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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

走水川 in 球磨川支流 〔 熊本県坂本町 〕

さて今回は 『 走水川 』 をお送りします。

ここは中流域に走水滝という滝があることで有名です。また川沿いには古生代・シルル紀の地層も出ており,できればサンゴ系化石採集も楽しみです。

ではどうぞ。

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左:入渓時にいつもの一礼。今日もよろしくお願いします。
右:いきなり3m滝。さすが本流だけあって水量が多い。

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左:いや~いい感じです。気温は軽く30℃超えですが,沢中はひんやりとして涼しい。

右:キツネノカミソリ。もうこの花を見かける時期になりました。お盆が近づいていますね。この花はヒガンバナの仲間でヒガンバナより先に咲きます。また,ヒガンバナ同様,リコリンというアルカロイド系の毒を持っているので,食用ではありません。しかし,昔は救荒植物として毒抜きして食べられていた地域もあったようです。艶やかなオレンジ色とカミソリのような花が目を引く夏の花の一つです。

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左:森の中の平流は素晴らしい。
右:これも。夏の渓は陰影が深く刻まれるのが特徴。

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左:4m滝。この辺りから谷は右に曲がり,傾斜も一気にきつくなってくる。いよいよか。

右:ゴルジュ内にある3m,6m斜滝。さっきまでの平流とは打って変わった荒々しさ。

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左:一息ついて,
右:5mスダレ末広滝。正面が一気に立ち始め期待が高まる。

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左:10m三段滝。
右:躍動する飛沫。夏を象徴する一枚。

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左:来し方を振り返る。
右:すると,出ました!走水滝30m二段。

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左:二条の太い流れが特徴的な滝です。
右:帰途の道路からの眺め。立派な滝です。

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左:左の鉄塔の所には滝の展望台があり,車道から降りていくことができます。下山は5km程のジョグですが,今年は夏場からハードな練習をしているせいか,以前と比べて暑さによるバテが少なく感じます。暑熱順化がうまく進んでいるのでしょう。

右:今日の採集物。残念ながらシルル紀のサンゴ化石は採集できませんでしたが,別の場所でこれを採集できました。これは『魚卵状石灰岩(オーライト)』といって,生物死骸,長石,石英等を核にしてその周りに石灰分が同心円状に付着することで形成された石灰岩です。核となるものが丸みを帯びているのは波による流動にさらされる場所,つまり浅い海底で形成された証拠です。ここのオーライトは中生代のジュラ紀後期になります。遥か太古の大昔の海でできたものが,今ではこんな山奥にあるんですね。

という感じの夏のある日の遡行でした。

今日は走水川の良さそうな区間だけの遡行でしたが,それなりに充実していました。特に下部の平流の先にある走水滝,またはそこまでの急傾斜帯。ここは特に面白く感じました。

この後,人吉に向かい上村うなぎを堪能する予定でしたが,到着すると「本日の営業は終了しました」の文字が・・・。みなさん考えることは同じなようで,昼の営業で終わったようでした。まあ,また今度来ることにしましょう。

★次回も沢をお送りします。
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