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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

UTSR (ウルトラトレイル脊梁山地)

三度目の正直で,無事に走ってきました。

距離:113,4km 累積高度:6,988m 36時間32分

左膝裏の違和感,幻覚や二日目の雨など,やはりただではすみませんでした。

記録は後日アップします。
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再挑戦 UTSR(ウルトラトレイル脊梁山地)

今月末に再び挑戦します。

前回走り終わってから思い出されるのは,あの夜の寒かった夜間走のことばかり。短パンと薄いブレーカーだけではあまりに寒かった夜でした。楽しいことや美しい景色に感動したこともありましたが,どうも人は,生命を脅かすような体験の方をよく覚えているようです。

翌日には鼻声になったり,体の中に悪寒的なものが残ったり,頭痛がしたりと風邪の症状が出ましたが,回復するにつれて,今度こそ走りきってやろう!という思いが湧き上がってきます。

脚の方は前回走っていることで耐性ができていると思われるので,装備の準備を整えて完走あるのみです。長距離,長時間走は本当に難しいと思うのと同時に,面白いとも感じています。長時間走る(歩く)という行為は,発汗作用で体温を調節できるように進化した人間ならではの行為で,他の動物には真似をすることができません。そういう意味では,長時間行動は人間らしさを認識する行為であると感じています。

きつくて,眠くて,脚が痛くて,体がだるい・・・そんな絶え間ない苦しみの中でも,精神は前へ,そして先へ進み続ける姿勢を保ち続ける。そんな時にこそ,人は肉体だけで成り立っているわけではないことを感じるのと同時に,肉体と精神の,そして理性と感情の相克というものを包括している人としての,神でも悪魔でもない立ち位置をも認識します。人は不完全だからこそ,人であるんだなと。

まあ,なんだかんだ言っても,焦らず気負わず侮らず,リラックスして楽しんで走るのみです。

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UTSR 【ウルトラトレイル脊梁山地】

下準備を経てようやく走る日が来ました。
天気予報では,両日とも快晴で言うことなし。

満を持して走ってきました。
ではどうぞ。

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左:まずは杉越への登り。昨年に比べ雪が少ない。
右:杉越からは南進。陽光を浴びながら快適に走る。所々に残る残雪はいいアクセントになる。

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左:白岩山頂から耳川を挟み対岸の国見岳周辺を眺める。夕方にはあそこにいるはず。
右:この時期は見るべき花や動物が少ないので残念だが,走りに専念できる。

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左:約2時間で扇山山頂。今年はシャクナゲはどうなんだろうか。
右:来し方を眺めるとお決まりの木浦大滝が遠望できる。

ここから尾根下りが始まる。15.7km走って1,100m下る。天気は最高だが,北西の風が強いのが気になる。

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左:扇山頂上部は平坦な地形が広がる。
右:松木新登山口へ向けて下る。ここには緑が多く,快適に走れる。

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左:登山口まで下ったら,今度は山腹を大きく沿う林道を辿る。対岸の山腹には高砂土(たかさど)の集落が見える。実に椎葉村的風景。

右:小原(こばる)橋からは右折し,1.4kmで雷坂入口。ミツバツツジが咲いていた。ここから国見岳までは約1,200m登る。

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左:雷坂の取り付き周辺は笹薮がうるさかったが,きれいに伐開されている。感謝です。
右:上部まで登るとなだらかになってくる。

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左:長谷はいつ来ても素晴らしいとしか言いようがない。
右:夕刻に国見岳着。昨年はここで引き返していたので,今年は先へ進む。

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左:鹿に悟られないように撮影。向うからは木々の間に違和感(私)を感じているので,大きく動かなければ大丈夫。

右:残雪も少なめなので助かる。

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左:五勇分岐点。ここは烏帽子岳方面へ。しかし,北西風が吹き止まないのが非常に気になる。この後烏帽子岳を経由して,峰越峠まで行きましたが,北西風が益々強くなってきていることや,私の脚の準備不足,この気象条件なら食料が不足することなどから,今回は3分の1地点の峰越峠までで切り上げとしました。

距離46,2km 累積高度2,652m 11時間15分

右:峠からの下りでは,闇夜に白梅が浮かぶように咲いていました。

今回の北西風は,気温差で生じる風だと思い,夜間になれば気温差が少なくなるので,弱くなるか止むものと思っていました。実際には北にある高気圧からの,低気圧に向けての吹き出し風だったようです。止むどころか時間が経つにつれて激しさを増し,樹木を揺らすほどになり,この状態で夜間走をするのは厳しいと判断しました。ここまで強いと持参した食料だけでは明日の夕方まで持たせることはできません。風がない状態なら問題ないのですが。

という訳で峰越峠から再び山麓に下って,扇山のある尾根に登り返して,9時間後に車まで帰り着きました。

総合で距離85,4km 累積高度4,402m 20時間04分。

夜中の2~4時頃には例の北西風はかなり強くなっており,寒すぎてひたすら耐え忍ぶ夜間走になりました。気象記録を見ると,3時ころの霧島上空1,500mでは北西風17mとありましたから,恐らくその程度の強風が吹き荒れていたのでしょう。気温はマイナス2度でしたので体感温度はマイナス10℃以下だったと思われます。

残念ながら今回も完走はできませんでしたが,失敗からまた学んで,次こそは完走できればと思います。下の図で青線が今回走った区間で,残りの黒線を峰越峠から時計回りに辿り,再び国見岳に戻って,杉越まで繋ぐと完成となります。また近いうちに走ろうと考えています。
                 全体コース図
       
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次回の活動

最近は気温が上がり,尾根の融雪が進んでいるようなので,トレランをしてきます。
タイトルは「UTSR(Ultra Trail Sekiryo Range / ウルトラトレイル脊梁山地)」。

五ヶ瀬スキー場の杉越登山口からスタート。
杉越~扇山~松木新登山口~小原橋~雷坂~門割林道~長谷登山口~国見岳~峰越峠~白鳥山~水上越~久連子越~上福根山~茶臼山~椎原~朴の木~小金峰~大金峰~二本杉峠~雁俣山~京丈山~平家山~国見岳~高岳~椎矢峠~三方山~向坂山~杉越~杉越登山口ゴールという周遊コースです。

距離は118,9km,累積高度は7,309m,時間は36時間と見ています。

過去に分割して走っていますので(二本杉起点杉越起点),それらをまとめたコースです。

いつものようにぬかりなく道具の準備と,走りきるイメージトレーニングをして臨みたいと思っています。

そして次のコースは祖母傾大崩の尾根伝い周遊。
こちらは距離95,65km,累積高度10,130m,時間38時間。

そしていよいよ100マイルへの挑戦です。祖母傾大崩の外郭一周。
こちらは距離154,7km,累積高度9,875m,時間45時間。

コース調査はとっくに終わっているので,今年はこの3つのトレイルを走りきり,新たな可能性を見出していきたいと思っています。走り切ったらまた新たなものが見えてくると確信しています。

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市房山南北縦走

さて今回は,市房山南北縦走をお送りします。

コースは西米良村村所~南尾根~市房山~二つ岩~湯山峠~388号~265号~村所というコースです。湯山峠まではトレイル22km,そこからはロード26kmの合計48km,10時間のランです。

天気は快晴で言うことなし。ではどうぞ。

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左:上米良付近から仰ぎ見る市房山。威風堂々とした山容。ここから山頂までの高度差は,九州本土では最高の1,440m。

右:まずは尾根に上がるために作業道を走る。

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左:次第に上からの視線になってくる。市房山は遥か10km先。
右:尾根からは自然林に入る。アップダウンが結構ある。

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左:市房山が徐々に近づいている。

右:こんな快適な森を走る区間もある。所々に「西米良スカイトレイル」というラミネート紙があるので,大会のコースになっているよう。よくこんな所に目を付けたものだ。

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左:時にはこんな場所も出てくる。
右:一本松と市房山。

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左:1078mコブ手前を横切る舗装道からはかつて沢登りの下りでさんざん走った道になる。ここまで来れば山頂まであと1時間。

右:五合目の作業小屋。昔はもっと薄暗くて荒れていたが,明るくきれいになっている。ここまでは尾根上のアップダウンの道だったが,ここからは山頂へ向けて一気に600m登る。

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左:1620m地点の露岩からは来し方が俯瞰できる。スタート地点があんなに遠い。
右:南西に目をやれば霧島連山も見える。山並のグラデーションが美しい。

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左:そして市房山山頂へ。スタートから4時間,15km。累積高度は1,900m。これだけの距離と高度差を併せ持つ尾根は貴重。屋久島の永田尾根(17km,2,341m),祖母傾の本谷山南尾根(20km,3,500m)に匹敵。ここから二つ岩までの縦走に入る。

右:第一縦走路分岐のある1,642mコブまでは大きいアップダウンが多く,そこからは小刻みなアップダウンになる。

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左:二つ岩までもう少し。
右:約1時間で二つ岩。ここからは湯山峠まで,尾根を忠実に辿る。

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左:尾根は境界の黄色,赤,白杭が地面に打ち込んであるので,それを辿るとわかりやすい。
右:日が傾いてくると光線具合が変わるので,森は味わい深くなる。

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左:峠まであと100mからはヤブ漕ぎになるので,方向を見定めて進んでいくとドンピシャで峠へ飛び出す。よっしゃ。市房山南北縦走完了。後はスタート地点までの26kmロードを3時間LSDのつもりで走る。

右:二つ岩から萱原山へ続く稜線を見上げながら下る。
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左:市房山への登山口がある槇之口辺りでは真っ暗だったが,満月が照らしてくれるのでヘッドランプなしでも走れる。ありがたい。月夜のナイトランもなかなか風情がある。闇によって目からの情報が大幅に制限されるので,昼より,より走りに集中できる。

右:上米良のバス停は雨風がしのげるようになっている。18年前にここで一夜を明かして,翌日,山開きの石堂山に登ったのは遠き日の想い出。見知らぬ人にも挨拶をしていく子供たちの姿が,不意に思い出されてきた。

という感じの久々の長時間ランでした。やはり好天の下で山中を走るのは最高ですね。身体は疲れても,精神的には非常に充実しました。

このコースを走りながらまた新たなコースを思いつきました。

題して「米良三山周遊 IIA(Ichifusa-Ishido-Amatsutsumi)」です。米良三山とは市房山,石堂山,天包(あまつつみ)山を指します。大河内橋までは今回のコースと同じで,そこから大藪集落へ上り槇鼻峠を経て,樋口山,石堂山,天包山から村所へ降りてくる周遊コースです。距離が90kmに満たないので,UT(ウルトラトレイル)とは呼べないかと思い,名称を変更しました。

槇鼻峠から後半のコースは,ルート調査が必要ですが,何とか行けそうな気がしています。距離は約60km,時間は16時間くらいでしょうか。深夜発でその日の内に帰って来れそうです(1:30-17:30)。今後ルート調査を行い,今年中に走ってみたいと思います。

★次回は未定です。おそらく長めのトレランになりそうです。

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