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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

湯めぐり in 湯布院&別府

さて今回も湯めぐりをお送りします。

正月以来の再訪となります。天気は前半雨で後半が晴れ。今回も多くの湯をめぐりたいと思います。

ではどうぞ。

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左:まずは湯布院・奥湯の郷。正月に来た時にとても良かったので今回は貸別荘に宿泊。

右:2012年に新築された別棟。室内のドアを開ければ目の前に露天風呂があるという,素晴らしすぎる造りになっています。

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左:露天風呂は湯がまだ新鮮。寒い時にはポカポカ温まるナトリウム‐塩化物泉です。
右:透き通る青湯は何とも神秘的です。

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左:翌日はまずここから。塚原温泉・火口乃泉。

右:今回は露天と内湯とセットで入浴。ここの湯は緑。鉄イオン水溶液が新鮮だとこのような薄緑色になります。pH1.9と強酸性の湯なので皮脂をそぎ落とし,天然の殺菌をほどこしていく。肌へのダメージが大きいので長居は無用。

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左:そして別府へ移動し,明礬温泉の鶴寿泉(かくじゅせん)へ。市営の無料浴場です。硫黄分の湯の花が舞う熱めの弱酸性泉。湯もさることながら,ここは佇まいが素晴らしい。脱衣所と浴場が一体化した,昔ながらの湯治場です。

右:そして照湯温泉。かつて森藩(今の玖珠地方)の藩主だった久留島氏の飛び地で,御前湯として整備された湯場です。低刺激の単純泉で,塚原や明礬で荒れた肌を整えるにはうってつけの泉質です。

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左:お次は鉄輪のむし湯。ここはむし湯を体験するのが目的です。砂蒸しや地獄蒸しとは異なり,薬草の芳香に包まれながらむし湯ができます。どこかアロマテラピーな感じです。

右:そしてお次は豊山荘。ツルツル湯として評判が高い湯です。しかし,平山温泉などを経験していると,ヌメリ感は今一つ。期待したほどではありませんでした。まあ,他県に比べアルカリ単純泉のツルツル系の湯が少ない大分では珍しい泉質なので,貴重な湯であることに違いはありません。ちなみに湯のツルツル度はpHの数値ではなく,カルシウムイオンやマグネシウムイオンが少ない状態での,炭酸水素イオンや炭酸イオンの純度によって決まることが多く,豊山荘のそれは約37%,平山温泉の湯の蔵では約47%です。

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左:そしてお次は白糸の滝温泉。元々は民家の湯でそれを開放してくれています。ここは噴気造成泉で,硫黄分を含む噴気+水で温泉を作っています。

右:石をくりぬいた湯舟は見て楽しむこともできます。

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左:浴槽内には硫黄分による湯の花が無数に舞っています。
右:家族湯のみですが,味わうべき湯の一つだと思いました。

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左:そしてお次は浜脇温泉の一つ,東町温泉。東別府駅のすぐ近くにあります。この鄙びた感が何とも言えませんね~。

右:湯場は入り口から地下へ降りていきます。この半地下の構造こそ,昔からの浴場であることを物語っています。人吉の新温泉や鶴亀温泉などと共通しています。泉質は単純泉で,気軽にひとっ風呂,風の共同浴場でした。

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左:そして今回の締めは大分市にあるキャセイの湯。ビジネスホテルにある湯です。

右:浴場に入った途端,鼻につく強い金気臭と見るかに濃厚そうな湯色。長湯温泉に通じるものがあると思い,ありがたく拝湯。口に含むとその強烈な塩分に驚かされます。脱湯後のポカポカ感とグッタリ感がたまりません。凄まじい湯と出会ったものです。また成分表を見させてもらうと成分総量は8,497mg・・・人体の体液が8,000~10,000mgですので,道理で濃いはずです。恐れ入りました。市内にこんな湯があるとは,大分恐るべし,というか羨ましい・・・。

という感じでかなりの強行でしたが,今回も名湯との出会いに感謝です。

★次回もまた湯めぐりをお送りします。場所は小国周辺を考えています。

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湯めぐり in 人吉

さて今回は,人吉の湯めぐりをお送りします。

人吉市は人口3万5千人ほどですが,温泉数は50を超える,ちょっとした温泉都市で,魅力的な場所がたくさんあります。今日は新規開拓として3湯をご紹介したいと思います。

ではどうぞ。

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左:まずは,『しらさぎ荘』。来る方角によっては,わかりづらい場所にあります。ここは温泉以外でも色々な蔵があり,食事なども楽しめるようです。

右:泉質は,ナトリウム—塩化物・炭酸水素塩泉。39度ほどのヌル湯で,少し黄色がかった滑らかな湯ざわりに,塩味が少し含まれる感じです。炭酸水素イオン濃度が高めで,泉中には細かい気泡が確認できます。しっかり保温してくれるので,今日のような寒い時には,うってつけの温泉だと思います。

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左:お次は『華まき温泉』。

右:泉質は,ナトリウム—炭酸水素塩泉。特筆すべきは,炭酸水素イオンの濃度の高さ。泉中には無数の細かい泡が漂っており,体中にまとわりついてきます。さすがに七里田温泉下湯の1500mgには及びませんが,それでも886mgもあるので,泡付温泉が好きな人には喜ばれると思います。

泉中で表皮をなでると,薄いヌル膜をはがすような感覚を味わえるのも,この泉質の特徴です。この日は換気がうまくいってなかったせいか,15分ほどで息苦しくなり,早々に湯船がら上がりました。炭酸が残っている炭酸水素塩泉は,35~39度くらいのヌル湯が多く長湯できますが,炭酸ガスによる血管拡張作用は,いつまでも続くわけではないので,長湯したからといって血行が良くなり続けるわけではありません。逆に長湯しすぎると炭酸ガスによる体へのダメージが残るので,長湯したくなる気持ちを抑えて,ほどほどにしないといない泉質の一つです。

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左:締めは鶴亀温泉。この建物からしてキターッ!って感じです。素晴らしいレトロ感。人吉は,昭和初期に温泉ブームが起こっており,その頃に開湯した温泉が多いと聞いていたのですが,これもその一つでしょう。平成の世を生きながら,昭和初期の建物の湯に浸かれるのは,まるで時空を旅しているかのようです。

右:室内もお見事。これこそ昔ながらの共同浴場でしょう。湯船は少し階段を下りた半地下にあり,その造りもまた,往時を偲ばせてくれるのにふさわしいものでした。泉質は,ナトリウム—炭酸水素・塩化物泉。無味無臭で独特のとろみ感は,日本に多いナトリウム—塩化物泉の特徴です。ここは湯そのものよりも,現代では希少で貴重な昭和初期の温泉に入っている感覚を体験できる点が素晴らしいと思います。近くにある新温泉に近いものがあります。

という感じの半日の湯めぐりでした。今日も,色々な湯に出会え歴史を体感できたことに感謝です。溜まった疲れもすっかりとれ,また新たな一週間を頑張れそうです。

★次回も湯めぐりをお送りします。マラソンのトレーニングをした後に,正月に訪れた湯布院の奥湯の郷に泊まり,別府で湯めぐりをしてきます。

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湯めぐり in 九重

さて今回は,湯めぐりをお送りします。

午前中にマラソン練習を終えて,先日の疲れもあわせてとるために,九重へ行ってきました。

ではどうぞ。

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左:まずはここ。九重九湯(ここのえきゅうとう)の一つ,筋湯温泉。筋湯といえばうたせ湯・・・ということで体験してきました。

右:2本で1セットになったうたせ湯が,8本並んでおり,浴場は湯けむりで真っ白。湯はナトリウム-塩化物泉で,とろりとした湯感が特徴です。ここは『音』で温泉を楽しむことができるのが特徴的です。

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左:お次は,真打の長者原・山恵(さんけい)の湯。今日は九重星生ホテルで受付をしてから入湯。内湯はおまけ。

右:そしてここに入りたかった露天湯。ここの白眉は,この場所だけで,酸性泉,硫黄泉,そして単純泉に入ることができることです。何とも贅沢な露天でしょうか。さらに雪まで降っているという,日本に生まれて良かった的状況です。

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左:まずは桧桶に満々と注がれる酸性泉からありがたく入湯。pH2.1という九州でも最高クラスの酸性泉は,皮膚に強力に働きかけ,皮脂をはぎ取り,肌がカサカサになってしまいます。

右:酸性泉で皮脂を落とした後は,硫黄泉。硫化水素成分を体内にふんだんに取り込み,脳をだまして血管を拡張させ,身体の中から保温させます。また飲泉して腸内環境も整えます。

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左:そして締めは単純泉。

右:単純泉は,酸と硫黄で激しくやられた肌に潤いを与えて,しっとりとコーティングを施してくれます。強酸の草津の仕上げ湯として沢渡温泉に入るのと同じように,最後は肌に潤いを与えると効果的な湯上りとなります。

湯上り後の疲労感は半端なく,午前中の練習よりも疲れました・・・でもこれこそが,本物の証しなんですよね。ここは,一カ所で複数の泉質を楽しめるという点で,最高クラスの湯ではないでしょうか。飲泉,肌効果,保温と温泉効果が高いのも嬉しい限りです。

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左:帰りは牧ノ戸峠越えで。

右:1か月前に別府まで走った時とは大違いの雪景色。通行量が少ないので,ゆっくりドライブを楽しめます。

という感じでした。2月,3月とフルのレースが続くので,しばらくは走り中心の活動になります。

★次回もたぶん温泉関連をお送りすると思います。

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第2回 屋久島エコマラニック100km

さて今回は,第2回屋久島エコマラニックをお送りします。

コースは,安房(あんぼう)をスタートし,宮之浦→永田→栗生(くりお)→安房と島を反時計回りで一周するマラニック(マラソン+ピクニックの造語)です。通常のウルトラとは異なり,仮装が推奨されているお遊びレースです。代官,町人の娘,金太郎,ドラえもん,新選組の組員,くまモンなどなど,様々なキャラがいて楽しませてくれます。

世界遺産登録直後に初めて島を訪れてはや20年ちょっと,沢屋としての私の基礎を築いてくれた場所でもある屋久島を走れることは,この上ない楽しみです。

私的には2011年3月に尾之間(おのあいだ)起点で,栗生→永田→宮之浦→安房→尾之間と97kmを走っており,その時のタイムが13時間02分でしたので,今回は,その時のタイムを更新することも一つの目標でした。

レース前は,天候が悪い予報ばかりで,ギリギリまで出走をためらっていましたが,遡行人さんの一言に後押しされて走る決心をしました。今,振り返ると,とてもありがたい言葉を頂いたと感じています。

前置きが長くなりましたが,ではどうぞ。

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左:南埠頭はすでに小雨が降っている。12月以来の桜島。
右:いよいよ屋久島へ向けて出発。

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左:受付の安房公民館。ランナーの熱気で会場は良い雰囲気になっている。この,大人の運動会的な雰囲気は,レースの魅力の一つではないでしょうか。

右:昨年が西部林道の事情で開催が延期されたので,1年以上待った分,この日を待ちわびていました。

この日は早めに就寝して,明日のレースに備えます。

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左:3:30,尾之間にて。迎えのシャトルバスを待っている間も,雨は降り続いていた。

右:シャトルバスは結局来ずに,スタッフの車で会場まで送ってもらう。

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左:ウェーブスタートの第一陣が,5:00スタート。頑張れ~!

右:そして自分たちの番。いよいよか・・・。これからの長くて,色々なことが起こるであろう一日に思いを馳せる。写真も多いですが,屋久島一周にお付き合い頂ければと思います。

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左:5:10,第二陣がスタート。まずはトラックを一周して外へ飛び出していく。
右:夕方に再び走る安房橋にて。

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左:小雨の中を走り続け約10km,屋久島空港通過。59分。時速10kmが今回の設定ペースなので,入りは順調。

右:そして小瀬田を過ぎると宮之浦が視界に入る。

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左:徐々に夜が明けて来た。

右:懐かしの宮之浦川。2003年の遡行は,自分たちの持てるものを全て使った遡行だったので,今でも強烈な印象が残っている。

宮之浦のエイドで,今,5番くらいだと告げられる。順番は気にしないと思いながらも,やっぱり気になるもんですね。この後から,後ろを振り返る回数が増えた気がします・・・。

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左:宮之浦から志戸子へ向かう途中の25km地点,2時間38分。まだ順調。雨はようやく止み,今度は強風が吹き付けてくる。

右:島ならではのじわじわ系の坂。今はまだ走れるが,後半ではたぶん歩くことになりそう。

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左:そして一湊の海水浴場。初めて島を訪れた時,ここで台風に遭遇し,2Lサイズのペットボトルが紙きれのように飛ばされるのを見たり,強風でテントポールが折れて避難してきたキャンパーとトイレで一夜を明かしたことなど,思い出は尽きない。

右:そして一湊川を越えると,標高差120mのトンネル越えが待ち受けている。

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左:坂を登りきると吉田へ抜けるトンネル。

右:そして永田へ続く海岸と,口永良部島(右奥)が視界に入ってくる。ここからしばらくは,右手に口永良部島を見ながら走ることになります。

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左:道路脇には紅葉の残りが見られるのも屋久島ならでは。

右:そして永田浜エイド41km地点。4時間20分。ここまでは順調だが,まだまだこれからが本番。トップは45分ほど前に走り去った模様。ここで補給をして,コース最大の難関,西部林道越えに挑む。

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左:栗生までの26kmが今回の山場。焦らずでもなるべく速く走る。

右:永田川を渡る。晴れていれば,ここから海岸線から見える唯一の奥岳である永田岳が遠望できる。

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左:走って来た海岸線を振り返る。

右:西部林道は坂だらけですが,海と山,サルとシカなど,屋久島を一番感じることができるコース。

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左:早速のヤクザルのお出迎え。応援かなと思っていましたが,なんか威嚇されてるっぽい。まあ,2016年の申年が終わり,酉年になったので,それが残念なのもあるんでしょう。因みに大会のレールブックにはこう記されています。

『・・・他の地域のサルに比べてヤクザルは基本大人しいです。近づけばサルも逃げていきますがまれに威嚇をして来ることがございます。その際は戦いを挑まずに速やかにその場から離れて下さい。背を向けると追いかけてくる事もあるので背を向けず後ずさりながら距離を取るようにして下さい。・・・』

右:天気が急に回復してきて日差しが出始めた。

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左:おっ,お次はヤクシカのお出迎え。道のど真ん中にいる姿は,なんか神々しい。
右:思わず南国を感じてしまう風景が続く。

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左:口永良部島があんなに後ろになった。

:そして右手の東シナ海に,三角錐の立神を見ると西部林道もようやく終わりを迎える。

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左:日向ぼっこしていたおサル家族。
右:ゴールの安房まであと39km。まだまだだな~。

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左:走って来た西部林道を振り返る。海沿いの三角錐が前述の立神です。
右:そして大川の滝。道路から見える滝では屋久島最大の88m。

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左:そして栗生へ到着。67km,7時間48分。まだ7位くらいにいる模様。でももう暑さでヘロヘロになり始めている。

右:栗生からは追い風になるが,相変わらずのアップダウンと気温の上昇(20℃程)で,もうダメ。私は寒さには強いですが,暑さに弱いので,こうなると厳しい。

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左:中間の先の緑の回廊からは,遡行人さんが一緒に並走してくれましたが,1kmと付いていけずに,結局,もとの一人旅に・・・。遡行人さん,申し訳なかったです。この暑さを何とかしてくれ~と,悶々としながら走ったり歩いたりを繰り返す。なんでこんなに坂が多いねん!道はもっと平坦に作らんかい!!とやり場のない怒りも湧いてくる。

右:このガジュマルまで来ると尾之間は近い。

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左:そして尾之間のエイドにて。無理やり元気ポーズをしています。あと15km。
右:尾之間から4km走って鯛之川の赤橋を渡る。

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左:前を行くランナーは誰一人として落ちてこずに,逆に自分が後ろから抜かれまくり。これが今の自分の課題なのだと思います。しかし,80kmを越えてもなお坂を走り続けられるランナーを見ていると,強いな~と感心させられます。

右:最後のエイドである三岳酒造で休んだら,あと5km。最後は脚が攣ってもいい覚悟で,スピードを上げて走る。そして安房川を渡る。ゴールまであと700mくらい。やった!ついにここまキター!

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左:この坂も勢いで走って登る。
右:そしてゴール!長い一日が終わりました。

という感じで,長い一日が終了。無事に完走できてそれが何よりです。タイムは2011年時を更新,順位も落ち続けましたが20位以内には留まれたので満足です。朝から晩までの応援や支援が本当に有難く,走る活力になりました。スタッフやボランティアの方々には感謝しかありません。

しかしこのコースはタフですね。コース設定や一日での気温・風向の変化,エイドの少なさなど,阿蘇カルデラスーパーマラソンよりきついと思います。今日は雨から始まり,曇り,晴れ,強風,と屋久島の天候が凝縮されたような中での大会になり,屋久島ならではの大会でした。来年もまた参加したいと思います。

★次もラン関係になると思います。次のレースは,2月の熊本城マラソンです。
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ご来光登山 & 別府湯めぐり

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて今回は,ご来光登山と別府湯めぐりをお送りします。たまには趣向を変えた活動もいいかなと思い,まず九重の法華院山荘で年越しを迎え大船山でご来光を拝む。その後,別府で散々湯めぐりをするという企画です。なので,温泉に関する記述も多くなってますので,興味のない方は飛ばして下さい。

天気は上々,行く前から期待が高まります。

ではどうぞ。

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左:まずは午前中に用事を済ませてから出発。今日,奇跡的に空いていた赤川荘に入浴。女将さんの話では,3月までは復旧のため入浴はできないそうで,今日は特別に開けているそうです。

右:泉質は単純硫黄冷泉で,非常に珍しい泉質です。露天は震災の影響で使用不可,内湯の冷泉と加温している浴槽に交互に浸かる冷温浴が血行促進や疲労回復に効きます。つ~んと鼻をつく硫化水素の匂いがあたりに充満し,至福の空間です。阿蘇の清風荘や霧島の新燃荘などと並び,九州を代表する三大硫黄泉だと,個人的には思っています。硫黄泉で身体を殺菌し皮脂を整えてから,法華院山荘を目指します。

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左:時間がおしているので,最短コースの「大曲(おおまがり)」から入山。

右:久々の九重に,久々の登山。ザックをからい歩くこのスタイルもいいな~と思い直す。黒岩山(左)と泉水山(せんすいざん/右)。

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左:星生山の北東面からは今もなお噴気が上がっている。
右:すがもり越えからは,北千里ヶ浜と東千里ヶ浜を見下ろす。この景色は数十年振り。懐かしい~。

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左:そして東千里ヶ浜の末端から谷筋に沿って下ると大船山(奥)と坊がつるが視界に入ってくる。

右:そして年越しの宿・法華院山荘着。九州にいながらここに投宿するのは初めて。一度は泊まっておきたかった場所。走りも交えてきたせいか,1時間かからずに到着。しかし,結果的に早く来すぎたようで,受付に1時間ほど並ぶはめになる・・・。ここは15時から受付ですが,15~17時の間に並んだ人は,1時間ほどは待たされたようです。17時30分以降に並んだ人はすんなり受付できていたので,込んでいる時期は要注意です。

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左:大部屋は120人が泊まれる。枕投げのない,学生時代の修学旅行のよう。

右:そして夕食と年越し祭りの始まり。偶然同席した京都のMさんと宮崎のSさんと親睦を交える。Mさんから「びわいち」というのがあることを聴いて目からうろこ。「びわいち」とは,琵琶湖一周200kmを自転車で走ることのようで,ランでも走れそう。今までその発想が全く思いつかなかった自分の非力さを感じるとともに,以降の目標の一つにしたいと思います。Mさん,貴重な気づきを与えてもらいありがとうございました。ランに関しては,自分の中では今のところ,九州縦断約350km(佐多岬~関門海峡)とカナディアンロッキーのゴールデンルート約300km(バンフ~ジャスパー間)を通しで走ることを,ロードラン最大の目標にしています。

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左:明朝5:15山荘出発。ヘッドランプをつけて出発。
右:ランプの灯りを頼りに雪道を歩いていきます。今回は走らなくていいので,楽ちん。

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左:標高が上がると大船山のシルエットが浮かび上がる。夜明けは近い。
右:振り返ると三俣山がうっすらと見え始める。

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左:他の登山者も続々と山頂に集結。
右:そして大船山山頂。日の出15分前。今年のご来光は期待できる。

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左:北方には由布岳(左)と鶴見岳(右)が見える。
右:南方には祖母傾山群が見える。

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左:いよいよ日が昇り始めた。あけましておめでとうございま~す!

右:言葉にならない朝日。朝焼け夕焼けのオレンジ色は,波長が長く拡散されにくい赤系の色が届くことによって見える。このレイリ―散乱による色づきは,のちに紹介する温泉の色などでも見ることができます。

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左:阿蘇もくっきりと遠望できる。

右:坊がつるも朝を迎えた。暗闇がはれて徐々に周囲が見えてくるのは,早朝登山ならでは。たまにはいいものです。

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左:山頂にはざっと40人ほどはいたようです。
右:逆光ではシルエットを活かした構図を楽しめる。

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左:再び由布岳と鶴見岳。しかし,由布岳の双耳峰は見事です。
右:今日も長い一日になるが,最後までよろしく。

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左:今年のご来光は数年ぶりの快晴の下で,実に神々しかった。
右:下山はのんびりと下る。

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左:坊がつるは天上の楽園のような場所。昔は牛の放牧などが行われていたようです。
右:無事に帰着。さっ,これからは別府で温泉三昧・・・笑いが止まりません。

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左:宿泊客の女の子が真剣に作っていたトトロ。なかなかの出来ばえ。

右:何度も何度も振り返りながら坊がつるを後にする。今回,改めてこの地の良さを痛感しました。

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左:沢筋の急な道を登りきると・・・
右:東千里ヶ浜。

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左:すがもり越を下り,
右:大曲を目指す。

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左:下山後,一目散に向かったのは,湯布院にある奥湯の郷。ここも名湯の誉れ高い温泉です。ここの特徴は,温泉に含まれるシリカ成分で,時間が経つにつれて透明→青透明→青白と色が変化していきます。硫黄泉でも似たような青白色が出ますが濁りが出るので,シリカによる透明感のある青色は何とも言えないものがあります。ここの女将さんの人柄はとても好ましく,次回はぜひ泊まろうと思っています。

右:由布岳が近づくと別府の街に近い。

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左:別府名物の湯けむり。
右:そして翌日は,別府八湯の一角,観海寺温泉・いちのいで会館に入湯。

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左:ここの景観の湯はまるでプール。それも美しい青色をしたプールです。お気づきかもしれませんが,この青色は湯布院の奥湯の郷と同じシリカ成分によるものです。奥のものは透明感があり,手前のは白濁しているのがわかると思います。高温では溶けていたシリカ成分が,湯の中で結晶化していき,それがご来光のところで触れたレイリ―散乱によって,波長の短い青色を拡散しこのような発色になります。空の青,白神山地の青池,などもこれと同じ現象で青く見えるわけです。

右:別府市の眺めも格別。

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左この透明感ある青色は,芸術の域に達している。うっすらとしており,どこかにはかなさを感じさせるような,そんな絶妙な色彩だと思います。ここは湯に浸かって,または湯を見ることをも堪能できる名湯です。

右:なかなか湯船から上がることができない・・・というか,上がりたくない心境です。

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左:そして長湯へ移動して,郷の湯へ入る。この析出物が凄い。なんだこれは。カルシウム成分による黄土色と,緑色のものはバクテリアかな。

右:もはや湯船が原型をとどめていないほどに析出物でコーティングされている。ここの湯は,奈良の入之波(しおのは)温泉と同じですね。いわゆる炭酸水素塩泉でマグネシウムやナトリウムを含む旧重曹泉系。このタイプの温泉は,飲泉効果が高く,尿酸の排泄効果があり痛風などに効く湯です。

この後の締めは,七里田温泉・下湯。今回の湯めぐりを締めくくるのにふさわしい湯でした。ここより遊離炭酸量が多い温泉はありますが,炭酸は温度が高いとすぐに空気中に放散されるので,36度という絶妙な温度のお蔭で,七里田温泉・下湯は,日本一の泡付き炭酸泉となっています。

炭酸ガスが血中に取り込まれると,相対的に酸素濃度が低下。脳がそれを酸素不足と誤認識し,多くの酸素を取り込もうとし血管を広げます。これにより,血圧が下がるのと同時に血行が良くなります。硫黄泉でもこれと同じ現象が起こります。まあ,脳をだまして血行をよくするわけです。

今回も無事に山行と湯めぐりを終えて感謝です。荷物をからい走らずに歩く山もたまにはいいし,温泉をじっくり楽しむもの味わい深いものでした。名湯ぞろいの九州に生まれて本当に良かったと感じた旅でもありました。

★次回はいよいよ屋久島エコマラニック100kmをお送りします。天気予報は良くありませんが,せっかくの機会なので,少しでも楽しんで走りたいと思っています。

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