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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

魚野川・中ノ沢 DAY❷ 〔イワスゴゼン~大沼〕

さて遡行2日目です。今日は数々の滝〔ゼン〕を越えて,中ノ沢経由で赤石山頂。そして大沼までの下山となります。

今日も天気が持つことを祈りながら,それでも魚野川を堪能しながら遡行できればと思います。

ではどうぞ。

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左:昨日のイワナ。同じ場所で餌を待っている。おそらく彼の定位置なのだろう。素晴らしい魚野川の自然が,未来へ引き継がれていくことを祈るばかり。

右:今回のテントはファイントラックのカミナ1。コンパクトで軽く,居住性も良く,言うことなし。

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左:一晩お借りしたテン場。もう二度と来ることはない地。一期一会の意味をかみしめる。ありがとうございました。

右:50mも行くと【イワスゴゼン5m】。右手の赤線の草付きを登れます。

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左:その上は広々としたナメ。朝一から爽快な気分にさせてくれる。
右:ナメの奥にある【スリバチゼン2m】。かわいらしい小滝。

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左:ナメを振り返る。
右:そしてまた振り返る。何度見でもしてしまうほど美しい場所です。

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左:川底まで透き通っている釜【シンブチ】。
右:素晴らしい。

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左:この辺りは魚野川で一番の見所だろうという予感。

右:そしてお次は【ヘリトリゼン2m】。これもかわいい小滝。釜にはそれなりの型のイワナがうようよしています。実に羨ましい。

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左:またナメ。
右:ここも美しくて言葉が出ない。

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左:右手に奥ゼン谷を見て進むと森の中の流れへ。

右:こんな感じが魚野川の基本的な渓相。

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左:そして左手から小ゼン沢が出合うと本流に【燕ゼン4m】が懸かる。この滝は今までのナメ滝と異なる形状をしている。右手の岩場を越えていく。

右:再び河原。徐々に身体が目覚めていく。

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左:【燕ゼン】の上流300m程上流左岸に良いテン場あり。増水で洗い流されていましたが,平地の良い場所です。昨日,ここまで来ても良かったかな~とも思ったが,まあいいか。

右:そして美しいトロの登場。凝灰岩の造りだす淡い緑はやさしい雰囲気を漂わせています。

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左:【オッチラシ】と呼ばれる庄九郎沢付近のナメ。ここもまた筆舌に尽くしがたい。
右:ふと岩手の葛根田川を思い出す。岩質,ナメの感じ,とよく似ています。

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左:雲がばらけて日が射しこむと渓は輝きを増す。

右:う~ん,本当に言葉にならない。曇り気味の天気でもこれだけ美しいのだから,晴れの日なんかはあまりの美しさに卒倒しそうな気がしてくる。

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左:5m斜滝。急に狭まり始め,何か出てきそうな予感。

右:すると真打【庄九郎滝8m】の登場。左壁が登れそうだが,この水量では無理。大人しく右から入るガリーを巻く。

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左:ガリーの途中から。このガリーは上部に斜滝を懸けており,高度差で約40m,その上まで登り左へ少し歩くと尾根に出ます。あとは,その尾根上を谷に向けて下り(左右は切れている),最後,右手に逸れて歩いて下ると復渓です。

右:庄九郎滝上からは【ゴウトウ〔上のゴート〕】と呼ばれる急ゴーロになり,グイグイ登って行きます。途中にはこんな5m斜滝なんかもあります。

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左:3m滝。

右:そして登りきると再び平流へ。【ゴウトウ】は全体を通して良いアクセントになっていると感じる。

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左:言葉のない感動をデジカメに収めていく。
右:一際目を引いた切り立った側壁。

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左:だんだん流れが細ってきた。
右:水質は文句なし。

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左:1570m地点のヘアピンカーブ。
右:まだまだ平流は続きます。

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左:3m滝を越えると・・・
右:また平流へ。どこまでもたおやかな魚野川です。

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左:こんな深い釜もまだある。もちろんイワナたちが大勢たむろしています。
右:芝沢出合付近の平流。

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左:芝沢の上流100m程の右手にテン場あり。その付近にあったもの。久々の人工物。

ここで一つ。これだけ自然の残る貴重な魚野川ですが,唯一残念に思ったことは,理由はわかりませんが,所々にブルーシートの切れ端が引っかかっているのを見たことです。この芝沢から上では見かけなかったので,恐らくこの付近で流されたものが,下流に流されたものだと思われます。私が見ただけでも6カ所はありました。少しでも持って帰れば良かったな・・・と今になって後悔しています。

右:もう源流の様相。本来ならこの辺りでもう一泊してゆっくりしたいですが,天気が崩れていっているので,仕方ありませんが,今日中に抜けるつもりです。

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左:2mスダレ滝。
右:そして南ノ沢との分岐。ここにもテン場がありました。北ノ沢を進む。

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左:小滝と釜。

右:【追詰ノ滝】。文字通りイワナを追い詰めて捕まえ,この上流に放流したことからの命名のようです。

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左:源流部にしては水量が豊富。
右:なんか似たような写真ばっかり撮っている気がする・・・。

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左:さっきから日が射しているので気持ちいい。
右:これこそ夏の渓の一コマ。

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左:そして北ノ沢と中ノ沢の二俣。遡行は赤石山山頂で終わりたかったので,左の中ノ沢に入る。最後まで思いに忠実でありたい。

右:中ノ沢はこじんまりとした雰囲気。

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左:こんな平流や・・・
右:なんとナメまで用意してあります。

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左:またナメ。なかなかいいの~。

右:そして1865m二俣。ここの左俣にはこの8m二段滝が懸かりシャワークライム。ここが技術的に一番難しかったところでした。

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左:徐々に両脇からヤブが迫って来る。

右:最後の俣。1942m地点。赤石山頂まであと標高差で167m。いよいよ最後のヤブ漕ぎ区間。

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左:これは全然薄いヤブ。

右:こうなると忍耐の時が始まる。しかし,ここで力まかせで漕いでも息が上がり,イライラして,文句の一つでも叫びたくなるだけです。ネマガリタケの集合根の場所を見極めそこは避けて歩く。ヤブの被さっている位置で,束毎上に持ち上げたり,脚で踏みつけたりして空間を作って,ゆっくり行けばイライラせずに漕げる・・・これまでで得た教訓です。九州のスズタケと異なりネマガリタケは弾力性に富み太いので,数本でも体に引っかかると思うように体を動かせません。

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左:そして赤石山頂。結局50分ほどのヤブ漕ぎで済みました。

右:山頂からは大沼が見下ろせた。この眺めを期待していただけに,なんとかもってくれた天気に感謝。ありがたく見させてもらいました。

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左:午後になると急に雲が湧きだしてきた。崩れる予兆。
右:大沼までの登山道。さっきまでのヤブ漕ぎと比べると,なんと快適爽快なことか。

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左:万感の思いで赤石山を振り返る。
右:どんどん下って行く。

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左:そして大沼に到着。ここは火山活動による堰止湖で,世界で初めて強酸性湖という言葉が使われた湖だそうです。

右:今宵のテン場。遡行と下山の完了で,今日に感謝。

★明日はいよいよ下山です。天気が心配ですが,最後まで自分のスタイルを通し,ここから切明まで走って帰るつもりです。
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