FC2ブログ

九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

猪の内谷支流・竹の畑谷(仮称)

予定では屋久島のビワンクボ谷遡行・カネオリ谷下降でしたが,出発前日に予報が急変したので,購入していたチケット類を全てキャンセルし,近場の沢に切り替えました。ここはまた次回ですね。

転進先は,2013年5月に遡行した猪の内谷の右岸支流・竹の畑谷。

前回の遡行時に出合から大きな滝が見えていたので,いつかは・・・と思っていた一本でした。快晴で涼しい風が吹く中での遡行となりました。新たな発見はあるのでしょうか?

ではどうぞ。

P5200004f.jpg       P5200006f.jpg
左:下鹿川橋の先から入渓。やっぱり沢は晴れの日に限る。空には雲一つない。
右:7m二段滝。

P5200009f.jpg       P5200011f.jpg
左:若葉の時期は,渓に差し込む光線が陰影を刻むので,美しさに満ちている。
右:4m滝。小ぶりながら周囲の造りが荒々しい。

P5200013f.jpg       P5200016f.jpg
左:10mスダレ滝。実に涼やか。

右:滝上のナメから振り返る。森の中からは「ヒュルルルルル・・・」とミサイルが落ちていくような,独特な鳴き声が聞こえる。この時期に渡ってくる夏鳥・アカショウビンだ。未だにその姿を見たことがないので毎回探しますが,なかなか見れない鳥の一種です。この鳥は,雨を呼ぶ鳥とも言われているので,「こんなに快晴なのに今日は後から雨が降ってくるのか?」と訝しく思いました。

P5200019f.jpg       P5200023f.jpg
左:美しい8mスダレ滝。
右:屈曲点に懸かっている。

P5200025f.jpg       P5200028f.jpg
左:8m滝のすぐ上で左から竹の畑谷が出合う。690m地点の俣。ここから標高差で約220m,等高線が詰まっているので,大滝がある可能性があります。

右:出合から見える最初の53m大滝。前回見た時には48mくらいかな・・・と思っていましたが,上部に下から不可視な部分があり,今回53mと判明。左手を巻いていきます。

P5200029f.jpg       P5200030f.jpg
左:巻き途中のテラスにて。滝の上部を一枚。
右:岩壁は砂岩でハングしているので取り付く島もない。

P5200036f.jpg       P5200038f.jpg
左:滝頭から一枚。ツツジが一本,見事な赤を放っていた。
右:少し急傾斜部を登ると,何やら大滝の気配が・・・。

P5200043f.jpg       P5200045f.jpg
左:で,でた~!凄い!なんじゃこら~。大滝No.2。

右:壮観,壮大,爽快。いや~,やっぱりありましたね!それもこんなに凄いのが。会えて良かった。

P5200051f.jpg       P5200054f.jpg
左:荒々しい造形と優雅な流れの見事な調和。やられました~。
右:滝の上部と差し込む陽光。

P5200056f.jpg       P5200060f.jpg
左:巻きは右手。下部はこのような岩壁・灌木帯。切れ落ちたところを登っていくので一挙手投足を確実に。

右:大滝上には,もう一つ連続した10m滝があり,落差は70mと判明。いや~実に凄い滝だった。上部岩壁は立っているので,右往左往して上へ抜けるルートを探す。

P5200063f.jpg       P5200064f.jpg
左:復渓。ここの巻きには40分もかかったので,左巻きが正解だったかも。

右:さらに上流には10mダブルチョックストーン滝。単なる支流とは思えない迫力です。

P5200065f.jpg       P5200066f.jpg
左:露岩岩からの眺望。
右:先ほどの10m滝を上から見下ろす。造りが実に大きい。

P5200068f.jpg       P5200070f.jpg
左:ようやく渓相が落ち着く。
右:10m斜滝。

P5200072f.jpg       P5200075f.jpg
左:植林の急登をインターバル形式で登ると・・・
右:尾根筋へ抜ける。この頃から一気に雲が湧き出してきた。

P5200079f.jpg     P5200084f.jpg
左:尾根筋では真っ赤なツツジが目を引く。
右:新緑と絶妙な色合い。

P5200089f.jpg       P5200090f.jpg
左:ブナの森を登っていく。
右:庭園風な景観。

P5200091f.jpg     P5200095f.jpg
左:そして竹の畑山。2年ぶり。
右:下山は1014m点のある尾根にとる。

P5200099f.jpg       P5200105f.jpg
左:どうやらここはルートになっている感じ。ピンクテープやこのようなケルンがある。

右:尾根上1014m点の先で作業道に降り立つ。この道は地形図には不記載ですが,2年前に竹の畑山谷(今日のとは別の谷)を遡行した時に作業道を確認していたので,この辺りに道があることはわかっていました。それを見越してのルート取りです。

P5200107f.jpg       P5200112f.jpg
左:作業道をつないで走る。道の分岐点には,竹の畑山を示す標識があったので,やはりルートとして整備されているのでしょう。

右:帰途,今日を振り返る。あれほど真っ青だった空は,たった1時間ほどで灰色の雲に覆われてしまい,小雨まで降り始めました・・・日中に聞いたアカショウビンの鳴き声を思い出し,野生の凄さを痛感。

という感じで半日ながらとても充実した沢となりました。自然から生きる活力をたっぷり頂き,今日も感謝です。

いや~ここは大当たりでした。特にあの53mと70mの大滝2本。雨後のタイミングを狙っていけば,もっと素晴らしい姿で対面できると思いますし,あのような大滝がまだあったとは・・・。「未知の探求」,これこそが自分が心から求めているものだと感じさせられた遡行となりました。

★次回も沢になります。遡行先は,傾山南西面の『クワズル谷・右俣』です。2003年頃に遡行していますが,デジタル記録を残すための再訪となります。

スポンサーサイト
沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

笠松谷遡行&中ん谷下降 in 日之影川〔宮崎県日之影町〕

さて今回は,日之影川支流・見立谷の上流部の支流をお送りします。

祖母・傾縦走路の笠松山に南東面から突き上げる笠松谷を遡行し,その西隣の中ん谷を下降するコースです。低気圧通過後のよく晴れ渡った中での遡行となりました。

ではどうぞ。

P5140451f.jpg       P5140452f.jpg
左:木漏れ日が素晴らしい林道を少し歩いて,
右:まずは笠松谷に入渓。

P5140455f.jpg       P5140457f.jpg
左:やっぱり沢は晴れた日に限ります。
右:雨の影響で普段より増水している模様。

P5140460f.jpg       P5140468f.jpg
左:水の躍動。
右:小滝ながら収まりが良い。

P5140470f.jpg       P5140473f.jpg
左:じわじわ登っていく。
右:この谷最大の6m緩トユ滝。

P5140482f.jpg       P5140487f.jpg
左:源流域は自然林が残っており,いい感じ。
右:振り返ると傾山。

P5140490f.jpg       P5140492f.jpg
左:この時期の森は下草が少なく,涼しいので快適快適。
右:そして久々の笠松山。

笠松谷,のんびりと遡れました。下降にも十分使えそうです。ここからは縦走路を少し本谷山方面へ歩いてから,中ん谷へ下ります。

P5140498f.jpg       P5140501f.jpg
左:山上はまだ新緑の時期。
右:あっという間に中ん谷に降り立つ。

P5140504f.jpg     P5140508f.jpg
左:上流の渓相。
右:小滝もちらほら。

P5140510f.jpg       P5140512f.jpg
左:段状の流れ。
右:この谷は岩盤がよく発達している。

P5140514f.jpg       P5140517f.jpg
左:岩盤に懸かる2m滝。
右:同じく4m滝。

P5140520f.jpg     P5140522f.jpg
左:う~ん,こっちを登るべきだったな~と感じる。
右:締めの6m滝。今回で最も際立った滝でした。

という感じで全部で約4時間のお気楽な沢登りでした。何事もなく下山でき今日も感謝です。

笠松谷と中ん谷は,一度は遡行してみたかったところでした。ガツガツいく沢も良いですが,今日見たいにのんびりと沢歩きを楽しむのもまた違った楽しみがありました。やっぱり沢はいい!と実感した一日でした。

★次も沢になります。行く先は天候次第で,良ければ屋久島のビワンクボ遡行・カネオリ下降,悪ければ未定です。

沢(九州) | コメント:0 | トラックバック:0 |

2018 屋久島南北往復トレラン

さて,先日の宮之浦川遡行に続き2018GWのイベント,屋久島の南北往復に挑戦してきました。

これまで,島一周(約97km),島横断(永田-安房/約54km),島縦断(楠川-栗生/約42km)と思いつくまま走ってきて,今回は島の反対側に行った後に戻ってくるコースを思いつきました。

走る前は,今の自分にできるかどうかわかりませんでしたが,やれるという気持ちでやらないと新しいものはできないし,できないというのは思い込みでしかなく,できると思って取り組めば必ず前に進める,そう信じて挑んできました。

コースは,尾之間交差点~(自転車移動)~大川林道入口~花山歩道~永田岳~宮之浦岳~高塚小屋~竜神杉~神之川林道~宮浦小前~楠川歩道入口~三本杉~辻峠~トロッコ道~大株歩道入口~高塚小屋~宮之浦岳~花之江河~淀川登山口~鯛ノ川渡渉~尾之間歩道入口~尾之間交差点です。

かな~り長くなりますが一気にいきます。

ではどうぞ。

P5040012f.jpg     P5040014f.jpg
1左:5:00ちょうどに尾之間交差点を出発。
2右:今日と明日は天候が回復する見込み。今朝はまだ強風が残る。

P5040013f.jpg       P5040018f.jpg
3左:自転車だと快適に走れる。

4右:そして1時間17分で大川林道入口着。ここに自転車を置いてランに切り替え。

P5040021f.jpg       P5040025f.jpg 
5左:樹間から大川の滝が見える。
6右:まずは足の様子を確かめながら登る。

P5040026f.jpg     P5040029f.jpg
7左:林道を登っていく。やっぱり先日の宮之浦川の疲れがまだ残っているが,あまり深くは考えず,ただただ歩を前へ進めていく。

8右:そしてちょうど1時間で花山歩道入口。ここからは山道です。

P5040033f.jpg       P5040034f.jpg
09左:朝日を浴びながら,
10右:すがすがしい森の中を歩く。

P5040041f.jpg       P5040045f.jpg
11左:ここ花山歩道は,
12右:森が素晴らしいことで有名です。湿度が高いとヒルも出ますが・・・。

P5040048f.jpg       P5040051f.jpg
13左:木の大きさに,
14右:思わず立ち止まり,見上げてしまいます。

P5040053f.jpg       P5040056f.jpg
15左:花山広場の巨木。ここは本当に良い森です。
16右:何気ない道標。

P5040057f.jpg     P5040061f.jpg
17左:コース上には現在地がわかる案内板がある。

18右:樹間から永田歩道上の桃平(ももんた)が見えた。ずいぶんと標高が上がってきた。

P5040065f.jpg     P5040066f.jpg
19左:咲きかけのシャクナゲ発見!GW期間中では初めて見ました。今年は花が早いですね。

20右:大石展望台。ここまでくれば鹿之沢小屋まであと少し。

P5040067f.jpg       P5040070f.jpg
21左:快適な道をサッサッと駆け抜けると,

22右:久々の鹿之沢小屋。夜になるとガサガサと動き回り,食料を齧るここの名物・チュー太は元気だろうか。

P5040072f.jpg     P5040073f.jpg
23左:ツツジのピンクが目を引く。

24右:永田尾根を見下ろす。強風とガスで視界があまりきかない。すると,この辺りで足首を痛めた登山者がいた。のちに,ヘリの音が聞こえたので,おそらく無事に収容されたのだろう。

P5040075f.jpg     P5040079f.jpg
25左:尾根筋は笹原なので走りやすいが,ガスと強風に弄ばれる。これでガスがとれなかったら宮之浦川の時と同じなので,今年はゴールデンウィークならぬ,ガスウィークと名付けてやる,と思ったりもする。

26右:永田岳の肩を越える。

P5040081f.jpg       P5040084f.jpg
27左:永田岳山頂。
28右:そしてすぐに宮之浦岳を目指す。

P5040089f.jpg       P5040090f.jpg
29左:宮之浦川源流。
30右:徐々にガスが晴れてきた。

P5040094f.jpg       P5040098f.jpg
31左:永田のコル。良いテン場がある。
32右:いや~快適です。

P5040102f.jpg     P5040108f.jpg
33左:あっという間に焼野三差路。14時間後に再びここを通ることになる。(写真99左)

34右:そして宮之浦岳の登りの途中で,ガスが切れ始め青空がのぞき始めた。

P5040111f.jpg       P5040122f.jpg
35左:こうなると足取りも軽く,

36右:山頂~。GW2度目にして,晴れてくれました。ここまで大川林道入口から距離15,37km,累標2,396m,5時間40分。まずますのペースだが,まだまだ序盤なので気楽に走る。

P5040124f.jpg     P5040128f.jpg
37左:淀川登山道方面。
38右:今から下る大株歩道方面。

P5040131f.jpg     P5040134f.jpg
39左:峩々たる永田岳と北尾根。
40右:宮之浦川源流。まだ2日しか経っていないが,既に思い出。

P5040136f.jpg     P5040141f.jpg
41左:東に目をやると小瀬田のシンボル・愛子岳の向こうに種子島が見えた。今日は空気が澄んでますね。

42右:宮之浦岳を振り返る。

P5040143f.jpg     P5040146f.jpg
43左:平石のマスク岩。それにしても見事な造形。誰かが意図して彫ったかのよう。

44右:再び愛子岳。この付近は眺めが素晴らしいので,写真を何枚も撮りたくなります。

P5040150f.jpg       P5040153f.jpg
45左:再び永田岳。右のネマチは宮之浦川の中からも見え,源流域へ達したことを知らせてくれるアイコン。

46右:白砂の登山道と宮之浦岳。素晴らしいとしか言いようのない風景です。

P5040165f.jpg       P5040166f.jpg
47左:白砂の道がきれいです。
48右:だいぶん下ってきました。

P5040171f.jpg     P5040177f.jpg
49左:下山途中にて。
50右:新高塚小屋。

P5040181f.jpg       P5040183f.jpg
51左:高塚小屋への道中の巨木。
52右:同じくヒメシャラ。

P5040186f.jpg     P5040187f.jpg
53左:下りで使う尾根を眺める。
54右:そして高塚小屋。宮之浦岳から1時間40分。順調。

P5040192f.jpg       P5040193f.jpg
55左:道は明瞭。
56右:いい森が広がる。

P5040196f.jpg     P5040198f.jpg
57左:ここは特に巨樹が多かった。
58右:宮之浦の町を見下ろす。

P5040215f.jpg       P5040218f.jpg
59左:そして龍神杉。
60右:この木は迫力あり。

P5040220f.jpg       P5040222f.jpg
61左:一気に下っていく。
62右:琵琶窪(ビワンクボ)の左岸支流を渡る。

P5040224f.jpg       P5040229f.jpg
63左:石畳の道を抜けると,
64右:昔のトロッコ道に出て走る。

P5040234f.jpg       P5040237f.jpg
65左:西日の当たる照葉樹の中を,
66右:石畳に誘われて進む。

P5040239f.jpg       P5040242f.jpg
67左:ここも美しい場所でした。
68右:ほどなく作業道終点。

P5040245f.jpg       P5040247f.jpg
69左:ひと下りで神之川林道三差路。5日前に宮之浦川遡行のスタートとなった地点です。

70右:夕暮れの神之川林道を走る。

P5040249f.jpg     P5040251f.jpg
71左:さっきの三差路から3,5kmほどで林道入口へ。
72右:ここからはロード。

P5040252f.jpg     P5040254f.jpg
73左:ロード4kmで宮浦小前。ここまで宮之浦岳から距離19,67km,累標424m,5時間48分。

74右:宮之浦川。なかがわスポーツさんでアミノバイタルを補給。

P5040257f.jpg     P5040260f.jpg
75左:楠川へ移動。
76右:今日の美しい夕暮れを堪能。

P5040262f.jpg     P5040264f.jpg
77左:さて,これからいよいよ夜ラン。去年も走った楠川歩道へ。
78右:明日は良い天気だな。

P5040266f.jpg       P5040267f.jpg
79左:夜の林道をじっくり登っていくと,
80右:作業道終点へ。

この先で迂闊にもこれまでの行程を記録したメモを落としてしまい,三本杉からはレシートの裏にデータをメモしていくはめに・・・。後日,無事にメモは回収できましたが,やってはならない失態でした。

P5040270f.jpg       P5040271f.jpg
81左:ヨシトギの急坂を登っていく。
82右:昔の地形が残る場所もある。

P5040273f.jpg       P5040275f.jpg
83左:そして三本杉へ。今年もまた来たよ!

84右:ここから白谷雲水峡までの道はじっくりとルートを見定めていく。

P5040276f.jpg     P5040278f.jpg
85左:そして三本杉から41分で雲水峡の道に合流。ここまで来れば気楽に走れるようになる。

86右:くぐり杉。

P5040280f.jpg       P5040282f.jpg
87左:辻峠。
88右:辻峠からの下り。

P5040283f.jpg       P5040284f.jpg
89左:楠川分かれ。ここからは荒川登山道のトロッコ道に合流。
90右:夜のトロッコ道を走る。

P5040287f.jpg     P5040290f.jpg
91左:大株歩道入口。なんかここまであっという間だった。

92右:20分登るとウィルソン株。ここからがいよいよ登りの核心。宮之浦岳までの登りさえこなせば,ゴールは見える。

P5040291f.jpg       P5040295f.jpg
93左:よく整備された木道。

94右:木の根くぐり。これが出てくると縄文杉は近い。残念ながらデジカメのフラッシュ程度の光量では縄文杉をうまく映せず,そのまま走り過ぎる。

縄文杉の先にある高塚小屋では,夜な夜な,「縄文杉はどこですか?」と聞いてくる幽霊が出るそうだが,もし今そんな幽霊が出てきて,そんなこと聞いてきたら,「歩いてすぐそこタイ!」ってぶっきらぼうに答えていたことでしょう。懸命に登っているのに,そんなことにかまっている時間はありません。

P5050304f.jpg       P5050305f.jpg
95左:昼間も走った道を逆走していく。
96右:今宵は良い月が出ている。

P5050310f.jpg       P5050311f.jpg
97左:平石のマスク岩のところ。夜間は視界が利かず写真をあまり撮れないので,行程が伸びる。

98右:昨日の昼に走った笹原。

P5050314f.jpg     P5050318f.jpg
099左:焼野三差路。写真・33に同じような昼間の写真があります。約14時間前のことです。

100右:焼野からひと登りで宮之浦岳。今年のGWだけで3回目の登頂。ここまで楠川から距離20,7km,累標2,306m,7時間40分。

P5050321f.jpg     P5050322f.jpg
101左:現在3:03。夜明けは5:29なので,ここで2時間20分ほど震えながら耐え忍ぶ。山頂下のスラブには薄氷が張っていたので,気温は氷点下近くまで下がっている模様。疲れをとるために仮眠しようにも寒さで眠れないが,動かないことで休養にはなる。

102右:そろそろ夜明けが近づいてきた模様。

ここからは言葉は要らないと思いますので,コメントなしでいきます。

P5050325f.jpg       P5050328f.jpg

P5050331f.jpg     P5050334f.jpg

P5050336f.jpg       P5050338f.jpg

P5050340f.jpg     P5050343f.jpg

P5050345f.jpg     P5050346f.jpg

P5050348f.jpg     P5050349f.jpg

P5050351f.jpg     P5050355f.jpg

P5050357f.jpg       P5050359f.jpg

P5050361f.jpg     P5050365f.jpg

P5050368f.jpg     P5050370f.jpg
103左:名残は少しだけ残しておいて,山頂を後にする。
104右:とうとう最後の下り区間(宮之浦岳~尾之間)。最後まで気を抜かない。

P5050372f.jpg       P5050378f.jpg
105左:種子島があんな風に見えるとは驚きでした。
106右:足先が寒さで固まってうまく走れない。

P5050380f.jpg     P5050384f.jpg
107左:尾根を越えるところ。宮之浦川の時にはガスっていたが,今日は快晴。
108右:宮之浦岳を振り返る。いつも感動をありがとう,また来るよ!

P5050385f.jpg     P5050387f.jpg
109左:黒味岳と投石平。
110右:尾根筋でも水は豊富。

P5050389f.jpg       P5050391f.jpg
111左:花之江河。
112右:枯れ木にも風格があるな~。

P5050394f.jpg       P5050397f.jpg
113左:小花之江河からは石畳や,

114右:白砂の下りやすい道を走る。この辺りから登山客と多くすれ違うようになってくる。

P5050398f.jpg     P5050399f.jpg
115左:相変わらず息を飲むような美しさの
116右:淀川。

P5050402f.jpg     P5050403f.jpg
117左:そして淀川登山口。
118右:向かいの尾之間歩道に突入。

P5050404f.jpg       P5050406f.jpg
119左:古びた標識。
120右:早朝の森は心地よい。

P5050409f.jpg     P5050412f.jpg
121左:樹間の切れ目から。
122右:右手に尾之間への最後の登りである1200mコルが見えた。

P5050417f.jpg       P5050420f.jpg
123左:尾根上のコルから南に下っていくと,

124右:鯛ノ川渡渉地点。対岸に渡る最後の飛び石が水没しているので,靴を脱いで,少し上流を裸足で渡る。

P5050422f.jpg       P5050425f.jpg
125左:坂を上ると,
126右:先ほどの1200mコルへ。ここからは下り基調。ゴールの尾之間が視界に入った!

P5050428f.jpg       P5050429f.jpg
127左:山腹をトラバースしたり,上下したりして進むと,

128右:蛇の口ハイキングコースに合流。ここまでくれば,ゴールは間もなく。

P5050431f.jpg       P5050434f.jpg
129左:沢を渡るところのスラブは以前より草付が剥げており,スッキリしている。
130右:このコースは快適に走れるので行程が捗る。

P5050437f.jpg       P5050438f.jpg
131左:そして亜熱帯性の植物性が増えてくると,
132右:尾之間歩道入口へ。

P5050440f.jpg       P5050441f.jpg
133左:尾之間温泉に,
134右:モッチョム岳。やりました,無事に降りてきました。

P5050445f.jpg     P5050446f.jpg
135左:尾之間三山を眺める。下界は暑いくらい。宮之浦岳山頂でのあの寒さとのギャップが凄い。

136右:そして昨日の5:00に出発した尾之間交差点。宮之浦岳から距離16,26km,累標723m,6時間57分。

という感じで,総距離75,25km,累積高度5,974m,30時間11分のラン旅は終わりました(自転車移動分を除外)。今回もケガなく走りきれたことに感謝です。

いや~終わってしまうと,30時間なんて本当あっという間です。「昨日の今頃は●●を走っていたな~」と思い返しても,もうそんなに時間が過ぎたのか,という感覚です。今年のGWは宮之浦川にしろ,今回のランにしろ,色々なことに恵まれての完遂だったと感じています。決して良くはなかったがタイミングが良かった天候や,色々とお世話になった遡行人さんに感謝です。また来年も新たな挑戦を思い描き,それが達成できるよう,これからも,ひたすら己の心技体を極めていこうと思っています。

★次回は沢をお送りします。場所は今のところ未定です。

トレイルラン | コメント:0 | トラックバック:0 |

2018 宮之浦川遡行 DAY❸

さて今日は最終日。上部ゴルジュ帯から上部と下山をお送りします。

ではどうぞ。

P5010384f.jpg     P5010385f.jpg
1左:今朝は高曇り。抜けるまでは何とかもってほしい。
2右:一晩お世話になった塒。

P5010388f.jpg       P5010392f.jpg
3左:この辺りになると谷は源流の様相を呈してくる。
4右:右岸には雪渓が残っていた。今冬は雪が多かったもんな。

P5010393f.jpg       P5010395f.jpg
5左:いよいよ上部ゴルジュ。

6右:7mCS滝が通せんぼ。このゴルジュは,少し戻って右岸巻き。前回は高く巻きすぎたり,ルーファイも適当だったので2時間かかった。今回はそれよりも低い場所を効率的に巻いていく。

P5010397f.jpg       P5010398f.jpg
7左:今朝のテン場。ドンピシャの場所だった。こういう場所を一発で探し出すのは,さすが遡行人さんです。

8右:ヤブ漕ぎ中に一息。

P5010399f.jpg       P5010400f.jpg
09左:灌木が少ない斜面を繋いでいく。
10右:右奥には寝待(ネマチ)のピークが見えてきた。

P5010401f.jpg     P5010402f.jpg
11左:ゴルジュ中の滝。

12右:そして1420m付近で復渓。所要時間は80分。前回の3分の2程度で済んだので,無駄なく効率的に巻けたと思います。

P5010404f.jpg       P5010405f.jpg
13左:美しいトロ。
14右:4m滝。

P5010406f.jpg       P5010407f.jpg
15左:すっかり源流的。
16右:最後の大きな二俣。左を取る。

P5010410f.jpg       P5010412f.jpg
17左:20m四段滝。最下段の滝は右手から越える。
18右:上段の滝は右手のスラブから。

P5010414f.jpg       P5010415f.jpg
19左:たまにヤブっぽくなるが,
20右:基本的にこんな感じ。

P5010417f.jpg       P5010418f.jpg
21左:ちょっとした滝や,
22右:ビバーグに良さそうな平岩があったりする。

P5010419f.jpg       P5010420f.jpg
23左:流れは急速に細ってくる。
24右:前回ドボンした水深2m程のポットホール。晴れていたら水浴びにもってこい。

P5010421f.jpg       P5010423f.jpg
25左:最後のゴルジュ。
26右:ここは水線沿いにいける。

P5010425f.jpg     P5010428f.jpg
27左:そして源頭に達する。左俣は焼野から標高差で50m程下に詰め上がり,右俣は焼野から永田岳へ50mよりの登山道に抜ける。

28右:この辺りには登山道も含め,このような長石の大きな結晶が花崗岩に付随してきます。

P5010429f.jpg       P5010432f.jpg
29左:源頭最上部。

30右:この膝高のヤブを1~2分漕ぐと登山道へ。ヤブが薄く理想的な詰め。尾根を挟んですぐ左側の安房川右俣右沢のヤブが激烈なのに比べ,本当に軽いヤブ漕ぎでした。

P5010433f.jpg       P5010435f.jpg
31左:20分程登り,九州最高峰・宮之浦岳(1,936m)へ。
32右:雨が降り始めたのでそそくさと下山。

P5010436f.jpg     P5010437f.jpg
33左:投石平の岩屋。
34右:高層湿原である花之江河。

P5010438f.jpg     P5010440f.jpg
35左:花之江河から一下りで淀川。雨が降っても相変わらずの美しさ。

36右:そして淀川小屋から40分程で,終点・淀川登山口。これにて2018年・宮之浦川はおしまい。

予報より天気の崩れが早く,全日,青空の下での遡行とはなりませんでしたが,ガスや曇りがあったことで,色々な状況の中での遡行を楽しむことができました。また,最後,登山道に抜けてから雨脚が強まったことを考えると,良くない天気ながら,タイミングよく遡行させてもらいました。

こうして遡行は終わりましたが,残念ながら初回程の強烈な印象はありませんでした。なんか呆気なく詰め上がったような気さえします。おそらくそう感じるのは,遡行人さんという強力なパートナーがいたからこそだと思います。しかし,屋久島の他の沢と比べ,宮之浦川は間違いなくNo.1の沢であることに違いありません。総合的な体力,巻きのルート読みと厳しさ,人工を交えた登攀,等々沢登りの醍醐味を感じさせてくれます。

最後に・・・2003年(左)と2018年(右)

P5080447f.jpg       P5010445f.jpg

★次回は『屋久島往復75km』をお送りします。島を北へ縦断し,折り返して南へ縦断するものです。これまでは,永田~安房の横断,楠川~栗生の縦断を単発でしてきましたが,今回は,尾之間起点で向こうへ行って帰ってくるトレランになります。


沢(屋久島) | コメント:2 | トラックバック:0 |

2018 宮之浦川遡行 DAY❷

さて,2日目です。

朝,起きると曇空からはポツポツと雨の雫が・・・「予報と違うやん」と思いつつ,まだ撤退するほどではないので,そそくさと準備をしていきます。

P4300196f.jpg       P4300200f.jpg
1左:早暁の一コマ。

2右:右岸チムニールート。赤丸はテラスになっている場所で,登攀の終了点です。そこからは斜面を15分ほどで,尾根上の930mコブに出ます。

P4300202f.jpg       P4300204f.jpg
3左:M5谷を望む。正面には巨石があり,これを越えるのも一苦労でした。
4右:龍王滝と広い釜。

P4300206f.jpg       P4300208f.jpg
5左:うっすらとかすみ幻想的。さて,いよいよ右岸チムニー越えに入ります。

6右:まずは,倒木を右手に見ながら岩の下をくぐり,10mほど登るとここに出ます。頭上は先日,紹介した頭を押さえるチョックストーンです。

P4300210f.jpg       P4300211f.jpg
7左:ここから左手に5m程左上するように登ると,

8右:ルートであるチムニーの入口です。中には縦フレーク状に岩塊が突き出ており,これを利用して越えれそうです。

P4300212f.jpg       P4300213f.jpg
09左:登攀開始。

10右:中間部やや下にある垂直に近い区間で奮闘しています。ここはいったんチムニーから体を出して,外にあるスタンスを求め,再び中にあるフレーク状に取り付いて越えますが,外に体を出す一歩に覚悟が必要でした。

P4300214f.jpg       P4300215f.jpg
11左:その区間を越えると傾斜が緩むので一枚。
12右:さらに少し上で龍王滝を。

P4300216f.jpg       P4300218f.jpg
13左:さらに登ると最後にCSが頭上をふさぎます。最後にとったランナーは足元5m下ですので,この辺りでランナーをとっておきたかったですが,リスはハーケンを受け付けず,決まりそうなキャメロットNo.1は下で使っていたので使えず・・・しばらく探していましたが諦め,覚悟を決めて左上のテラスに上がり込みます。

14右:そして無事にテラスに上がり込む。ここまで登れば一安心。結果論ですが,ここで何とかしてビレイポイントを作って荷揚げをした方が良かった。実際はこの上の灌木帯でビレイしたため,ロープが屈曲し,遡行人さんとの意思疎通が困難になり,荷揚げでは大変なご迷惑をおかけしました。この場でもお詫びさせてもらいたいと思います。

P4300219f.jpg       P4300222f.jpg
15左:龍王滝の下段40mより高い位置まで登ってきました。このチムニーは15mほどでした。

16右:そしてこれが2ピッチ目。岩や泥が混じったガリー状です。

P4300225f.jpg       P4300227f.jpg
17左:ここには2つのCSがあり,一個目は狭い穴を潜って上へ抜けますが,ザックを上げるのに難儀しました。その穴の下にて。

18右:龍王滝の中段と下段を眺める。

P4300229f.jpg       P4300231f.jpg
19左:そして2つ目のCSは窓状になっており,その隙間をうまい具合に抜けていきます。

20右:抜けた左手の岩はテーブル状になっており,今朝のテン場が見えました。

P4300233f.jpg       P4300240f.jpg
21左:龍王滝の中段と下段もくっきり見えます。
22右:そしてここからは急な斜面を登っていきます。

P4300241f.jpg       P4300245f.jpg
23左:龍王滝の上段も見えた。
24右:いつの間にか辺りにはガスが立ち込め,小雨が降ってきた。

P4300246f.jpg       P4300249f.jpg
25左:930mコブからいったん下って尾根を辿ります。
26右:そして1050m付近のコル状から右下へトラバース気味に下り始めます。

P4300250f.jpg       P4300253f.jpg
27左:ガスの晴れ間に周囲の地形を確認して,歩いて下れそうなガリーを下ると,
28右:見事に復渓。お見事でした。

P4300256f.jpg       P4300263f.jpg
29左:5時間ぶりの沢を少し進むと・・・

30右:ついに来た,宿願の『漏斗滝』10m二段。やっとここまで来れました。ここからはしばらくコメントなしです。

P4300264f.jpg       P4300269f.jpg

P4300272f.jpg     P4300277f.jpg

P4300278f.jpg       P4300281f.jpg

いや~写真に違わず,素晴らしいというか,異形な滝でした。写真では散々目にしていただけに,実物を見ると『あ~これか~』と達成感のようなものが湧いてきます。15年は長いようで短かったです。宿願成就。

P4300283f.jpg       P4300284f.jpg
31左:この漏斗の滝が懸かる屈曲部は,左から2本入ってくる枝谷の右手の谷を30mスダレ滝付近まで登り,右手の尾根のコルを目指します。

32右:もう少しでコルです。

P4300288f.jpg       P4300290f.jpg
33左:コルの先から下ると谷へ戻り,すぐに10m斜滝が出てくる。
34右:その拡大写真。ここは左手を巻きます。

P4300298f.jpg       P4300300f.jpg
35左:一段上がり,そこから左上にあるスラブの下を下流へ戻るような感じで巻いていく。

36右:スラブの上端(谷床から高度で50~60m程)まで巻いたら,再び上流側へこんな感じでトラバース。

P4300302f.jpg       P4300305f.jpg
37左:岩を鷲掴みにした岩。荒々しいというか逞しいというか・・・自然の凄さに溢れている。

38右:そして懸垂で谷へ下る。

P4300306f.jpg       P4300308f.jpg
39左:10m程の懸垂で復渓。この辺りは遡行人さんの見事な読みでした。前後を見たら,もっと高さのある岩壁でしたので,ベストな下降だったと思います。

40右:10m程の滝上から下流を眺める。ガスで朧気ながら魅惑的な雰囲気。

P4300311f.jpg       P4300313f.jpg
41左:降り立った場所は,この20m滝の下。
42右:この滝はなぜか『あっかんべー』をしているように感じます。

P4300318f.jpg     P4300320f.jpg
43左:ここは左の支谷との尾根を巧みに巻いていくと,
44右:ドンピシャで,前述の20m滝の頭に降り立てます。

P4300323f.jpg       P4300325f.jpg
45左:ここからは谷沿いに進めるようになり,行程が捗ります。今日の遡行で初めて,まともに谷沿いに進めます。

46右:何とも幽玄的な世界。モノクロの世界ですが,実に奥深く感じてしまいます。

P4300328f.jpg       P4300332f.jpg
47左:4m滝と巨石。
48右:左手のスラブ壁との間に挟まれた二段滝。

P4300334f.jpg       P4300336f.jpg
49左:植栽したかのような杉。
50右:前回は,谷に降りている樹林を下って,この付近で谷に戻ってきました。

P4300339f.jpg       P4300344f.jpg
51左:ガスにかすむ新緑。
52右:8m岩間滝。

P4300352f.jpg     P4300359f.jpg
53左:3m滝。
54右:辺りには濃霧が立ち込め,幽玄感あふれる。

P4300361f.jpg       P4300363f.jpg
55左:15m二段滝は,

56右:左手のスラブと巨石の間の隙間を越えていきます。ここには2か所隙間があり,1か所目はイモムシ登りで,2か所目はペツルのハンガーを利用して越えていきます。

P4300366f.jpg       P4300376f.jpg
57左:岩間を越える様子を上から。ここはペツルのハンガー様様です。

58右:岩間を落ちる10m滝は右から巻いていきます。しかし,岩のサイズが巨大。さすがは屋久島。

という感じで,2日目も無事に終了。

無事に龍王滝を越え,漏斗滝を直に見れ,ゴルジュを抜けることができました。この区間の遡行は長い間の懸案でしたので,ようやく肩の荷が下りた気分です。

明日は,前回たどった区間なので,ケガには気を付けて,最後まで楽しめたらと思います。

★次回は宮之浦川❸をお送りします。残りの遡行と下山になります。

沢(屋久島) | コメント:0 | トラックバック:0 |

2018 宮之浦川遡行 DAY➊

さて,GWです。

今年は2003年以来,実に15年ぶりに宮之浦川を遡行してきました。いつもお世話になっている遡行人さんとの遡行になります。恐らく今の日本で,最も屋久島の沢を登り込んでいる二人だと思います。特に遡行人さんは,間違いなく国内有数の遡行歴を誇ると思います。

2003年時は,まだ沢の経験が70本ほどと浅い中での遡行だったので,龍王滝~上部ゴルジュ手前までは左岸を大巻きして,這う這うの体で登り切った遡行でした。遡行後は,小楊子川左俣の下降をしようと考えていたくらいですから,いかに無鉄砲な,若気の至りともいうべき予定だったことがわかります。いや~,ほんとに勢いだけで行った感じでした。よく無事に生還できたものです。

現在は,遡行数も500本を超え,色んなタイプの遡行を経験をしていますので,果たして宮之浦川遡行をどのように感じるのか,龍王滝~上部ゴルジュまでのゴルジュと滝群,特に『漏斗の滝』はどんな感じなのか,を確かめるべく臨んできました。

予報では,晴れ・晴れ・曇りと3日間は持ちそうなので,天気が崩れる前に抜けてしまおうと出発しました。

なお,記録を残すに当たって,いつも通り詳細に記していますので,今後,冒険心ある遡行を希望される方は,ルート取りなどは読み飛ばして頂ければと思います。

長くなりましたが,3部構成でお送りしたいと思います。

ではどうぞ。

P4290001f.jpg     P4290004f.jpg
1左:今回はJRで鹿児島まで。これからに期待が膨らむ。
2右:初乗車の九州新幹線。

P4290008f.jpg     P4290010f.jpg
3左:GWだというのに始発だからなのか,席は空いています。

4右:約55分で鹿児島中央駅,そこからタクシー8分で南埠頭。車で2.5時間飛ばして来るのに比べたらなんと快適なことか。今後はこれにしようかな。

P4290012f.jpg     P4290014f.jpg
5左:1年ぶりの宮之浦港で遡行人さんと合流。

6右:神之川林道をゲートまで行き,そこから出発。南国らしい青空の下,いよいよ15年ぶりの宮之浦川が始まります。

P4290020f.jpg       P4290023f.jpg
7左:林道を10分ほど歩き,小沢のところから宮之浦川へ下る。
8右:対岸にも小沢があるので,そこの右岸を登り返す。

P4290025f.jpg       P4290033f.jpg
09左:そして宮之浦林道へ。
10右:1時間22分歩くと潜水橋へ。いや~懐かし場所。また来たよ!

P4290035f.jpg       P4290040f.jpg
11左:入渓地にある美しい釜。前回はこれだけでも感動したが,今では見慣れたせいか普通の印象。

12右:今日は好天。絶好の沢日和。

P4290049f.jpg     P4290052f.jpg
13左:出だしは緩やかなゴーロ帯で,
14右:たまにこんな小滝が出てくる。

P4290054f.jpg       P4290055f.jpg
15左:晴れた日の沢は,
16右:やはり素晴らしい。

P4290058f.jpg       P4290062f.jpg
17左:渓畔には小杉や,
18右:ツツジの花が咲いている。

P4290064f.jpg     P4290068f.jpg
19左:時には右岸の森の中を進んだり,
20右:沢中を進んだり・・・とのんびりとした遡行が続いていきます。

P4290076f.jpg       P4290082f.jpg
21左:日が差し込む釜。
22右:何度も振り返りたくなる。

P4290083f.jpg       P4290087f.jpg
23左:しかし美しい色をした水です。
24右:頭上にスラブが見えてくると,いよいよです。

P4290090f.jpg       P4290092f.jpg
25左:右からの支谷を見送り,左折するとど~んとマンベー渕の大スラブが展開する。

26右:そして名物の「不落岩」。上の石が押さえているので,このアンバランスさが保てています。

P4290102f.jpg     P4290103f.jpg
27左:人が入るとスラブの規模を感じることができます。
28右:そして『第一巨石』。

P4290106f.jpg     P4290109f.jpg
29左:ここは右下にある穴を潜って抜けます。ここは,よ~く覚えていました。
30右:第一巨石を上流から。

P4290122f.jpg       P4290125f.jpg
31左:さらに先へ進む。
32右:両岸は岩壁がそばだち,まるで光の届かない井戸の底にいるかのよう。

P4290128f.jpg       P4290130f.jpg
33左:『第二巨石』は,はっきりしないまま通過し,『第三巨石』へ。
34右:5m程の逆層二段スラブを越えていきます。

P4290133f.jpg       P4290147f.jpg
35左:遡行人さんがリード。安定した登りでした。
36右:歴史を感じさせる錆びて朽ちたハーケン。先人たちの無言の思いが偲ばれます。

P4290151f.jpg       P4290154f.jpg
37左:第三巨石を抜けてもまだ序の口。
38右:空は鋭く切り裂かれています。

P4290157f.jpg       P4290162f.jpg
39左:右岸の高みから落ちてくる白糸の滝40m。この険しいゴルジュにあって華がある滝です。

40右:左へ曲がったゴルジュには10m滝がエメラルドグリーンの渕とともに見えてくる。ここは右手のスラブを巻きます。

P4290164f.jpg       P4290171f.jpg
41左:しかしこのスラブ,以前は草付きが下まで降りてきていましたが,今ではすっかり剥げてしまっており,沢が曲がる付近まで戻って登ることに。あそこの草付もいずれは剥げそうでした。

42右:斜上バンドの途中から草付を登る。

P4290172f.jpg       P4290173f.jpg
43左:灌木帯まで登ると,上部スラブと下部スラブの間に踏み跡が残る。

44右:最後はこの6m程のスラブをトラバースしていきますが,左手は谷まで20mほど落ちてるので,ロープで確保。フェルトだといやらしい傾斜です。

P4290174f.jpg       P4290175f.jpg
45左:スラブを越えてくる遡行人さん。
46右:谷へ戻る。

P4290176f.jpg       P4290179f.jpg
47左:すると目の前に見たことのある大滝が。
48右:日も暮れてきました。

P4290180f.jpg       P4290181f.jpg
49左:15年ぶりの再会,
50右:龍王滝,三段110mです。今見えているのは中段50mと下段40mです。

P4290187f.jpg       P4290191f.jpg
51左:下段40m滝と広い釜。
52右:右岸のガリーを撮り入れてみる。

P4290193f.jpg       P4290195f.jpg
53左:左岸のルート,80m二段チムニーの取り付き。

54右:今宵のねぐらは,右の支谷(M5谷)を少し登った岩上です。そこから,明日,越える予定の右岸チムニールートを望みます。赤丸はガリー上部にあるチョックストーン(CS)で,前回はあそこで頭上を阻まれて,右岸チムニーを発見できずにいったん下降し,今いるM5谷から大きく巻きました。あの時は,周囲の威圧感に気おされて,また,経験不足からくる視野の狭さなどから回りがよく見えていなかったな~と回想。

という感じの遡行初日でした。

いや~久々でしたが,印象が強かった場所は覚えていましたが,それ以外は何も覚えていないという感じでした・・・やっぱり人の記憶なんてこんなものなんでしょうね。

明日はいよいよ核心部,龍王滝を越えていきます。遡行人さんも私もここまでは共に来たことがあるので,ここからは二人とも未知のルートとなります。明日は上部でもう一泊して,明後日に下山です。

明日も晴れますように・・・。

★次回は,宮之浦川遡行❷をお送りします。

沢(屋久島) | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME |