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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

古道調査 in 日之影(宮崎)

さて,今回は古道調査をしてきました。
沢も終わったので今後はランと雪山中心になります。

コースは上川~旧出羽集落~出羽洞穴~梅の木峠~煤市~川の詰~上川の周遊コースになります。天気は晴/曇で,風が強く寒いですが,動いているとそこまで気になりません。

ではどうぞ。

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左:昨夜の雨は山間部では雪だったよう。12月に阿蘇がこんなになるのは珍しい。
右:登山口。民宿「河鹿荘」の前から取り付きます。

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左:尾根に取り付くまではわかりづらい個所があるが,取り付けば深く抉れた明瞭な道となる。

右:一登りで廃屋発見。この辺りがかつての出羽(いずるは)集落跡。最後まで残っていた人は1970年に麓の上川集落に降りたようなので,廃棄されて44年が経つ割にはしっかり立っている印象を受ける。

付近では谷口仁兵衛(熊本の菊池氏の家臣で,最初の入植者と考えられている)塚や,倒れていた鹿児島藩士の墓石などを見つけ,往時に思いを馳せる。特に「鹿児島藩」の表記は,現代の人からすると「薩摩藩じゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが,明治期は鹿児島藩が正式な呼び名だったので,時代を感じてしまうのと同時に,故郷から遠く離れた地で眠る藩士に冥福を祈りたい気持ちになりました。

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左:廃屋から尾根を越え,沢沿いに少しの登りで出羽洞穴が現れる。旧石器~縄文時代にかけての人々の生活跡が見つかった,宮崎県内でも最古の遺跡です。

右:洞穴内部から外を見る。南面を向いているので日当たりが良く,すぐ傍に沢があるので水も得られます。昔の人はここで寝泊まりしながら,生活していたのか・・・。

ここからは煤市への古道を探しながら,伐採されて裸になった山腹をトラバースしていきます。

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左:振り返り,廃屋と洞穴の位置を確認する。上から見下ろす限り,古道の跡ははっきりしない。

右:梅の木峠。この付近には古道の跡が残っていた。煤市からここまで登り,トラバース気味に歩けば旧出羽集落に繋がる。

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左:峠からは走って帰る。南面に見えるのは洞岳。石灰岩の巨塔だ。
右:上川集落まで帰ってきた。今日も良かった。感謝。

という感じで,過去の人々の営みを感じながらの歴史ランでした。

歴史に埋もれた道を辿ることに関して,自分の中で,明確な理由は見つかっていませんが,無性に興味を惹かれています。人知れず忘れられていく,同じ人間の痕跡に対する虚無感でもあるのでしょうか。まあ,まだそれがはっきりと意識できる所までは来ていないので,考え込むのは置いておいて,行動することで答えを探していきたいと考えています。

★次回もランです。名づけて「脊梁山地三峠越ラン」。コースは砥用~二本杉峠~樅木~峰越峠~尾向~椎矢峠~内大臣~砥用の一周コースで,その間に脊梁山地を代表する三峠を越えていくものです。距離は約110km,時間は20時間とみています。ロード主体なので,トレイルに比べると気が楽な面があります。内面や外面,いろいろなことを全て受け止めて,楽しんで走りたいと思います。
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