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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

五ヶ瀬源流コース調査 〔宮崎県五ヶ瀬町〕

さて今回は,五ヶ瀬川の源流を取り囲む尾根筋のコース調査になります。

出発が遅れたので本来のコースを変更し,馬見原~国見トンネル~国見峠~財木(たからぎ)峠~揺(ゆるぎ)岳~大石越~折立~馬見原というロードとトレイルのコースで走ってきました。

ではどうぞ。

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左:まずは馬見原を出発,五ヶ瀬川の源流へ向けて南下していく。左奥には祇園山が見える。

右:6kmほど走ると祇園山が間近に見える。ここの石灰岩層からはハチノスサンゴやクサリサンゴの化石が見つかっている。その起源は約4億年前の赤道付近に溯るらしい。はるか南のオーストラリア大陸からも同じ起源をもつ化石が見つかっており,太古のロマンをかき立ててくれる。

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左:今年初のシャクナゲ。色が鮮やか。英名でラリーグラスといい,ネパールの国花でもある。

右:春の花木・ハナズオウと清流。ハナズオウは花が密集して咲くので,見た目がとても美しい。しかしその一方で,キリストの使徒の一人・ユダが首を吊った木とされているので,『裏切り,背信』などという花言葉もあります。

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左:町中のランとは違って景色と天気がいいので,楽しく走れる。
右:そして本屋敷を通過。

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左:出発して約14kmで国見トンネル着。ここから国見峠へ8kmの登りに入る。
右:ジワジワと登っていく。

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左:五ヶ瀬川の奥には向坂山が見える。
右:そして国見峠。ここから尾根伝いの道に入る。果たして辿れるのだろうか。

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左:植林帯はこんな感じで快適。
右:自然林もなかなか。

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左:足元にはこんなものまで(シイタケ)。

右:そして約5kmで財木(たからぎ)峠へ。この区間は意外にアップダウンが激しく,なかなか距離が稼げない。

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左:植林帯を快適に辿っていくと・・・
右:激坂登場。歩くのすらきつい。ここは図上1361mコブの手前。

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左:1361mコブから先はアップダウンも少なくなり走れる区間が増えてくる。北方に目をやると,なじみ深い山々が見えて嬉しくなる。表記はしていませんが,揺(ゆるぎ)岳も右奥には由布岳と鶴見岳も見えていました。

右:いい疎林もあります。こんなところは極めて快適にトレランできる。

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左:さっきまでと打ってかわって本当に走りやすい道になった。
右:そして一登りで揺岳。

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左:山頂からは東方の眺めが抜群。祖母傾,大崩,尾鈴と広範囲を眺めることができる。

右:山頂からは登山道がついているので快適快適。

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左:そして大石越。ここには山を始めた1990年代に一回来ていますが,もちろん当時の記憶はなし。

右:西方には小川岳が見える。

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左:採草地に人知れず咲く花木。その凛とした佇まいの中に,自然の美しさを感じてしまう。

右:いい風景の中を走ると自然と笑みがこぼれる。

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左:集落の中にあった枝垂桜。
右:そして往路を戻り馬見原へ。

という感じでした。今日も快晴の中,ケガなく走り通せたことに感謝です。いや~なかなかいいコースでした。距離約48km,累積高度約1,700m,約9時間のランでした。

まだ大石峠から鏡山を経て馬見原までのコースが残っていますので,また調査しに来たいと思います。しかし,馬見原を起点としたこの周遊コースは想像を越えたものになりそうです。登山道ではない区間が約半分ほどあり,水場が乏しいので時間はかかりますが,走り応えのあるコースになりそうです。未踏区間を調査して,一気に走りきりたいと思っています。

★次回はGWです。沢かトレランかです。今年も屋久島かな。

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地蔵岳南谷 in 鹿川 〔宮崎県〕

さて今回は,絶好の天気のもと,『 地蔵岳南谷 』を遡行してきました。

雲一つない青空の下,花崗岩の美しい造形を楽しみたいと思い選びました。

ではどうぞ。

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左:出だしは穏やかな感じから。木々の芽吹きが新鮮。
右:開けた渓は遡行していて気持ちがいい。

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左:ゴーロをこなすといよいよ岩盤が登場。ここからかな。
右:15m滝。花崗岩の滝らしくスッキリした造形。

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左:お次は20m斜滝。見えていいるのは下部10mで上にまだ10mある。
右:沢はやっぱりナメですね。

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左:沢が北に向かうと徐々に傾斜がついてくる。
右:4m斜滝。

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左:そして樹間から何気に見えたもの。なんだあれ?滝?凄まじい高さの滝バイ!!!

右:近づくにつれてその滝は全貌を表す。

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左:どっひゃー。凄い。言葉にならない。
右:拡大写真。体感的に100mは間違いなく越えている。

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左:よ~く見ると,滝は二段構成で,上段は三俣になっており,それぞれの俣から滝が落ちて一つになり,下段滝へと続いている。上段と下段の境辺りまで際どく登って計測。下段だけで30m。

右:大巻するために下流へ戻る途中で振り返る。しかし凄い滝があったもんだ。

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左:尾根では今年初のミツバツツジが出迎えてくれる。厳しい冬をよく乗り切ったね。
右:こんな感じの尾根を登っていく。

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左:滝の落ち口にて,左俣の滝と尾根の側壁。

右:ここが中俣の落ち口。高度計で測ると高さ109m。今日の高度計は,ほとんど地図上の標高と一致しているので誤差は±5m程度。誤差を入れても100mは越える大物と判明。今までの開拓の中で,最も巨大な滝でした・・・未だにこんな滝があったとは。

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左:滝上は急斜面。
右:一気に登り上がる。

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左:尾根筋は緩やか。
右:西へ一投足で地蔵岳山頂。

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左:今年初めてのアケボノツツジ。この花が山肌をピンクに染める頃,山は新緑まっさかり。

右:ミツバツツジ(左)とアセビ(右)を前景に釣鐘山を眺める。こんな構図が見られるのは春ならでは。

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左:下山は,北面の宇土内谷方面へ。適当に下る。
右:そして林道を5kmほど走っておしまい。

という感じでした。いや~今日は数年ぶりに大興奮した遡行となりました。なんですかあの大滝は。あんなものが人知れずあったとは・・・自然の底知れぬ奥深さと,私の数十年の遡行歴などちっぽけなものだと,強烈に思い知らされた感じです。全てを見つけることは無理でしょうが,沢に行ける限りは何十年でも遡行し続けていきたいと思わせられた滝でした。

年間で水が少ないこの時期であの水量があったので,まとまった雨が降った後など,あの大滝はどんな感じになるんでしょうか。また訪れましょう。それにしてもデカかったです,本当に。九州でこれを越えるのは,宮之浦川の龍王の滝,鈴川の蛇の口滝くらいしか思いつきません。

ケガなく無事に下山でき,今日もまた感謝です。今年も開拓を精力的にやっていきましょう。

★明日は,先日ブログに書いた,五ヶ瀬川源流ランをお送りします。馬見原~黒峰~小川岳~向坂山~水呑頭~木浦山~国見峠~揺岳~祇園山~鏡山~馬見原の周遊コースです。
       
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小川谷(熊の谷) in 緑川〔熊本県山都町〕

さて今回は,緑川の源流域にある 『 小川谷(熊の谷) 』 の遡行をお送りします。
緑川本流の右岸支流で,小川岳(1,542.1m)に突き上げる沢です。

午後からの速攻遡行です。

ではどうぞ。

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左:気温も上がり沢シーズン到来。首を長くして待っていたこの季節。
右:車道を3kmほど走って出合いに降り立つ。先週の降水で増水気味。

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左:出だしはたおやかな感じで始まる。
右:足慣らしにはちょうど良い。

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左:するとナメが登場。昨年の朝の戸谷でもそうだったように,意外な所にナメがある。

右:この谷最大の,22m二段滝(上段5m・下段17m)。

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左:この時期の林床には,ハシリドコロがたくさんある。アルカロイド系の毒を持っているので,シカは見向きもしない。由来は,食すると,錯乱状態になり走り回ることから。

右:日が射すと渓が輝く。やっぱり沢はいい。

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左:15m二段滝。
右:こちらも15m斜滝。

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左:水も枯れた源流域。
右:傾斜がきつくなり一気に詰め上がる。

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左:そして二本ブナの所で登山道へ出る。
右:北へ30m歩くと小川岳山頂。

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左:今年の下山ランは,今までより追い込んで走ることにする。

右:祇園山から北に延びる尾根は馬見原(まみはら)まで続いている。ここが辿れれば,馬見原スタートで,黒峰~小川岳~向坂山~水呑頭~木浦山~国見峠~揺岳~祇園山~鏡山~馬見原と,五ヶ瀬川の源流を巡る周遊コースが完成する。距離約45km,13時間程のトレランができそう。今年の課題の一つ。

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左:快適な森を駆け抜ける。
右:ロードでも追い込んで走るとゴールの清流館。小川岳から8,76km,60分のランでした。

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左:最近はこんな所にまで隠れるようになったメイちゃん。

右:だいぶん警戒心もとけたのか,最近は,以前は全くしなかったコテン(腹だし寝ころび)をするようになった。

という感じでした。終わってみればあっと言う間でしたが,無事に生還でき感謝。緑川源流は今までほとんど手付かずでしたので,今年の開拓地域の一つにしようかと思います。下山もしっかり走れるのがいい。

★次回は,湯めぐりをお送りします。

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第30回べっぷ鶴見岳一気登山

さて今回はレースの模様をお送りします。

予報ではレース当日だけ晴れで,前後は雨。まさに関係者の祈りが天に届いたかのような天気となりました。晴れの中で開催されて何よりです。

ではどうぞ。

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左:山沿いは霧がかかっていたが,別府では晴れ。昨日まであんなに降っていたのに,今日だけよく晴れたな~。雨の中を走らなくていいので一安心。左奥がゴールの鶴見岳です。

右:韋駄天はここからスタート。海抜0m。

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左:そして9:00にスタート。ロードレース並の速さで走っていきます。

右:朝見川では桜がちょうど見ごろ。1か月前に試走した時とは違い,今日はいいですね。

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左:奥に鶴見岳を眺めながら河川敷を緩やかに登っていく。しかし今日は暑い。
右:途中の天満天神宮を通過し・・・

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左:ロープウェイ駅へ。タイムは昨年より1分速いが,発汗の多さでバテ気味。
右:山道は走れずに歩くのみ。記録更新はあきらめる。

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左:城島高原方面を見下ろす。
右:そして山頂の一角に飛び出すとゴールは近い。

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左:ロープウェイ駅と別府の街並み。
右:鶴見岳山頂1,375m。

結局タイムは昨年+10分,順位はちょうど真ん中の100位あたりでした。これに特化した練習をしてきたにも関わらずこの結果・・・なんとも情けない限りですが,これが現状です。元々走る能力に乏しい自分が人並み以上になるには,普通の能力のある人の何倍も練習しないといけなことを改めて痛感。自分が満足のいく結果を出すには,人生をかけて取り組まないといけませんね。

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左:下りはロープウェイで。
右:駅ではちょうどここで終了する人たちも合流して賑わいを見せる。桜も見ごろ。

そしてここからが湯めぐり。これを楽しみに運動したようなものです。

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左:まずは夷谷(えびすたに)温泉。

右:湯はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。阿蘇の内牧温泉と似た泉質です。表皮の傷の回復や血圧の降下作用のある湯です。

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左:そして今回,驚きの発見となった海門温泉。

右:湯はナトリウム・マグネシウム-塩化物強塩泉。この色からして只者ではない雰囲気です。驚くべきはその成分で,カルシウムとマグネシウムイオンは約1,000mg,炭酸水素イオン約1,600mg,ナトリウムイオンは約5,000mg,塩化物イオンは約10,000mg,総計23,532mgと超濃厚で,指宿温泉の塩化物成分と長湯温泉のカルシウム・マグネシウム・炭酸成分をかけ合わせたようなものになっています。また,源泉は非加熱・非加水で,直に浴槽に注がれているので使い方も完璧。おもわず唸るほどの名湯です。炭酸成分にょる清涼感と,塩化物成分による保温効果を感じることができます。

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左:お次は山香町温泉センター。

右:ここもさっきの海門温泉を凌ぐ驚きの湯でした。炭酸水素イオン約6,700mg,ナトリウムイオン約11,200mg,塩化物イオン約16,000mg,総計約36,890mgという海水よりも濃い成分です。源泉温度が低いため,加熱した湯を注いでありますが,それでもなお成分の濃さが残る湯です。特に炭酸水素イオンの約6,700mgというのは,今まで見た中での最高値です。源泉だけの湯に直に入ってみくなるような湯です。素晴らしい~。

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左:そして締めは,山香町の風の郷温泉。

右:露天の桶風呂は相変わらずの強塩味+独特の匂いを伴う味でした。塩味については,海門温泉より濃く,山香温泉センターより薄い感じです。手前の露天浴槽が白さが夜に映えています。

という感じでした。

レースに関しては,最近,練習の割に思ったような結果が出なくて,もどかしい思いが募りますが,これが現実。しっかり受け止めてまた,明日から頑張っていくしかないですね。

湯めぐりに関しては,素晴らしい湯との出会いに感謝です。特に海門温泉と山香温泉センター。あのような濃厚な成分と,良い湯の使い方をしている温泉があるとは・・・やはり大分は日本が誇る温泉県です。

★次回は沢をお送りします。今後はレースはしばらくないので,沢とトレラン,それと湯めぐりが中心になると思います。

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湯めぐり&観光 in 山陰

さて今回は,先日に引き続き湯めぐりと観光をお送りします。

ではどうぞ。

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左:まずは三朝温泉の近くにある国宝・三徳山三仏寺投入堂。途中の道が工事中で入れませんでしたが,よくあんなところに造ったものです。

右:三徳寺の境内で見た張り紙。含蓄がありいいですね。

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左:そして岡山へ移動。道中で人形峠へ立ち寄る。人形峠と聞いてピンとくる人は,原発の歴史に興味がある人か,鉱物マニアでしょう。そうここは,日本で初めて高品質のウラン鉱が見つかった場所なんです。あわよくば人形石の一つでも採集して・・・と思っていましたが,関係者に伺うと,今では無理だということでした。ここの鉱山でとれたウランは,日本の原子力に大きな貢献をした反面,鉱山労働者が相次いで肺癌になったり,鉱山から出たズリの後処理問題で長い間,裁判沙汰になっていたことなど,興味は尽きません。三朝や関金に湧出する放射能泉は,この辺りの地下にある水成ウランが原因なので,ウランは一概に悪と決めつけることはできません。

右:そして奥津温泉へ。ここは先日の湯原温泉,湯郷(ゆのごう)温泉と並び,美作三湯の一つです。

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左:まずは旅館・東和桜(とうわろう)へ。
右:地下トンネル風の通路は,非常に趣きがある。

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左:ここも足元湧出の新鮮湯。

右:湧出量が多いので,水面が盛り上がっています。最初は人工的に湧出させているのかと思ったほどです。旅館の女将に伺うと,全て地下からの湧出だそうです。いや~素晴らしい湯でした。

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左:お次は奥津荘。ここも唐破風の造り。竹瓦温泉(別府),人吉旅館,金波楼(日奈久),大橋旅館(三朝),春陽館(小浜)・・・渋い建物にはおおむね取り入れられています。

右:中もいい雰囲気です。

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左:そしてここの名物はこの鍵湯。藩主がカギをかけて入浴したという逸話を持つ湯で,足元湧出泉です。

右:水中では,岩の隙間から絶えず泡が湧いています。ここも噂通りの名湯でした。ありがたや。

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左:お次は真賀(まが)温泉。山側にへばりつくようにあります。
右:急な階段を登ると・・・

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左:真賀温泉へ。

右:ここは湯場が三つあり,それぞれ別料金になっています。お目当ては真ん中の幕湯。藩主が辺りに幕をめぐらして入ったいう湯です。

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左:4人も入れば一杯になるほどです。
右:ここも足元から勢いよく湯が,この竹筒の中を湧き上がっています。

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左:湯めぐり後は,中国地方一と言われる神庭(かんば)の滝へ。
右:滝までは立派な遊歩道が整備されています。

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左:近づく滝。

右:いよいよご対面。案内によると高さ110m,幅20mだそうです。沢屋的には80mほどですが,きっと見えない部分があるのでしょう。

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左:壇ノ浦SAから見る門司の夜景。
右:この橋を渡れば九州へ。今回も良い旅をありがとう。

という感じでした。大山は遠いですが,魅力的な山なので,今後も湯めぐりと併せて訪れたいと思っています。

★次回は,第30回べっぷ鶴見岳一気登山をお送りします。天気は回復するようですが,この時期にしては温度が上がるようなので,それが心配ですが,全力を尽くすのみです。終わったあとは,いつものごとく湯めぐりです。今回は共同浴場を中心に攻めてみようと思っています。
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大山南壁&山陰湯めぐり

さて今回は,大山南壁と山陰湯めぐりです。

夕方に仕事を終えそのまま奥大山スキー場まで行き,そのまま登山するという徹夜コースです。ルート詳細は,奥大山スキー場~二の沢右俣~剣ヶ峰~弥山~一の沢右岸尾根~大山環状道路~奥大山スキー場という周遊になります。

ではどうぞ。

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左:まずは二の沢出合いまで環状道路を走る。この道路に雪がない時は,登山靴よりランシューの方が便利。

右:走ったおかげで40分ほどで到着。装備を替えて二の沢に入る。

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左:出合いから大山南壁と剣ヶ峰(1,729m)を望む。天気は最高のようで気分も高揚。

右:まずは二の沢を詰めて行く。雪質はあんまり固まっていない層の上に10cmほどの固い層がある感じ。そこから過去の天候を判断すると,比較的気温が高い状態(曇りや雨)が続き,最近15~20cm程降雪があり,その後,朝晩の気温低下があって雪が締まっている感じ。このような場合,雪庇等がなければ雪崩の心配は少ないが,気温変化が大きくなっていることから日があたっていなくても落石を注意しないといけない。

山は刻々と変化して同じ状態というのは二度はないので,経験則よりも現場判断で行動を決めていくのが鉄則。経験則に頼っていると,いつかは必ず事故に遭う。特に雪山では現場の雪層の状態から,過去の天候の変化を読み取り,今あるリスク判断をすることが必須。カナダにいた頃,毎日場所を替えて,弱層テストを散々させられたのが,今かなり活きている。

よく使われる「過去に例がない」という表現も,所詮は人間が知っているたかだか数十年の範囲でのこと。自然界では数十年なんてほんの一瞬にしかすぎないことや,もっと大きなスパンではあらゆることが起こり,また起こりうることを,人はもっと考えなければならない。

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左:徐々に南壁が近づいてくる。

右:そして二の沢二俣付近にて。過去に登った左俣と今回の右俣を眺める。日が登り始めているので,一刻も早く稜線に抜けないといけない。

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左:右俣に入ると名物のゴルジュ関門がお出迎え。
右:ゴルジュ下で落石の様子をしばし観察。ここは一気に越えないと危ない。

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左:そして休まずに一気に登りきる。見事なV字状景観。

右:ゴルジュ上は漏斗状になっており,周囲から落石が集まって来る。なので,落石のラインを読み取りそれらをかわしながら登っていく。

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左:順調に高度を稼いでいく。
右:上部にいくにつれて傾斜もついてきて面白くなる。

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左:雪壁を登っている途中から振り返る。

右:雪壁を登り支稜へ抜ける。振り返れば右から一の沢,二の沢,三の沢と俯瞰できる。剣ヶ峰へはダイレクトに雪壁登りで行けるが,岩場の露出部を抜けていかないといけないので,現場判断で,落石の心配のないルートをとる。

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左:山頂へ続く雪稜。左右とも切れているので,緊張感,高度感のある登りが楽しめる。やっぱり雪山は美しい。

右:そして頂上直下の雪壁。ここを越えると剣ヶ峰。中央の窪みは尾根の頂点を示している。残雪期は日光がたくさん当たる尾根の頂稜付近から融雪が始まり窪みができ,それが広がっていく。そして尾根筋が完全露出,左右に雪が残る形になっていく。

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左:そして縦走路に飛び出す。
右:早朝の山上はまるで別世界。人もいなく,空気も凛としている。

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左:弥山への縦走開始。
右:振り返れば剣ヶ峰と太陽。今日は素晴らしい日。

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左:また振り返る剣ヶ峰。縦走路の屈曲具合と北壁の暗部が見事な景観を作り出している。

右:そして弥山山頂。

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左:山頂小屋は雪で埋もれている。いつもの光景。
右:弥山山頂に登山者が登ってきたので一枚。

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左:風を避けてタコツボを掘り,一休み。

右:赤線が今回登ったライン。山頂直下の雪壁のラインは本当に美しく,満足のいく登りだった。

本来なら,ここから元谷へ下り,弥山西稜を登り返す予定だったが,もう満足してしまったので,下山に切り替える。そして早めに湯めぐりに入ることにする。

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左:下山は一の沢の右岸尾根にとる。しかしこの高度感は素晴らしい。
右:尾根筋では融雪がかなり進んでいる。

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左:広い雪面を好きなコースで下って行く。
右:左を見て今日のルートを確認していく。

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左:振り返ると,一の沢のシンボル,三角形の筍(たけのこ)岩が見える。
右:そして樹林帯へ入る。

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左:一の沢出合いから見る南壁。
右:同じく三の沢出合いから見る南壁。

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左:雪のある森は,美しく見える。
右:鍵掛峠から見る定番の大山南壁。

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左:帰途,烏ヶ山(からすがせん)を眺める。あの山も美しい山容をしている。
右:春を感じる一枚。

ここからは,いよいよ湯めぐりになります。まだ昼前なので,たっぷり湯めぐりできるので,楽しみ。

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左:北海道のような雪景色。はるばるやって来た甲斐があった。
右:大山と烏ヶ山の眺め。地域の名峰ですね。

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左:そしてまずは岡山県の湯原(ゆばら)温泉・砂湯へ。ダム下にある混浴露天風呂です。

右:ここは足元湧出の露天で,小石の間からプクプクと湯が湧いています。国内に2~30カ所しかない貴重な足元湧出湯であること,この広々とした開放感のある露天・・・噂に違わない名湯です。今日みたいに晴れて暖かい日には最高です。

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左:お次は湯本温泉館。地域の共同浴場だということで入浴してきました。
右:普通の浴場でした。

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左:そしてお次は,郷緑(ごうろく)温泉。石垣がいいですね~。
右:期待が高まり中へ。

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左:ここも自然石の割れ目から湯が湧出する貴重な湯です。

右:自然石の拡大。この割れ目からプクプクと不定期に泡が上がってきます。このタイプの湯は低刺激なものが多いですが,湯の新鮮さを明確に感じることができます。とにかく湯が極めて透明でクリア。湯中で写真を撮っても,言われなければそれが湯中だとはわからないほどです。

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左:そして鳥取に戻り関金(せきがね)温泉・関の湯。地域の共同浴場で,別府を思い出させてくれる造りでした。

右:お次は関の湯の近くにある旅館・鳥飼。ここの湯も良いと聞いたので立ち寄ります。単純弱放射能泉で湯は非常にクリアで,湯上り後の発汗があります。九州では珍しい放射能泉によるホルミシス効果を体感できます。

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左:そして本命の三朝(みささ)温泉・旅館大橋。唐破風(からはふ)造りが貫禄あります。

右:中も良い造りで期待が高まります。

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左:日帰り男性客は,このせせらぎの湯に入ることになります。

右:湯は単純放射能泉で,入浴中から汗が噴き出してきます。本来なら岩窟風呂に入りたかったんですが,男性は宿泊しないと入れないので,次回に持ち越しです。

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左:締めは同じ三朝温泉の株湯。以前入った場所は足湯になっていました。
右:そして新たに建てられた湯場。

という感じでした。雪山に温泉・・・今日も一日,ケガなく十分に楽しむことができ感謝です。

★また明日も湯めぐりの続きをお送りします。

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湯めぐり in 佐賀・長崎・熊本

さて今回は,佐賀(高串・嬉野・武雄),長崎(波佐見),熊本(平山)の湯めぐりをお送りします。

今回は九重や霧島のような濁り湯ではなく,透明のツルツル湯を中心に巡ってきました。

ではどうぞ。

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左:まずはここ。佐賀県東松浦郡玄海町にあるふくみ食堂。
右:ここのちゃんぽんと唐揚げは美味しいとの評判でしたが,やはり,その通りでした。

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左:そして本日の第一湯,高串温泉・肥前福祉センター。ここは最強ニュルニュル湯として通には知れ渡っています。さてどんな湯感なのか・・・。

右:湯は循環・殺菌されているので,源泉を楽しむというわけにはいきませんが,それでも湯に残る凄まじいニュルニュル感。なんだこれは・・・。手足の指の間に小ウナギが挟まったかのようなニュルニュル感です。今までに経験したことありません,こんなの。当ブログでは,湯感をツルツル→ヌルヌル→ニュルニュルと程度に分けて表現していますが,ここはその最高ランクのニュルニュル感間違いなしです。いや~素晴らしい湯感を持ったところでした。

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左:お次は長崎に移動して波佐見(はさみ)温泉・湯治桜(ゆうじろう)。

右:泉質はナトリウム‐炭酸水素塩泉で,人吉の華まき温泉などと同じ泉質ですが,ここは人工的に炭酸ガスを注入しているようです。

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左:お次は再び佐賀県に入り,嬉野温泉・嬉泉館。
右:湯が非常に新鮮で,ヌルヌル感の強い湯でした。

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左:そして武雄温泉・元湯へ。

右:あつ湯(45.5℃)とぬる湯(43.5℃)に交互浴ができます。低刺激でさっぱりする湯です。別府で散々鍛えられたお蔭で,ここのあつ湯にも入れるようになりました。

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左:本日の締めは熊本の平山温泉・元湯。単純温泉で微硫化水素臭,ヌルヌル感のある湯でした。

右:そして同じく平山温泉・湯の蔵。単純硫黄泉で明確な硫化水素臭,高串温泉には及ばないものの,内湯はニュルニュル感の強い湯です。このような平野部に近い場所で硫化水素臭のする温泉は,福岡県の原鶴温泉や筑後川温泉などにもありますが,これは火山性ガスによるものではなく,地下の有機物によるものです。

硫化水素臭はよく「タマゴの腐ったような臭い」と言われますが,あれは硫化水素を含むたんぱく質から放たれる臭いで,人体のたんぱく質にも硫化水素が含まれています。それらが地中で腐敗し硫化水素が放出され,地中の鉄分などと結合が少なかった場合(鉄分が多いと結合して硫化鉄となる)などに,湯に溶け込んで地表に出てくる形になります。これが火山から離れた平野部で,温泉独特とも言える硫化水素臭がする理由になります。

という感じでした。

こうやって一日で一気に入浴していくと,比較対象ができるのでそれなりのメリットを感じることができます。佐賀の高串温泉は噂に違わず,最強のニュルニュル感を持った温泉でしたし,熊本の平山温泉(湯の蔵)もそれに少し劣りますが,ニュルニュル感があるのを再確認できました。

★次は鳥取の大山での雪山登山をお送りします。ルートは南壁の二の沢右俣。剣ヶ峰へ突き上げるルートになります。その後はもちろん山陰の名湯巡りをお送りします。

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しょうぶ谷 in 万江川支流

さて今回は,2017年度の沢開きで,『しょうぶ谷』をお送りします。

この谷は,人吉から万江川を上流に向かい,水無集落の近くにある谷です。ここには千畳の滝というのがあるらしく,それを一目見たい気持ちもあり,遡行してきました。遡行後は,県南の湯めぐりです。

ではどうぞ。

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左:出だしは穏やかな平流から。今年もケガなく遡行できますように・・・。
右:3m*2の小滝区間。やっぱり沢はいい。

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左:5m滝。無理せず越えていく。
右:遠目に大滝を視認。あれが千畳の滝だろう。

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左:徐々に近づいていく。

右:間近で見上げる千畳の滝30m。高さは中規模だが,周囲が開けているので見応えがある爽快な滝です。

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左:滝上には5m滝と釜があり,その上はゴルジュが続いている。
右:ゴルジュ内の4m滝。

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左:ゴルジュ帯を抜けると平流に変化。
右:春の渓のたおやかさは,得も言われぬ温かいもので包んでくれる。

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左:作業道が横切る地点で脱渓。いい渓との巡り合いに感謝。
右:下山は作業道を小走りで4km程下る。

遡行を軽く済ませ,これからは湯めぐりになります。まずは人吉温泉から。

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左:まずは元湯。外観の渋さがたまりません。

右:赤枠の浴槽が目を引きます。湯はナトリウム‐炭酸水素・塩化物泉で,低刺激のツルツル感のある湯です。

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左:お次は堤温泉。ここも渋い。

右:泉質はすぐ近くの元湯とほぼ同じです。浴槽は二分割式で,先ほどの元湯よりツルツル感は強いです。

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左:そして人吉旅館へ。ここの建築物は国の有形文化財で,格式と貫禄が漂っています。

右:中も素晴らしい。ここはゆっくり泊まりで来ないといけませんね。

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左:湯はほど良い感じで,浴槽には沈下ベンチがあり,これに腰かけて入浴できます。初めての体験でしたが,なかなか良かったです。

右:ここは本当に良い造りをしていますね。ぜひ泊まりで来ようと思います。

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左:お次は華まき温泉。

右:ここはナトリウム‐炭酸水素塩泉で,泡付きの体験ができる湯です。大分の長湯温泉を思い出させてくれます。

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左:そして海岸沿いに移動して湯浦温泉の亀井荘へ。
右:低刺激でツルツル感がある湯です。

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左:お次は芦北町にある計石(はかりいし)温泉センター。ここは町外人はまず来ない穴場です。

右:湯は典型的なナトリウム‐塩化物泉で,源泉はなんと海中にあり,そこから配湯をしています。微かな硫化水素臭やラドンもそこそこ含まれているので,湯上り後に,ラジウム温泉特有の発汗が見られます。温泉センターとはいうものの,源泉かけながしの本物湯を堪能できる場所です。

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左:そして締めは日奈久温泉・金波楼(きんぱろう)。震災の影響で外観は工事中でしたが,ここも非常に趣きのある造りで,国の重要文化財です。

右:中もまた渋い造り。ここも泊まりに来ないといけませんね。人吉旅館も良かったですが,ここも劣らず素晴らしい造りをしています。

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左:湯は露天と内湯があり,低刺激の単純温泉です。
右:内湯には八代名物の晩白柚(ばんぺいゆ)。サッカーボール並の柑橘類です。

という感じでした。

今年も無事に沢開きができたことに感謝です。今年も各地の沢を駆け巡りたいと思っています。また,遡行後の湯めぐりも同時に楽しんでいけたらと思っています。

★次回は湯めぐりをお送りします。
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