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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

カサマツ谷:右俣 in 岩戸川 〔宮崎〕

さて今回はカサマツ谷:右俣をお送りします。祖母傾山系の本谷山の南西面を流れる谷になります。

ではどうぞ。

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左:出だしはゴーロ基調でのんびりと始まる。
右:滝場が出てくると面白くなりだす。  

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左:午後の光を浴びて渓が輝いている。
右:ちょっとしたゴルジュ。もちろん水線沿いに登っていきます。

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左:意外に渓は広々としている。

右:そして815mの左俣との出合い。左俣には15mの美しいスダレ滝が懸かる。左俣は2005年に遡行しましたが,10m級の滝を10本ほどかけて突き上げているので面白かったのを思い出します。

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左:右俣にも小滝はある。
右:谷の右岸に現れる岩壁。思わず今夏に遡行した東ノ川の千石嵓を思い出す。

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左:たおやかな部分も出てくる。

右:そして谷が左に曲がり始める1135m地点にある5m滝。もちろんシャワークライム。全身に水を浴びクーリングダウン。ここからは谷は植林帯になりしょぼくなるので,まっすぐ尾根目指して登り詰める。

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左:◬1308.3の北にあるコル。

右:尾根筋は本谷山南尾根といわれ,ブナ林の快適な道が続く。一般登山道ではないのでテープ類や踏み跡はありません。

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左:ブナ林が青空に映える。夏の残りを楽しむ。

右:そして追越の峠に出る。この巨杉が目印。ここから右へ折れ,谷筋に沿って下れば車道に出る。ここは昔の峠道だが,現在では判別不能な区間があり,最初に歩く時には万全の装備で臨みたいところ。

という感じの午後からの3.5時間ほどの沢でした。正直,沢的には落穂拾い的な感がありますが,未知の地域に足を踏み入れることができたので,良しとしたいと思います。

★次回は霧島周辺の沢を考えています。沢の後は霧島登山マラソンに向けたコースの試走を行います。

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沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

第8回九州脊梁トレラン大会

さて今日は久々のトレラン大会をお送りします。
7年前の第一回の大会に参加して以来の参加になります。

ではどうぞ。

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左:この雰囲気は大会ならでは。
右:ついこの間参加したような気分になる。

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左:エキスパートクラスのスタート。7:15。
右:一般の部は7:30スタート。最初はロードを4kmほど走り,ここから山へ登っていく。

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左:山道に入ると細い一本道になり,追い越しは厳しくなってくる。

バスで来るときから感じていた内臓の不調により小川岳手前でリタイアを決め,下山。1時間程走って終了になりました。

右:ゴールに向けての準備が着々と進んでいる。

という感じで,不甲斐ない結果になりました・・・。

まあ,理由は色々あるにせよ,これが現状です。今までの多少なりの積み重ねに期待していたものの,そんなものはないに等しいことを痛感させられました。またここから初心に戻ったつもりで,日々の積み重ねをしていかなければまりません。

下山時,地元の方にお世話になり色々とお話を聞かせてもらいました。この日を迎えるまでの準備は思っていたよりも大変なことがわかり,様々な方がこの大会を盛り上げようと頑張っていることを痛感させられました。本当にありがたいことです。そして,そういう大会に出場する以上,選手としては完走することが一つの恩返しになると感じました。

10月は霧島登山マラソンと西米良スカイランニングに申し込んでいるので,気持ちを入れ替えて,頑張らないと。

★次は沢になります。
トレイルラン | コメント:2 | トラックバック:0 |

祝子川② in 宮崎

さて2日目になります。

快適なテン場を後にして,中瀬松谷から大崩山頂を目指します。

ではどうぞ。

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左:昨夜は濡れ物が多く,ここでも遡行人さんのお世話になりました。乾いた寝袋は快適でした。ありがとうございます。

右:テン場から5秒で河原へ。このロケーションは素晴らしい。

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左:平流を遡行していく。

右:モチダ谷〔左〕との出合い。写真なんかでよく紹介されるポイントです。

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左:こんな所を朝一で歩けるのは,きっと幸せなことに違いない。
右:う~ん,やっぱりここは別天地。

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左:似たような渓相だが,なぜか魅力的。
右:もうすぐ金山谷との出合い。

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左:金山谷との出合いから左の中瀬松谷に入る。出だしはゴーロ基調。
右:次第に岩盤が露出して,ナメになっていく。

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権七小屋谷との出合い周辺は見事なナメ帯が広がり,歓声が上がる。さしずめ三里河原「奥之院」といった趣き。

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左:権七小屋谷を過ぎてもナメは続く。
右:時にはこんな小滝も現れる。ここから先は初遡行となり,期待が高まる。

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左:平ら谷を右に見ていくと,谷は平坦な森の中を流れるようになる。

右:今まで遡行しなかったのが悔やまれるほどに素晴らしい渓相。流水量,雰囲気,面積等含めて,ここは水上越を凌駕している。自分の中では間違いなく九州一。これほどの森は見たことがありません。

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左:しかし素晴らしい森だ・・・。
右:まだまだ平流部は続く。中瀬松谷にこんな場所があったなんて・・・。

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左:徐々に傾斜がついてくると,いよいよ最後の登り。
右:谷はガレ場となり,傾斜がきつくなってくる。

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左:詰めの最後の部分。ヤブがないのが助かる。
右:そして尾根へ上がり込む。鹿納山からの縦走路の少し上に出る。

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左:山頂までは明瞭な踏み跡を辿る。山頂で少し休み下山開始。

右:石塚にはリンドウが咲いていた。今年は久しぶりに秋らしい秋になり,嬉しく思います。花や紅葉の楽しみもそうですが,やっぱりキノコ!沢筋でもこの時期のキノコを結構みかけたので,今年は期待が持てます。キノコ鍋,キノコごはん,キノコ汁・・・むふふ,ニヤけが止まりません。

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左:坊主尾根から湧塚尾根を眺める。スッキリとした岩稜で見応えもそうですが,登りごたえもある。

右:登山道は岩稜の向う側を巻いているが,ロープを出していけば岩稜沿いにいけそうですね・・・と遡行人さんと話す。それができれば面白いアルパインルートになりそう。

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左:そして坊主尾根の名物,象岩下のトラバース。左側がスッパリ切れ落ちており,スリル感満点です。構図的にもここは遠近法の良い被写体になります。

右:象岩トラバースの現場。

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左:鮮やかなリンドウを撮らせてもらう。深みのあるラピスラズリブルーで何とも言えず魅力的。

右:難所の一つ,ハシゴ+ロープ場。こんな場所が一般登山道になっている大崩って・・・。他では絶対ありえません。

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左:難所の一つ,岩上橋。この橋は巨岩の間に架けられていて,地面からの高さは10mほどで,橋下は虚空です。平坦ですが,絶対に落ちられない個所。もしここが破損でもすれば,坊主尾根は不通になるような個所です。

右:この岩が見えると坊主尾根の下りもほぼ終わり。ハシゴが20~30個,ロープ場は10~20カ所,登山道というにはあまりにも過酷な坊主尾根でした。

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左:林道へのルートを右に分け,細い尾根を祝子川向けて,ぐんぐん下っていきます。ここにもハシゴやロープ場があります。

右:そして祝子川へ降り立つ。渡渉すれば大崩山荘。

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左:登山口までは踏み固められた道をのんびり歩く。
右:そしてゴール。無事下山。お疲れ様でした!

という感じでした。今回もケガなく遡行を終えることができ,感謝です。

今回初めて祝子川を山頂まで詰めましたが,この方がより沢を楽しめる感じがしました。ゴルジュ部分はあくまで大崩の魅力の一つでしかなんですよね。大崩を多少なりとも知った気でいた,自分の視野の狭さに汗顔の至りです。

祝子川の美しさと険しさ,三里河原の桃源郷のようなたたずまい,そして坊主尾根からの絶景を味わいながらの下山・・・大崩の魅力がふんだんに詰まった,一生忘れえぬ会心の山行となりました。大崩に対し,新たな開眼を手にできました。

これもひとえに,沢での行動中も,それ以外でも,常に刺激を与えてくれる遡行人さんのおかげです。ゴルジュでの,あの荷揚げは本当に骨が折れたことだと思います。常日頃,ウェイト等で上半身を鍛えている人でないとできないことです。お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。これに懲りず,次回は別の沢を案内させ下さい。

★次回は,第8回九州脊梁トレラン大会〔山都町〕です。第一回大会以来,7年ぶりに参加します。前回が5時間05分で5時間が切れなかったので,今回は何とか切れるように頑張りたいと思います。
      
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祝子川① in 宮崎

さて5連休のシルバーウィークは祝子川〔ほうりがわ〕本流遡行。7月に雨天で撤退した沢に,遡行人さん と再びチャレンジです。

※祝子・・・「ほうり」と読みます。由来は,火遠理命〔ほおりのみこと/山幸彦/神武天皇の祖父〕が「神の祝いの皇子」と呼ばれたことに由来します。祝福を受けて誕生した川にはどんな渓相が展開するのか。

コースは,大崩橋~ゴルジュ~三里河原~中瀬松谷~大崩山~小積ダキ~坊主尾根~大崩山荘~大崩橋の周遊コースです。

行程が長いので,二部構成でお送りします。まずは大崩橋~ゴルジュ~三里河原までの区間になります。

ではどうぞ。

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左:入渓は大崩橋から。出だしの滝群は登れないので左巻き。天気はピーカンで申し分なし。期待値はマックス。

右:下部はこのような河原が多い。遡行人さんの言うように,屋久島安房川の南沢と似ている。

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左:青い秋空にほとばしる白い奔流。いや~最高です。
右:下流を振り返っても絵になる渓相が広がる。

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左:ここはロープを出して登る。頭上のCSにカムをかまして突破。

右:日差しを浴びての快適遡行。火照る身体もほどよく水流でクールダウンできるので,ちょうど良い感じです。

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左:ちょっとした場所も絵になる。
右:幅80cmの岩間を抜けていく場所で造形が面白い。

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左:若狭淵・・・あ~あ,ほとんど埋まっている。以前は右下の砂利がなく,径10mほどの大釜だったんですが・・・。

右:そして喜平谷越との俣。予想より早く到着。徐々にゴルジュに近づいてく。

ここからは昨夏に遡行した時の写真を小出しにしていきます。昨年との比較で,今年の渓相の変貌がわかります。

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左:昨夏2014.8.20の水量。上祝子のテレメーターでは63cm。

右:今夏2015.9.20の水量。上祝子のテレメーターでは52cm。数値上では今年の方が-11cm減水しているが,現場で比較すると今年の方が若干多く,波立って流れが出ている。テレメーターは超音波パルスが水面から反射する時間を元に水位を出しているので,計測地点の川底が深くなっていると予想される。

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左:巨石の上に自然ができている自然の庭園。今までわからなかった七日廻谷の出合いはこの巨石の右岸側だった。

右:ひょうたん淵。ここも花崗岩の造形を楽しめる場所。

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左:花崗岩の白さが,開放感を高めてくれる。
右:いよいよゴルジュが近い。

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左:昨夏。
右:今夏。やはり今夏の方が水量が多い。

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左:遡行人さんのナイスジャンプ。初見でもつまらずにスムーズに遡行していくあたりはさすがです。

右:ここからゴルジュの始まり。以前より砂利が流され,だんだんと元の姿に戻っている。2002年時に遡行した時は,釜がもっと広く,泳ぎなしではこの滝を見ることはできませんでした。ここは左壁を人口で登るが,リングボルトは錆びすぎていつ抜けてもおかしくない代物。

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左:昨夏。

右:今夏。底が深くなり,流れも強くなっている。ファイントラックのカッパグローブと,自分には必要ないと思っていたライジャケを遡行人さんから借りて,ギリギリの所でクリア。悔しいですがノーマル装備での突破は無理でした。

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左:昨夏。

右:今夏。ここはもっと凄いことに波立っている・・・。ここは力の限り泳いでも全く前に進まず・・・敗退。「石並川や由布川のあの激流をライジャケなしで泳ぎ切ったのに・・・」と思っても,力及ばずでした。この先を案内できず,遡行人さんには申し訳ない気持ちでした。

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左:敗退時は懸垂したスラブの登り返し。セカンドの遡行人さんには43kgの荷揚げの負担をかけてしまいました。本当にありがとうございました。この状況下,並の沢屋なら既に限界でへばっていたと思います。

右:あれだけ快晴だった空にいつの間にか,うろこ雲が一杯。

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左:ゴルジュを巻いて吐野へ。ここからは渓相がガラッと変わり,平流に。下から遡行してくるとこの変化がより効く。

右:夕暮れの中,泊場を求めて遡行はもう少し続きます。

この辺りの右岸台地上に数名の人がいてテントを張っていました。挨拶を交わした中に,羨ましいほどに全国各地を登っているyomo山話ⅡのKAZU様がいらっしゃったようです。大崩の三里河原で出会えたのも何かの縁だと思います。

という感じで初日の遡行は無事に終わりました。ゴルジュ突破がならなかったのが心残りですが,あの状況では仕方なかったと思えます。自分の中に無意識に芽生えつつあった自信という名の芽を,見事に摘み取られたような気分でした。「自信を持つことは大切だが,決して初心を忘れるな」。今回の遡行での良い教訓となりました。

また遡行時に参考にしていた上祝子のテレメーター水位ですが,52cmでこれだと,今後は遡行可能な水位の見直しが必要だと思いました。

何はともあれ二人ともケガなく今日を終えることができたことが一番だと思います。

★次回は祝子川②をお送りします。三里河原~中瀬松谷~大崩山頂~小積ダキ~坊主尾根~大崩山荘~大崩橋の行程になります。

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石氷川 in 岩瀬川 〔宮崎〕

さて今回は予定していた白鳥川から転進して,石氷川(いしごおりがわ)の遡行に切り替えました。理由は,いざ入渓地まで行ってみると水が流れていなく(おそらく伏流),気持ちをそがれたからです。

まあ石氷川も遡行候補でしたので,問題はありません。ちなみに石氷の由来は,昔,麓の集落で川岸の石が凍るくらい冷たい水が流れていたことに由来します。

ではどうぞ。

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左:入渓は696m地点の作業道が横切る地点から。七折の滝の所からだと1時間位で終わってしまうので,長く楽しむために下流から入ります。出だしは伏流。

右:そのうち水流が現れてくると谷は活き活きとしてくる。

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左:だんだん普通の沢らしく,良くなっていくのが嬉しい。
右:最初に道路が横断する地点はちょっとしたゴルジュになっており,ワクワクさせられる。

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左:ここは素敵なゴルジュだな。これで増水していたらもっと良くなる。ちなみに語弊がないように言っておくと,素敵なゴルジュとは美しいゴルジュという意味ではなく,巻けない,胃が締め付けられるような圧迫感がある,薄暗い,屈曲していて先が見通しにくい,などの要素を備えたものを言います。

右:ゴルジュ後はこんな平流が現れる。バランスが良い。

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左:小滝も現れる。

右:車道が2回目に横断する地点が,七折の滝の案内板があるところ。通常はここから入る人が多いよう。渓相もここから激変する。

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左:橋の上は斜滝が連続する。
右:10m滝。今までがおとなしかっただけに,いい感じ。

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左:6m落下滝。水流右のコーナーが登れそう。
右:赤い岩盤に白い水がよく映えて美しい。

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左:斜滝が途切れることなく続き,そのほとんどが登れるのが楽しさを倍増させている。

右:最後の3m滝。橋からここまで数えること16本・・・滝の連続で一気に登ってくる。面白かったな~。

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左:滝場の後はこんな平流が・・・素晴らしい渓相変化。まるで東北の沢。

右:水質はすこぶるきれい。だが,このきれいさは栄養物が少ないことでもある。南の島の海が美しいのと同じ。

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左:そして急登をこなすとドーンと登場,相聞(そうもん)の滝20m。最後に出てくる大ボス。ここは通常は涸れ,降水が多い時のみ出現する幻の滝のよう。ここを激流が流れるのをぜひ見てみたい。

右:滝上は赤松主体の森が広がる。

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左:まさに東北の沢の源流そのもの。ここが九州であることを忘れさせてくれる。

右:この辺りは赤松千本原というように赤松の広大な森が広がっています。見た目には下草がなく,平坦なのできれいな森に見えますが,沢と同じで,ここもまだまだ栄養分が少なく,森としては初期段階にあります。この後,この辺りにスダジイやカシなどの陰樹が入り込んで,今あるアカマツやコナラなどの陽樹と混交林を作り,それが安定すると極相林となります。アカマツやコナラたちは次世代のために土壌造りをしているわけです。

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左:詰めは旧市営露天風呂。ここからは足元を替えて下りラン。昔は高所にある温泉ということで秘かな人気があったが,原因不明の源泉の温度低下で2006年に廃止された。もう10年か・・・。

右:こんな所は滅多に走れないので,楽しみながら追い込んで走る。霧島はやっぱりアカマツ。

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左:こんな風に街を眺めることができるのも,高原ランの特権。

右:そしてお楽しみの白鳥温泉上湯(うえゆ)。pH3.6の単純酸性泉。露天からの眺めが良いのと「蒸しの湯」が最高。普通のサウナとは違い,足元の地面から直に蒸される感じがたまりません。ここはバケツに水を汲んで中に入り,暑くなったら水をまいたりかぶったりしながら過ごします。外に出たら水風呂に浸かって冷却・・・この繰り返しで代謝を活発にしていきます。4~5回も繰り返すと体が生き返った感じで,肌も活き活きしてきます。

という感じでした。今日も秋風を感じながらの快適遡行となり,感謝です。石氷川は増水時に遡行すると,下部のゴルジュ突破や相聞の滝の落水など,見どころが増えてより充実した遡行になること請け合いです。梅雨時の晴れ間か,雨台風一過後か・・・また来てみたいと思わせられました。

★次回は祝子川ゴルジュになります。7月に引き続き二度目の挑戦です。ゴルジュだけでなく,そのまま大崩まで詰めるので,日帰り遡行とは違った楽しさがあるでしょう。遡行人さん,よろしくお願いします。

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桧山谷 in 祝子川 〔宮崎〕

さて今回は予定通り,祝子川の支流である桧山谷を遡行してきました。

この流域は2006~2007年にかけて集中的に6本ほど遡行しましたが,今日の左俣左沢だけが残っていました。桧山谷は別名ヒル山谷とも一部でささやかれていて,ヒルに出会う確率が高い谷でもあります。まあ,それだけ貴重な自然が残されていることでもありますが。

コースは沢を詰めて林道の小峠に出て,そこからは林道を11.6km下って戻る,という形になります。

ではどうぞ。

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左:林道のゲート(入口から2.2km地点)から林道を歩く。対岸に今日入る左俣が深く切れ込んでいる。やっぱり,ここは標高が低い割には険しいな~。

右:小尾根を下り谷床へ。今夏の越後の沢を彷彿とさせるような造り。まずは出合いまで沢下り。

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左:水質は極めて優れている。

右:ここは美空ひばりで行く。(代表歌:川の流れのように・・・にあるように,へつったりしないで流れに身を任せて下る沢技術の一つ)

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左:左俣出合い(標高130m)。左に入る。
右:この木は増水時の水線を示している。こんな所まで水がくるんだな~と驚き。

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左:岩場の裏手にひっそりと流れる6mスダレ滝。美しい流れで印象的。

右:二俣(210m)。右手は左俣右沢(2006年遡行)で,左手が左俣左沢。右沢には40m,25m,15mと散在的に大滝があり,なかなか遡行しごたえがある支流の一つ。今日は左をとる。

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左:おだやかな感じで続く。
右:15m滝(上部5mは下から不可視)。直瀑具合と斜光線が絶妙な感じ。

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左:たやかな流れ。
右:源流の二俣(675m)。左上の尾根に上がり込む。

ここから尾根筋を辿り林道までは400m程だが,地形図にはない岩峰が現れ,大きく巻くことに。幸いにも尾根筋には境界杭と作業道が切り拓かれているので,たやすく辿ることができる。

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左:登りきると小峠。832mコブの南下で林道がカーブする地点。林道標識では入口から13.4km地点。

右:帰りは走り放題の林道を下る。最近,ようやく右膝の腱鞘炎(峠走のやりすぎで痛めた)が良くなりつつあるので,徐々に負荷をかけていく。500mダッシュで走って林道標識(500m毎にある)を地図に書き込み,また500m走って・・・を22回繰り返すと1.8km地点の車まで帰り着く。

という感じでした。今日はまず天気が良かったことと,沢を吹き抜ける秋風が何とも心地よかったのが印象的でした。久々に来てみてもやはりここは険しい谷だとの思いを新たにした次第です。ちなみにヒルに関しては,休憩中に小ヒルを2~3匹見つけたので,そっとはがした位です。彼らも生きるために必死なんですね。爽やかな秋の遡行に今日も感謝です。

★次は霧島の白鳥川の予定です。霧島山系は,大幡川下部のような超極険悪ゴルジュを始め,意外に良い谷があるので,楽しみです。また霧島一帯は温泉も多く,泉質も様々なので,それもまた堪能できればと思ってます。

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