FC2ブログ

九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

緑川本流(清流館~大曲)

さて今回は,手短に遡行できる緑川本流を遡行してきました。釣り師は入るでしょうが,遡行する人はほとんどいないと思われる,清流館から大曲の区間になります。

午前中の用事を済ませて,ちょうどお昼からの遡行になります。

ではどうぞ。

P7290002e.jpg       P7290004e.jpg
左:清流館の脇から入渓。辺りは家族連れで賑わっている。
右:本流らしい感じ。

P7290006e.jpg       P7290009e.jpg
左:水量が多いと沢は躍動的でいきいきとして見える。
右:キャンプ場手前では,上空が開け爽快。

P7290012e.jpg       P7290017e.jpg
左:森の中の流れも良い。
右:0.5m滝と大釜。中央右寄りの岩間の突破を試みて遊ぶ。

P7290025e.jpg       P7290027e.jpg
左:河原歩き基調なので,行程がはかどる。
右:似たような河原でも変化があるので,あまり飽きはこない。

P7290029e.jpg       P7290034e.jpg
左:日が射しこむと輝きが増す。
右:左手に石灰岩の岩壁がそばだってくると,いよいよ核心。

P7290035e.jpg       P7290039e.jpg
左:3m滝。轟音を辺りに響かせている。
右:小滝が連続し,ルートを読みながら突破していく。

P7290042e.jpg       P7290044e.jpg
左:この3m岩上滝はよい眺めだった。
右:1m左右対称滝。小滝ながら見た目が印象的。ここは左滝の水線を突破。

P7290045e.jpg       P7290046e.jpg
左:すると最後のスリット型砂防堤。いつも道路上から見えているもの。左巻き。
右:すると見慣れた入渓河原へ。

という感じでコンパクトな遡行でした。今日もケガなく下山でき感謝です。

地元なので一度は遡行してもいいかな~と思っていた区間でしたが,最後の小滝群の突破は積極的に行くとなかなか楽しめ,猛暑にはもってこいでした。清流館から三方山まで遡行する緑川本流は,上の小屋谷や樅木谷のような長めのコースになり,遡行8.5時間,走って下山2.5時間で,日帰りで一気に遡行すると充実したものになりそうです。

★次回も沢になります。       

スポンサーサイト



沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

緑川源流・黒岩谷(林道まで)

さて今回は,緑川源流・黒岩谷を遡行してきました。本来なら市房の鍋床谷・右俣の予定でしたが,現地の天気が思わしくないようなので,近場に変更しました。

天気は曇りから徐々に晴れに向かう良い傾向。

ではどうぞ。

P7230001e.jpg       P7230002e.jpg
左:ヘアピンカーブ地点から緑川へ降り立つ。いつもの光景。
右:コケの緑が前回より際立っている。これこそ夏の渓。

P7230004e.jpg       P7230007e.jpg
左:出だしに出てくるナメ帯。
右:ほどなく両岸が切り立ち,通称・関門廊下の登場。今日は右を巻かずに,中を突破。

P7230010e.jpg       P7230014e.jpg
左:ここの廊下は見た目はおどろおどろしいが,気楽に楽しめる。
右:そして5m滝。この上が黒岩谷との出合い。

P7230018e.jpg       P7230019e.jpg
左:右奥に延びる本流と,左手から出合う黒岩谷。今日は左へ。
右:雲がとれ青空が見え始める。夏の空は沢によく似合う。

P7230023e.jpg       P7230027e.jpg
左:少し開けた区間にある小滝群。爽快感に溢れている。
右:4m滝。水線左手をクライム。

P7230032e.jpg       P7230033e.jpg
左:躍動感あるゴーロ帯の流れ。
右:ここには堰堤が4つほどあるので興ざめだが,沢筋はほどよく自然林が残されている。

P7230034e.jpg       P7230037e.jpg
左:4m滝。これも水線左手をクライム。今日は,下手に巻かずに,全て突っ込む。

右:そして大官山林道へ出る。今日はここまで。ここから上は次回のお楽しみ。次回は,下山で走る距離を長くとったトレランと組み合わせてみたい。

P7230040e.jpg       P7230043e.jpg
左:今はもう車が通ることのない林道・・・ちょうど10年前,この林道で方輪がスタックしてしまいました。あの時は,すぐ後ろから来ていた車に助けられた。『私がスタックした場所は,いつか誰かがはまるだろうから,早めに修繕しないといけない・・・』ということで,これから修繕しようと来ていた人に助けられた訳です。なんという絶妙なタイミング,あの時はお互いに笑ったな~・・・エゾハルゼミの合唱の中,そんなこともあったなと,ふと思い出す。

右:激しく崩れた個所。人が入らない林道には,こんな日中だというのにシカがたくさん寛いでいた。

P7230046e.jpg       P7230048e.jpg
左:いつもは遠回りして走って帰るんだけど,今日は珍しくヤブ漕ぎでショートカット。
右:そして入渓地に降り立つ。車道まで登りかえし,1kmも下れば帰着。

という感じで数時間のお手頃の遡行となりました。今日も無事に下山でき感謝です。

黒岩谷は登れる小滝が散在し,ほどよく遡行を楽しめる沢でした。今回は林道まででしたが,時期を替えて上まで詰めたいと思ってます。

★次回は,天気次第ですが,鍋床谷・右俣の予定です。

沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

掛橋谷 in 川辺川 〔熊本県五木村〕

さて今回は,掛橋谷をお送りします。

川辺川の右岸支流の一つで,短いならがも急傾斜で国見山まで一気に突き上げています。遡行後の下山はお決まりの下山ラン。この周辺は20km以上走れる下山コースが多いので,良いトレーニングになります。

夏空のもと,最高の避暑である沢を堪能してきました。

ではどうぞ。

P7160004e.jpg       P7160006e.jpg
左:川辺川に降り立つ。
右:流れを泳いで横断。入渓地にあった吊り橋は,2014年に撤去されたようです。

P7160010e.jpg       P7160011e.jpg
左:地図に残る昔の軌道跡。
右:下部ゴルジュの入口の4m滝。

P7160012e.jpg       P7160013e.jpg
左:4m滝上の7m斜滝と8m滝。
右:水利施設道の終点。

P7160014e.jpg       P7160016e.jpg
左:清々しさを感じる渓。やっぱり夏の暑い日は沢に限ります。
右:8m滝。

P7160019e.jpg       P7160021e.jpg
左:再びゴルジュになる。
右:その奥には15m二条滝がかかる。この谷最大の大滝です。

P7160024e.jpg       P7160026e.jpg
左:15m滝上にはこの5m斜滝。ここでのんびりしていく。
右:さらに10m滝。右側の岩壁が抉られているのが目を引きます。

P7160033e.jpg       P7160036e.jpg
左:幅5m狭まった門。
右:ここからは植林帯も現れ始め,渓は変化します。この開放感は素晴らしい。

P7160038e.jpg       P7160042e.jpg
左:振り返ってもいい感じです。
右:穏やかに遡行していく。

P7160046e.jpg       P7160051e.jpg
左:すると唐突に両岸が迫りゴルジュ登場。2m,3m滝を越えると,この5m滝。

右:さらに6m斜滝。ここは巻けないので,滝左を登り,上部は滝水の裏をくぐって右手に出て越える。実に面白い滝だった。

P7160053e.jpg       P7160058e.jpg
左:7m斜滝。
右:源流域に達する。

P7160060e.jpg       P7160061e.jpg
左:一登りで尾根筋の登山道に出て・・・

右:一投足で国見山山頂。白チャートでできた尖峰なので,周囲をよく見渡すことができる。

P7160062e.jpg       P7160064e.jpg
左:西方には仰烏帽子山と五木村の中心地・頭地。
右:東方には白髪岳と下山で走る林道・八重線。

P7160065e.jpg       P7160070e.jpg
左:国見山登山口から下山ラン開始。20km程と見立てる。
右:途中からは林道に入る。下界より涼しいので,気持ちいい。

P7160072e.jpg       P7160074e.jpg
左:尾根の先端を回り込むと,国見山が見える。さっきとは逆アングル。

右:昨年9月に遡行した八重谷にかかる10m滝。あの時は工事の気配はまったくなかっただけに残念。

P7160075e.jpg       P7160076e.jpg
左:しばらく進むと未工事区間になり,森の中をトラバースしていく。
右:300mほど進むと再び林道に出る。

P7160077e.jpg       P7160079e.jpg
左:下の方の林道は人が入っていない感じで荒れている。
右:下りきると平野発電所のところで車道に合流。入渓地まではもう少し。

という感じで今日も無事に終了でき感謝。

下部のゴルジュや10m前後の滝場の後は,あっという間に詰め上げましたが,変化もあり良い沢でした。この界隈の右岸支流では,猪焼谷>掛橋谷>平野谷>栗鶴谷という感じでしょうか。あくまで主観ですが。

また下山は20km程だろうと見立ててしましたが,結局27kmでした。国見山登山口から今回と反対の西方に下って帰る場合も,その位の距離になるので,なるべく早く下山したい向きには,脱渓地点に自転車か車デポをお勧めします。今回は林道調査しながら走ったせいもありますが,遡行と同じくらいの時間がかかりました。

梅雨も明けたようなので,これからは泳ぎやシャワークライムを交えた沢を楽しむことができます。そしてお盆は,昨年のお預けだった利根川本谷に再挑戦です。今年こそは・・・です。

★次回は,市房の鍋床谷・右俣をお送りします。遡行者を多く迎える左俣や中俣に比べると地味ですが,なかなかどうして,大滝を擁する下部は一見の価値ありです。

沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

ムコウカマド谷 in 中津無礼川 〔大分県三重町〕

さて今回は,傾山北東面を流れるムコウカマド谷をお送りします。ここも随分と久しぶりで,記録を見ると前回入ったのは2007年なので,10年ぶりとなります。

今回は,ムコウカマド谷を上部まで詰め,最後はソデ尾に詰める支谷を遡行します。

天気はまさに夏日,こんな日には沢が一番,ってことで

ではどうぞ。

P7030006e.jpg       P7030007e.jpg
左:堆積物で丘ができてしまった入渓地点。草まで生えてるし・・・。
右:これは2007年当時のもの。随分と変わったものです。

P7030010e.jpg       P7030012e.jpg
左:3m滝。

右:ほどなく鮎帰りの滝。ここからゴルジュとなります。左右どちらからでも巻けますが,左手の植林帯まで上がって巻くのが一般的。

P7030015e.jpg       P7030019e.jpg
左:巻き道は右手の木の中に見える造林小屋まで続いています。まだ朽ちずに残っていた。

右:ちょっとしたナメ帯。

P7030024e.jpg       P7030026e.jpg
左:いや~いい渓相です。

右:そして4m滝。水量が少ない時は釜を泳いで右手の水線沿いに登れます(フェルト向き)。巻きは左。

P7030034e.jpg       P7030036e.jpg
左:徐々に傾斜がついてくる。
右:13m斜滝。

P7030041e.jpg       P7030043e.jpg
左:右岸から11m滝となって支流が落ちてくる。
右:中央に見えているあの3m収束滝からが,面白いゴルジュ帯。

P7030047e.jpg       P7030051e.jpg
左:7m直瀑,10m斜滝,8m逆くの字滝と越えると,この5m滝が出てくる。ここは右から枝谷が出合うので位置を把握しやすい。水線の右手はフェルト向きのルートです。巻きは右手の草付き。

右:お次は5m端正滝。この谷では際立った形状なので,印象に残りやすい。奥のチムニーはフェルト向きのルートで,出口のCSを回り込むところが高い技術を要します。巻きは,右手の草付きからか,厳しいなら右側を手前から大きめに巻きます。ここを越えるとアオスズ谷との二俣までは5分。

なお,滝を登る場合は,パーティであっても単独であっても,安全の範囲で行動するのが大前提。少しでも微妙さや悪さを感じたなら巻いた方が安全です。沢の一番の目的は,内容がどうあれ,『無事に帰ること』です。

極論すると,滝の一つや二つを登ったところで,それはごく狭い範囲の自己満足でしかありません。滝を登ろうが巻こうが,それは遡行という全体図のほんの一部にしか過ぎないこと,滝登りには致命的な危険性が内在していること,を常に意識しておかないと,いつかは事故を起こしてしまいます。緊張感の中,滝を登った時の達成感は,確かに,非日常的な魅力に溢れており,それが沢の魅力の一つになっていると強く感じます。しかしそれと同時に,それは,危険性に下支えされたものだということを,ただ漠然と意識するだけではなく,明確なイメージを伴って,形あるものとして認識しておく必要があります。

P7030055e.jpg       P7030056e.jpg     
左:そしてアオスズ谷との二俣。右がアオスズ谷(10m滝)で,左がムコウカマド谷(15m滝)になります。

右:2007年当時のもの。この時は雨後で増水していた。岩場のコケが増えているところに時の流れを感じます。

P7030061e.jpg       P7030064e.jpg
左:今日は蒸し暑いのでこんな釜は泳ぐのにもってこい。あ~気持ちいい。

右:そして二俣。ここの左支谷も遡行候補。右滝は水量が少ない時には水線右手を登れます。

この後左から支谷が出合います。この谷は東傾に直接突き上げるので,東傾谷と仮称します。ここも10年前に遡行しているので,この機会に紹介します。

P7030087e.jpg       P7030088e.jpg
左:出合いからほどなく出合う30m滝。意外な発見でした。
右:上部は荒れ気味の区間もありますが,自然が色濃い谷でした。

さて,ムコウカマド谷に戻って遡行の続きです。

P7030071e.jpg       P7030076e.jpg
左:東傾谷との出合いからすぐに37m二段滝の登場。ムコウカマド谷に懸かる3本の大滝のうちの一つです。右手の小尾根を巻き,滝頭と同じ高さになったら左トラバースでちょうど滝頭に着きます。

右:8m斜滝。ムコウカマドには,このタイプの滝が多く見られます。

P7030081e.jpg       P7030084e.jpg
左:ゴルジュ状の最奥に懸かる5m滝。
右:30m程の長さのナメ帯にかかる斜滝。もうすぐでソデ尾谷との二俣です。

P7030093e.jpg       P7030097e.jpg
左:ソデ尾谷にあった奥之院的な場所。ここは実に良い雰囲気でした。
右:周囲の森もいい感じになっている。

P7030099e.jpg       P7030101e.jpg
左:そして一登りで尾根のコルへ抜ける。呆気なく詰めあげた感じでした。ここで着替えていると,ボロっとビー玉のようなものが剥がれ落ち,何だろ・・・と思ってみると,丸々と膨らんだヒルでした。足元を調べると左足首に5カ所ほど出血している場所が・・・見事に吸われてしまいました。

昔は忌避剤を使ったりしていましたが,今は吸われるがままです。爽快なことも不快なことも含めて,自然の中で遊ばせてもらうとは,こういうことだと思うのでそれに従うことにしています。それにしても,微量な炭酸ガスを検知,気づかれずに素早く忍び寄り,痛みもなく吸血するヒルの技には脱帽です。まさに自然界の隠密・ステルスですね。

右:下りはいつものごとく走る。東傾から冷水林道まで2kmほど降りて,残り5kmも走れば帰着。

という感じで今日も無事に下山でき感謝。やっぱり夏の暑い日には沢に限ります。猛暑でも,泳げば涼しく過ごせます。

久々のムコウカマド谷でしたが,やはり名渓だと感じました。ゴルジュ,大滝,ナメなどの造り,自然の原始性など,昔の軌道跡などは残りますが,この時代に色濃く自然を残している場所だと思います。ベニガラ谷,ムコウカマド谷と再訪してきましたので,次はクワズル谷の右俣かな。傾山周辺の自然は魅力に溢れています。

★次回も沢をお送りします。新規開拓もいいですが,久々に訪れる沢もまたいいので,場所は決めかねています。

沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME |