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九州の溯渓

主に九州の溯渓記録を集めたものです。 良かったら覗いていって下さい。

祖母傾ワンデイ 2021

さて今回は 『 祖母傾ワンデイ 』 をお送りします。

祖母傾ワンデイとは,九州を代表する祖母傾の馬蹄形コースを一日で走るものです。上畑起点で回る場合,通常なら2泊3日,24時間10分の縦走コースになります。距離約39km,累積標高約3,900m,トレイル率91%になります。

2009年から走り始めて今年で6回目。2019年に出した自己ベスト(11時間12分)更新と11時間切りを目標に走ってきました。

ではどうぞ。

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左:5:00,いつも通り健男社スタート。今日もよろしくお願いします。

右:急坂を登っている途中で,空が明るくなり始める。あの辺りは13:00くらいに走っている予定です。

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左:快晴を予感させる日の出。

右:モルゲンロートのオレンジ色が森を染め上げる。実に清々しい時間です。

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左:シャクナゲとアケボノツツジ。朝から良いものを見れました。咲いててくれてありがとう。

右:早朝のアケボノツツジは昼間とは違った色合いに染まるので,写真映えします。

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左:そして最初のピークである前障子の岩場着。

右:これからの行程を眺める。今回は出だしから飛ばしてきたので,前回より5~10分は早いかも・・・と思っていましたが,時計を見ると前回とまったく同じ1時間28分。これには少しショックを受けましたが,やはり自己ベストを更新するということはそう簡単ではないことを痛感。2019年時にはハーフとフルで自己ベストを出して過去最高の状態だったので,今回も最後まで気持ちを切らさず,本気で走らないと記録は更新できないことを思い知らされる。

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左:大障子岩が近づいてきた。
右:右手には九重連山が見えます。

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左:八丁越付近から祖母山を眺める。

右:振り返ると越えてきた前障子と大障子。いや~大障子はいつ見ても良い山容です。

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左:鹿の背,

右:池原と快適に走っていきます。早朝にも関わらず縦走者や高齢者の団体とすれ違う。

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左:馬の背の岩場まで来ると祖母山は指呼の間。

右:そして祖母山山頂。まずはここで一区切りです。ここまでで距離約10km,累積標高約2,000mなので,総距離の約4分の1,累積標高の約2分の1が終了。タイムは前回より9分早い到着となりました。いい感じですがまだまだです。

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左:来し方と行く末を眺める。
右:次の障子岳へ向けて走ります。

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左:山上にはまだ冬と春が同居。

右:そして障子岳。すぐに古祖母山へ向かいます。この辺りから折り返しで,コースも格段に走りやすくなりますので,勝負区間です。

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左:古祖母山。山頂には10人以上いてビックリ。尾平越からの往復でアケボノツツジ目的のようでした。祖母傾山系が多くに人に愛されていて何よりです。

右:祖母山と障子岩尾根を眺める。山腹の原生林が見事です。

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左:ここもアケボノツツジが満開でなかなか前へ進めませんでした。

右:29分下って尾平越。そこにはこれまた見事なアケボノツツジが。写真を減らせばタイムはもっと上がるでしょうが,一山一会,素晴らしい景色や花を前にして何もせずに通り過ぎるなんてできません。タイムトライアルとは言え,あくまで山は自分を鍛えながらも楽しむ場所です。

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左:尾平越からは本谷山への登り。ここをどんな状態で登れるかが,総合タイムを決定づけます。

右:ブナ広場。昨年のGW以来。もう一年か。

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左:いつも写真に撮る特徴的なブナ。元気そうでなにより。
右:笹原を越えて,

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左:本谷山山頂。いつもならいつまでも着かない山頂に辟易しながら登っていましたが,今回は呆気なく到着。登りも攻めた登りができていたし,脚の状態もまだまだいいので,ここで記録更新を確信。今日は行ける!!タイムは前回より16分早い。

右:笠松山までは快適な下り基調。

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左:いよいよ傾山が射程に入った。
右:九折越(つづらごえ)。ここから傾山までの登りのタイムも重要。

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左:じわじわ近づいていく。

右:後傾への急登の途中で振り返る。祖母山からここまで18km程ですが走りやすいので,あっと言う間です。

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左:そして最後のピーク・傾山。九折越から45分で過去最高タイム。よしよし,これで記録更新と11時間切りは見えた。

右:下山路を見下ろす。坊主尾根コースは下山路とはいえ,難易度は高い。ここで捻挫でもしたら泣くに泣けないので,最後まで気持ちを引き締めていこう。

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左:五葉塚の岩場を下り,坊主尾根のアップダウンや梯子をこなし,
右:水場コースと合流。三尾までの快適な尾根を走る。

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左:新緑とミツバツツジのピンクがいいね~。
右:下るにつれて植林帯が出てきます。

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左:いつものように観音滝を見ながら最後の下りです。
右:坊主尾根を見上げる。

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左:ここまで来れば安心の九折駐車場。前回より19分早い到着。残すところは上畑までのロード3,8km。最後まで力を尽くす。

右:最後の坂も止まらずに走り続け,ここまで来た。やった自分に勝ったぞ。

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左:そして感動のゴール。タイムは10時間53分。やりました,自己ベストを19分更新に11時間切り達成。不意に涙が出てきて止まりません。この年になると泣くことなんてほとんどありませんが,苦闘を越えた先に出てくる歓喜の涙はいいものですね。今日という日を生涯忘れえぬ日にしてくれました。

右:今日も一日お世話になりました。ありがとうございました。

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左:傾山を見上げる。
右:麓はすっかり春本番。春らしい穏やかな空気感を楽しみます。

2012年に11時間37分で走ってから随分と時間がかかりましたが,ようやく11時間を切ることができました。疲れてからの急登の登力が,本当の脚力の強さだと思いますので,そこを意識して1月から強化してきたことが良かったと思います。

次は生涯目標の10時間切りですが,今の自分にはハードルが相当高いと感じます。感覚的にサブ3を余裕でこなせる力が必要でしょう。これに特化した練習をして,行程の全ての個所を覚えていて,力の出しどころを弁えた上での今回のタイムですから,さらに上を目指すには,登りや下りなど全体的なスピード向上とそれを長時間続けられるスタミナの両方が求められます。

目標達成には,まず2022年3月6日の東京マラソンでサブ3を目標に頑張るしかありません。今回は死ぬ気で練習していこうと思っています。

私ももう人生の折り返しの時期を迎えていますが,今回の件でまだまだやれると思えたことは素直に嬉しかったです。走ることや山へ対する情熱は益々燃えていますので,これからも,誰かがやったことをなぞるのではなく,前人未走の山行や新しい挑戦を続けていきたいと思っています。

GWの大峯奥駈道&三山巡礼に向けて大きな自信となった祖母傾ワンデイでした。

★次回は沢をお送りします。
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この記事のコメント

祖母傾ワンデイ、11時間切りおめでとうございます。
拝読していてこちらも感激しました。
当方にはまだ機会が来ませんが、早くブナコン(指揮者のような佇まいのあのブナのこと)に再会するために、トレーニングを重ねてゆきたいと思います。
それでは今後も楽しい山行を!
2021-04-30 Fri 17:27 | URL | sanjin #-[ 編集]
sanjin様、いつの日にか縦走満願となりますように願っております。もし何かお手伝いできることがあれば遠慮なく申しつけてください。
2021-05-03 Mon 08:36 | URL | インヤン #-[ 編集]

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