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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

芹川 in 大分県佐伯市蒲江

さて今回は,予定通り芹川を遡行してきました。

場所は大分県佐伯市蒲江の丸市尾浦(まるいちびうら)という海沿いの地区になります。この辺りの山々は南郡山地といい,標高500~600m程度の里山が広がっています。今回この地を選んだのは,屋久島のように海から遡行を始めることができることと,断層帯が走っていることなどで決めました。

現地までは大崩並に遠いですが,海からの遡行に気持ちも高まります。天気は上々。

ではどうぞ。

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左:リアス海岸の美しい名護屋湾。久々の海だな~。

右:芹川を望む。よく目を凝らすと山腹に断崖が東西に走っているのが見える。あれが蒲江断層帯だな。期待が高まる。

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左:集落の中では伏流で,山へ入るころから水流が戻る。案内板があったので遊歩道かなんかで整備されているみたい。

右:遊歩道が沢沿いになると,右支流が入り,そこには6m「く」字滝がある。この支流も遡行してみたい。

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左:本流には8m二段滝。のっけから良い感じ。
右:遊歩道は埋もれており,整備はされていない模様。

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左:その遊歩道の終点には東屋がある。

右:そして東屋の先には25mの滝が現れる。地元の人が言ってたお滝さん(第一大滝)のよう。見事な直瀑。上部の5mはここからは見えない。

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左:お滝さんの上にはさらに19m二段滝が。これは下段10m。
右:下段10mの落ち口にて。この滝の上にはさらに9m三段斜滝が続く。

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左:そして両岸の側壁が最も高まった地点にあった44m大滝。お見事。こんな小さい沢によくぞ,という感じです。見えているのは下部30m。上部に14m斜滝があります。断層帯に懸かる滝なので,地形的に迫力あり。ここは滝の左の灌木岩場を登るが,渋いクライムとなった。岩場と灌木を駆使して,何とか上まで登れた。

右:6m滝。まだまだ滝場は続くが,地形的には収束している。

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左:昔の導水路のあった7m滝の登りの途中で振り返る。水量が多めの時期に遡行できてよかった。

右:7m滝の上で二俣。左は水涸れなので,右俣をとるとすぐに13m二段滝の登場。これは下段8m。いや~いいね。

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左:断層帯を越え,谷はすっかり落ち着きを取り戻す。何とも里山的な林層がいい。

右:5m滝。青空によく映える。

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左:源流に突入。

右:谷沿いには,原型をとどめている炭窯跡が散在していた。

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左:最後のひと登りで尾根に上がり込む。ここからはトレラン。吹き抜ける秋風が心地よい。

右:東場照から望む場照山(ばてるやま)660.7m。ここからは南進して県境尾根を辿る。

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左:ヤブもあったりするので,疎な場所を選んで走ったり歩いたり。
右:地図上の破線路が珍しく生きていたので,尾根を外れそこを辿る。

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左:下りの展望。丸市尾浦(まるいちびうら)の集落と名護屋湾。これを見たくてはるばる来たんだよな~。

右:そしてゴールは海。海がゴールというのは,実に素晴らしく感じる。

という感じで,今日も無事下山に感謝。

いや~芹川は大当たりの沢でした。谷を東西に横切る蒲江断層帯に見事な滝を抱えており,照葉樹の里山的な森の中での遡行を楽しめました。下山も,あの海に向かって下る感覚は何とも言えないですね。陸地の始まりから遡行して,その始まりへ再び戻る,何ともスッキリ感の強い山行となりました。

この地域は,今回が初めてでしたが,まだまだ眠っている谷がありそうなので,今後の開拓候補としようと思います。やはり沢は山の標高や知名度ではなく,地質がどうなっているかが面白さを発見するカギだと痛感した,今回の芹川でした。

★次回は,同じく佐伯市にある椿山の北面の谷になります。この辺りは石灰岩帯なので,石灰岩マジックに期待が高まります。       
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沢(九州) | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

こんにちは。
蒲江地区に入られたんですね。ここは本当に滝が多くて、私もしばらくはこの地区の滝巡りにはまっていました。
森埼川・西河内川・津江川・山口川・畑野浦川・楠本川・薬師谷等の記録は私のブログで紹介していますので、次の訪問先を決める時の参考にしていただければ幸いです。
「九州の滝巡り」から「大分県の滝(ぽんぽこ)」を開いて、ブログ紹介の写真が無くなったあたりの下から蒲江地区の滝が入っています。
2016-11-06 Sun 13:09 | URL | ぽんぽこ #t50BOgd.[ 編集]
たくさんの沢の紹介,ありがとうございます。さすがはぽんぽこさん,既に行かれていたんですね。

従来の沢登りからすると見向きもされないような地域ですが,そういう所にこそ,秘瀑が眠っているのだと感じています。
2016-11-06 Sun 23:56 | URL | インヤン #-[ 編集]

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