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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

錆河川 in 天降川 〔 鹿児島県湧水町 〕

さて今回は 『 錆河川(さっこがわ) 』 をお送りします。

霧島連山の東部を流れる川で,霧島の沢を探していた時に見つけました。

ではどうぞ。

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左:まずは麓の成政集落から。
右:水がきれいなのでひと安心。

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左:霧島らしい平流。たおやかです。

右:二俣を左にとると,急傾斜帯に入る。この2m滝を皮切りに怒涛のゴルジュに豹変。

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左:3m二段滝。
右:15m斜滝。水量が多く轟音がすごい。

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左:10m斜滝。降りてもどうにもならないので高みの見物。
右:4m二条斜滝。

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左:8m洞窟滝。しかし凄いゴルジュ。霧島らしく極端に浸食されてるいるので,迫力あり。

右:ゴルジュを抜けると新錆河橋が横切る。

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左:ゴルジュを抜けると再び平流に。この激変ぶりがたまらない。
右:木漏れ日の中の快適遡行。

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左:霧島は九州で唯一,東北の沢の感じを味わえる場所だと思います。九州の八幡平ってとこでしょうか。

右:再びゴルジュ帯。15m緩滝。

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左:4m滝。小滝ながら水量が多いので迫力はあります。
右:右に曲がったところに12m末広滝。なかなかいいですね。

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左:まだまだ水流は衰えません。
右:ふと振り返ってみる。いい感じです。

この後,日添橋のところで脱渓。明日に備えて今日はここまでとします。

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左:下山はコスモスや,
右:ヒガンバナを愛でながら下っていきます。

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左:この風景は八幡平にそっくりです。霧島は大きな可能性を秘めていると改めて痛感します。

右:そして今宵の投宿は新湯温泉新燃荘。ようやく泊まることができます。ここの湯は九州でも指折りですので,ゆっくり疲れをとっていきます。

という感じでした。

錆河川は予想通りの場所に,予想を超えるゴルジュがあったり,それとは対極の平流が森の中を流れていたり,と実に楽しい遡行となりました。火山,森,平流の組み合わせは東北の沢のようで,とても魅力的です。今秋の秋田沢遠征の,よいプレ山行になりました。

★次は,近くの高千穂峰の横断トレランをお送りします。

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ベニガラ谷ワンデイ in 中岳川 〔 大分県宇目 〕

さて今回は,2020年ワンデイ三部作のとりを飾る 『 ベニガラ谷ワンデイ 』 をお送りします。

一部の樅木本谷,二部の石並川全流域,それらに続き今回のベニガラ谷。過去に1泊2日で,または一部のみを遡行していましたが,それらを一日で遡行することが,以前からの目標でした。沢の経験やトレーニングを積み重ね,いよいよ最後の難関・ベニガラ谷に挑戦する日を迎えることができました。

コースは,御泊の西山川との二俣(標高250m)から傾山山頂(1,605m)まで遡行して,下りは容易な西山登山道ではなく,険しい傾山南尾根にとり,杉ヶ越からはロードと御泊林道へ経て,元の場所に戻って来る計画です。ざっとみて12時間というところです。

天気は申し分なし,しっかり楽しみたいと思います。

ではどうぞ。

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左:西山川(左)との二俣(標高250m)から入渓。ここから傾山山頂まで標高差1,355mで九州一の標高差を誇る。7:06発。今日もよろしくお願いします。

右:出だしはゴーロ基調。

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左:堰堤を2つ,右から巻き降りると広い河原になり,400mほどは河原歩き。
右:徐々に水が出てくる。

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左:門番岩。18年前から変わらずここにある。ベニガラ谷の入口。
右:白い流紋岩と水流は花崗岩の谷にいるかのよう。美しい。

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左:左支谷の25m滝。
右:L40mプール。ここから下部の面白い区間になる。

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左:プールの先で右折,すると5m滝の登場。

右:角のとれた滑らかな造形美。人間も同じですが,老成した渓谷美ですね。

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左:縦縞模様がよく映える。

右:R10m釜。右回りで泳いで右の岩場に這い上がる。流心まで入ってから上がるのがポイント。

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左:右からサンショウ谷が出合う。ベニガラ谷最大の支流で,左俣が面白い。
右:クランク状のミニゴルジュ。ゴーロ基調とは言え,変化があるので飽きない。

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左:いつ見ても美しい釜。泳いで這い上がる。

右:いや~美しい。秋以降は水生動植物の活動が少なくなるので,水が綺麗になってくる。

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左:名物・赤ナメ。150m程の綺麗なナメが続きます。
右:振り返る。下部の名所です。これが出てくると,事業所跡はもう少し。

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左:昔のトロッコ橋の下に架かる8m滝。ベニガラ谷の中間地点。ここからが核心の上部区間。9:55。

右:忘石。これも相変わらず鎮座。

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左:3m滝と釜。
右:4m斜滝。上部も最初はこんな小滝とゴーロ基調で遡行していく。

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左:そして8m滝から約30分,ベニガラ谷の悪さを象徴するかのような15m滝。

右:ここは右手の岩場を5m登って巻きに入ります。標高差で40mほど登り左尾根を越えると復渓できます。

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左:右支流の13m滝。この上にもう一本10m程の滝があり,それ以降は急なガレ場登りが続きます。

右:しかし,水が驚くほど澄んでいる。

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左:ほっとする渓相。千古斧を知らない原生林が広がります。
右:ミニゴルジュと2mCS滝。中を泳いで突破です。

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左:標高860mの三俣。右が右俣,真ん中が本流の左俣,左が南尾根へ突きあがる枝沢。本流は伏流になっています。ちなみに写真は本流の左俣の様子です。

右:この辺りは流紋岩から成り,横縞模様はマグマが流れた跡を示しています。

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左:そして左右が激しく立ってくるといよいよ核心部の始まり。中には3mと8mの滝あり。

右:抜けた後の14m二段滝。水流の左,7mの所にあるコーナーを容易に登れます。

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左:そして15m滝。この巻きが一番の核心。左手の壁が登れそうでしたが,ロープなしでは突っ込めないので,セオリー通り右巻き。

右:岩場の間に食い込むガリーに登路を見出す。

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左:ガリーの途中から南尾根を眺める。後ほど,あそこからここを見た写真が出てきます。

右:ガリーの途中にて。緩そうに見えますが,いったん登ればロープなしでは下れない傾斜です。やっぱりここの巻きは厳しく感じます。技術的難度より,落ちれば下まで止まらないであろう危険性が非常に高い。

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左:巻き終わり,15m滝の落ち口から見下ろす。

右:少し登ると再び滝場。15m,6m,10mと岩場に連続して懸かっています。

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左:8m斜段滝。
右:岩溝の水路。

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左:10m滝。これを最後にあとは原生林の中の急登となります。
右:辺りは素晴らしい森が広がります。

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左:この時期は虫もいなく,急登でも軽く汗ばむ程度なので,実に快適な遡行ができます。

右:いよいよ後傾の南壁が迫ってきました。

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左:振り返ると遡行してきた谷筋と大崩山塊が見えます。
右:いよいよスカイラインが見えました。

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左:そして西山登山道へ抜けて左へ100mも行くと分岐。
右:足元の秋を愛でながら一投足で,

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左:傾山山頂。5月の九州大縦走以来,久しぶり。14:54。7時間48分の濃厚な時間を過ごさせてもらいありがとうございます。いや~やっぱりベニガラ谷は間違いなく九州を代表する一本です。

右:ナナカマドの実。いつの間にか秋の気配がうっすらと漂っています。

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左:北には九重連山と由布・鶴見岳が見える。
右:山頂部の風雪に耐えた姿の松。岩,松,それと雄大な眺めは傾山の象徴です。

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左:これから下る南尾根と大崩山塊。まだまだ気を引き締めて楽しみましょう。

右:一気に下り,この梯子から核心部の始まり。

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左:岩場の間にはこんな場所も。ほっと一息つけます。

右:今の時期に足元を彩るミヤマママコナ。

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左:ベニガラ谷の谷筋と後傾山。原生林の絨毯が素晴らしい。

右:先ほどの核心部の右巻き。岩場の狭間を縫って登ります。こうやって俯瞰すると凄い所を登っていますね。

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左:この南尾根はアップダウンが激しく,下山といえども累積で約400m登ることになるので,良いトレーニングになります。

右:そしてこの障子岩で岩尾根は終了。あとは走りやすくなるので気が楽です。杉ヶ越まであと35分ほどです。

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左:夕暮れの森を駆け抜け,

右:大分県側に降りてきます。傾山からちょうど2時間。ここからはロード主体となります。

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左:トンネル脇から御泊林道に入る。上部が崩壊していたり,胸高の茅でびっしりでなかなか進めません。そのうち日没を迎えます。

右:立派な作業道に出る頃には三日月が見えてきました。秋はつるべ落とし・・・とはよく言ったものです。あっという間に日が暮れていきました。でも,ヘッドランプをつけて走る秋の夜は涼しくておつなものです。

という感じで無事下山。今日も一日,たっぷりと遊ばせてもらい感謝。
18:48。11時間42分。

ベニガラ谷は,間違いなく九州を代表する谷ですね。森の原始性,下部の流紋岩による明るい渓相と上部の峻険な渓相,九州一を誇る標高差(西山川二俣から遡行する場合),緩くリラックスできる時もあれば,極めて高い緊張感を強いられる時もある。外面や内面の変化と緩急において,非常に濃密な時をすごせる沢でした。

九州の各山域から名渓を選ぶとするならば,霧島は大幡川と長江川,市房は境谷(二ツ岩谷),鍋床谷(左俣),樋口谷,尾鈴は矢櫃谷と石並川,脊梁は上の小屋谷,大崩は祝子川と中瀬松谷,そして祖母傾は,ここベニガラ谷でしょう。

水の流れと調和し,ベニガラ谷の持つ雰囲気と同化できた,忘れえぬ一本になりました。

★次回は霧島の錆河川(さっこがわ)をお送りします。沢の後は念願の新燃荘に宿泊です。

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阿蘇山上ラン

さて今回は,トレーニングにしている阿蘇山上ランをお送りします。

コースは,旧ロープウェイ乗り場からスタートして,砂千里,中岳,高岳,頂上台地の端までの折り返しコースです(往復11km)。

ここの特徴は眺めが雄大なことと準高地トレーニング(標高1,100m~1,600m)ができることでしょうか。長らく規制がかかっていて立ち入り禁止でしたので,1年と10か月振りに走れる喜びを感じながらのトレーニングになります。

ではどうぞ。

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左:なんだこの車の多さは・・・。コロナ自粛の規制が解除されたせいだろう。平日はほとんど車はないのに。

右:まずはロードから。

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左:砂千里は他の惑星にいるかのようです。
右:派生尾根まで急傾斜を高度差で250mほど走りを交え登っていきます。

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左:尾根へ上がると,中岳(左)と高岳(右)が一望できます。

右:左手に中岳火口と草千里方面を見下ろす。この区間は走っていて叫びたくなるほどの絶景です。

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左:そして中岳山頂。42分。2019年の東京マラソンで自己ベストを出した時には37分で登っているので,あと少しです。今年は35分切を狙いましょう。

右:高岳を望む。この区間も爽快に走れます。

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左:そして高岳山頂。肥後の国(1,592m)です。石鎚山の土小屋は伊予の国(1,492m)。山の語呂合わせです。

右:阿蘇谷方面を見下ろす。実に雄大な眺めです。

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左:大鍋。しばらく来ないうちに緑が濃くなったような。
右:下山中の一コマ。

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左:中岳から帰路を眺める。向かいの小高い尾根まで約1km。ここでのインターバルはよく効きます。

右:この景色があると苦しくても喜びの方が勝るので,楽しい追い込みが可能です。

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左:砂千里を走る。

右:そしてゴールまでのロード。スピードに乗ってこれを眺めながら走るのは至極光栄。

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左:そしてトレーニング後は4年振りとなる南阿蘇温泉・伊織。
右:阿蘇に多い硫酸塩泉です。

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左:露天からは杵島岳が見えます。
右:再開されて良かった。しばらく来ないうちに木々が大きくなっていることに時の流れを感じたりします。

という感じの阿蘇トレでした。

ここは家からも近く,気持ちよく追い込めるので平地トレと併せて,従来のように週1で通う予定です。

★次回は,2020年のワンデイ三部作のとりを飾る,『 ベニガラ谷ワンデイ 』 をお送りします。

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小顔谷 in 日之影川 〔 宮崎県日之影町 〕

さて今回は 『 小顔(こづら)谷 』 をお送りします。

青雲橋から鹿川へ行く途中にある谷で,ここを通るたびに車道から見える10mほどの滝がいつも気になっていました。朝の散歩的な感じで遡行してきました。

ではどうぞ。

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左:まずは日之影川沿いを上流へ。
右:ここから入渓。

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左:苔むした感じの渓相。

右:今の時期にしては水量が多い。やっぱり今年の梅雨の大雨の影響ですね。

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左:ちょっとしたナメもあり。
右:そしてこれが車道から見える10m二段滝。

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左:上部はミニゴルジュになり,泳いで突破の4m斜滝。
右:さらに3m滝。

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左:この4m斜滝も泳いで突破。
右:少し緩やかな区間があり,

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左:とりの2m滝。いや~ここのゴルジュは面白かった。
右:ゴルジュを抜けると平流になる。

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左:林道の三差路で脱渓。ここから3.5kmほど走ればおしまい。
右:路肩にはリンドウが咲いています。もう秋ですね~。

という感じで,2時間ほどの沢でした。

また一つ気になっていた沢の遡行ができて良かったと思います。これからは涼しくなり,虫もいなくなるので,思いっきり沢を楽しみたいと思います。

★次は阿蘇山上ランをお送りします。

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石並川ワンデイ in 宮崎県日向市

さて今回は,『 石並川ワンデイ 』 をお送りします。

ワンデイとは,通常なら最低1泊2日の沢を一日で遡行して帰って来るという個人活動になります。

今回の石並川は泳ぎの沢として有名ですが,それ以外にも魅力たっぷりですので,河口から神陰山北面の作業道まで詰めて,そこから走って帰って来るという計画です。

台風が来ると増水してしまうので,その前の遡行となりました。

ではどうぞ。

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左:河口からスタート。5:48。今日も長い一日になりますが,よろしくお願いします。一礼。

右:しばらくは河原歩き。背中から朝日が昇る。

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左:下流はこんな感じでただっ広い川です。
右:石並の名前の由来となった柱状節理の岩。

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左:右に左に蛇行しながら歩くていく。
右:鵜戸木川(右)との合流点。

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左:そして新旧の毛谷橋(もたにはし)。通常はここからの入渓となります。ここから泳ぎが始まる。8:30。

右:水量は平水のよう。11年ぶりの石並川を楽しんでいく。

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左:急流と
右:トロ場の繰り返しで進んいく。

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左:ようやく日が射しこんできた。
右:やっぱり石並川は魅惑的な渓相ですね。

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左:相変わらず水はきれいです。
右:いや~絵になる造形が多くてなかなか進めません。

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左:ここは泳ぎだけではなく,こんな河原もあります。
右:ふと振り返ってみる。

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左:名物の石並トロ。長さ100mほどの隘路です。ここは水量が多いと流れが強くなります。

右:抜けたところから振り返る。最狭部は2mほどしかありません。

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左:ひらひらと待っていたモンキアゲハ。日本にいるアゲハチョウの中でも最大級で,後翅の白い紋様(成長するにつれ黄色みを帯びてくる)がよく目立ちます。

右:開豁な場所もあります。

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左:急激に狭くなった先には,

右:名物・2m滝と白濁釜が待ち構えています。間違っても落ちたくない釜です。

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左:上流は大きく開けます。
右:立体的な水路。美しいですね~。

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左:そして左から丸木谷が3m滝で出合います。柱状節理の岩壁が見事です。11:06。

右:本流はまたトロ。こんなのが数限りなく出てきます。

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左:そして少し進むと,核心部の3m滝。泳いで滝の左側に取り付いて登ろうとしますが,大切な左手のスローパーがヌメヌメでホールドできません。何回かやってもダメだったので諦めて巻きます。

右:周囲の岩壁は切り立ち,迫力があります。

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左:滝上部は廊下帯。

右:そしてまたトロ場で泳がされます。ここでは下界が何度だろうが,濡れが乾く暇がないので真夏にはもってこいです。

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左:急流を越え,
右:またトロ場で泳ぐ。この繰り返しを何十回もしていきます。

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左:青い谷川橋。ここまでで泳ぎは一区切りがつきます。
右:谷川橋からは河原歩き基調でどんどん行程を延ばせる区間です。

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左:とは言え,こんな4m滝と大釜が出てきてアクセントをつけてくれます。
右:美しい扇状釜です。

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左:6m斜CS(チョックストーン・挟岩)滝。
右:小牧谷出合の手前の渓相。右岸は上部まで伐採されていました。

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左:小牧谷を過ぎるとまたトロ場が連続して泳いで歩いての繰り返し。そろそろ泳ぎにも飽きてきました。

右:そしてようやく美松橋。通常の脱渓地点です。ここからが最後の区間になります。15:24。

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左:河原をどんどん進むとどん詰まりに日知(ひじり)の滝15m二条が落ちています。

右:右岸の新しい林道にいったん上がって上部に降りて遡行再開。

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左:上部の470m二俣。ここは左に入ります。16:50。日があるうちに林道まで詰め上がれるのを確信。

右:印象に残る6m斜スダレ二条滝。

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左:10m直瀑。
右:上にはまた10m滝。今までの泳ぎとは一転,滝の連続に刺激が入ります。

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左:650m二俣の壮観な眺め。ここから150mほどは滝の連続で高度を上げていきます。

右:左をとると,下から12m,35mスダレ滝が連続。

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左:35mスダレ滝。尾鈴の滝らしく,黒い岩肌に真っ白な水がよく映えます。

右:そしてその上には53m三段滝。見えているのは中段35mです。いや~ここは面白い。

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左:まだまだ滝は続きます。10m滝。
右:そして5m斜滝。

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左:すると源流っぽくなり,

右:18:34,昔の林道へ上がり込みます。視界が利くうちに上がれて良かった。遡行時間12時間46分。念願だった石並川を河口から遡行できました。ここからは着替えて長い下山ラン。18:55下山開始。これからまだまだかかります。

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左:北面の山々。

右:太陽が沈んだら,今度は煌々とした月が昇ってきました。日中は太陽とともに,そして夜間は月とともに。

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左:美々津の町の灯り。あそこまで下っていきます。
右:林道からヤブ漕ぎで九州自然歩道に出てひと登りでコル。

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左:途中で間違えて造成中の林道に入り込みながらも,無事に丸木谷にかかる猪渡橋の傍の車道に降り立つ。21:51,12km。

右:車道を繋いで8,5km走って国道10号へ出る。23:11。あとは左折して3,3kmほどで石並川下降へ帰りつく。23:53。帰ってきて久々に「疲れた~」と思うのと同時に,「まだまだやれる」と思ったのも事実です。こんなにも長い時間,沢や自然と関われて実に楽しいひと時でした。

という感じで2020年ワンデイ三部作の第二弾 『 石並川ワンデイ 』 は無事終了。遡行距離19,7km,標高差900m,下山23,7km(4時間58分),合計18時間5分の山行でした。

石並川は下流のたおやかな河原歩き,中流部の廊下帯の泳ぎ,上流部の連続する滝場・・・と通して初めて魅力一杯の川だと感じました。部分部分で遡行するのとは感じ方が違います。

脱出のしやすさ,水のきれいさ,緩急のつきかた,険しさと穏やかさ,やはり石並川は素晴らしい。その石並川を貫く不変の水流。あの水のように夷険一節,かくあるべしと思わされた遡行になりました。

★次も沢をお送りします。

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