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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

豊後街道 第三回 久住(くじゅう)~今市(いまいち)

コース調査も三回目を迎え,いよいよ佳境の山間部越えです。
最近は雨ばかりで気が滅入りますが,調査の日にはやる気満々。

ではどうぞ。

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左:単なる作業道のようですが,これこそ参勤道そのもの。堀込,杉,空間の狭窄間,目的地への直線上に位置,などの特徴と,その道が持つ独特の雰囲気がわかり出した気がする。

右:知事様塔。これが目印。石碑最上部の九曜紋で細川のものとわかる。三星紋,七曜紋など星紋(家紋の一種)で最も使われているものであり,奥州の伊達家も政宗の代から使用。因みに中心が太陽,周囲が惑星を表しています。また細川の九曜紋はノーマルな物と比べ,中心と周囲の間隔が広めにとってあります(七代:宗孝が板倉修理に江戸城内で誤殺された件により)。また,熊本名物「からしれんこん」の中の穴は,この九曜紋を参考に作られていることは周知の事実。

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左:神馬(かんば)の石橋までの前回ルートは誤りであったことが地元の人の話で判明。正式なルートは,光照寺先の交差点を左折。道なりに行くと左下にバイパスへ降りる道が見えてくる地点で,先に右に分岐する山道があるのでこれを取る(上の写真)。80mも行くと「知事様塔」が左手上にあり,さらに150m行くと左下に下る道を取る。これを下ると稲葉湖へのバイパス道下をくぐり,写真の場所に出てくる。地図で確認すると,目的地まで直線的で合理的なコースとなっており納得。

右:久住役場駐車場に茶屋場跡の石碑。

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左:久住宿(くじゅうしゅく)までは確認済みなのであっという間。そして総合運動公園内を進む。テニスコートの周囲を矢印のように回りこむと参勤道が現れ,右下へと下っていく。かつての参勤道は現在のテニスコートとその上にあるグラウンドの境を通っていた。

右:ここもわかりづらい。民家へ上がる道の途中から右手へ山道が伸び,これが参勤道。

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左:右上の道を登ると尾根上に出て,向いの道を下っていくと境川集落で,ここに着く。ここはかつて肥後藩久住と岡藩の境であったことからの由来。

右:ゴールは既に射程内。ここから参勤道はこのほぼ412号線沿いに続いていた模様。

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左:大分県で見かける看板。概要はよくわかるが,詳細が不明。
右:ロードパークの石碑。こんなよくわかる所ではなく,山間部に設置してほしいものだ。

ここからは道沿いであっという間に距離を稼げる。
小倉(おくら)→古屋敷→四ツ口(よつぐち)→追分(おいわけ)→南原(みなみばる)→神堤(かみつつみ)→釜割→梨原→小無田(こむた)→石合原(いさいばる)と経て,今市(いまいち)へと続く。


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左:今市の石畳。これは凄い!よく残っていたものだ。整備された方に感謝。
右:各敷地の前にはこんな木札が立ててあり,往時を偲ぶことができる。

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左:宿の防御上の構造。さすがは信玄。

右:石畳は基本,道路の中央部の幅2mほどですが,一部では全面の残っている箇所もあります。石は凝灰岩なので当時の技術でも十分に加工可能。ただこの石は粒子が微細なため,濡れると極端に摩擦係数が低くなる傾向があり,今日みたいな湿度が高い日は滑りやすくなります。

とまあ,何とか今市(いまいち)には到達できました。

久住宿の少し先の境川集落までは,難儀する場面もありましたが,そこから先は98%車道で,場所によってはどう見ても参勤道が車道から逸れているような堀込もあったのですが,ほぼ重なっている。

今回の白眉は,何と言っても今市の石畳。
よくぞここまで保存してくれました!8m幅の道の中央に伸びている様は圧巻で,往時の参列者の気分で歩いてみました。「上に~上に~」って感じでしょうか。

さて残すは30kmちょっと。
山間部を下り最後のメイン宿場の野津原(のつはる),そして平野を東進し,鶴崎まで。
ゴールを既に捉えています。


★次回は天候次第。いずれにしてもラン関係です。

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2012-03-12 Mon 17:24 | | #[ 編集]

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