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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

小谷・権七小屋谷遡行 in 大崩

さて今回は遡行二本立て。

まず鹿川の小谷を遡行,登山道からモチダ谷を下り,権七小屋谷を遡行後,昔の林道を走って帰るコースです。朝から夕方まで目一杯使うつもりで計画。天気が崩れる前に下山できればOK。九州屈指と名高い三里河原源流部が楽しみです。

ではどうぞ。

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左:スタートは宇土内谷(右)と小谷(左)の二俣から。
右:小谷はゴーロ基調の谷のよう。

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左:4m滝。
右:3m滝。

小谷は2~4mの小滝がポツポツある程度で,他には取り立てて何もなく尾根まで詰め上げる。そのまま登山道を湧塚コースに入り,すぐ左下のモチダ谷への下降が始まる。

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左:ようやく谷筋に日があたり始め,体と心が目覚め始める。

右:右手には七日廻りの岩塔が存在感を示している。森の中にそこだけ突き出している造形は面白い。

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左:下まで下ると地形が緩くなり,極上の雰囲気になってくる。
右:モチダ谷の見物,モチダ滝20m。

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左:いや~素晴らしい森。何も言えない。
右:下ること約1時間で金山谷との出合着。陽光で溪が煌めいている。

ここからは三里河原を辿り,金山谷と分かれて中瀬松谷に入り,それから権七小屋谷に入り,再び尾根まで詰め上げる。

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左:出だしから得も言われぬ雰囲気。
右:う~ん,凄い。さすがは九州屈指と言われるだけのことはある。

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左:あまりにも良すぎて,通り過ぎるのがもったいなく,歩くペースがゆっくりになる。

右:ほどなく金山谷との出合い。ここでシイタケ発見。ちょっと時期が遅めのようで,虫に食われているものが多かった。

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左:権七小屋谷は花崗岩の白亜の造形が素晴らしい。
右:とある釜にて。尺近いヤマメ。悠々と泳いでいて貫禄あり。

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左:花崗岩は予想だにしない造形を作り出すので,遡行が面白くなる。
右:水もきれい。

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左:中瀬松谷との二俣から権七小屋谷を覗く。
右:うほ~なんだここは。こんな山奥に,こんな平地があるとは・・・。

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左:こんな所にどっぷり身を置ける幸せを感じる。人間社会から見ると何にもないが,必要なものはすべてここにある。

右:次第に青空がかげりだした。

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左:尾根に詰める区間は急傾斜となる。最後に出てきた3m涸滝が越えられず,右手の3m垂壁を慎重に越える。今日一番の核心だった。

右:尾根に出たら右手の第三ピークに登る。その途中で発見,ナメコ。逆からでは決して見つけられなかっただろう。

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左:鹿納(かのう)坊主たち。あそこはゴツゴツした岩峰が連続する面白い区間。
右:尾根を下り,昔の林道へ出る。

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左:林道とはいえ,花崗岩と赤松の中はそうそうに走れないので楽しんで走る。
右:晩秋の紅葉もまたうつくし。

という感じで秋の一日をフル活用した山行でした。

しかし,三里河原~権七小屋谷の溪相は素晴らしいという言葉では表現できないほどでした。あれだけの広さで原生林が残されているのは,九州ではもはやここだけでしょう。水上越付近,青鈴谷源流部,三方岳西面を凌ぐ豊かな自然が残っています。今後ももっと足を運びたいと思います。できればキノコ狩りで一日を費やしたいほどです。

★次も沢です。遡行400本まであと2本。

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スゲノ谷右俣 in 水上村

さて今回はスゲノ谷右俣です。
球磨川本流の二本西にある沢になります。

この時期は少しでも暖かい沢に入りたいのと,キノコ狩りができる場所を選んでの入渓となります。天気は曇り気味ですが,雨が降らないだけでもOKです。

ではどうぞ。

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左:市房ダム湖畔の紅葉は今がさかりのよう。
右:穴手尾の滝。見応えあり。

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左:いよいよ入渓です。見た目完全に晩秋の沢。今日もよろしくお願いします。

右:おっと,いきなりキノコ発見。それも美味しいクリタケ。ありがたいのと同時に,今日は期待が高まる。

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左:たまに日が射すと溪は煌めく。
右:沢は開けているので爽快。

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左:源流部は急傾斜になる。

右:谷筋に横たわるブナを探すとあった!ブナシメジ。「匂いマツタケ,味シメジ」とあるように,キノコに味を求めるなら,シメジ系。辺りを隈なく探すと,木のうろの中に株があり,大量収穫となった。これだけで今日は最高,言うことなし。スーパーで売っているのとは姿形が大きく異なるキノコの一つ。

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左:さっさと詰めあがり,キノコを求めてさすらう。自然は逞しい。
右:この時期の尾根筋は色彩に乏しいが,いい色が出ている場所もある。

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左:水上越付近には九州でも屈指の原生林が展開する。
右:うほっ,お次はナメコ発見。頂きます。

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左:山上池。これがある時には,この付近の湿気が十分な証拠。
右:素晴らしい森には,いるだけで幸福感が高まってくる。

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左:うっひゃー,鈴なりセンボンイチメガサ。これが全部ナメコだったらいいのに・・・。このキノコは食用ですが,好みではないので採りません。

右:辺りを探すとありました,ナメコ。少し時期は遅いですが大量に出ていました。傘が開いていないのは味噌汁用に,傘が開いているのもはキノコ鍋の具材にします。せっせと異物がつかないように慎重に収穫。ぬめりがある分,異物がつくと調理の下ごしらえの時に大変なんです。

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左:水上越からは急斜面を適当に下り,球磨川の水源。そこからは一部壊れている道を辿り車道まで走ります。

右:球磨川本流は他の沢と違って,夏でも水温が低い中での遡行となります。

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左:帰途,水上越(中央奥の凹)を眺める。

右:冬は雪景色,春は桜,夏は黄昏,秋は紅葉とキノコ。四季の移ろいを感じ,それを楽しめる日本に住めることに,そして今を生きて,明日を迎えることができることに深く感謝。

という感じで今日もまた無事に下山できありがとう。今日は天気は思わしくありませんでしたが,美しい紅葉を見れることができ,キノコがたっぷりと収穫でき,顔が自然とほころんでしまうような一日でした。

★次も沢とキノコ狩りです。遡行400本まであと4本。

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渡内谷右俣 in 高千穂

さて今回は高千穂を流れる岩戸川の左岸支流の一つ,渡内(わとうち)谷右俣です。
小粒ですが,新規開拓で遡行してきました。

ではどうぞ。

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左:出だしはこんな感じのゴーロで始まる。

右:近くで金属音がするので近づいてみると…檻罠にかかった猪が暴れていた。先日の大藪谷といい,最近は猪に縁があるな~。猪は山の神の象徴でもあるので,縁起が良いことと思たい。この猪は小型ながらもこっちにさかんに突進してきていた。鼻先を鮮血で染めながらも,ガンガン突っ込んでくるその勢いの激しさに,檻越しだとは言え野生の迫力を感じ入る。

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左:徐々に谷らしくなってくる。
右:4m滝。

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左:660m二俣のゴルジュ地形。期待がかかる。
右:振り返ると峨々たる香焼岳が聳える。あのスカイラインの岩稜は登ってみたいと思わせられる。

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左:鮮やかな紅葉。
右:詰めの空。谷の上部は人工谷と化し,魅力はない。

という感じで取り立て見どころがある沢ではありませんでしたが,新たな一本を遡行できたことは良かったと思います。所々で渡内越か湾洞越に通じると思われる踏み跡がみられたので,現在どの程度残っているのか調べてみるのも興味深いと思いました。

★次も沢になります。遡行400本まであと5本。いよいよカウントダウン,何とか今年中に達成したいものです。

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