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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

福原川 in 大分県臼杵市

さて今回は,『 福原川 』 をお送りします。

臼杵市の割後場(わりごば)集落の上流を流れる沢になります。この辺りは尺間山層のチャートが斜行しており,岩峰が森の中に散在しています。見るからに何かありそうな雰囲気で魅力的な地域の一つです。

沢自体は短いので,左俣を遡行して右俣を下降する形の山行になります。

ではどうぞ。

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左:現場まで来てみると滝の看板あり。やっぱりあったね。
右:しばらくは滝見道を辿る。

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左:ヒメレンゲは水とコケがあってこそ映える。
右:そしてこれが看板にあった観音の滝15m。両岸とも高く聳えるチャート壁です。

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左:拡大。スダレ状の優雅な滝です。

右:足元にはチャートがゴロゴロ。チャートは同種でも生成条件により色とりどりなので興味深い。左の白っぽいのは鉄分が少なく,中央の赤みがかかっているのは酸化鉄分,右の黒っぽいのは硫化鉄分により,このような色になっています。チャートは4,000m以上の深海で生成されるため,2cmほどの厚さになるのに約2万年もかかるそうです。そんな場所でできた岩石が今では山の中にある・・・幾星霜を経てここに辿りついたのでしょうか。

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左:巻きの途中の露岩から対岸の岩峰を眺める。浸食に強いチャートはこんな感じの岩峰を作り上げます。

右:観音の滝15mの上にはさらに,4m,8mと滝が続いていました。落口もスッパリと見事な空間になっています。

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左:さらに上流へ。
右:4m岩上滝。

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左:ほどなく源流っぽくなる。
右:ウツギの花。

最後に急斜面を100m程登り尾根筋へ。作業道を少したどり,右俣へ下降していきます。

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左:2m滝。
右:連瀑帯にあった4m滝。

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左:どんどん下っていきます。

右:たおやかなナメと荒々しい岩壁。チャートが作る岩壁はほぼ垂直(またはハング)で容赦なく,巻くのがやっかいです。

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左:伐採地まで降りてきました。振り返ると見事な岩壁。
右:左俣との二俣。あっという間に周遊してきました。

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左:山を降りた後は海。
右:佐伯といえば・・・の塩湯です。

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左:海水を沸かした超濃厚成分の温泉と,

右:山盛りの海鮮丼。食材の鮮度が高く非常に美味。やはり食材は鮮度が命だと感じさせられます。

という感じで,今日も無事に下山。山の神様,ありがとうございました。

今日の沢は見どころは少なかったものの,チャートらしい渓相で,なかなか面白かったと思います。臼杵~佐伯にかけての彦岳層や尺間山層のチャート部にはかなりの確率で滝が懸かっているので,今後もあちこち足を延ばしたいと思います。

★次回は西都市の三納川支流・東仙谷(とうせんだに)をお送りします。照葉樹の森を流れる南国らしい沢に期待です。

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