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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

白岩谷中俣・アラメギ谷下降&松の坂谷右俣・カラ谷遡行 in 耳川 〔宮崎県椎葉村〕

さて今回は耳川の支流を遡下降してきました。

コースは,五ヶ瀬町側のカシバル峠から入り,白岩谷中俣・アラメギ谷を林道まで下降。林道を南へ走り松の坂林道に入り,松の坂谷二俣から右俣・カラ谷を遡行して尾根へ出て,北上してカシバル峠へ戻る感じです。

悪天だった週末の予報がことごとく晴れに変わり,爽やかな晴れのもとで活動できました。7月に霧島エクストリームトレイルに出走するので,そのトレーニングも兼ねています。

ではどうぞ。

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左:メジャーな登山道は朝から登山者が多い。
右:林道は入口から通行止めだったので,走ってアプローチ。

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左:ここから山道へ。
右:いや~実にすがすがしいブナ林です。天気もいいし,既に満足し始めている。

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左:杉越(日肥峠)。ここから足元を沢靴に替えて向かい側の白岩谷中俣・アラメギ谷へ降りていく。ちなみに「アラメギ」とはイチイの樹のことです。

右:疎林をぐんぐん下っていく。

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左:水流が現れ始めた。最近の降雨で増水しているようで楽しめそう。
右:緩やかな渓相に顔もほころぶ。

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左:初夏の緑。
右:下るにつれて水量が増してくるので面白くなってくる。

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左:ここは,
右:のんびり下れる谷です。

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左:5m飛び出し滝。これが出てくると林道は近い。
右:そして上部林道へ。さらに谷を下っていく。

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左:4m二段滝。

右:東北の沢のようなたおやかな流れ。今秋は八幡平の大深沢を遡下降する予定なので,今から楽しみで仕方がありません。

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左:本流に出合う前にみかけた「松島」。植物はたくましい。
右:たおやかな流れ。

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左:本流との二俣。
右:本流は谷幅が広がるので歩きやすくなる。

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左:はあ~,いい感じ。心が洗われる感じがします。
右:水量が一段と増えてくる。

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左:右岸から左俣の犬ガエリ谷が出合うと林道はすぐそこ。
右:椎矢林道。ここからは足元を替えて松の坂谷の二俣まで走ります。

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左:ここは久しぶりに走る。
右:珍しくミツバチが居ついていた巣箱。

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左:松の坂林道との三差路。ここまで5.84km。さらに1.5km登る。
右:途中の小沢にはこんな滝もある。上が6m,右下のが8m。

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左:人が入らない割には荒れが少ない。

右:谷の二俣へ向けて下降。斜面は岩場が多いので,左岸の支沢伝いに降りていく。これはその支沢にある12mスダレ滝。

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左:8m「く」の字滝。傾斜がきついので,こんな支沢でも滝が多い。前述の12m滝とこの8m滝以外にも,4m,3m*2ある。

右:そして松の坂谷へ降り立つ。

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左:小さい堰堤を越えると二俣。左の中ノ谷は遡行済なので,今日は直進する右俣・カラ谷へ入る。左俣は巻けないゴルジュの中を5m程度の小滝群を登っていく。面白さが詰まっています。

右:コケ具合がお見事。美しい。

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左:するとゴルジュ登場。こっちにもあったな。

右:2m滝。増水しているので面白い!適度に水に浸かるので夏でも暑さ知らずの沢登りは,最高の避暑。

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左:渓相は落ち着いたり,
右:こんな斜滝が出てきたり・・・と飽きさせません。

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左:水を一気に落としていた15m斜滝。左壁はハングしているのでなかなかの迫力でした。

右:すると林道へ。さらに上流へ向かいます。

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左:上流もきれいな渓相です。
右:ゆっくりと標高を上げていきます。

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左:ここまでくると,水量の多い下流より登りやすくなり,どんどん標高を稼いでいく。
右:下流を振り返る。

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左:傾斜がきつくなってきた。いいトレーニングになるぞ。
右:普段は涸れているであろう3m二段滝。

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左:ずいぶんと水流が細ってきた。
右:尾根の50m下にあった源頭。さてあとひと登りだ。

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左:息を切らして尾根に上がり込む。灰木の頭から200m程,向坂山よりのところです。足元をラン仕様にする。

右:この時間帯の森もいい。

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左:つまらない街中で走るより,毎日こんなところでトレーニングしたいな~。
右:白岩へ立ち寄る。

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左:白岩から西方の眺め。中央奥に国見岳(1,739m)を遠望。九州脊梁山地の盟主で,熊本県の最高峰でもあります。

右:足元には初夏を彩るキリンソウが咲き誇っている。ここ白岩は九州で最高所にある石灰岩の岩場で,眺めが良いだけでなく,貴重な植物が見られる場所でもあります。ソバナ,シギンカラマツ,ヤハズハハコ,コウスユキソウ(エーデルワイスの仲間),ホタルサイコ,キヌタソウなどなど,花に興味がある向きにはここはメッカのような場所です。

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左:ニコニコしながら走り,

右:杉越(日肥峠)へ。カシバル峠まではあと2km,10分ほど。今という日に感謝です。

という感じでした。

今日は9時間行動でしたが,まだまだ時間が短い。徐々に行動時間を増やして,今後に向けた持久力強化に努めていきたいと思います。

これまで沢の下降はあまり取り入れてませんでしたが,移動に時間がかかる尾根向こうの谷を探る方法としてはいいな~と感じ始めています。

★次回こそはクワズル谷・・・といきたい所ですが,もし天気がよければ再び屋久島をお送りします。大川の右岸枝沢と瀬切川中俣を1泊2日で遡行する予定です。

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緑川本流・モミ谷左俣遡行・黒岩谷右俣下降

さて今回は梅雨の晴れ間を狙っての遡行をお送りします。

行く先は昨年から本格的に開拓している緑川本流,その右岸支流のモミ谷左俣を遡行して,東隣の黒岩谷右俣を下降するコースです。午前中は用事があったので,午後からの半日遡行となりました。

ではどうぞ。

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左:車道はキャンプ場の少し先で完全通行止め。来年の1月一杯までかかるようなので,今後はここから大曲まで2.8kmを走ってアプローチ。

右:一年ぶりの緑川本流。最近は少雨だったので水量が心配でしたが,山の方は結構降っていたようでひと安心。

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左:いや~やっぱりここは素晴らしい。
右:雰囲気はもう初夏。

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左:カラスアゲハ。前回の屋久島でも見かけた美しいチョウ。

右:最初の関門。水量があると水線突破が面白い。ここは左をへつりますが,水中のスタンスをうまく見つけるのがポイントです。

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左:5m滝。
右:スライダー状の流れ。

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左:そしてモミ谷分岐。初めて入る谷はいつでもわくわくする。
右:出だしはたおやかなナメ小滝から。

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左:するとミニゴルジュ登場。
右:5m滝。

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左:2m飛び出し滝。
右:4m二条滝。ここのゴルジュは楽しめます。

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左:890m地点。右枝谷からは15m滝が,左の本流には6m+4mの二段滝が懸かる。なかなかの造形。

右:谷は落ち着きを取り戻す。いや~あのゴルジュは楽しめた。

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左:8m岩裏滝。
右:森に吸い込まれる流れ。

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左:9m滝。
右:5m二条滝。モミ谷はなかなかいいね~。

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左:そして林道が横切る。
右:林道から上の渓相。傾斜が増し始める。

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左:12m四段滝。
右:徐々に細る流れ。せっせと詰める。

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左:水流がなくなると・・・

右:地図上1529mコブ(向坂山よりの方)に飛び出す。

登山道を向坂山の方へ5分ほど歩けばコルに降りるので,そこから左手の黒岩谷右俣に入る。

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左:ここから下降。

右:源頭とカツラの木。

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左:こちらもカツラの木。湿気のある場所を好む木で,根元の株から幹が何本も生えたような形をしているので,覚えればすぐにそれとわかります。1億年以上前と樹形がほとんど変わっていない希少樹の一つで,ハート形の葉っぱや,紅葉時期のキャラメルのような匂いが特徴的です。

右:徐々に水量が増えてくる。

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左:滝と呼べるものはほとんどない。
右:左俣との合流地点の手前にあった12m四段滝。

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左:そして左俣と合流。林道まではあと少し。

右:今では何も通らない林道を走り,大曲の対岸の尾根を下ると入渓地へ。あと2.8km走ればおしまい。

という感じであっという間の6時間でした。一年ぶりでしたが,やっぱり緑川はいいですね。家から近いし,自然はそこそこ残っているし,沢も適度に面白いと思います。今年中に支流を片っ端から遡下降していきたいと思います。

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左:最後に最近,縁があって家族になったメルちゃん(オス)。この時は文字通り「借りてきたネコ」状態でしたが,

右:一週間もすればこの通り。先住ネコとの追いかけっこや,キャットタワー登りなど,男の子らしい激しさを発揮しています。これからよろしく。

★次も沢をお送りします。行き先は霧島辺りを考えています。

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カネオリ谷・下降 in 宮之浦川 〔鹿児島県屋久島〕

さて今日はカネオリ谷・下降をお送りします。

心配だった雨は夜中にパラッと来た程度で,朝は青空でした。今回は予報がことごとくいい方向にずれてくれて,それだけでもう満足です。今日はカネオリ谷を下って,神之川林道を走って宮之浦まで帰る日です。

今日もいい日でありますように。

ではどうぞ。

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左:一晩の塒。ふかふかの地面で快適でした。ありがとうございます。5:55出発。

右:泊まったコルの向かいをカネオリ谷へ下るが上部にはゴルジュが出てくる。標高差で100mほど下ると緩やかになるが倒木の処理に時間がかかる。

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左:徐々に下りやすくなり,
右:1108m三俣へ。ここからカネオリ谷の本流を下っていく。

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左:小滝と森。
右:テントが張れる平岩。

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左:3m滝。
右:見上げんばかりの巨樹。

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左:4m滝。
右:8m斜段滝。思ったより見ごたえのある滝が多い。

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左:青空がのぞいてきた。
右:5m二条滝。

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左:800m左岸支流のところにあった巨岩。高さ15m,横幅20m。
右:700m地点から谷が開けてくる。

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左:再びサツキの花。焦らずリズムよく下っていく。
右:傾斜もだいぶん落ち着いてきた感じ。

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左:だんだん巨石が増えだし,ルートに気を付ける。
右:確かに沢慣れしていればここは下降向きの谷ですね。

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左:潜水橋までもう少しなので名残惜しく振り返る。
右:とにかく滑らないように気を付ける。

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左:今回,渓を彩ってくれたサツキ。いい花だな~。
右:傾斜もほとんどなくなってきた。

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左:そして右に曲がると,とうとう潜水橋が見えた。

右:そして到着,10:00。予想より早く下れて余裕ができる。ここに来るのは一か月ぶり。宮之浦川遡行が懐かしい。あの時よりも水量が多い。

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左:青空が見えるだけで嬉しくなる。

右:ここから未知のルート。まずは宮之浦川に沿って右岸の緩やかな尾根を下っていく。

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左:右岸の傾斜がきつくなると,対岸へ宮之浦川を渡る。
右:そして目指すコルへひと登り。

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左:尾根筋には軌道跡が・・・。あっ,これが旧宮之浦軌道跡だな。

右:軌道跡は徐々に標高を下げながら下っていく。まだ時間があるので,軌跡をGPSで拾いながら辿ってみる。

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左:標高300m地点にあった橋桁。

右:旧宮之浦軌道のカーブ点。シダに覆われているので,かろうじてそれとわかる程度。軌道歩きはここまでとし,神之川林道終点へ向かう。

しかし,地形図に示されている終点には何もなく,しばらくあたりをウロウロ。林道を探しながら下流へ向かう。

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左:神之川林道終点。地名図の表記とは異なり,ヒロワタリ谷を渡る手前で止まっている。最後に地形図の写真で示します。

右:GWにも走った道を再び走る。

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左:「あと●kmくらい」,と行程がわかっていると気持ち的に楽に走れます。
右:林道後は車道を走る。

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左:枇杷窪橋から見るビワンクボ。昨日・今日の遡行をありがとう。
右:ゴール目指して走っていく。

そして足狩橋着。神之川林道終点から8.3km,70分のランでした。下の白谷川へ降り二日間の汚れを落とす。この時期なら素っ裸になってもそれほど冷たくはないので,しっかり体を洗っていく。

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左:ハイビスカス。屋久島ならではです。
右:初夏を思わせる日差しの中,万感の思いとともに歩く。

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左:帰途のトッピーから開聞岳を眺める。

右:今回の行程。右手のビワンクボ谷を遡行して,左手のカネオリ谷を下降。潜水橋からは神之川林道終点を目指す。思いがけず旧宮之浦軌道跡を発見!地図に軌道を落としながらしばらく歩く。神之川林道は地図上では沢を越えたところまで記載がありますが,実際は沢を渡る手前に終点があります。もし行かれる方があれば,お気をつけ下さい。潜水橋から神之川林道終点までの時間は迷わず歩いて70分。左岸の宮之浦林道を歩くより時間短縮できる。終点から林道入口までは約5.5kmで走れば40分ほどです。

という感じで二日間の沢を無事に終えることができました。何より天候に恵まれたことに感謝したいと思います。遡行前は目を皿にして地図を眺め,あれこれ想像を巡らせますが,やっぱり現地に行き実際に体験してみるのが一番。想像力など実地行動には遥かに及ばないことを実感。

これで屋久島の沢は36本目になりましたが,まだまだ遡行候補はあります。中間川,女川,千頭川などの名のある谷から,大川・右岸支流~瀬切川・右岸支流(遡行)~瀬切川・国割谷(下降),宮之浦川・ナベカケ谷遡行~永田川・ロ谷下降~永田川・坪切谷遡行~宮之浦谷・ナカオ谷下降など,支流をつないだ継続遡行など,色々とルートはとれるので,今後もじっくりと遡行していければと思っています。屋久島は私のライフワークですので,健康で怪我なく続けていければ・・・と願う次第です。

★次回は,クワズル谷・右俣をお送りします。2004年以来14年ぶりとなります。デジタルデータを残すための再訪です。

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ビワンクボ in 宮之浦川 〔鹿児島県屋久島〕

さて今回は,ビワンクボ遡行&カネオリ谷下降をお送りします。

休みと天候がなかなか一致せず,今回も初日は晴/曇,翌日は小雨という予報の中,今回は敢行。終わってみれば予報がいい方向にはずれてくれて,2日間とも日差しがのぞく遡下降日和となりました。

まずは初日,ビワンクボ(クエ川)の遡行です。

ではどうぞ。

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左:今回も新幹線で移動。

右:GW以来の屋久島。港からは今日の行程が望めます。耳崩(みみんくえ)の左下を遡行し,詰めのコルまで行く予定です。

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左:荷物を足狩橋の近くにデポし,走って入渓地点へ。奥の宮之浦川との合流点からスタート。11:00。

右:出だしは河原。思いがけない日差しに心も踊る。

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左:枇杷窪橋から見える堰堤を越えると,砂原状の渓相が展開。美しい。

右:週末に屋久島の沢を登りに来れるとは,何ともありがたいことです。日差しはすっかり初夏。一か月前のGWの時とは違うのを肌で感じます。

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左:夏なら迷わず泳ぐトロ。今回は左巻き。
右:身体が屋久島の沢の感覚を徐々に取り戻していく。

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左:サツキ。あちこちに真っ赤な花を咲かせ,初夏を彩る。地元では川ツツジとも。
右:滝といってもこの程度の観賞用。

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左:白い水流に赤いサツキがよく映えます。
右:こんなところは巻きますが容易。

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左:どこまでのこのような渓相が続いていく。
右:ついついシャッターに指が伸びる。

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左:相変わらずの渓相。

右:今回,最もよく撮れた一枚。ちょうど日も射してキラキラと輝いていました。撮って下さいと言わんばかりに咲いていました。

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左:小滝を見ながら,
右:ひたすら上流を目指します。

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左:たまにこんなアクセントもある。
右:しかしこの赤がよく映えてますね~。

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左:ちょうど蜜を吸っていたカラスアゲハかな。
右:ホバリング最中の一コマ。色合いの美しいチョウです。

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左:徐々に傾斜がついてくる。
右:テントが張れるこんな平岩もある。

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左:そして谷が左に曲がった所に懸かっていた大滝。

右:屋久島らしいスラブ滝。40m前後の二段滝。左手の樹林帯から巻く。

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左:滝頭の様子。
右:上流は再びゴーロ帯。

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左:小滝と深い釜。
右:サツキ。

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左:ふと後ろを振り返ったり,
右:行き先を眺めたりしながらの遡行は続く。

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左:プール状釜には水が満々と湛えられている。

右:3m+4mの滝。こういうのが珍しく思えるほど,ビワンクボはゴーロ主体の谷です。

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左:いよいよ源流部へ。830m右岸支流の50m二段滝。
右:3m多条滝。

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左:徐々に水量が減ってきて,
右:谷幅も狭くなり始める。

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左:1000m右岸支流の12m滝。
右:1090m右岸支流の25m細トユ滝。この辺りは右岸支流の滝が見ものです。

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左:1090m右岸支流のところで17ルートと出くわす。屋久島の他の沢と違って,ビワンクボは上流へ行くほど,堰堤,吊り橋のワイヤー跡,伐採地が出てきて人くさくなる沢です。

右:高度差200mほどをせっせと詰めて,コルへ。18:40。何とか日没前に登り切れました。

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左:斜陽に染まる森。日の名残り。
右:ひときわ大きい屋久杉。

という感じで何とか今日中に尾根まで詰めることができました。予報では午後からずっと曇りだったんですが,最後まで日が射してくれて感謝です。明日は夜半から小雨の予報ですが,曇りでいいので,何とか下山まではもってほしいところです。

★次は,カネオリ谷・下降をお送りします。

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