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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

ビャクシン沢 in 屋久島

さて今回はビャクシン沢。源頭部には天国ナメが広がるという秀溪を遡行してきました。

ではどうぞ。

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左:朝一のヤクスギランド。ビャクシン沢と荒川との二俣を目指す。

右:二俣までは整備された歩道を辿る。そこから荒川へ下る。ここが遡行スタート地点。ビャクシン沢には3mCS滝が見える。

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左:渦巻く水流。ゴボゴボと音がする。
右:下部は概ねこのようなゴーロ帯の溪相。出だしはゆっくりと,沢と身体のリズムを合わせながら動いていく。

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左:たまに釜付小滝が現れる。
右:日が射し始める。一気に溪が目覚め始め,自分の精神も覚醒し始める。

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左:水中の美しさは言わずもがな。
右:こんな静流が出てくると否が応でも期待度アップ。

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左:上部に行くにつれてナメ帯が出始める。
右:コケの緑具合も上流ほど深くなっていく。

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左:水面を境に異なる眺め。
右:またナメ帯。いい感じ。

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左:ここに溪魚がいたらな~と思うのは贅沢かな。
右:同じ水中でも場所によって色彩が異なる。

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左:東北のそれにも負けていないナメ帯。奥行きがあり,
右:さらに横幅の広がりもある。

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左:おっ,いよいよか,思う4m滝とその上。
右:来た~,これだな天国ナメ。出だしは100m程の緩い傾斜がある。

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左:そこを抜けると・・・出た!なんだこれは!!う~ん,言葉にならん。
右:素晴らしい平流具合と青空の大空間。



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左:蛇行しながらナメ帯は続き,しまいにヤブに突入。右手の杉と岩を覚えていて下さい。後でここを見下ろします。

右:来し方には和やかな源頭が広がる。ここにあるのは平穏,平和,調和,温和それと悠久。

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左:ヤブの中でもコケ具合は絶妙。

右:右に緩く曲がっていく本流筋を確実に追っていくと少しのヤブ漕ぎで登山道に出る。この締まり方もOK。源頭部の感動の余韻が,ヤブによって損なわれない内に脱溪できる。

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左:下山は花之江歩道をヤクスギランドまで走りを交えて下る。みはらし岩から見る奥岳。

右:ビャクシン沢の源頭部。右手にあった杉と岩を思い出して下さい。写真中央付近にそれらが見て取れます。

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左:入溪地点の苔の橋まで下ってくる。今回も時間との戦いだったが,余裕をもって下ってこれた。
右:苔の橋と東屋。今日も良い沢との出会いをありがとう。

という感じでした。距離の割には行程がはかどる沢で,何といっても源頭部の天国ナメは噂以上のものでした。屋久島の沢の源頭部の美しさでは,大川が自分の中では一番だったのですが,ここビャクシン源頭部はそれを上回るものになりました。

下部のゴーロをこなすと徐々にナメ帯が現れ始め,源頭部で一気に開放されるあの突抜感,青空の広さ,それと左右の森のたおやかさ。う~ん,今でも唸ってしまうほどの桃源郷ぶりです。極楽浄土とはこのような場所をいうのではないかとさえ思えてきます。

ここからは妄想話になりますが,将来,あの世に行ったときにやりたいこと2つ。
まず一つ目。三途の川(入溪料6文)を遡行し,源頭の極楽浄土へ詰めること。次に,冥界パスポートを取得し,海外でアケローン川を遡行し,源頭のエリシオンに詰めること。おそらくそのどちらの源頭も,ビャクシン沢の源頭部のような場所ではないかと思えます。

ビャクシン沢は,間違いなく島内最高峰の源頭部を持つ沢でしょう。

★次も沢になります。天気との兼ね合いですが,「ばばら谷」の予定。前回中途半端で切り上げていますので,ずっと心に引っかかっています。遡行400本まであと13本。

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沢(屋久島) | コメント:4 | トラックバック:0 |

鈴川下部 in 屋久島

さて今回は予定通り,鈴川(すずこう)下部を遡行してきました。
海岸から入り,蛇之口滝までの遡行です。

天気はそこそこ良く,期待を込めての遡行です。
ではどうぞ。

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左:まず農道を海へ下って,河口へ降りる尾根筋を下る。最後は岩場となり左方向へ下って行くとクライムダウン5m。
右:河口からスタート。いよいよだ。

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左:今日は暑いので,泳ぎにためらいは微塵もない。
右:ほどなく県道の橋が見えてくる。

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右:そしてツルツル滑る岩に気を付けて遡行していくと,前半の大物,鈴川の滝20mの登場。周囲は岩盤が立っており,迫力あり。

左:滝の拡大。ここは右から巻くと取水用の水路に出てそこを辿る。

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右:滝上はゴルジュとなり深いトロが続いている。
左:どんづまりには10mCS滝。ここは釜を横断して向かい側の岩場も登れそう。

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右:ゴルジュ内は幅が広めで小滝と釜が多く配置されている。一つ一つ,泳いで,取り付いて,登る,の組み合わせで突破していく。

左:水温はぬるめなので火照った体を冷やすのに,泳ぎは最適。

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右:ゴルジュ出口にある16m二段滝。右手には手すり付階段が設えてあった。ここは真っ直ぐ釜を泳ぎ,右手の3m小滝の左の岩場を登って越えていく。

左:滝上は花崗岩帯となり一気に開ける。

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右:川幅一杯に広がる大釜。ゆっくり泳いで冷却を楽しんでいく。
左:10mCS滝。

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右:巨岩の乗越は続く。安房川や鯛ノ川程ではないが,予想以上に体力を使わせられる。

左:途中で左岸に見つけた平岩。ここは絶好のビバーグポイント。テント10張りはいけそうなくらい広かった。

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右:ゴーロ帯は特徴は少ないのでひたすら登ることに集中。
左:たまには来し方を振り返って見る。

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右:ようやく着いた二俣。左をとる。

左:そしてゴールの蛇之口滝30m。この上にはもっと斜滝が続いているので,それらを見るのは次回の楽しみということで。下りはハイキングコースがついているので走って尾之間温泉まで下る。

という感じでした。

鈴川下部は,鈴川の滝上のゴルジュと,その上の巨岩ゴーロの乗越帯が印象的な沢でした。ゴルジュを抜けるまでは滑ることこの上ないホルンフェルスの岩に気を使い,抜けた後は,巨岩帯を抜けていくのにそれなりに苦労させられます。ある程度力を出していかないといけない,本気度の高めの沢でした。

次来る時は,蛇の口滝を登って鈴岳方面へ詰めるコースを考えています。

★次はビャクシン沢の報告になります。噂通り,屋久島屈指の天国のナメが印象的な沢でした。

沢(屋久島) | コメント:0 | トラックバック:0 |

祝子川ゴルジュ in 宮崎県

さて今回は予定通り,祝子川(ほうりがわ)ゴルジュに行ってきました。天候と増水が心配でしたが,ギリギリの所でもってくれて,何とか遡行できました。相方は,昨年同様シェルパのAさん。

昨年は天候と増水のために行けなかったので,今日,その思いを込めて突破したいと思います。水量は上祝子の水位データで63cm前後と多く,天気も良くはないですが,期待を込めて出発。

でどうぞ。

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左:喜平越谷まで登山道を歩き,谷を下って入溪。やっとここまで来られ感動。今日も楽しむぞ。
右:まずは体慣らしであらゆるムーブを試しながら遡行していく。

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左:水質は極上で美しい。
右:水流沿いをガンガン攻める。頼もしい限りです。

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左:大釜と4m斜滝。ここは見どころの一つ。
右:流れる水流は曲線的で優雅。

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左:いよいよゴルジュ突入・・・。
右:岩間から振り返る。

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左:ペグマタイト中に見つけた電気石(でんきせき)。これは鉄電気石で電気石の中でもよく見られるタイプ。この結晶を見逃がす手はないので,掘り出す。

右:ハンマーとハーケンは置いてきたので,ナイフと石で取り出した結晶。良いお土産ができた。

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左:ゴルジュ入口の滝。通常は左の5m滝のみですが,今日みたいに増水していると右手にも6m滝が現れます。

右:岩場を登っている途中から下流を振り返る。雲間から日が射しだすようになり,気分も上がってくる。

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左:いよいよ核心部に入る。
右:水中遊泳。

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左:ここの水質は本当に素晴らしい。
右:水中との二分割ショット。

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左:最狭部の祝子川ひとまたぎ。いや,祝子川つっぱり。
右:ここは手のツッパリと脚のステミングで,体をずり上げて突破。

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左:これこそ自然の造形の妙。幅は片足の幅ほど。

右:4m滝は通常は右手の岩下を匍匐前進などしたり,または水流沿いに登れますが,今日の水量では不可能。岩の右手から越える。

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左:またまた水中との二分割ショット。
右:最後の2m滝下から来し方を振り返る。

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左:わずか2~300mゴルジュ区間ですが,中身はタップリ。
右:ゴルジュを抜けるとこんな溪相に。体の力が抜けリラックスモードに。

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左:普通のゴーロでもこの美しさ。やっぱりここは凄い。
右:最後のトロ場の泳ぎ。

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左:岩の白と水の緑。いい配色です。
右:水中の透明度は言葉で語りつくせないほど。

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左:こんな平流が続く。
右:吐野と呼ばれる登山道との合流点。水量が多いと風景的によく映える。

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左:この辺りの森は東北のそれにも負けてはいない。

右:下山は足取りも軽く,万感の思いで下る。天気は回復傾向にあるみたいで,今年は日頃の行いが良かったのかな。

という感じで二人とも無事に下山でき感謝。昨年以来の懸案だったゴルジュを突破でき,ホッとしています。久々に遡行して,やはりここは溪相,水質ともにレベルが高いな~と感じた次第です。今回は水量が60cmオーバーだったので,通常の40cm台の時と比べ格段に難しくなっていましたが,必死になって突破した分だけ,終わったあとの充実感は,より深いものとなりました。Aさん,お疲れ様でした。また遊びましょう!

★次も沢になります。天気が良さそうなので再び屋久島に行きます。目標は鈴川下部とビャクシン沢。日帰り遡行でサクっと行ってきます。

沢(九州) | コメント:3 | トラックバック:0 |

東北観光 in 宮城・山形・岩手

さて今回は沢以外で回ってきた観光地を,往復路とともにご紹介します。
ではどうぞ。

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左:九州上空を飛ぶ。右下の尾根が削られている個所は,宮崎県五ヶ瀬町のスキー場です。
右:仙台空港にて。仙台といえば七夕。

【多賀城】(宮城県)
724年に朝廷が対立する蝦夷勢力との境界に築いた前線基地。朝廷はここと南の大宰府を防衛の最前線として勢力の維持拡大に努めた。802年に岩手に前線基地として胆沢城が築かれた後は,兵站基地として機能した。
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【松島】(宮城県)
京都の天橋立,広島の厳島神社と並び日本三名景の一つ。「松島や ああ松島や 松島や」でも有名。これは芭蕉の句だと思われているが,実際は田原坊という狂歌師のもの。約260もの島々が織りなす景観は指折り。
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【磐司岩/ばんじいわ】(宮城県)
名取川上流に聳える凝灰角礫岩の衝立岩。表磐司,裏磐司,日蔭磐司と場所によって呼び名がつけてある。表磐司は,高さ80~150m,幅は3km程にも及ぶ。この界隈を猟場にしていたマタギの磐司兄弟に由来。

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【秋保大滝/あきうおおたき】(宮城県)
秋保と書いて「あきう」と読みます。高さ55m,幅6mの名取川本流にかかる大滝で,那智の滝,華厳の滝と並び,日本三名瀑の一つとされることがある。下流には秋保温泉があり,ここは宮城の鳴子,福島の飯坂と並び,奥州三名湯の一つです。
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【黒伏山/くろぶしやま】(山形県)
村山野川上流の右岸に聳える標高1,227mの山。ここの南壁は東北のロッククライミングの歴史を育んできた場所である。高さ約300m,幅約1,000m。二峰一山で,左が観音寺黒伏山,右が沢渡黒伏山。
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【大滝】(山形県)
仙台市と東根市と結ぶ関山トンネルの東根市側にある滝。高さ8m,幅14m程度で乱川にかかる。
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【定義/じょうぎ】(宮城県)
七味と醤油で頂く巨大厚揚げは美味。ここにある定義如来西方寺の開祖は平貞能(たいらのさだよし)という平家武将で,肥後守を務めたりしました。また,平重盛の重臣だった人物でもあります。平重盛といえば内大臣とも呼ばれ,熊本に内大臣という名を残しています。実は熊本と縁のある場所なのです。
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【猊鼻渓/げいびけい】(岩手県)
北上川支流の砂鉄川の両岸に広がる石灰岩の岩壁が作り出す渓谷。ここの舟旅はお勧めです。まず上流へ上り,折り返して下ってくるコースが90分,大人1,800円。流れは緩やかで川底も浅い個所が多いので,万が一落水しても,バタつくより,まず立ちなさい,と船頭さんが話していました。球磨川の急流下りとは趣を異にしていますが,これはこれで良いと思います。
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【中尊寺】(岩手県)
言わずと知れた奥州きっての古刹。平安末期の奥州藤原氏と縁の深い場所です。2011年には世界文化遺産に登録されました。金色堂の煌びやかな黄金とそこに眠るミ藤原四代のミイラ(四代泰衡は首級のみ)。エジプトのツタンカーメンの黄金とミイラを思い出させてくれます。黄金と偉大な領袖は結びつく運命にあるのでしょうか。
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【仙台城】(宮城県)
奥州の独眼竜,伊達政宗の居城。仙台市を見下ろす青葉山にあることから雅号を青葉城と言う。熊本城を銀杏城と呼ぶのと同じ感覚ですね。ここから眺める仙台市はまさに「杜の都」の名に相応しい。
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【蔵王エコーライン】(宮城県)
蔵王山系を東西に走る山岳道路。蔵王ではここだけに咲くコマクサのある駒草平と,そこから眺める不帰ノ滝(かえらずのたき,落差約97m)は壮観。生憎の雨模様でしたが,それでも走りごたえのある山岳道路でした。
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【遠刈田/とおがった】(宮城県)
こけし発祥の地で,鳴子と並びこけしの生産拠点の一つ。昔の木地師たちが,仕事の忙しさのせいであまりかまってやれない娘たちの遊び道具にと作ったのがこけしの始まりとされます。
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左:再び仙台空港。今年もケガなく楽しむことができ感謝です。ここで最後に食べた仙台名物牛タンの味を一生忘れることはないでしょう。

右:帰路はお決まりの富士山ショット。

と今回は趣向を変えて観光案内でした。沢にせよ何にせよ,知らなかった見たことなかったことを,知ったり見たりすることには,大いなる喜びと行動の動機付けが含まれています。

★次は祝子川ゴルジュをお送りします。

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大行沢 in 宮城県二口山系

今年のお盆の沢は,予定だった大倉川笹木沢を変更して,二口(ふたくち)山系の大行(おおなめ)沢に転進しました。

理由は天候不順と,入渓地である観音寺登山口までの移動中に野ウサギを轢いてしまって,雰囲気的に良くないものを感じたせいです。本当あのウサギには悪いことをしたと今でも後悔の念が残ります。

さて目的の大行沢は,「天国のナメ」とも形容される,秀渓として有名です。元々予定になかった沢なので,地形図も情報もない中での遡行となりました。

ではどうぞ。

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左:まずは仙台市から車で約1時間走り,二口キャンプ場の駐車場からすぐの二俣の降り立つ。右手の沢が大行沢。市内からこんな近距離に山があるなんて,仙台は環境に恵まれています。

右:まずはいきなりのナメから。素晴らしい。朝一から感激,幸せな気持ちになります。

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左:するとほどなくV字状ゴルジュに変化。
右:左右の壁をへつったり,胸くらいまで浸かっての遡行は,結構気合が入ります。

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左:ゴルジュ出口の3m滝。ここは右壁にステップが刻んであり,そこを突破。あれがなければ,巻きは厳しかった。
右:再び平流へ。このたおやかさは東北的で素晴らしい。これを求めてはるばるやってきたのだ。

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左:ブナの河畔林も東北ならではで,森の豊かさを感じる。
右:ナメ帯は,見てよし,歩いてよし,行程もはかどると三拍子そろっているところがよい。

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左:水流の一コマ。

右:アクセントになる5m滝。ここの釜でイワナ狙いで竿を出すがアタリなし。いれば一発目から食いついてくるんだけど,すれているのかもしれない。

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左:今度はゴーロ帯となる。小~大サイズの岩が散乱する渓相に。
右:右手から入る支流(京渕沢)にかかる梯子滝25m。絶壁の上を流れており迫力あり。

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左:京渕沢出合いから10分ほどで,本流最大の二段滝が登場。12m二段構成で,下段4m,上段8m。この辺りは左右の岩壁の屹立具合が凄く,一種独特な雰囲気がある。

右:再びゴーロ。「天国のナメ」はまだかいな・・・。

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左:森の中に突っ立っている岩塊。こんなのあちこちのボコボコある。集塊岩地帯の特徴でもある。
右:だんだんナメが増えてきて・・・。

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左:右に軽く曲がったその先に・・・うっほ~ナメの出現。ここからが「天国のナメ」の始まり始まり。
右:いいね~この雰囲気。

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左:河畔林と絶妙なマッチングを見せているところが素晴らしい。
右:どこまでもたおやかに流れるその様も素晴らしい。



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左:まるで舗装路みたいなナメ。間違いなく車も走れる。
右:水質も透き通っていて美しい。

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左:ちょっとした小滝も良いアクセント。
右:まだまだ続く。

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左:もう1kmは歩いたが,緩く曲がった先には嘆息が漏れるナメが出てくる。
右:九州では見られないブナ林とと渓流は,やっぱりいいな~と何度も反芻する。

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左:二俣。右手の樋の沢にかかる双門の滝8m。このすぐ右手上に避難小屋のシルエットが見える。

右:左の滝を越え,少し歩くと登山道が横切る。避難小屋もすぐそこに。これで下山の心配はなくなったので,もう少し上まで釣り上がろう。

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左:ナメが樋状に続いている。
右:とある釜で一発目からくらいついてきたイワナ。29cm。久しぶりのファイトに感動。

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左:3m程の小滝もまだ出てくる。
右:まだまだナメは続ていく。本当に天国のナメだな,ここは。

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左:3m滝。

右:今日,ほんのわずかな時間だけ射した陽光。途端に溪が輝きだす。今日みたいに曇空でもこれだけのものがあるので,快晴の日の遡行は,この何倍も感動を与えてくれること間違いなし!

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左:途中から引き返し,避難小屋へ戻ってくる。ナメ帯を下るだけなので,あっという間に下れる。ここからは靴を履き替えてトレランモード。

右:標識を元に距離と時間を推算。6kmちょっとなら1.5時間もあれば十分。

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左:ブナ林を抜けていくのは爽快。
右:鎖場も現れる。

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左:対岸に見る裏磐司の岩壁。霧が出て全体が見えない分,逆に迫力は増している。
右:1時間ちょっとで登山口へ。雨が本格的に降り出していた。

とこんな感じで今日も無事に遡行でき感謝です。

噂には聞いていた大行沢の「天国のナメ」はその名に相応しいもので,素晴らしい感動を与えてくれました。今回,転進しましたが,ここも宮城を代表する一本なので,これを今回の目的をしたいと思います。

追記:お盆に笹木沢で遭難騒ぎがあったようでニュースになりました。彼らは二人組パーティーで14日~15日にかけて笹木沢を登って下山する予定だったようです。私もちょうど14日にあの辺りにいて,大倉川下流の入渓地である千里平に一台車が止まっていたので,もしかして笹木沢に入っているのかな?と思っていました。遭難した二人は18日に無事に救助されたようで何よりでした。源流域でビバーグしていたようなので,一人が行動不能に陥って,救助を待っていたものと思われます。もし私が予定通りに遡行していれば,間違いなく沢の中で出会っていたことを思うと,複雑な思いです。

これで東北6県は終了。来年からも南下政策を続けていきます。次は新潟県を代表する,米子沢と釜川右俣。いよいよ中部・関東地方に突入となります。本当なら休みがもっと取れれば飯豊川本流や三面川竹ノ沢などをやりたいのですが,仕方ありません。遡行できるだけでもありがたいと思わなければ。

★次回も沢の予定です。祝子川ゴルジュか,石氷川のどちらかになりそうです。
沢(本州) | コメント:2 | トラックバック:0 |

お盆予定

最近はずっと天気が悪く,沢を遡行することができていません。
さらには左太腿裏に神経痛的な違和感があるので,ランも止めている状況で,ストレスが既に十分溜まっています。

こうなれば台風一過後のお盆に期待をかけるしかなく,現在,準備中です。
今年は宮城の笹木沢をメインに,遡行と蔵王のトレランを組んでいます。

沢コースはまず山形の層雲峡の途中から入渓し,御宝前沢を詰めて船形山へ。
そして宮城県に入り,鬼口沢の下降と笹木沢の遡行をするもので,2泊3日。

蔵王ではトレランです。これまで名前だけは何十回も聞いていた山を走れるのは大きな愉しみです。

また他の観光としては,磐司岩,秋保大滝,松島,多賀城の見学も織り込んでいます。
何とも欲張りですが,一期一会,最初で最後のつもりで楽しんできたいと思います。

★ブログ更新は8/17以降になります。皆さんもよい休暇をお過ごしください。
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