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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

宮地~別府 やまなみ95km

さて今回は,予定通り,やまなみ95kmをお送りします。今までは,やまなみ100kmとしていましたが,今回走った結果,95kmだと判明しましたので,修正させてもらいます。

コースは,県道11号線別府~一の宮線,通称やまなみハイウェイを終点の宮地から起点の別府市汐見までたどるコースです。1年前に着想を得て準備をしていましたが,4月の熊本地震の影響で九州横断特急が不通となり,一時中断。今回無事に再開したのをきっかけに計画を進めていました。

来月の屋久島エコマラニック100kmの試走も兼ねて走ってきました。天気は文句なし,写真が多いですが,最後までお付き合い下さい。

ではどうぞ。

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左:スタート地点の宮地駅前。ここがやまなみハイウェイの終点。さっ,これから長い一日の始まり。今日もよろしく!5:56。-4℃。

右:ゴールの別府まで94km。焦らず,力まず,気負わずに走ろう。

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左:外輪山越えの途中から夜が白み始めてくる。

右:城山展望台からは雲海に覆われた幻想的な阿蘇を一望することができた。早朝ランの特権。

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左:今日は良い天気になりそう。
右:外輪山に乗ると,九重連山が見えてくる。遠くに見える牧の戸峠を越えていく。

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左:振り返ると阿蘇が後方に。途中で引き返すことにならないように祈る。
右:ようやく日が昇ってきた。これで寒さから解放される。

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左:徐々に峠に近づいていく。

右:別府まで76km・・・もう20km近く来れた。ウルトラマラソンの20kmは人生の20歳くらいで,まだまだ元気一杯なので,坂道も軽くこなしていける。でも,身の丈を越えた無理を,決してしてはいけない。人生と同じようにそのつけは,後で必ず回ってくる。

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左:ここの刈込にはいつも感心させられます。来年の干支にあやかって,飛躍の年にしていきたいものです。

右:そして瀬の本到着。ここから牧の戸峠越えが始まる。峠までは我慢の登り。

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左:日陰には雪が残っている。行きかう車の量も次第に多くなってきた。
右:峠の途中から振り返ると,阿蘇があんなに遠くになった。

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左:そして坂道を登ること7km,ようやく本コースの最高地点,牧の峠1,330m。29,66km。9:38。ここで全体の約3分の1。脚の状態からみるに,完走はできそう。ここから湯布院の町までの40kmは,下り基調で標高を850m下げるので,気がだいぶん楽になる。

右:長者原へ下る道はこんな感じなので慎重に下る。三俣山か,久しぶり。もうずいぶん登ってないな~。

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左:これからのコースを眺める。左の崩平山の左手を回り込んで,右奥の由布岳の麓を東へ越えていく。

右:峠からの下りではまだまだ快調。普段のランとあまり変わらないペース。

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左:そして長者原。まっすぐ伸びる道路は,由布岳に向かっている。
右:この辺りは日本離れした景色が広がるので,走っていてとても楽しくなってくる。

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左:振り返ると九重連山が連なる。ここは別天地。
右:道は基本的に直線。実にスッキリしている。

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左:朝日台から崩平山を回り込んでいくので,九重ともお別れ。

右:旭から水分峠までの40~60km区間は,人生の40~60歳。大きな登りや下りはないものの,細かいアップダウンが連続し,きつい状況が続く。徐々に身体もいうことをきかなくなってくるが,これまで蓄えた経験値で乗り切る。

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左:そしてついに由布岳をまじかに捉えた。右の鶴見岳の麓がゴールの別府。
右:ランもいよいよ後半戦に突入。

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左:水分峠707m。60km。13:15。ここからは湯布院の町までは下り基調。
右:高速道路の高架を渡る。

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左:ここは昔の主道路だったが,いまでは通る車はほとんどいない。
右:尾根をいくつも回り込み,じっくり高度を落としていく。

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左:そして湯布院の町の南端を走る。

右:あんなに遠かった由布岳が,今はもう目の前に。たとえ小さくても一歩一歩の積み重ねほど,大きいものはない。

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左:じわじわ登り続け,ようやく最後の峠越えの道に合流。ここさえ越えてしまえば,ゴールの別府までは下り基調なので,気持ち的に楽になる。この75~95kmの最後の区間は,人生の75~95歳。疲労がかなり溜まっており,頭で考えているように身体は動かない・・・これが衰えか。前半の若い頃に比べるとスピードはじれったいほどのろいが,ここに来るまでに積み重ねた経験と忍耐力は若い頃よりは確かにある。人生と同じで,途中で投げ出さず最期の瞬間まで走り続けるという意味で,ウルトラは人生の縮図そのものかもしれません。

右:少し走っては歩く。もう何百回繰り返しただろうか,いつ終わるんだろうか・・・覚悟をもって臨めば,絶対にやりきれると自分に言い聞かせ,苦しいが生きていることを強く実感できる時間を過ごす。

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左:だいぶん登って来た。
右:そして最後の直線を登りきると,とうとう別府を射程に捉える。あと21km。

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左:由布岳正面登山口。震災後,もう登山できるようになったのだろうか。

右:猪の瀬戸。地底ゴルジュ由布川の源流にはこんな平坦な場所が広がっています。

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左:そしてここからは,完全な下り。別府の街まであと9km。

右:鶴見岳のロープウェイ。動いていたので,一安心。来年のべっぷ鶴見岳一気登山は開催されるのだろうか。復興が間に合えばいいが・・・。

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左:最後の下りでは信じられないことが起きる。あれほどヘロヘロだった脚に生気がみなぎり,この坂をキロ4~4.5分でガンガン下る。今までではありえない快走に驚き。足首や足底の痛みが出ないのは初めてのこと。この辺りは人生では90歳くらいなんだが・・・。もしかしてさっき飲んだリアルゴールドが,強力な栄養剤になっている?

右:一気に下って来てもまだまだ脚は動く。なんだこれはって感じです。

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左:ここまで来れば完走はもう間違いない。別府ならではの景観を楽しみながら快走する。

右:そしてゴール500m前。最後の最後に平穏な平坦路を走る。人生の最期と同じように,艱難辛苦を乗り越えてきて最後のゴールが見えた瞬間,人はそれまでの苦しみから解放され,体調が良くなったように感じるのだろうか。

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そしてゴール。汐見町にある九州横断道路の起点。

距離94,99km / 累積高度1,325m / 11時間54分25秒。これまで一つの大きな目標だったものが,これからは一つの通過点にすぎなくなる。この後は鉄輪に投宿し,明日の観光に備えます。

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左:今日も快晴。まずは明礬温泉の岡本屋売店で,地獄蒸しプリンを購入。この味を知ると他のが食べられなくなりそうです。

右:そして亀正(かめしょう)。鮮度が高い海産物が有名なお店で,開店時は既に35人ほどの行列ができていました。

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左:関アジと関サバ。何がいいかというと,その鮮度につきると思います。もう身がぷりぷりで,とれたて感がかなり出ています。さすがは地元の人からも愛されているだけのことはあります。

右:山は富士,海は瀬戸内,湯は別府。

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左:お次は歴史ある竹瓦温泉。唐破風の造りや内装はレトロ感に満ち溢れています。ここは砂湯があるので,冬場にはお勧めです。

右:再開してくれて良かった九州横断特急。

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左:列車にはほとんど乗らないので新鮮です。
右:日が傾き始めた頃,阿蘇に帰着。

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そしてスタート地点の宮地駅前。走り出したのが,もうずいぶんと昔のことのように感じます。    

という感じでした。今回もケガなく予定通りに走り切れて本当に感謝です。いい体験をさせてもらいました。間断なく押し寄せる歓喜と悶絶の繰り返しの中を,前へ前へと進み続けるウルトラは,まさに人生そのものですね。

来月の屋久島のレースでは,過去の記録(2011年/13時間02分)を更新する走りができそうです。レースまで残り2週間ちょっとなので,最後の調整をしていく予定です。

★次回もランになります。
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この記事のコメント

インヤンさん、お久しぶりです。
折に触れ、サイトを拝見していますが、
特に今回は感銘を受けました。
すばらしいランでしたね。
走破距離を年齢に当てはめる辺りは流石です。
私も今の年齢で何をすべきかを考えさせられました。

ところで一気登山道、崩壊箇所はありますが、今工事中です。
観光協会のHPによりますと来年の開催が決定しています。
http://insideheaven.seesaa.net/
抽選に当たることを祈っています。

それではお元気で。
2016-12-20 Tue 15:11 | URL | sanjin #-[ 編集]
sanjin様,ご訪問ありがとうございます。

年齢的に先のことは,見聞の範囲でしかありませんが,まさにそのような状態になるんだろうな・・・と想像して書きました。今回,初めてウルトラは人生そのものだという思いに至りました。

しかし別府はいつ来ても本当に良い所ですね。可能ならば移り住みたいくらいです。スパポートを購入しましたので,これからはより頻繁に訪れることになりそうです。

一気登山は開催されるようで,何とも嬉しい限りです。まずは当選することを目標にしたいと思っています。

また遊びにいらして下さい。
2016-12-21 Wed 09:46 | URL | インヤン #-[ 編集]

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