝を2つ程遠望したことから,遡行候補に挙げていた小さな川です。

ではどうぞ。

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左:このところの渇水で日之影川の流れには元気がない。
右:名女石川出合いの20m滝。剥き出しの花崗岩に懸かる。

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左:初めて水中ショットで魚が撮れた!小魚だけど・・・。いつかはヤマメが,ギラッとこちらを凝視している写真を撮りたいと思っています。

右:飯干川に入ってすぐに現れる白滝15m。上部には見えない10m緩滝が連続しているので,25m二段が正確なところかな。

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左:場所によっては赤みがかかった箇所もある。写真的に映える色合いなので一枚。

右:そしてこれが,予想していたスラブ滝14m。滝自体は花崗岩帯にはよくあるスラブ滝ですが,両岸とも側壁が連なり,巻くのが大変。下流へ100m程下った所からのちょっとした巻きとなりました。

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左:滝上には3m小滝と釜。
右:落口から対岸の名女石川を眺める。

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左:名女石川。45m滝,上部ゴルジュと遡行時が思い出される。あそこの上部ゴルジュは厳しい巻きと滝のクライムで痺れたな~。

右:落ち込みの水中ショット。

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左:すっかりたおやかになった渓。モスグリーンが美しい。
右:日が射すと赤みが映える。

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左:帰りは久しぶりに歩いて下る。南方にはどっしりとした山容の戸川岳。あの周辺はダキ(岩壁)が発達しているので,大滝が密かに眠っていそう・・・。

右:巨岩と生活の融合・・・何とはなしにメテオラという言葉が浮かんできた。

という感じの沢でした。半日で遡行と下山が終わるので,ちょっとした隙間時間の遡行に良い沢です。また未踏の谷に新たな足跡を残せ,無事に生還でき感謝です。

★次回は天候がぐずついているので,検討中です。

沢(九州) | コメント:4 | トラックバック:0 |

2013お盆④ 【トレランin 磐梯山&安達太良山】

さてお盆4日目の最終日。
今日はトレランで磐梯山(ばんだいさん / 1,819m)と安達太良山(あだたらやま / 1,700m)を走ります。

コースは,磐梯山は八方台の往復,安達太良山はリフトを利用した岳(がく)登山道の往復。
時間の関係で,よく利用されている最短コースを走ることにしました。

天気は今日も良さそう。先日までの遡行の疲労が残るが,ここまで来てそんなことは言ってられない。そんなものは走りながら回復させる。

ではどうぞ。

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左:早朝から移動。磐梯山ゴールドライン(ここも無料化)の八方台登山口からスタート。コース取りからして,九重の牧の戸峠から久住山へ登る感覚に近いように感じる。車外に出ると,ここぞとばかりにアブとブヨとヤブ蚊が集団でたかってきますが,ハッカスプレーで撃退。これは今回,非常に重宝しました。

右:走り始めてまもなく,山の端から朝日が昇る。朝一のブナ林のランは爽快そのもの。今日も良い一日にしよう!

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左:中ノ湯の辺りから初めて山頂(右奥)が見える。
右:高度がぐんぐん上がるので,それにともない景色も良くなる。中央の鈍頂は西吾妻山で,左の湖は桧原湖。

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左:弘法清水小屋。山頂直下にある憩いのポイント。

右:山頂までもう少し。この構図・・・どこかで見たことあるなと思っていると思い出した。ここは馬の背から見る祖母山と似ている。

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左:そして山頂へ。山頂からは360度,遮るもののない雄大な展望が得られる。猪苗代湖を見下ろす。
右:登ってきたルートを俯瞰する。正面の尾根を絡んで登ってきたわけだ。



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左:ピラミダルな山容の山ならではで,高度感も素晴らしい。その昔,天にかかる磐(いわ)の梯子,すなわち,「いわ(磐)はし(梯)やま(山)」と呼んだ人々の気持ちがわかる気がします。

右:山頂に積み上げられたケルン。歴史が感じられる。

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左:下りはお花畑で経由で気楽に下る。磐梯山は,やっぱりカッコいい。ここは「登る」山だと痛感。
右:すっかり明るくなったブナ林は道もきれいで,素晴らしいランコースを提供してくれる。

八方台の駐車場に帰ってきたのは頃には大変な賑わいで,スカスカだった駐車場はたくさんの車で埋め尽くされていました。やはり人気のあるコースなんですね。走行距離:8,100m / 2時間33分。

さて,お次は安達太良山。中津川レイクラインを通って,~115号~土湯~岳温泉~安達太良山登山口へ向かいます。安達太良(あだたら)の山名は,昔の安達郡で一番高い山だったことから「安達太郎」,それが転化して,安達太良になったそうです。●●太郎とつくのは,最大,最高のものをいう接尾語なので,それにも納得。似た例として板東太郎(利根川),丹波太郎(丹波地方の夕立雲)などがある。

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左:磐梯山を望む。裏磐梯と呼ばれる北側は激しく崩壊している。
右:中津川橋から望む,西大巓(左)と西吾妻山(右)。あそこを歩いたんだな~と感慨に耽る。

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左:約1.5時間の移動の後,あだたら高原スキー場着。ここからリフトに乗り込む。先日の中津川の下山では,グランデコのリフトに乗り損ねたので,「今日こそは・・・」と妙に気合が入る。

右:リフトは一気に高度を上げる。登るのに比べたら何と楽なことか。山頂に到着したらすぐさま出発。よく整備された木道を走る。

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左:山頂の乳首と呼ばれる岩場が見えてきた。この空が,智恵子の言う「ほんとの空」なのだろう。

右:山頂部へは岩場を少し登ると到着。よくある山頂標識の類が一切ないが,黒い石碑が建っている。文字を見ると「八紘一宇」とある。山頂でこんな物を見たのは初めてだ。おそらく宮﨑市にある物(通称:平和の塔)と同じように,紀元2,600年に当たる1940年に建てられたものだろう。しかし今時,八紘一宇とは,何だか違和感を覚えてしまう・・・いや,福島の震災のことを考えると,この言葉の持つ本来の意味こそ,今の福島や日本に必要なのかもしれない。

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左:山頂から西~北東方面を眺める。走りやすそうな尾根が広がる火山性絶景が広がる。

右:山頂から牛の背と呼ばれる尾根筋を,右回りで周遊するコースを走り出す。うほ~と叫びたくなるくらい,快適に走れる。阿蘇山上と同じような風景で親近感が湧く。

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左:沼の平と呼ばれる場所を見下ろす。手元にある山岳遭難ノートには,「1997年,東京からの登山パーティーが遭難。硫化水素中毒により,14名中4名死亡」と記している。思い出した,あの時,ちょっとした事件になった遭難だ。活火山性の山岳では,硫化水素が溜まりやすい沢筋や窪地などに間違って入り込んだ人々が,バタバタ倒れて亡くなる事件が起こっている。硫化水素は,低濃度の時には腐卵臭がするが,高濃度になるとそのような異臭がしなくなり,そのような濃度下では,人は数分で意識を失うという。

右:谷沿いに下っていく。右奥の見える突峰が乳首。

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左:山頂直下まで戻った後は,リフト乗り場まで一気に下る。リフト乗り場付近はよく整備されている。
右:リフトに乗って一気に下ってくる。あっと言う間のトレランでした。

さっきの磐梯山と違い,安達太良山は,トレラン向きの山だと思いました。晴れれば色々な尾根を繋げ,幅広く走ることができる場所で魅力的でした。磐梯山と同じく,市民に愛されている山なのでしょう。走行距離:7,650m / 2時間25分。

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左:福島空港の中の様子。
右:今回も終わりに近づいている。

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左:空撮は新鮮感があり,何回もシャッターを切ってしまう。青空と月が美しい。
右:往路より曇り気味だけど,富士山もバッチリ。

という感じで,今回も無事に終了。

今回はのっけから遅延遅延の連続で,時間が押しまくったのですが,後半の巻き返しが奏功し,何とか予定通りに全行程を終えることができ良かったと思います。All's well that ends well.ってとこでしょうか。

今このブログを書いていると,あの出来事がもう遠い昔のような気がしています。自分の深いところに落ち着いたのでしょうか。中津川の白黒滑八丁とごつい造りの渓谷,磐梯山のピラミダルな山容,安達太良山の,阿蘇中岳の南尾根に似た火山ラン・・・どれもこれもが良き思い出と化しています。

南方系に属する私にとって,やはり東北は憧憬の地であることを改めて感じた2013のお盆でした。来年は,宮城の船形連峰の秀渓,大倉川支流:笹木沢を遡行する計画です。ここにある「鎧滝」,あれをぜひ目の前で見てみたいと思っています。

話と行動があちこち飛びましたが,最後まで読んでもらってありがとうございました。

★次回は扇山の北面を流れる,癒し谷の「そごう谷」を遡行します。下山は,扇山~向坂山~スキー場~林道~国見峠~木浦橋とぐるーっと回り込んで走ります(約25km)。8月は全然走れていないので,これからに備えての走り込み第一弾です。

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2013お盆③ 【中津川遡行DAY2+下山】

さて3日目。

ゴルジュ内でのビバーグは,降雨と増水を気にしながらも,無事に夜を過ごせました。そして,いよいよ核心部の突破と下山という,長~い一日の始まりです。

ではどうぞ。

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左:泊まった砂地。少しでも増水したらアウトのような場所だが,砂地なので快適。天気が安定してくれて良かった。5:00発。

右:遡行後すぐに,この滝に出会う。ここはよく写真なんかでも紹介されているポイント。左の岩場のバンドを繋いで抜ける。しかし,この釜はデカい。

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左:抜けるとゴーロ。朝一は身体を温めながらの遡行。無理はしない。

右:権現滝。権現沢という支流にある立派な20m滝。地獄駆けという回峰行があった頃は,ここまで中津川を遡行し,この権現沢を詰め,尾根のコルを越えて浄土平方面へ抜けていたという。

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左:権現沢付近はゴルジュで,そこを少し右手に回り込むとこれが現れる。神楽滝40m。いよいよ核心部に突入だ。造りがとても大きく,迫力は満点。この滝は,権現沢との間の細い境界尾根に取り付いて巻く。巻き初めてすぐの所に,噂の打ち捨てられた黄色ツェルトと片方の靴があった。ミステリー臭が漂う。

右:手前から見る神楽滝。



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左:狭く細い尾根筋を巻いていくと古びた道標があった。ヤケノママとある。
右:尾根筋から対岸を眺める。今日も天気は上々。最高の一日にしたい。

しばらく急な尾根筋を辿ると傾斜が緩みほぼ平坦になり,再び急になってくる。その急になる手前の緩んだ所から左手の斜面を下ると,沢に降り立つ。

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左:降り立った場所にはここ。夫婦滝8m二段。左の岩場を抜ける。左隅には鎖もあった。

右:そして静滝10mと大釜。これは水線の左手を登れそうだったが,キャニオニアの靴底が少し剥がれかかっていたことから,用心のためパス。左から少し巻く(右からも巻ける)。

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左:水中ショット。

右:そして,中津川,最大の核心部,熊落滝10mの登場。ここは滝そのものより,周囲の屹立する岩壁帯が素晴らしい。100m程もあろうかという垂直の岩壁がグルっと辺りを取り囲んでいて,右に屈曲した所には,幻の不忘滝40mがあるという。しばし時を忘れ,この場の雰囲気を味わう・・・。

【考察】
この熊落滝という名前は,古来から「谷の曲がり目」を意味する熊(クマ)から来ていると思われる。この滝の上で流れは右に直角に曲がることから,中津川の熊(曲がり目)から落ちる滝ということだろう。九州ではこのクマに「隈」の字を当てることが多く,例えば熊本では,白川が曲がって流れていた一帯を「隈」本と呼び,これが現在の熊本の由来になったと言われている。



さて鑑賞後は,いよいよここの大巻きに入る。少し下流に戻って,適当に登れそうな場所に取り付き,急登をこなすと,いったん地形が緩む区間が出てくる。本来ならここから左手へヤブのトラバースをするようだが,突き出した潅木で歩きにくそうだったので,その上の急斜面を登りきり,傾斜が緩む区間まで登りつめ,台地の縁みたいな所をトラバースしていく。ここのヤブはそうでもなかったので,順調に歩いていける。

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左:これが台地のような所のヤブ。この中を歩いていく。アオモリトドマツの森にはテルペンの香りが充満しており,カナダのタイガの森での記憶を呼び覚ます。九州ではなかなか嗅げない匂い。良い匂いだな~。

右:そして沢が右に曲がる辺りに下降できそうな小尾根が張り出していたので,そこを急降下。ぐんぐん高度を下げると懸垂なしで,ここに到着。どうやら筋滝15mの落口のようだ。対岸には50m程の筋状の滝が落ちている。

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左:筋滝上の6m斜滝。右から巻けるが面倒臭いので,釜の反転流に乗って泳いで水線の右手の岩場をクライム。ここは釜から這い上がる一歩がこなせれば,後は階段登り。

右:その先はこのような廊下状の地形。いよいよ,おおとりの朱滝が近いことを感じる。

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左:この辺りから岩質が花崗岩から凝灰岩へと変わり,独特の赤色が目立ち始める。これは赤色ミニゴルジュの奥に懸かる1m滝。このまま突破できそうだが,釜が深く左右の壁をへつれないので,右手の岩場を小さく巻いていく。

右:左から合う枝沢には,美しい5mスダレ滝。きれいだったので一枚。

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左:これまでより日が射し込むようになってきたので,気分も高揚。水中も空中も,両方きれい。

右:そしてこれ。中津川が誇るおおとり,朱滝60m。左右を200度位の広さで岩壁が展開し,その中央を割って,末広がりに落ちる様は圧巻。私的には鳳凰が翼を広げているようにも見えました(水流が体,岩壁が両翼)。荘厳で雄大といった印象を受ける。



ここで一本立てて,この景色を身体に取り込んでいく。実に素晴らしい場所にいれることに感謝したい。そして,これから最後の山場,この朱滝の大巻きに入る。

下流に少し下り,左手(左岸)のガレ場が消える辺りからヤブ漕ぎ開始。少し登ると無情にも行く手を灌木混じりの岩壁が遮る。ここから巻き直すのは面倒なので,灌木を伝って慎重に登っていく。

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左:朱滝を巻きの途中から眺める。手前の草付きは登れそうですが,途中で岩壁が立ちはだかるので無理。

右:灌木帯といっても,場所によっては垂直に近い傾斜があるので,荷物を背負ったままでは危険。なので,空身で登っていく。木の根の部分は抉れてハングしており,腰を入れてステミングで安定させ,頭上の根や幹を鷲づかみにして,一気に乗り越すというパターンで,3mと5mの箇所を越える。そしてロープで荷物を引き上げる。これは5mの箇所を登り切った所から見下ろしたもの。眼下の灌木の先には15m程の垂壁があるので,落ちると危険。これまでで最も緊張した区間でした。

登っている途中に右手(下流)を見ると,岩壁のない登れそうな小尾根が走っており,おそらくそこが正規の巻きルートでしょう。上部では,私が登った尾根と一緒になるようでした。

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左:前の熊落滝の時と同じように,平坦部まで登りトラバース。斜面よりここの方が歩きやすい。

右:朱滝を過ぎて,左手の斜面が緩くなり始めたので,下っていくとほぼドンピシャで朱滝の落口着。感激。刺激があった爽快な巻きになりました。

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左:朱滝の上はもうパラダイス。川じゅうに日が降り注ぎ,水と戯れながらの遡行となる。
右:ヤケノママの斜面。天然のオンドル。

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左:これこそ東北の源流。これを求めて,はるまば東北まで来るんだよな~。
右:源流二俣。右は藤十郎(とうじゅうろう)へ,左は大凹(くぼ)へ。勿論予定通り左をとる。

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左:水中も透明感と光に満ちあふれ,益々きれいになっていく。
右:名残を込めて来し方を振り返る。この段階では,水だけではなくて,万感の思いにも浸るようになってくる。

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左:せっせと詰め上げると,中津川もこのような小川になってくる。
右:そして詰め上げた平地では,エリシオンのような風景が出迎えてくれる。自然と満面の笑みがこぼれる。

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左:最後まで水流を忠実に辿る。
右:辺りには池塘が点在するようになる。もう終了間近だ。



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左:沢筋が薮に覆われだしたら岸の上に脱出。付近の池塘を繋いで歩くと,最後に,大きな池塘に出る。ここの上の方に登山道があるようだ。

右:そして池塘をのんびり歩いていくと,なんとヤブ漕ぎなしで登山道へ。最高のフィナーレ!15:06。

ここからは,下山になります。

当初は,グランデコ山頂リフトで悠々と下山する予定でしたが,最終の16:00には,もう間に合わないので,歩いて下ることに。コースは,梵天岩~西吾妻山~西大巓(にしだいてん)~グランデコ山頂リフト~林道~グランデコ山麓~車道~中津川レイクライン~中津川レストハウス。まだまだ長い道のりです。予定では約6時間。

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左:大凹から少し登って梵天岩へ。藤十郎方面を眺める。たおやかな山容は東北ならでは。
右:同じく梵天岩から西吾妻山を眺める。

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左:なだらかな森の中を歩いて到着,吾妻連峰の最高峰,西吾妻山2035m。展望ゼロ。
右:おっ,あの特徴的な山は,磐梯山ではないか。明日はトレランでよろしく!

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左:西大巓への道のり。水場の為に,いったん下って登り返している。この登り返しってやつが,疲れた身体に堪える。

右:西大巓から,来し方を振り返る。中央に赤い屋根の西吾妻小屋(無人),右手の鈍頂が西吾妻山。

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左:西大巓からは東方に安達太良山も見える。初めて目にするが何となくわかる。明日のトレランよろしく!
右:西大巓からの下りは森の中を延々と下っていく。

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左:スキー場最上部のリフトの近くに出てきた。この斜面を下る。

右:そしてこれが,当初,乗り込むはずだったグランデコ山頂リフトの駅。もう二度と乗ることはないかもしれないだけに,乗ってみたかったという思いが残る。

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左:東北の夕暮れは九州より早い。今日も無事にここまで来れたので良し。
右:さて,ここからは迷うことのない道を下って,レストハウスまで歩くのみ。後3時間と見立てる。

日が暮れ行く中,山麓までの林道を歩いていて,完全に暗くなる前にヘッドランプを装着し,いよいよナイトウォ-ク。リフトの山麓駅までもう少しという所で,後ろからヘルメットをザックに付けた男性がやって来た。ピンと来て,すかさず行程を尋ねる。すると同じ中津川を遡行してきたというので,例の地図の事をきくと,やはり彼のものだったよう。ようやく持ち主に返すことができて,ホッとひと安心。ここからは,彼と話をしながら下る。

その彼,Rさんは,冬壁をはじめ,山をマルチにこなすようで,色々な話しを聞けてとても為になる。これまでの行程では人に会わなかっただけに,こんな山中で人に会うと,嬉しくなってくる。

そして,彼の厚意で,山麓からは車でレストハウスまで送ってもらう事に。これはありがたい!このまま歩き続けて中津川の人力完全踏破も魅力的だったが,明日の磐梯&安達太良トレランの事を考えると,少しでも身体を休めたい気持ちが強かった。

その後,温泉,夕食とご一緒させてもらい,下山後の安堵感と山話を楽しんだ。本当,色々ありがとうございました。またどこかでフラっと会えることを楽しみにしています。

こうして,1泊2日の中津川遡行は,無事に終了。ず~っと心にあった憧れの渓だっただけに,達成感は格別でした。やはり,ここは沢の様々な要素を,バランス良く盛り込んだ秀渓だと思いました。ありがとう!

★次回は,磐梯山と安達太良山のトレラン,そして帰途の報告になります。

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2013お盆② 【中津川遡行DAY1】

さて2日目。今日は急いで福島へ移動,そして入渓。
朝から慌しい一日の始まりです。

★動画は準備でき次第,随時アップします。
★滝の高さは主観によります。

ではどうぞ。

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左:朝一の便で福島へ・・・のはずが,お盆の大混雑のため,保安検査場を時間内に通過できずに,後発の便に乗り換え。「またか・・・」と思いつつ,つくづく今回は,時間が押すことに運命的なものを感じてしまう。

右:機窓から眺める富士山。

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左:ようやく福島へ。ここまでが実に長かった・・・。

右:郡山市で事前確認していた店を探すのに迷走し,ようやくガスを入手。そして一路,猪苗代へ。今回は初日から時間が押しまくっている。写真は磐梯山。会津富士とも呼ばれている名峰。見た瞬間に良い山だと感じる。山に風格があるのを感じる。こういう山はブームに関係なく,不易の魅力を備えている。

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左:中津川レストハウス着。ここから入渓。ちなみに中津川レークラインは2011.7.16~復興支援対策として無料化が始まり,2013.7.26~恒久無料となったようです。手持ちの道路地図などには有料道路とあり,良い意味で拍子抜けした感じでした。

右:そしてレストハウス横にある遊歩道から,中津川遡行の始まりです。時間が押しているせいか,明らかに気持ちが急っている。落ち着かなければ・・・と思っていても,どうしても動きが速くなってしまう。

ここからいったん秋元湖まで下り,そこから遡行開始となります。

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左:遊歩道を降りた所は観光客が一杯。
右:まずは右岸の道を秋元湖まで急ぎ足で下る。

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左:秋元湖に到着。既に汗ダク。
右:ここから,いよいよ遡行開始。やっと水に浸かれる!

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左:黒滑八丁。この辺りは凝灰岩だと思っていたが,花崗岩でできていた。
右:中津川橋下から上空を望む。天気は最高。

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左:観光客がいるポイントの少し下流にある2m滝。水の迫力が凄い。右壁をへつっていく。
右:渓相はゴーロ状に変化する。

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左:いよいよ下部最大の見せ場,「白滑八丁」。明鏡止水の水面が美しい。
右:一部,壁の傾斜がきつい所があるが,キャニオニアなら問題なし。



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左:水流に抉られた水路。場所によっては,落ちたら上がれない所もあるので用心。右奥の壁面にはトラロープがあったが,ここのトラバースは濡れていて嫌らしかった。少し登って降りて,また登り返す感じで,ここの核心部でした。もし水に落ちたら,揉まれて30mは流される所なので,緊張感があった。

右:ほぼ直線で伸びる,素晴らしい造形の白滑八丁。

この辺りで先行者の地図を拾う。まだ落としてから間もないようだったので,追いついた時に渡そうと思い,ザックに忍ばせる。靴跡と歩幅から想像する,この時点での先行者のイメージは,フェルト靴・単独・男性・身長165~170cmであった(この人とは明日の夕暮れ時に,偶然の邂逅を果たすことになるとは,まだ知らない)。

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左:水流は強い。
右:白滑八丁の最後の区間。右手のクラック下を快適トラバース。フェルトなら苦労するかも。

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左:白滑八丁の終了点。ここから川は小さい屈曲を刻みながら,上流へ続く。
右:左岸支流の20m滝。

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左:ゴーロ区間は飛ばして進む。

右:ほどなくで魚止滝。8mCS滝。釜の大きさと深さが,中津川の大きさを物語っている。ここは右手のチョロ水のある急ガリーを登り,平坦地へ上がる。そして落口へ下っていける。

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左:そして再びゴーロ区間。先を急ぐ。

右:ほどなく次のポイントの銚子口。ここは釜の右手を水面沿いに歩いて行ける。そして,その先からはいよいよ本格的なゴルジュとなる。

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左:ゴルジュ内部の様子。へつり,数mのクライム,胸深の渡河,泳ぎなど,色々と駆使して先へ進んでいくので,飽きがこなくて面白い。

右:花崗岩(上部)と凝灰岩(下部)の境界。石英が一部結晶化しているものも見受けられた。

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左:こんな瀞場は,冷たいのを覚悟して,泳いでいく。
右:図上で記号のある5m滝。右壁をクライム。

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左:ゴルジュは延々と続いていく。
右:日も暮れてきた。

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左:そして川が屈曲する所に懸かる「観音滝15m」。写真で見ると迫力がないが,この場では,周囲の側壁と水音が凄い。

右:ここは右手の小岩塔の右手を回り込むように踏み後がついている。それに従って巻いていく。平坦地に出て,チョロ水ガリーを下れば,最後は5m滝を左から下って,本流へ降り立つ。

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左:左岸支流の8m布滝。端正な姿をしていた。

右:もう18:00を過ぎているので,ビバーグ砂地を探しながら遡行を続けると,こんな瀞場が出現。明日の朝に泳破するより,今日,行っとこう。この先で左手にちょうど良い砂地を発見。今宵の塒とする。時間は18:35。

すぐに整地して,夕食と焚火。そして今日の記録を図上に記して就寝。場所は,図上で権現沢から下流にある最後の滝記号のある場所の少し下のようだ。

と今日はここまで。昼過ぎからの遡行で5.5時間程でしたが,精一杯進めたので良しとしよう(本来なら,今日中に朱滝下までの予定)。

今日の行程を振り返ると,下部の黒滑・白滑八丁の美渓に,銚子口から延々と続くゴルジュ帯の突破と,中津川の面白さが詰まった区間の遡行で,大渓谷の印象を受けました。一部の滝は造りがゴツくて,側壁も普通なら核心部のようなものが,至る所に露出している感じです。

明日は,ここからいよいよ核心部に突入。神楽滝40m,夫婦滝8m,静滝10m,熊落滝10m,不忘滝40m,筋滝15m,そして,おおとりを飾る朱滝60mを越えて源流部へ至り,池塘を繋いで薮こぎなしで大凹へ詰める。

そこから梵天岩~西吾妻山~西大巓(にしだいてん)~グランデコ頂上リフト~グランデコ山麓駐車場~中津川レイクライン~中津川レストハウスまでの長~い行程となる予定。予想では,16時間位かな。

ここで今までの遅れを取り戻し,明後日は,磐梯山と安達太良山のトレランを楽しみたいと思います。

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2013 お盆① 【移動編】

さて,いよいよお盆恒例の東北沢登りの時期です。
まずは色々とあった移動初日から。

全国ニュースでも放送されたという出発時の豪雨で初日は伊丹までしか行けず・・・。
まずはそこからお送りします。

ではどうぞ。

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左:あそ熊本空港は,2012年8月にリニューアルオープンして新しくなった。
右:豪雨の後,いよいよ搭乗。約50分の遅れ。


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左:夏の空。
右:大阪の堺にある大山古墳。
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左:大阪城周辺の空撮。
右:伊丹空港へ。今宵は近くのホテル泊。

という感じで,今日は大阪まで。明日の朝一で福島へ飛ぶ予定です。
初日から時間が押しまくる状況となりました。途中で挽回せねば・・・。

★次回は,伊丹から福島空港までの移動と,秋元湖から観音滝上のゴルジュまでの遡行になります。

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中津川【番外編】 ~移動~

今日13日(火)から移動開始。

ところが出発便が出る前に,それまで静かだった天候が急に荒れ始め,何ともご丁寧に雷付きの雨まで降り始める始末・・・これで遅延決定。福島空港へは伊丹で乗り継いで行く予定だったので,乗り継ぎに間に合わないとGHから告げられる。

最初は羽田に飛んでそこから新幹線というプランAを提示されたが,空港でレンタカーを予約していた関係で,それは却下させてもらい,代案として,明日の朝一で福島へ飛ぶ便と伊丹でのホテルの予約を入れてもらうプランBを提示して了承してもらう。

先日の祝子川といい,最近はこの手のケースが重なるなあ~。日頃の行いと,徳の積み方が良くないのだろうか?と本気で考えてしまいます・・・。Aさん,読んでますか?先日の祝子川の増水は,どうやら私が原因のようです。すみません。次回までもっと日頃の行いを改善します。

これで少し予定変更になりましたが,中津川のコンディションは良好で,猪苗代地方の天候も梅雨明け後は安定しているようなので,気持ちを切り替えていきたいと思います。

明日は,素早く移動,そして中津川レストハウスから入渓。秋元湖までいったん下り,そこから遡行開始。できれば熊落滝辺りまでは進みたいと考えています。

そして明後日は,熊落滝ゴルジュの大巻きと連続する滝の登攀,そしておおとりの朱滝を越えて大凹(おおくぼ)へ詰めて,そこから西吾妻山~西大顛~グランデコ山頂リフト~中津川レストハウスまで。


★今回の番外編に関しては,改めて移動編として,8/16にアップします。皆さんも良いお盆をお過ごし下さい。

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小挟間川 in 大分

さて,今回も予定通りに遡行してきました。

場所は「小挟間川」,由布川の西隣にある川で,「おばさま」川と読むそうです。音だけでは奇妙にも聞こえます。ゴルジュマークがたくさんあるので,期待していきました。どうなることやら・・・。

ではどうぞ。

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左:小挟間大橋のたもとから入渓。里山の川的渓相。
右:早速,左岸から支流の流入。

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左:両岸からは,ほぼ全てスダレ状の滝となって本流に注ぐ。これはその中で最高だった10m滝。
右:夏特有の陰影を刻む渓。

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左:凄い姿勢で張り付いている木。逞しいな~。
右:徐々に川幅が狭まってくる。いよいよか。

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左:凝灰岩の滑らかな岩肌をすべるように流れてくる。水紋が美しい。
右:このサイズからなかなか狭くならない。

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左:結局,このような廊下が延々と続く。
右:水質は良くない。

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左:川底から10分も上がると,田園風景が迎えてくれる。地底と地上のこのギャップは,由布川でもそうだったように,やはり素晴らしい。

右:帰りは長湯で汗を流していく。この付近の温泉はプクプクの炭酸泉で,身体の芯から温まる。源泉数世界一の大分では,あらゆる種類の温泉を楽しむことができます。

という感じで,一度行けばいいと思える遡行でした。由布川と比べるのも何ですが,すぐ近くの川とは思えないくらい,あっさりした印象で,せっかく持参したボルト,ハーケンがただの重しになってしまいました。

結果はどうあれ,未踏だった場所に踏み込め,無事に生還でき感謝です。


★次回は,お盆恒例の東北の遡行となります。場所は福島の「中津川」。元々は2年前に計画していたのですが,震災のこともあり延期していました。そして遡行の後は,磐梯山と安達太良山を,トレランで走りまくります。第一弾のアップは,8/16の夜になります。乞うご期待!

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祝子川:三里河原 in 宮崎県

さて今回も予定通りに遡行するはずでした,が,早朝の雨によりわずか1時間で水かさが50cm→97cmとなりゴルジュ遡行を断念。代わりに三里河原をモチダ谷出合いまで行くことにしました。

せっかくの予定がわずか数時間の雨で流れた結果となりました。しかも,午後からは晴れて水かさは58cmまで下がっているし・・・。気持ちを切り替えて楽しもう。相棒はザイルで結ばれたAさん。よろしくです。

ではどうぞ。

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左:湧塚渡渉点の様子。やはり増水しており,水音が響く。
右:まずは5月にも来た三里河原までの登山道を歩く。速歩でガンガン歩いて行く。

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左:今日の吐野。水が流れている。初めて目にした光景。
右:今年5月のもの。普段はこんな感じ。

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左:ちょっとした溜りにダイブ。
右:美しいナメ帯。

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左:川幅一杯に広がり水が流れる。増水時ならではの光景。
右:増水しても水の濁りは少ない。

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左:写真なんかでよく出てくる金山谷(右)とモチダ谷(左)の出合い。実はここでも右の3m滝上から釜へダイブ。こんな山奥で童心に返る。

右:綺麗に入った長石脈。定規で引いたかのように直線的な所が良い。

とまあ,ほんの少しでしたが,子どものようにはしゃいで遊んだ次第です。

しかし下山するに従い晴れて,水かさが減っていくのには参りました。余程,日ごろの行いに問題があったのでしょう。またゴルジュ突破のために再訪をかたく誓いました。

Aさん,今日はお疲れでした。ここは晴れの日に必ず突破しましょう!今夏中に。

★次回は名前が面白い,「小挟間(おばさま)川」です。

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大保下谷支流:荒谷 in 北方町(宮崎県)

さて,今回も予定通りの大保下(おおほげ)谷の支流遡行。
曽木川の上流で右岸から入る支谷が大保下谷で,その左岸支流である「荒谷」の遡行です。

地質的には単純ですが,地図の等高線の込み具合が以前から気になっていた谷です。それと今回は現地でデジカメ忘れに気づくという,出だしから大失態・・・。なので数少ない写真はGoProで撮っています。

ではどうぞ。

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左:大保下橋の下流に記号のある8m滝。本流滝だけあって豪快。
右:左岸支流最初のゴルジュにある12m二条滝。期待が高まる。

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左:2番目のゴルジュにある11mスダレ滝。美しい滝。

右:下山は1052.6m三角点の北コルに上がり,昔の作業道を10分たどった所の尾根上を降りる。地形図だけで尾根を読み下山する練習。コンパスを使わないので,太陽の方角,沢の俣,尾根の延びる方角,対岸の山並みや谷,自分の降りるペースなどを元に現在地を特定し,目的の場所へ降りて行く。これは崩壊した林道からだき山~国見山の南面を眺めたもの。

という感じです,今回は。写真が少なすぎて申し訳ありません。我ながら情けない限りです。

荒谷は勾配は急なものの,やはり地質が単調なせいで,期待していた程のものではありませんでした。ただ新たな一本を開拓でき,無事に帰ってこれたので,良しとしたいと思います。

★次は祝子川ゴルジュです。今からワクワクです。Aさん,よろしくお願いします~。

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