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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

ヤゴロウ谷 in 宮崎

さて今回は行き先を変更して,脊梁の遡行とキノコ狩ランをしてきました。
場所は「ヤゴロウ谷」。椎葉村にある沢です。

コースは,萱野~ヤゴロウ谷~五勇山~国見岳~椎矢峠~鶴の平~萱野。
五勇山までは沢,そこからはキノコ狩ランになります。

ではどうぞ。

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左:天気は上々。萱野集落を見る。
右:村道:御手納の終点の紅葉。ここからスタート。

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左:登山道が横切る地点から入渓。最初に現れる6m滝。水流は多め。
右:巨岩の裏に掛かる6m滝。

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左:下部は石灰岩がゴロゴロした渓相。

右:ヤゴロウ谷最大のゴルジュ。中には6m滝が2本かかり,頭上には大きなCSが挟まっている。これは下部の滝。



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左:そしてこれが上部の6m滝。ここは見せ場の一つ。
右:6mスライダー滝。夏なら躊躇なく突っ込むが・・・。

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左:秋らしい渓相①。
右:秋らしい渓相②。

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左:ムキタケ。食用だがあまり好きではないので見送る。
右:6m滝。

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左:水流の落ち込みの水中ショット。
右:5m滝。

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左:源流部は開ける。紅葉も映える。
右:ヤブを数分漕ぐと縦走路へ。

ここまで約3時間の遡行。
ここからはキノコ狩ランの始まり。

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左:1500~1600mの尾根筋の紅葉は終わりかけだが,中には見事なものもある。
右:今日みたいに青空と白雲があると紅葉は映える。

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左:秋のトレイル。涼しく虫がいないので快適。

右:お決まりのナメコポイントにて。昨年も同時期に,上の小屋谷ワンデイをした日に訪れているが,今年は数が少ない。ありがたく頂く。

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左:一年ぶりの国見岳山頂。熊本県の最高峰1,739m。ここからは椎矢峠までの縦走。
右:この尾根筋も素晴らしい原生林が広がる。

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左:昔の駄賃付けの道を正確に辿ると,椎矢峠の真上に出る(高岳には登らない)。
右:峠に降り立ち,熊本県側を見ると天主山が聳える。

ここまではトレイル11km,3時間。
ここからは林道とロード28km。先は長いので焦らずに走る。あと4時間位だろう。

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左:夕暮れの椎矢林道を下る。

右:松の坂橋手前で日没,そこからはランプをつけてのナイトラン。鶴の平(三叉路)までは下りで21km,そこからは萱野まで登り7km,高度差で約380m登る。この登りが精神的鍛錬のロード。足底の痛みと付き合いながら,走って歩いての繰り返しで進んでいく。この看板の所までくればあと少し,もう少し。

という感じで遡行とキノコ狩ランでした。前日のロード25kmと併せて,精神と肉体をだいぶん追い込めたように感じます。足が痛く上がらなくなり,全身が倦怠感に包まれてから,どこまで頑張れるか。どこまで前向きの精神を保てるか。色々な意味で良いトレーニングになりました。

今年のキノコは良さそうな感触を持っていましたが,あまりよくないようです。まっ,別の山域にも足を伸ばして確かめようと思います。

★次はヤゴロウ谷の西隣にある「ハグエ谷」をお送りします。萱野出発で,烏帽子岳に詰めてそこからキノコ狩ラン。~白鳥山~水上越~白鳥山~時雨岳~道路~萱野というコース。このキノコ狩ゴールデンコースで収穫が少なかったら,今年のキノコは不発と言わざるを得ない。期待したいと思います。
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沢(九州) | コメント:2 | トラックバック:0 |

鍋床谷:中俣 in 市房山

さて久々の沢。休みと天候が一致し,快晴の下で遡行してきました。

鍋床(なべとこ)谷は,そごう谷とも呼ばれ,市房山東面を代表する一本です。
ここには,右俣,中俣,左俣とあります。それぞれの特徴は・・・
右俣・・・下部は大滝鑑賞(25m,55m,25m,70m),上部は植林帯で自然も造形も乏しい。
中俣・・・下部は大滝鑑賞(25m,55m,65m),上部は10~35m滝が10本ほどあり,登攀と巻きの連続。源流庭園あり。
左俣・・・大滝鑑賞(25m,55m,65m,50m,45m,50m)後,ナメ帯を詰めていく。源流庭園あり。

今回は,2004年以来,二度目となる「中俣」にいってきました。雲ひとつない秋空の下,十分に楽しめそうなことを期待していく。時間の関係で10時からの遡行となる。市房では遅すぎる出発だが,走る機動力を使えば,18時前には帰って来れるだろう。

ではどうぞ。

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左:出だしの二条滝(左5m/右10m)。今日は水量が多め。
右:25mひょんぐりの滝。「ひょんぐり」とは,水流が途中で跳ねている様を言います。

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左:そして最初の大滝55m。いつ見てもスケールが大きい。左巻き。
右:大滝上の渓相は,いったん落ち着く。

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左:10m斜スライダー。取り付き水線をシャワー。
右:水流をひと跨ぎして,水の躍動の瞬間を切り取る。



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左:このテーブル岩とその上の小岩は10年前から変わらずにある。常に変わっていく自然の中で,こういう不動のものを見ると,安心するのはなぜだろう。

右:20m滝。右壁をクライム。



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左:20m滝上は落ち着いた渓相。この谷は滝の「動」と,平流の「静」のバランスが素晴らしい。

右:そして65m直瀑の登場。スーッと一直線に落ちる様は優雅さを秘めていて,かつ豪快。市房山系にある滝の中で,最も気に入っている滝です。

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左:65m滝上には5m滝。
右:しばらくで右から中俣が出合う。その出合いから眺める50m大滝。左俣の大滝群の一本。

ここからは右俣に入ります。

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左:出だしの2m滝(手前)と15m滝(奥)。水線を登る。
右:ハング岩裏にある13m滝。真夏なら全身シャワーで水線突破だが,今日は左巻き。

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左:10m滝。連続する滝に息つく暇もない。
右:そして中俣最大の30m滝。見えているのは下部15mだけです。この上にさらに15mのスダレ滝があります。

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左:15m二段V字。右手のスラブを登る。
右:赤ナメ帯。中俣下部は,含有鉄分が酸化した赤い岩が多い。

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左:一連の滝群を越えると一息つける区間がある。ナメを楽しみながらの遡行。
右:水中も光線で映える。

この後,1,120mで右から支流が入ってくる所から,これまでの赤い岩から白い花崗岩帯に変わる。

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左:まず10m二段スラブ滝。
右:続いて8m斜溝滝。

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左:20m二段滝(10m+10m)。もちろん中央突破。
右:そしてとりはこれ,15m斜滝。これもクライム。



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左:15m滝上からは源流の様相を呈してくる。
右:ふと振り返るってみる。

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左:そしてここが1,320m二俣の源流広場。連続する滝場をこなすと到達できる悦楽の地。九州でこんな東北みたいな詰めができるのは,ここくらい。

右:背後の奥には米良三山の一つ,石堂山がピラミダルな山頂で聳える。

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左:源頭に近づく・・・。

右:斜面をひと登りで,二ツ岩からの尾根に乗る。青空の下,秋風が吹き抜ける。周囲の雲ひとつない大展望を楽しんでいく。

ここで遡行終了。そんなに急いだわけではないのに,2004年時よりも2時間以上早く到達。4時間かからない程度。やっぱり走り出してから,持久力がついたことを実感。ここからは尾根を萱原山まで行き,登山道を下り,車道を大藪堰堤(入渓地)まで。合計で14km。

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左:右奥の萱原山を目指す。道は9年前よりひどく崩壊しており,まともに歩ける区間が少なくなっている。

右:二ツ岩を見上げる。以前は二ツ岩~萱原山~登山口の道を使っていたが,今回,歩いてみて,もはや使えない状態にまで崩壊が進んでいたことを実感。

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左:ここから萱原山への登りが始まる。
右:秋は日が傾くのが速い。

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左:9年ぶりの萱原山山頂。ずいぶんとブナが倒れて荒れている。昔はもっと樹木に覆われていたのに・・・。おそらく温暖化の影響で,山頂付近の気温が上がって,暑さに弱いブナがやられているのだろう。

萱原山からの下りの道は一般登山道とは異なり,テープはわずか,道の窪みも曖昧(または崩壊),おまけに道は九十九折れ,ときているので,どこに道がついているのかを知らなければ失道は必至。道の折れ具合の回数まで正確に記した地図を見ながら下ったのにもかかわらず,何度か道をはずしてしまった。

右:最後の9kmはロードで,途中,野地の滝15mを見る。

帰着は17:30ジャスト。遡行と下山あわせて7時間30分の沢でした。

久々に秋晴れの下で,長めの遡行ができ満足。やはり市房東面は九州本土を代表する渓域だと思い知った遡行となりました。

★次は9月のリベンジ,「いのそ」谷をお送りします。今度こそ,上まで抜ける。

沢(九州) | コメント:2 | トラックバック:0 |
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