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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

2020年度沢開き 鹿川峠谷

さて今回は2020年度の沢開きをお送りします。

遡行先は鹿川峠に突き上げる鹿川峠谷です。

ではどうぞ。

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左:今年は鹿川に通う機会を増やして,そこらじゅうを遡行しまくろう。
右:出だしは穏やかな流れ。

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左:いい感じです。
右:3m小滝。

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左:いつの間にか新緑がいっぱい。
右:帰りは鉱物探し。釣鐘山(中央)を見上げる。

という感じで今年も無事に沢開きができました。沢を始めてもう20年以上経ちますが,毎年毎年よく飽きもせずに続けてきたものです。沢には登山のあらゆる要素があり,自由度が高く,遡行先は無限にある,ところが醍醐味なのでしょう。今年もケガなくいそしみたいと思っています。

★次は九州大縦走をお送りします。延岡市の長浜海岸をスタートして,~大崩山~傾山~祖母山~高森~阿蘇高岳~瀬の本~久住山~大船山~吉部~湯布院~由布岳~鶴見岳~別府市の的ヶ浜ゴール。総距離約225km,累積標高約11,200m,予想時間106時間50分。食料の補給はしますが,それ以外はいつも通り,デポなし,サポートなし,ストックなし,の登山でいうところのアルパインスタイルで挑戦したいと思います。

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沢(九州) | コメント:1 | トラックバック:0 |

鹿川周遊ラン 2020

さて今回は 『 鹿川(ししがわ)周遊ラン 』 をお送りします。

コースは宮崎県北の鹿川という天上の楽園ともいえる盆地を取り囲む峰々を辿るもので,コースは中川橋→竹の畑山→だき山→国見山→雄鉾→雌鉾→鬼の目山→鹿川越→大崩山→鹿納山→鹿納の野→日隠山→鹿川峠→釣鐘山→山師峠→中川集落→中川橋。約1か月前から未踏区間の確認,夜間走に備えた整備を行ってきました。

総距離41,09km 累積高度4,368m 17時間48分

PC上ではありますが,ぜひご一緒に走ってもらえたら・・・と思います。

ではどうぞ。

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左:夜明け。いつもの場所から竹の畑山を眺める。今日も一日よろしくお願いします。

右:中川集落ではちょうどチューリップ祭りが開催中。ほんの1か月前までは何もなかったんですが,色とりどりのチューリップで一杯になっていました。

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左:そしてここが出発点の中川橋。準備を整え出発。6:52。

右:出だしは車道を200mほど登り尾根へ取り付く。竹の畑山までは標高差約1,000mの登り。

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左:スタート直後は気持ちが高揚しているので,徐々に落ち着かせてペースをつくっていく。長距離ランでは全体的に一定ペースでまとめた方が結果的にタイムは速くなるので,元気があるからといって飛ばし過ぎるのは禁物。長距離になればなるほど,自制心と精神調整力の方が,体力よりも重要な要素になってきます。

右:振り返るとコース終盤の場所が確認できる。釣鐘山から山師峠へ下って,中川集落へつながる尾根を下る予定です。あそこにいるのは深夜の1時くらいかな・・・。

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左:竹の畑山の山頂が近づいてきた。

右:そしてひと登りで山頂。1時間57分。予定では2時間だったので上出来。飛ばし過ぎでもなく遅過ぎでもない丁度いい塩梅。順調な出だしとなりました。

ここからは尾根上を巡る楽しいコースになります。

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左:次なる目的地のだき山。

右:だき山の西展望台から振り返る竹の畑山。いいがたいをしています。

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左:左手にはこれから辿るコースが見える。鹿納山の突峰があんなに小さい。まだまだです。

右:尾根上の岩場をこなしつつだき山。

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左:お次は国見山。いったん下り,そこから緩やかに登っていきます。
右:国見山手前の斜面から大崩山方面を眺める。

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左:そして国見山。また来たよと山の神様に挨拶。
右:振り返るとだき山と釣鐘山が見える。

ここから尾根伝いではなくいったん鬼の目林道に下り,雄鉾と雌鉾にも立ち寄っていきます。今コース中,最高の景観を誇る場所なので外すことはできません。

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左:斜面を下り,
右:林道へ。鬼の目山を見上げます。

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左:沢を渡り,

右:雄鉾山頂へ。そして岩壁上からの大展望。今回のコースがズラーっと見渡せます。これを見ないとこのコースの醍醐味は半減してしまうと言っても過言ではありません。

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左:ミツバツツジを愛でながら,
右:雌鉾を目指します。

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左:梯子を伝い山頂へ。素晴らしい高度感です。よくぞここに登山道を作ってくれました。ありがとうございますって感じです。

右:前回も紹介した『風の谷』。垂直と水平が織りなす壮大な自然の芸術です。

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左:林道を少し戻り,尾根に取り付き鬼の目山を目指します。
右:振り返るとこんなご褒美が。

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左:そして山頂。ここで距離,累積高度,時間ともに全体の3分の1程度です。

右:さてお次はコース中最大の登りがある大崩山。あそこまで行けば完走が見えてきます。また,鬼の目山から大崩山までの区間が全コース中,最も危険度が高い区間でもあります。

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左:近づかないと先が見えないほどの激しい下りが始まります。

右:下り切るとこの梯子。ここから鋸尾根の核心部です。ちなみにこのコルから左に下れば5分ほどで林道です。

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左:ミツバツツジが美しい。
右:険しさを表す山の斜線と白骨樹。実に絵になります。

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左:こんな感じの場所では息抜き。

右:そしてなんとアケボノツツジ発見!今年は暖冬だったのでもう咲き始めているんだね。今年も会えて嬉しいけど,2週間は速いね。俗世では遠美近醜という言葉があるけれど,君にはまったく関係のない言葉だね。

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左:核心部を越えても急な下りをこなすと鹿川越。ここから大崩山に向けた登りが始まります。

右:ここの特徴はとにかく激しく急なことで,花崗岩のスラブもよく出てくるところです。もう脚が重くなっていますが一歩一歩登っていくだけです。

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左:峠谷右俣で水分を補給し,さらに急登をこなす。
右:途中,眺めの良い岩場で来し方を振り返る。

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左:尾根まで上がり込むと大崩山が眼前に。最初はあんなに遠かったのに,いつの間にかこんなに近くまで。積み重ねと続けることの大切さを感じますね。

右:左手を眺める。

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左:祝子川(ほうりがわ)方面を俯瞰する。

右:そして大崩山山頂。全コース中の最高点1643,3m。16:13。この地点で総距離の48,1%,累積高度の65,8%,総時間の52,5%。累積高度以外は半分って感じです。まだまだ先は長いですが,これで心理的に完走がぐっと近づきました。

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左:眺めの良い石塚から祖母傾山群や,
右:これから辿る方面を眺める。

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左:しばらく登山道を駆け下り,ここから右折。縦走路に入ります。
右:そして目指すは鹿納山。よく目立つ突峰です。

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左:日隠山や釣鐘山がこの角度で見えるようになったことに達成感を感じます。
右:疲れた体には手ごわいアップダウンをこなしながら徐々に近づく。

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左:そしていよいよ鹿納山への取り付き。

右:ひと登りで山頂。1か月前にはなかった新しい山頂標識がある。どなたか知りませんがご苦労様です。

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左:斜陽と大崩が誇る広大な自然林の海。そこに影鹿納山ができていました。
右:まだライトなしで進めるのでひと安心。

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左:そして鹿納の野。ここにも新しい標識あり。日が落ちるまでにここまで来られたことと,予定では20時間と見ていた時間より早く帰れそうなことで,二重に安心。実は明日は仕事なので,なるべく早く帰宅して少しでも睡眠時間を確保したかったんです。

右:行程表。いよいよ大詰め,最後まで油断なく進もう。

ここからは夜間走になりますので写真が極端に少なくなります。その分,行程が捗るかと思われそうですが,疲労により登りではカメの歩みですのでプラマイゼロって感じです。

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右:夜間ではこの蛍光テープが威力を発揮します。

右:日隠山の最後のシルエット。ここからは完全な日没ですが、今日は月が出ているので月とともに走れます。左下には鹿川キャンプ場の灯りがひと際輝いていました。

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左:2時間くらい進んでいきなり日隠山。ここまでの登りも精神的な難所でした。

右:写真にちょうど良かった標識。

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左:夜間の一コマ。拡大すると中央右寄りに蛍光テープ。夜間走では本当に救いの神です。コースを覚えているとはいえ,蛍光テープがあればコースを探す労力が大幅に削減されます。

右:坂で腰を下ろして休む時にはライトを消すようにしています。そうすると辺りが闇に包まれ夜空の月や星々が一面に広がっているのが見えます。昼間と違い景色は見えませんが,夜空という素晴らしいものを感じながら静かに走れる所が夜間走の抗いがたい魅力です。

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左:そして鹿川峠。栄養補給して最後の大きな登りである釣鐘山を目指します。

右:そして山頂。山頂手前には標高差240m位の坂があるんですが,脚が重くて思うようにはいきません。しかし,苦悶の先には必ず希望と達成感があるので,それを目指してたとえ10歩ずつでも歩を進めるのみ。どんなに苦しい時でも決して諦めてはいけない。

釣鐘山から下り始めると右手に高千穂の町の灯りが,左手には青雲橋のオレンジの外灯が見える。へえ~こんな風に見えるんだ~と一人で感動していたのも今では良き思い出です。

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左:コース整備の時のテープ。しっかりと下る道筋を示してくれています。テープを木に巻き付ける時,きっちりと巻き付けるより,端をなびかせて巻く方が,視界が極端に制限される夜間では効果的です(視界に入った時,不自然なもの,人工物として認識しやすいため)。

右:夜の山道。

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左:テープに導かれるまま駆け下り,中川集落へ。昨日の早朝に見たチューリップが出迎えてくれました。

右:あとはロードを1,2km下れば中川橋です。0:40。

この後は車中でターミネーターニューフェイトのDVDを見ながら3:00帰宅。少し寝て仕事へと。体は倦怠感で,心は爽快感で一杯という相反するものを抱えながら日常へと戻っていきます。DVD中にあったサラのセリフ,「The future's not set.There's no fate but what we make for ourselves.」(決まった未来や運命などはない。自ら積み上げるものがあるだけだ)。

これは印象に残る良いセリフでした。自分の内なる熱情を大切にして,準備と計画と実行でそれを形にしていき,これからも様々な挑戦を続けていきたいと強く思わせられました。

という感じで鹿川周遊コースは終了。また一つオリジナルのコースを辿ることができ良かったと思います。このコースは祖母傾縦走と距離は約40kmと同程度ですが,アップダウンが激しく(累積高度は370m程こちらが多い),登山道ではない区間がありますので余計に時間がかかります。しかし,コース中の景色やコース上の変化は間違いなくこちらに軍配が上がるでしょう。改めて鹿川の可能性を感じさせられた活動となりました。

最後まで一緒に走って頂きありがとうございました。

★次回は2020年度の沢開きをお送りします。


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鹿川周遊ラン

無事に走り終えました。

総距離 41,09km  累積高度 4,368m  17時間48分

走れる尾根,激しい登り下り,大展望,夜の山から見下ろす街の灯り等々,実に面白いコースでした。準備ができ次第,なるべく早めにアップします。


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